有価証券報告書-第18期(平成25年4月1日-平成26年3月31日)

【提出】
2014/06/27 12:51
【資料】
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【項目】
98項目

業績等の概要

(1)業績
当連結会計年度におけるわが国経済は、政府による各種政策の効果が発現するなか、企業収益の改善や個人消費の持ち直しがみられるなど、景気は緩やかに回復しつつあります。しかしながら海外景気の下振れリスクや、消費税引き上げに伴う駆け込み需要後の反動が見込まれるなど、先行きは依然として不透明な状況となっております。
このような状況のなか、当社グループの主力事業である技術職知財リース事業の主要取引先である大手製造業では技術開発投資を継続しており、技術開発や製品設計に対応可能な高いスキルをもつテクノロジストや、早期戦力化が見込める新卒テクノロジストへの需要は底堅く推移しております。そのため新卒テクノロジストについても研修終了後、順次派遣先での就業を開始していることから、当社グループの稼働率は引き続き高い水準を維持しております。
また、平成24年10月1日付で株式会社エル・ジェイ・エンジニアリングを連結子会社化したことにより、従来の機械・電気電子・ソフトウエア分野に加えて、新たに建築分野でのサービス提供を開始しております。
これらの結果、当連結会計年度の業績は売上高3,405百万円(前年同期比26.6%増)、営業利益95百万円(前年同期比47.9%増)、経常利益94百万円(前年同期比43.3%増)、当期純利益65百万円(前年同期比37.0%増)となりました。
セグメントの業績は次のとおりであります。
① 技術職知財リース事業
株式会社エル・ジェイ・エンジニアリングの連結子会社化により新たに建築分野の取引が加わったこと及び自動車関連等の顧客企業からの取引が前年同期に比較して増加した結果、技術職知財リース事業の売上高は3,294百万円(前年同期比25.4%増)、セグメント利益は379百万円(前年同期比10.7%増)となりました。
② 一般派遣及びエンジニア派遣事業
情報処理関連の顧客企業からの取引が前年同期に比較して増加した結果、売上高は110百万円(前年同期比77.2%増)、セグメント利益は18百万円(前年同期比89.8%増)となりました。
(2)キャッシュ・フロー
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ113百万円増加(前年同期は107百万円の増加)し、646百万円となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果、得られた資金は59百万円(前年同期は54百万円の収入)となりました。これは主に売上債権の増加額38百万円、未払費用の減少額34百万円、法人税等の支払額31百万円により資金が減少したものの、税金等調整前当期純利益90百万円、賞与引当金の増加額23百万円、退職給付に係る負債の増加額22百万円、未払金の増加額13百万円等により資金が増加したことによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果、得られた資金は0百万円(前年同期は89百万円の収入)となりました。これは主に有形固定資産の取得による支出2百万円、無形固定資産の取得による支出2百万円等による資金の減少があったものの、敷金及び保証金の回収による収入6百万円により資金が増加したことによるものであります。
(財政活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果、得られた資金は52百万円(前年同期は36百万円の支出)となりました。これは主に配当金の支払額8百万円による資金の減少があったものの、短期借入金の増加額62百万円により資金が増加したことによるものであります。