四半期報告書-第15期第3四半期(平成26年7月1日-平成26年9月30日)

【提出】
2014/11/10 10:27
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【項目】
30項目

財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。
(1) 業績の状況
当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、政府の積極的な経済政策の効果により雇用情勢・所得環境の改善など回復基調が続いておりますが、消費税率引き上げに伴う駆け込み需要の反動による個人消費の弱含みや企業収益の改善に停滞感がみられるなど不透明な状況で推移いたしました。また、ブライダル業界におきましても消費税率引き上げに伴う需要減速が懸念されておりましたが、当社グループにおいては殆ど影響がないまま推移いたしました。
このような状況の中、当社グループにおきましては、「Rock Your Life 世の中に元気を与え続ける会社でありたい」との経営理念のもと、重点施策について取り組みを行ってまいりました。
新たな施策としては、これまで外注しておりました婚礼引菓子について、内製化を図りプライベートブランドを開発することで他社との差別化を図りました。また、同引菓子は子会社である㈱タイムレスが提携する他社婚礼会場において販売を開始することで販売アイテムの拡充を推進しました。
ブライダル事業の店舗展開については、「ザ・ロイヤルダイナスティ」(さいたま市大宮区)の大規模リニューアルについて平成26年10月再稼働に向け準備に注力し、また、大型商業地区「セントラルポートちば」内に千葉県初進出となる「アマンダンセイル」(千葉市中央区)や福島県においても「郡山モノリス」(福島県郡山市)の開業準備を推進し、更なる営業基盤および将来収益の拡大に努めました。レストラン特化型事業については、ライセンス供与を受けた人気イタリアンレストランブランド「セラフィーナ」の国内2号店となる「セラフィーナ ニューヨーク さいたま新都心店」(さいたま市中央区)を平成26年4月に、韓国釜山においては著名な料亭を再生させた「三瀧荘」(広島市西区)の姉妹店となる高級和食店「MITAKI」(釜山市海雲台区)を平成26年7月にそれぞれ開業いたしました。
これらの結果、当第3四半期連結累計期間の受注高は、複数バンケットを擁する「ザ・ロイヤルダイナスティ」リニューアルによる受注活動の一時中止の影響により2,566組(前年同期比0.6%減)となりましたが、受注残高は2,433組(前年同期比3.4%増)と増加しました。また、売上高につきましては、新商品の開発・提供などに努め、想定単価を上回ったことから10,089百万円(前年同期比13.7%増)となり、営業利益291百万円(前年同期比18.7%増)、経常利益281百万円(前年同期比19.0%増)および四半期純利益80百万円(前年同期は129百万円の四半期純損失)となりました。
なお、当第3四半期連結会計期間末における当社グループの店舗数は以下のとおりとなっております。
セグメントブライダル事業レストラン
特化型事業
出店形式ゲストハウス中価格帯施設ドレスショップ提携施設
店舗数2231518

セグメント別の状況は次のとおりであります。
(ブライダル事業)
ブライダル事業においては、前連結会計年度に開業した「旧桜宮公会堂」や「辻家庭園」が通期で寄与したことから、売上高は、9,370百万円(前年同期比10.0%増)、セグメント利益は1,357百万円(前年同期比19.3%増)となりました。
(レストラン特化型事業)
レストラン特化型事業においては、前連結会計年度に開業したレストランが通期で寄与したことから、売上高は719百万円(前年同期比100.8%増)となりましたが、当第3四半期連結累計期間に開業したニューヨークにあるミシュラン三つ星レストランの日本初出店となる「JG JEAN-GEORGES TOKYO」、「セラフィーナ ニューヨークさいたま新都心店」および「MITAKI」の開業費用の影響によりセグメント損失は361百万円(前年同期は110百万円のセグメント損失)となりました。
(2)資産、負債及び純資産の状況
(資産)
当第3四半期連結会計期間末における資産総額は、12,691百万円となり、前連結会計年度末に比べ924百万円増加しました。主な要因は、設備投資により建設仮勘定が544百万円、土地が227百万円および投資その他の資産が231百万円それぞれ増加したことによるものであります。
(負債)
当第3四半期連結会計期間末における負債総額は、6,666百万円となり、前連結会計年度末に比べ1,119百万円増加しました。主な要因は、法人税等の納付により未払法人税等が684百万円、仕入代金の支払いにより買掛金が132百万円減少しましたが、運転資金の借入れにより短期借入金が1,000百万円、設備投資借入れにより長期借入金(1年内返済予定の長期借入金含む)が596百万円、挙式・披露宴に係る前受金が480百万円それぞれ増加したことによるものであります。
(純資産)
当第3四半期連結会計期間末における純資産総額は、6,025百万円となり、前連結会計年度末に比べ195百万円減少しました。主な要因は、利益剰余金において四半期純利益の計上により80百万円増加しましたが、前事業年度の期末配当金および当事業年度の中間配当金の支払により277百万円減少したことによるものであります。
(3)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(4)研究開発活動
該当事項はありません。
(5)主要な設備
① 当第3四半期連結累計期間において、新たに確定した主要な設備の新設計画は以下の通りであります。
会社名事業所名
(所在地)
設備の内容
(セグメントの内容)
投資予定金額資金調
達方法
着手年月完了予定
年月
完成後の
増加能力
総額
(千円)
既支払額
(千円)
提出
会社
郡山モノリス
(福島県郡山市)
挙式・披露宴会場
(ブライダル事業)
838,200244,249自己資金
および
借入金
平成26年
5月
平成27年
10月
1バンケット
140~160席

(注) 1.上記の金額には消費税等は含まれておりません。
2.バンケットは披露宴会場のことであります。
② 当第3四半期連結累計期間において、前連結会計年度末に計画中であった主要な設備の新設について、変更があったものは次のとおりであります。
千葉市中央区における挙式・披露宴会場の新設については、完了予定年月を平成26年12月から平成27年3月に変更しております。