有価証券報告書-第21期(平成27年5月1日-平成28年4月30日)

【提出】
2016/07/25 10:23
【資料】
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【項目】
83項目

財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

(1) 財政状態の分析
(全般)
当事業年度末における総資産は、前事業年度末に比べ、324,605千円増加し、4,820,417千円となりました。その主な要因は、現金及び預金が207,606千円増加、有形固定資産が48,242千円増加したためであります。また、自己資本比率は前事業年度末に比べ1.2ポイント増加し、86.8%となりました。
(流動資産)
当事業年度末における流動資産は、前事業年度末に比べ、302,260千円増加し、2,803,106千円となりました。その主な要因は、利益の順調な計上により現金及び預金が207,606千円増加したことによるものであります。
(固定資産)
当事業年度末における固定資産は、前事業年度末に比べ、22,344千円増加し、2,017,310千円となりました。その主な要因は、設備投資により有形固定資産が48,242千円増加したことによるものであります。
(流動負債)
当事業年度末における流動負債は、前事業年度末に比べ、1,887千円減少し、623,410千円となりました。その主な要因は、買掛金が23,545千円、未払法人税等が14,835千円増加した一方、未払金が20,917千円、前受金が19,875千円減少したことによるものであります。
(固定負債)
当事業年度末における固定負債は、前事業年度末に比べ、1,415千円減少し、6,634千円となりました。その主な要因は、長期未払金が1,254千円減少したことによるものであります。
(純資産)
当事業年度末における純資産は、前事業年度末に比べ、327,908千円増加し、4,190,372千円となりました。その主な要因は、自己株式が50,184千円増加した一方で、利益剰余金が404,359千円増加したことによるものであります。
(2) キャッシュ・フローの分析
当事業年度における現金及び現金同等物は1,313,143千円と前事業年度と比べ207,606千円増加しました。
営業活動により獲得した資金は、順調に税引前当期純利益を計上したことなどにより、765,127千円(前事業年度は757,933千円の獲得)となりました。投資活動におきましては、生産設備の購入、ソフトウェアの開発などによって357,110千円の使用(前事業年度は680,353千円の使用)となりました。財務活動におきましては、配当金の支払や自己株式の取得などにより200,401千円の使用(前事業年度は278,063千円の使用)となりました。
(3) 経営成績の分析
(全般)
当事業年度の経営成績は、売上高5,173,363千円(前期比103.9%)、経常利益776,468千円(前期比120.7%)、当期純利益547,006千円(前期比128.7%)となりました。
売上高につきましては、メモリアルデザインサービス事業、パーソナルパブリッシングサービス事業、エアリアルイメージングサービス事業いずれも前事業年度を上回る結果となりました。利益面につきましては、OEM供給について先行費用が発生したものの、前事業年度計上したギフトネットコム関連損失の減少、会計方針の変更による減価償却費の減少等により、利益は前事業年度を上回る結果となりました。
(売上高)
売上高は5,173,363千円(前期比103.9%)となりました。
メモリアルデザインサービス事業におきましては、主力の遺影写真加工収入が伸び悩んだものの、額やサプライ品売上などが増加しました。その結果、売上高は2,332,106千円(前期比102.2%)となりました。
パーソナルパブリッシングサービス事業におきましては、国内プロフェッショナル市場におきまして、主力製品「ZENレイフラット」や「オンデマウント」が好調でした。海外市場におきましては、アメリカ市場での苦戦は継続しております。国内一般消費者市場におきましては、写真愛好家などこだわり層へのアプローチを強化しつつ、OEM供給を本格的に開始いたしました。その結果、売上高は2,781,445千円(前期比105.4%)となりました。
エアリアルイメージングサービス事業におきましては、CEATECへの出展や積極的なデモンストレーションの実施などで試作品の販売を進めましたが、パネル製造の低コスト化は想定より遅れております。その結果、売上高は58,336千円(前期比103.5%)となりました。
(売上原価)
売上原価は、前事業年度に比べ、89,249千円増加し2,532,252千円となり、売上原価率は前事業年度に比べ、0.2ポイント減少の、48.9%となりました。
(販売費及び一般管理費)
販売費及び一般管理費は、前事業年度に比べ、28,944千円減少し1,867,846千円となり、売上高販売費一般管理費比率は、前事業年度に比べ、2.0ポイント減少の、36.1%となりました。これは主に、ギフトネットコムサービスに係る広告宣伝費が減少したことによるものであります。
(営業外損益及び特別損益)
営業外収益は、前事業年度に比べ、1,293千円減少し4,352千円となりました。
営業外費用は、前事業年度に比べ、722千円増加し1,148千円となりました。
特別利益は、前事業年度に計上した受取保険金がなくなったため、前事業年度に比べ、77,819千円減少し計上はありませんでした。
特別損失は、前事業年度に計上した減損損失がなくなったため、前事業年度に比べ、72,282千円減少し4,802千円となりました。