四半期報告書-第13期第3四半期(平成27年10月1日-平成27年12月31日)
有報資料
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。
(1) 業績の状況
当社グループは、当第3四半期連結累計期間(平成27年4月1日~平成27年12月31日)において、7月に買収したエヴォルヴ・ディスカバリー社(EvD, Inc.(米国))を中心に、米国における大型案件獲得に向けた体制の構築を進めました。この買収の効果により当第3四半期連結累計期間において、過去最高の売上を計上するとともに同期間における米国での売上が当社グループ全体の約5割強を占める結果となり、EvD, Inc.の営業実績が事業規模拡大に大きく貢献しました。またグループの投資効率向上と組織の再編・強化による収益体質の早期実現に向け、米国子会社3社がそれぞれに有するデータセンターの統合やニューヨークにレビューセンターを新設する等、諸施策を実施または展開に着手しました。
こうした中、人工知能技術を活用した新規事業では、デジタルマーケティング、ヘルスケア、ビジネスインテリジェンスの3つの分野で、当社が独自開発をした人工知能エンジン「KIBIT」(※)を活用したソリューションを展開いたしました。デジタルマーケティング分野では、ヴイストン(株)と共同でKIBIT搭載のロボット「Kibiro(キビロ)」の開発や、UBICグループとして初のサービスとなる一般消費者向けのコミュニティサイト「健康じまん.com」を開設し、運用を開始いたしました。ヘルスケア分野では、平成27年4月に設立した株式会社UBIC MEDICALが日本医療研究開発機構(AMED)の公募事業委託先に選定され、その研究開発プロジェクトに参加しております。また、ビジネスインテリジェンス分野では、知財戦略支援システム「Lit i View PATENT EXPLORER」や、ビジネスデータ分析システム「Lit i View AI助太刀侍」の提供、販売を開始し、既に数社で活用されております。
さらに、新たな成長ステージを確実なものとするため、企業買収の統合効果による営業体制の確立と新規事業展開を積極的に進めてまいります。
※KIBITとは、当社が独自開発した人工知能エンジンです。学習と評価を行う独自の人工知能関連技術(当社ではLandscapingと呼びます)と、データ分析の現場を通して集積・体系化された大規模な知識を備えており、非定型のテキストデータを解析します。そして、わずかな教師データから、それを選んだ人間の機微(人間が個人的に持つ暗黙知・判断の仕組み・感覚)を理解することができます。
第3四半期連結累計期間の連結業績は、売上高が7,599,796千円(前年同期比70.8%増)、営業利益133,535千円(前年同期比40.3%減)、経常利益139,278千円(前年同期比64.5%減)、親会社株主に帰属する四半期純損失102,197千円(前年同期は241,815千円の親会社株主に帰属する四半期純利益)と、前年同期比で増収ながら減益になりました。
これは、EvD, Inc.を買収した効果により大幅に増収となった一方で、同社の買収関連費用254,884千円とのれん及び顧客関連資産の償却費用115,442千円が発生したこと、新規事業関連費用104,022千円の投資をしたこと、更に、法人税等を236,973千円計上したことなどの要因により、売上の増加が利益の増加につながらなかったことによるものです。
各事業の概況は以下のとおりです。
① eディスカバリ事業
eディスカバリ事業につきましては、EvD, Inc.の買収効果により売上が大幅に増加したこと及び日本企業における大型カルテル案件が第1四半期から引き続き堅調に推移したことにより、売上高は7,220,445千円(前年同期比74.0%増)となりました。
② リーガル/コンプライアンスプロフェッショナルサービス(LCPS)事業
リーガル/コンプライアンスプロフェッショナルサービス事業につきましては、当社独自の人工知能を搭載したeメール監査ツール(Lit i View EMAIL AUDITOR)が引き続き堅調に推移したことに加え、知財戦略支援システム「Lit i View PATENT EXPLORER」や、ビジネスデータ分析システム「Lit i View AI助太刀侍」も数社に導入されたこと、ペイメントカードのフォレンジック調査が第1四半期から引き続き好調に推移した結果、売上高は318,750千円(前年同期比37.1%増)となりました。
③ その他の事業
その他の事業につきましては、パテントコンサルティングの案件数減少により、売上高は60,600千円(前年同期比9.3%減)となりました。
(2) 財政状態の分析
(資産)
総資産は、前連結会計年度末と比べて5,988,446千円増加し、13,630,112千円となりました。
流動資産は、前連結会計年度末と比べて1,371,385千円増加し、5,994,432千円となりました。これは主に受取手形及び売掛金の増加1,434,681千円によるものであります。
固定資産は、前連結会計年度末と比べて4,617,060千円増加し、7,635,679千円となりました。これは主に顧客関連資産の増加1,756,038千円、のれんの増加2,224,492千円によるものであります。
(負債)
負債合計は、前連結会計年度末と比べて6,192,561千円増加し、8,613,454千円となりました。
流動負債は、前連結会計年度末と比べて2,238,421千円増加し、3,686,199千円となりました。これは主に未払金の増加987,405千円、1年内返済予定の長期借入金の増加333,604千円、その他に含まれている未払費用の増加360,715千円によるものであります。
固定負債は、前連結会計年度末と比べて3,954,140千円増加し、4,927,255千円となりました。これは主に長期借入金の増加3,086,997千円、繰延税金負債の増加859,199千円によるものであります。
(純資産)
純資産合計は、前連結会計年度末と比べて204,115千円減少し、5,016,657千円となりました。これは主に利益剰余金の減少208,669千円によるものであります。
(3) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(4) 研究開発活動
当社グループは、研究開発活動の内容及び金額を特定のセグメントに関連付けることができないため、一括して記載しております。
(研究開発費の金額)
当第3四半期連結累計期間における研究開発費の総額は68,906千円であります。
(研究開発の内容)
当社は、独自のテクノロジーをベースに開発した電子証拠開示支援システム「Lit i View®」について、現状のプレディクティブ・コーディングを超える技術開発を手掛けており、eディスカバリ以外の分野への活用も視野に入れ、将来的に成長が期待できるフォレンジック及び証拠開示技術の製品開発を行っております。また、犯罪捜査等における電子機器フォレンジックに特化したソフトウェアや情報漏えい等を電子メールから予兆監査するソフトウェア、企業の知財戦略を支援するソフトウェアを開発しました。さらに、新規事業への適用を目的とした行動情報科学に基づいた人工知能応用技術の研究開発を進めております。
(5) 従業員数
当第3四半期連結累計期間において、EvD, Inc.社を連結子会社に含めたことにより、「米国」セグメントの従業員数が193名増加しております。
(6) 生産、受注及び販売の実績
当第3四半期連結累計期間において、生産、受注及び販売の実績の著しい変動はありません。
(7) 主要な設備
① 新設、休止、大規模改修、除却、売却等について、当第3四半期連結累計期間に著しい変動があった設備は、次のとおりであります。
(新設)
② 前連結会計年度末において計画中であった主要な設備の新設、休止、大規模改修、除却、売却等について、当第3四半期連結累計期間に著しい変更はありません。
(1) 業績の状況
当社グループは、当第3四半期連結累計期間(平成27年4月1日~平成27年12月31日)において、7月に買収したエヴォルヴ・ディスカバリー社(EvD, Inc.(米国))を中心に、米国における大型案件獲得に向けた体制の構築を進めました。この買収の効果により当第3四半期連結累計期間において、過去最高の売上を計上するとともに同期間における米国での売上が当社グループ全体の約5割強を占める結果となり、EvD, Inc.の営業実績が事業規模拡大に大きく貢献しました。またグループの投資効率向上と組織の再編・強化による収益体質の早期実現に向け、米国子会社3社がそれぞれに有するデータセンターの統合やニューヨークにレビューセンターを新設する等、諸施策を実施または展開に着手しました。
こうした中、人工知能技術を活用した新規事業では、デジタルマーケティング、ヘルスケア、ビジネスインテリジェンスの3つの分野で、当社が独自開発をした人工知能エンジン「KIBIT」(※)を活用したソリューションを展開いたしました。デジタルマーケティング分野では、ヴイストン(株)と共同でKIBIT搭載のロボット「Kibiro(キビロ)」の開発や、UBICグループとして初のサービスとなる一般消費者向けのコミュニティサイト「健康じまん.com」を開設し、運用を開始いたしました。ヘルスケア分野では、平成27年4月に設立した株式会社UBIC MEDICALが日本医療研究開発機構(AMED)の公募事業委託先に選定され、その研究開発プロジェクトに参加しております。また、ビジネスインテリジェンス分野では、知財戦略支援システム「Lit i View PATENT EXPLORER」や、ビジネスデータ分析システム「Lit i View AI助太刀侍」の提供、販売を開始し、既に数社で活用されております。
さらに、新たな成長ステージを確実なものとするため、企業買収の統合効果による営業体制の確立と新規事業展開を積極的に進めてまいります。
※KIBITとは、当社が独自開発した人工知能エンジンです。学習と評価を行う独自の人工知能関連技術(当社ではLandscapingと呼びます)と、データ分析の現場を通して集積・体系化された大規模な知識を備えており、非定型のテキストデータを解析します。そして、わずかな教師データから、それを選んだ人間の機微(人間が個人的に持つ暗黙知・判断の仕組み・感覚)を理解することができます。
第3四半期連結累計期間の連結業績は、売上高が7,599,796千円(前年同期比70.8%増)、営業利益133,535千円(前年同期比40.3%減)、経常利益139,278千円(前年同期比64.5%減)、親会社株主に帰属する四半期純損失102,197千円(前年同期は241,815千円の親会社株主に帰属する四半期純利益)と、前年同期比で増収ながら減益になりました。
これは、EvD, Inc.を買収した効果により大幅に増収となった一方で、同社の買収関連費用254,884千円とのれん及び顧客関連資産の償却費用115,442千円が発生したこと、新規事業関連費用104,022千円の投資をしたこと、更に、法人税等を236,973千円計上したことなどの要因により、売上の増加が利益の増加につながらなかったことによるものです。
各事業の概況は以下のとおりです。
① eディスカバリ事業
eディスカバリ事業につきましては、EvD, Inc.の買収効果により売上が大幅に増加したこと及び日本企業における大型カルテル案件が第1四半期から引き続き堅調に推移したことにより、売上高は7,220,445千円(前年同期比74.0%増)となりました。
② リーガル/コンプライアンスプロフェッショナルサービス(LCPS)事業
リーガル/コンプライアンスプロフェッショナルサービス事業につきましては、当社独自の人工知能を搭載したeメール監査ツール(Lit i View EMAIL AUDITOR)が引き続き堅調に推移したことに加え、知財戦略支援システム「Lit i View PATENT EXPLORER」や、ビジネスデータ分析システム「Lit i View AI助太刀侍」も数社に導入されたこと、ペイメントカードのフォレンジック調査が第1四半期から引き続き好調に推移した結果、売上高は318,750千円(前年同期比37.1%増)となりました。
③ その他の事業
その他の事業につきましては、パテントコンサルティングの案件数減少により、売上高は60,600千円(前年同期比9.3%減)となりました。
(2) 財政状態の分析
(資産)
総資産は、前連結会計年度末と比べて5,988,446千円増加し、13,630,112千円となりました。
流動資産は、前連結会計年度末と比べて1,371,385千円増加し、5,994,432千円となりました。これは主に受取手形及び売掛金の増加1,434,681千円によるものであります。
固定資産は、前連結会計年度末と比べて4,617,060千円増加し、7,635,679千円となりました。これは主に顧客関連資産の増加1,756,038千円、のれんの増加2,224,492千円によるものであります。
(負債)
負債合計は、前連結会計年度末と比べて6,192,561千円増加し、8,613,454千円となりました。
流動負債は、前連結会計年度末と比べて2,238,421千円増加し、3,686,199千円となりました。これは主に未払金の増加987,405千円、1年内返済予定の長期借入金の増加333,604千円、その他に含まれている未払費用の増加360,715千円によるものであります。
固定負債は、前連結会計年度末と比べて3,954,140千円増加し、4,927,255千円となりました。これは主に長期借入金の増加3,086,997千円、繰延税金負債の増加859,199千円によるものであります。
(純資産)
純資産合計は、前連結会計年度末と比べて204,115千円減少し、5,016,657千円となりました。これは主に利益剰余金の減少208,669千円によるものであります。
(3) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(4) 研究開発活動
当社グループは、研究開発活動の内容及び金額を特定のセグメントに関連付けることができないため、一括して記載しております。
(研究開発費の金額)
当第3四半期連結累計期間における研究開発費の総額は68,906千円であります。
(研究開発の内容)
当社は、独自のテクノロジーをベースに開発した電子証拠開示支援システム「Lit i View®」について、現状のプレディクティブ・コーディングを超える技術開発を手掛けており、eディスカバリ以外の分野への活用も視野に入れ、将来的に成長が期待できるフォレンジック及び証拠開示技術の製品開発を行っております。また、犯罪捜査等における電子機器フォレンジックに特化したソフトウェアや情報漏えい等を電子メールから予兆監査するソフトウェア、企業の知財戦略を支援するソフトウェアを開発しました。さらに、新規事業への適用を目的とした行動情報科学に基づいた人工知能応用技術の研究開発を進めております。
(5) 従業員数
当第3四半期連結累計期間において、EvD, Inc.社を連結子会社に含めたことにより、「米国」セグメントの従業員数が193名増加しております。
(6) 生産、受注及び販売の実績
当第3四半期連結累計期間において、生産、受注及び販売の実績の著しい変動はありません。
(7) 主要な設備
① 新設、休止、大規模改修、除却、売却等について、当第3四半期連結累計期間に著しい変動があった設備は、次のとおりであります。
(新設)
| 会社名 | 所在地 | セグメント の名称 | 勘定科目 | 設備の内容 | 投資額 (千円) | 資金調達 方法 | 使用開始 年月 |
| 株式会社UBIC | 東京都港区 | 日本 | ソフトウェア | Lit i View バージョン7.6 | 49,508 | 自己資金 及び借入金 | 平成27年7月 |
| 株式会社UBIC | 東京都港区 | 日本 | ソフトウェア | EMAIL AUDITOR バージョン2.0 | 34,744 | 自己資金 及び借入金 | 平成27年7月 |
| TechLaw Solutions,Inc. | バージニア州等 | 米国 | 工具器具備品 | データセンタ設備 | 79,094 | 自己資金 及び借入金 | 平成27年7月 |
| 株式会社UBIC | 東京都港区 | 日本 | ソフトウェア | Lit i View バージョン7.7 | 16,869 | 自己資金 及び借入金 | 平成27年10月 |
| 株式会社UBIC | 東京都港区 | 日本 | ソフトウェア | EMAIL AUDITOR バージョン2.1 | 19,265 | 自己資金 及び借入金 | 平成27年10月 |
| 株式会社UBIC | 東京都港区 | 日本 | ソフトウェア | E-Discovery litigation Hold | 11,245 | 自己資金 及び借入金 | 平成27年10月 |
| TechLaw Solutions,Inc. | ワシントン州等 | 米国 | 工具器具備品 | レビューセンタ 設備 | 70,209 | 自己資金 及び借入金 | 平成27年9月 |
| 株式会社UBIC | 東京都港区 | 日本 | 無形固定資産 (その他) | Lit i View バージョン7.8 | 72,302 | 自己資金 及び借入金 | 平成28年1月 |
| 株式会社UBIC | 東京都港区 | 日本 | 無形固定資産 (その他) | EMAIL AUDITOR バージョン2.2 | 14,053 | 自己資金 及び借入金 | 平成28年1月 |
| TechLaw Solutions,Inc. | ニューヨーク州等 | 米国 | 有形固定資産 (その他) | レビューセンタ 設備 | 254,461 | 自己資金 及び借入金 | 平成28年2月 |
② 前連結会計年度末において計画中であった主要な設備の新設、休止、大規模改修、除却、売却等について、当第3四半期連結累計期間に著しい変更はありません。