四半期報告書-第8期第1四半期(平成27年1月1日-平成27年3月31日)

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2015/05/14 16:11
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文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社、以下同じ)が判断したものであります。
(1) 業績の状況
当社は、2014年6月27日開催の第6期定時株主総会において、定款一部変更を決議し、第7期より連結決算日を毎年3月31日から12月31日に変更いたしました。
この結果、「第4 経理の状況 1 四半期連結財務諸表 (2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書」に記載の前第1四半期連結累計期間の四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書は、2014年4月1日から2014年6月30日までの期間を、当第1四半期連結累計期間の四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書は、2015年1月1日から2015年3月31日までの期間を対象として記載しております。
このため、前年比較にあたっては、すべての連結対象会社の2014年1月1日から2014年3月31日までの損益を連結した前年同一期間数値を参考値として算出し、当該数値との比較で記載しています。
当第1四半期連結累計期間における売上高は385,079百万円(前年同一期間347,545百万円、前年同一期間比10.8%増)となり、営業利益は51,586百万円(前年同一期間17,302百万円、前年同一期間比198.1%増)、経常利益は51,474百万円(前年同一期間18,478百万円、前年同一期間比178.6%増)、四半期純利益は33,960百万円(前年同一期間11,984百万円、前年同一期間比183.4%増)となりました。
セグメントの業績は次のとおりです。
(当第1四半期連結累計期間)
(単位:百万円)
医療関連
事業
ニュートラシューティカルズ
関連事業
消費者
関連事業
その他
の事業
調整額連結
売上高288,66063,5989,15834,082△10,420385,079
営業利益又は
営業損失
60,619439△6531,284△10,10351,586

(参考-前年同一期間)
(単位:百万円)
医療関連
事業
ニュートラシューティカルズ
関連事業
消費者
関連事業
その他
の事業
調整額連結
売上高258,29457,0429,60332,396△9,791347,545
営業利益又は
営業損失
29,596△1,225△3761,267△11,95817,302

① 医療関連事業
中枢神経領域では、抗精神病薬「エビリファイ」は、グローバルで引き続き堅調に業績を拡大し、前年同一期間比5%強の伸長となりました。米国では大うつ病補助療法や双極性障害の販促活動を強化、新規処方数が増加したことと為替の影響により、売上は前年同一期間比で15%以上伸長しました。欧州では、2014年11月からジェネリック発売の影響を受け、売上は前年同一期間比で減少しました。アジアでは、大うつ病補助療法や韓国での小児(トゥレット障害)領域での処方が拡大し売上は伸長しました。日本では、2014年の消費税増税前の一時的な需要増加の影響により、売上は前年同一期間比で下回りましたが、統合失調症、双極性障害躁症状やうつ病・うつ状態と3つの適応症でOD錠(口腔内崩壊錠)の処方は拡大しています。
H.ルンドベックA/Sとの5つの化合物*1でのグローバルアライアンスの1つであるアリピプラゾール持続性注射剤(月1回製剤)「Abilify Maintena」は、米国では、統合失調症急性期のデータの有用性を訴求し、2015年3月より新剤形のプレフィルドタイプの注射液剤を発売して、売上が順調に拡大しています。2015年3月末時点で欧州での販売国が19カ国となり、また、2014年5月にカナダ、オーストラリアでも2015年3月から販売を開始し、販売エリアは世界で順調に拡がっています。
日本でユーシービージャパン㈱と共同販促を行っている抗てんかん剤「イーケプラ」は、有用性に対する高い評価、小児への処方拡大ならびに2015年2月にてんかん部分発作単剤療法の承認を得たことにより、抗てんかん剤国内市場でトップブランド*2を維持し、更にシェアも拡大しています。世界唯一の経皮吸収型ドパミンアゴニスト剤「ニュープロパッチ」は、パーキンソン病とレストレスレッグス症候群の適応症でパッチ剤使用の理解が拡がり、特にパーキンソン病でウェアリングオフ*3の改善効果で評価が高まり、売上は大きく伸長しました。
2015年1月13日に買収を完了した米国アバニア社の世界初で唯一の情動調節障害の治療薬「NUEDEXTA」は、米国における販売体制を強化し売上を拡大しています。
がん・がんサポーティブ領域では、抗悪性腫瘍剤「ティーエスワン」は、国内では大腸がん、頭頸部がん、膵がんでのEBM(Evidence-based Medicine:根拠に基づく医療)を活用した情報提供活動を継続しましたが、薬価の引き下げなどの影響により減収となりました。一方、海外では売上が対前年同一期間比で増加したことからグローバルの売上は微増となりました。抗悪性腫瘍剤「ユーエフティ」は薬価の引き下げなどの影響、還元型葉酸製剤「ユーゼル」は、2014年の消費税増税前の一時的な需要増加などの影響により減収となりました。長時間作用型5-HT3受容体拮抗型制吐剤「アロキシ」の売上は堅調に推移し、抗悪性腫瘍剤「アブラキサン」は、2014年12月の膵がん効能追加による処方拡大により、前年同一期間比で売上を大幅に拡大しました。新規抗悪性腫瘍剤「ロンサーフ」は、2014年5月に発売し、治癒切除不能な進行・再発の結腸・直腸がんにおける処方が拡大し、売上が順調に拡大しています。
血液がん治療において、BMS社*4と日米欧で共同事業を進めている抗悪性腫瘍剤「スプリセル」は、グローバルで慢性骨髄性白血病のファーストライン治療薬として堅調に業績を拡大しています。また、米国FDAから唯一造血幹細胞移植前治療薬として承認を受けた「ブスルフェクス」は、当社及びパートナー会社を通じて世界50カ国以上で販売しており、全身放射線照射に取って代わる骨髄移植前の処置薬として標準薬剤治療法を確立し、世界でその評価が高まり業績は大幅に伸長しています。
循環器領域では、自社創薬品であるバソプレシンV2受容体拮抗剤「サムスカ」は、2015年3月末時点で販売国が世界20カ国・地域に拡大し、経口の水利尿薬としての新しい価値や低用量の新しい使用方法が医療現場で浸透し、グローバルの売上は前年同一期間比で大幅に伸長しました。今まで治療薬がなかった腎臓の難病である常染色体優性多発性のう胞腎(ADPKD)の治療薬として、2014年3月に世界で初めて日本で承認を取得し、順調に処方は推移しています。抗血小板剤「プレタール」は、日本では病院でのジェネリック推奨と薬価改定の影響を受けて売上は減収となりました。
消化器領域では、武田薬品工業と共同プロモーションを行う「タケキャブ®錠」は、2015年2月に発売し、多くの口座を獲得しています。胃炎・胃潰瘍治療剤「ムコスタ」は、日本では病院でのジェネリック推奨と薬価改定の影響を受け減収となりました。
その他の領域では、ドライアイ治療剤の「ムコスタ点眼液UD2%」は順調に処方が拡大し、売上は伸長しました。
臨床栄養分野では、高カロリー輸液「エルネオパ」が、薬価引き下げの影響下にありながら、慢性期医療に着目した積極的なプロモーション活動により順調に売上を伸ばし、前年同一期間比で売上は微増となりました。
以上の結果、当第1四半期連結累計期間の医療関連事業の売上高は288,660百万円(前年同一期間比11.8%増)、営業利益は60,619百万円(同104.8%増)となりました。
*1:「Abilify Maintena」、ブレクスピプラゾール、Lu AE58054の3化合物とH.ルンドベックA/Sが現在研究開発を進めている新規化合物から2化合物
*2:ⓒ2015IMSHealth JPM2015年3月をもとに作成 無断転載禁止
*3:ドパミンを補充する薬により症状がよくなったり悪くなったりを1日何度も繰り返してしまう現象。パーキンソン病患者さんの日常生活に障害をきたす最も深刻な問題の1つ。
*4:ブリストル・マイヤーズ スクイブ・カンパニー
② ニュートラシューティカルズ関連事業
水分・電解質補給飲料「ポカリスエット」は、日本国内では、冬場のプロモーション展開が奏功し、スポーツ飲料市場が低迷している*5中、販売数量は前年同一期間を上回りました。また、大塚製薬、大塚ウエルネスベンディングとアサヒ飲料の3社は、自動販売機における主力製品の相互販売に関する業務提携を締結し、アサヒ飲料の保有する自動販売機で2015年3月後半より「ポカリスエット」の販売を開始しました。一方17カ国・地域で展開している海外では、継続した消費者育成と製品価値訴求が進み、特に中国において各チャネルの特徴を活かした販促、営業活動が奏功したことにより販売数量は前年同一期間を上回りましたが、インドネシアにおいて競合品等の影響による販売数量前年比減により、海外の販売数量は前年同一期間を下回りました。
2015年2月開催のアジア最大級のシティマラソン『東京マラソン2015』で、大塚グループは、単独企業グループとして初めて「水分補給」から「栄養補給」までをサポートし、スタート前にBCAA(アミノバリュー)、レース中に水分とイオン(ポカリスエット)、フィニッシュ後に5大栄養素(カロリーメイト)を世界から集まった約36,000人のランナーに提供致しました。
炭酸栄養ドリンク「オロナミンC」は、消費税増税による10本パックの販売数量の減少、加えて2014年の消費税増税前の一時的な需要増加による影響で販売数量は前年同一期間を下回りましたが、2015年3月中旬には、ローヤルゼリー、プロポリス、ハチミツやビタミンB1が入った「オロナミンC ROYALPOLIS」をリニューアルし、口座獲得が順調に進んでいます。また、2015年2月より、栄養ドリンク市場が成長している韓国に新たな製造拠点を設けて販売を開始し、オロナミンCの販売国は8カ国*6となりました。
バランス栄養食「カロリーメイト」は、製品コンセプトの再浸透により消費者の製品理解を高める取り組みを継続し、また、受験シーズンのコミュニケーションを強化した結果、2014年の消費税増税前の一時的な需要増加がありながら、販売数量は前年同一期間比で微減に留まりました。
当社グループは、大豆(Soy)が地球上の健康問題、環境問題などの解決(solution)になるとの考え「Soylution」で大豆関連事業を世界11カ国・地域で展開しています。日本では、2014年4月に発売した「ソイジョイ アーモンド&チョコレート」が、デスクワーカーなどのユーザー拡大につながり、「ソイジョイ」の販売数量は前年同一期間比で二桁増となりました。また、2015年3月に「ソイジョイ ストロベリー」と「ソイジョイ ブルーベリー」を全面リニューアルし、大豆の量はそのままに、それぞれストロベリー・ブルーベリーの果実量を増量し販売を開始しました。
女性の健康を考えた、手軽に毎日摂取できるエクオール含有食品「エクエル」は、2014年4月発売以降、更年期の女性の心や身体の変化とエクオールの関係に注目した情報提供等や宣伝広報活動により、消費者の理解が進み、順調に売上は推移しています。
米国薬剤師が推奨し、2007年から8年連続米国店頭販売No.1サプリメント*7である米国ファーマバイト LLCの「ネイチャーメイド」は、米国市場が回復傾向*8にある中、売上も上昇しました。また、2014年12月に買収した米国フードステート Inc.の植物由来サプリメント製品「メガフード」、「イネート」についても順調に推移しています。
欧州を中心に40カ国以上に事業展開しているニュートリション エ サンテ SASは、栄養・健康食品ブランド「Gerble(ジェルブレ)」の砂糖不使用製品やグルテンフリー製品が成長を牽引、有機食品や大豆製品も順調に成長しました。
「肌の健康」をテーマにした健粧品(コスメディクス)事業において、男性スキンケアブランド「UL・OS(ウル・オス)」は、韓国では、ブランド育成が順調に進み採用店舗数が拡大することにより、前年同一期間比で売上が伸長しました。日本では2015年3月に、「ウル・オス 薬用リフレッシュシート」をリニューアルし、身体・顔の各部位に応じ、仕様や機能性を考えた2つのふき取りシート、「ウル・オス 大人のボディシート」「ウル・オス 大人のフェイスシート」を新発売し、現在全8種類16品目のラインアップとなりました。健康で美しい肌を求める女性向け「インナーシグナル」は、新規顧客の増加と高いリピート率から引き続き順調にロイヤルユーザーを増やし、売上は前年同一期間比で拡大しています。
滋養強壮剤「チオビタ」は、滋養強壮剤市場全体の縮小や、競合品の影響等の理由により前年同一期間の販売数量を下回りました。
経口補水液「OS-1」は、冬場の感染症等による下痢・嘔吐及び発熱に伴う脱水状態への対策として訴求活動が奏功し、販売数量は前年同一期間比で大きく増加しました。
「オロナインH軟膏」は、国内においては2014年の消費税増税前の一時的な需要増加の影響を受け対前年同一期間比で売上が減少しましたが、香港ではプロモーション活動が奏功し対前年同一期間比で売上が伸長しました。
以上の結果、当第1四半期連結累計期間のニュートラシューティカルズ関連事業の売上高は63,598百万円(前年同一期間比11.5%増)、営業利益は439百万円(前年同一期間は営業損失1,225百万円)となりました。
*5:飲料総研データ1-3月 -7%
*6:UAE、クウェート、バーレーン、オマーン、サウジアラビア、カタール、韓国、日本
*7:Pharmavite calculation based in part on data reported by Nielsen through its Scantrack® service for the Dietary Supplements category in dollar and unit sales, for the 52-week period ending 12/29/2007 and 12/28/2008 in US Food Drug Mass channels; and for the 52-week periods ending 12/26/2009, 12/25/2010, 12/24/2011, 1/5/2013, 1/4/2014, and 1/3/2015 in US xAOC channels. Ⓒ2015 The Nielsen Company
*8:Nielsen xAOC through 01/31/15 +5.3% for the last 4 periods).
③ 消費者関連事業
ビタミン炭酸飲料「マッチ」は、高校生をコアターゲットとした積極的なマーケティング戦略、営業活動等を継続するとともに、1.5Lペットボトルの発売や「マッチピンク」などのブランド力を強化し、新規ユーザー層の拡大に伴うブランドの再認知・活性化に取り組みましたが、2014年の消費税増税前の一時的な需要増加の影響を受け、販売数量は前年同一期間比で微減となりました。「クリスタルガイザー」を中心とするミネラルウォーターは、マーケティング活動を強化しブランド価値向上に努めましたが、消費税増税前の一時的な需要増加や、競合品などの影響により販売数量は前年同一期間比で減少となりました。「ボンカレー」は、「ボンカレーゴールド」の2013年からの箱ごとレンジへの対応や冬季限定商品の発売、ボンカレー史上最高品質の「The ボンカレー」の発売などによりマーケティング戦略や営業・販売促進活動を強化し、ブランド価値向上に努めた結果、販売数量は前年同一期間比で大きく拡大しました。
当事業においては、収益構造を早期に改善すべく、マーケティング戦略、販売促進活動等を見直し、経費効率を高める改革を継続しております。
以上の結果、当第1四半期連結累計期間の消費者関連事業の売上高は9,158百万円(前年同一期間比4.6%減)、営業損失は653百万円(前年同一期間は営業損失376百万円)となりました。
④ その他の事業
機能化学品分野では、モバイル端末に使用されるノンハロゲン難燃剤及び液晶バックライト向け紫外線吸収剤の売上が前年同一期間比で減収となりましたが、液晶ディスプレイ等の顔料分散剤として利用される「TERPLUS」は新規顧客の獲得や既存顧客への販売増により、売上が対前年同一期間比で堅調に推移しました。機能化学品分野全体としては前年同一期間並に推移しました。
ファインケミカル分野では、医薬中間体「DACTA」が競合品との販売競争激化の影響を受けて、売上は前年同一期間比で減収となりました。
運輸・倉庫分野では、『共通プラットフォーム(共同物流)』事業の推進に伴う外部顧客の拡大により取扱数量が増加し、売上は前年同一期間比で増収となりました。
以上の結果、当第1四半期連結累計期間のその他の事業の売上高は34,082百万円(前年同一期間比5.2%増)、営業利益は1,284百万円(同1.4%増)となりました。
(2) 財政状態の分析
① 資産の部
当第1四半期連結会計期間末における総資産は2,392,230百万円(前連結会計年度末は2,178,184百万円)となり、214,045百万円増加しました。その内訳は、流動資産が166,929百万円の減少、固定資産が380,976百万円の増加、繰延資産が1百万円の減少であります。
(流動資産)
当第1四半期連結会計期間末における流動資産は1,078,673百万円(前連結会計年度末は1,245,602百万円)となり、166,929百万円減少しました。その主たる内訳は、現金及び預金が140,433百万円の減少、受取手形及び売掛金が64,266百万円の減少、有価証券が43,165百万円の増加、たな卸資産が5,919百万円の増加、その他流動資産が11,321百万円の減少となっております。
(固定資産)
当第1四半期連結会計期間末における固定資産は1,313,498百万円(前連結会計年度末は932,522百万円)となり、380,976百万円増加しました。その主たる内訳は、アバニア ファーマシューティカルズ Inc.の連結子会社化等により無形固定資産が384,648百万円の増加、投資有価証券が6,019百万円の減少、退職給付に係る資産が3,185百万円の増加となっております。
② 負債の部
(流動負債)
当第1四半期連結会計期間末における流動負債は490,385百万円(前連結会計年度末は437,026百万円)となり、53,358百万円増加しました。その主たる内訳は、支払手形及び買掛金が22,318百万円の減少、賞与引当金が7,837百万円の増加、短期借入金が94,940百万円の増加、その他流動負債が25,582百万円の減少となっております。
(固定負債)
当第1四半期連結会計期間末における固定負債は234,360百万円(前連結会計年度末は82,557百万円)となり、151,803百万円増加しました。その主たる内訳は、アバニア ファーマシューティカルズ Inc.の買収資金の調達等により長期借入金が150,159百万円の増加となっております。
③ 純資産の部
当第1四半期連結会計期間末における純資産の部は1,667,484百万円(前連結会計年度末は1,658,600百万円)となり、8,884百万円増加しました。その主たる内訳は、配当金の支払21,671百万円、四半期純利益33,960百万円の計上等により株主資本が11,829百万円増加したこと、その他有価証券評価差額金が5,726百万円増加したこと及び為替換算調整勘定が9,515百万円減少した結果、その他の包括利益累計額が4,218百万円減少(純資産のマイナス)したこと等によるものであります。
(3) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(4) 研究開発活動
当第1四半期連結累計期間における研究開発費は44,700百万円です。
主な研究開発分野及び新製品の開発のセグメント別の状況は次のとおりです。
(医療関連事業)
① 治療薬分野
当社グループは、医療上の未充足領域を重点領域として捉え、中枢神経領域、がん・がんサポーティブ領域を重点領域、その他循環器領域・眼科領域においても未充足疾患に焦点を当てた研究開発を進めています。
当第1四半期連結累計期間の治療薬分野における研究開発の主な進捗状況は以下のとおりです。
領域「製品名」
(一般名)
または開発コード
状況
中枢神経領域「エビリファイ持続性水懸筋注用」
(アリピプラゾール)
<日本>・統合失調症の適応症で2015年3月に承認を取得しました。
「イーケプラ」
(レベチラセタム)
<日本>・てんかん部分発作の単剤療法の効能効果一部変更承認を2015年2月に取得しました。
・てんかん全般発作の適応症で2015年3月に承認申請しました。
(ナルメフェン)
Lu AA36143
<日本>・アルコール依存症における飲酒量低減のフェーズⅢ試験を2015年2月に開始しました。
(デキストロメトルファン・キニジン)
AVP-923
アバニア社を2015年1月に買収し、獲得した開発品であり、現在の開発状況は以下のとおりです。
<米国>・アルツハイマー型認知症に伴うアジテーションを対象としたフェーズⅡ試験を実施中。
・パーキンソン病に伴うジスキネジアを対象としたフェーズⅡ試験を実施中。
(重水素化デキストロメトルファン・キニジン)
AVP-786
アバニア社を2015年1月に買収し、獲得した開発品であり、現在の開発状況は以下のとおりです。
<米国>・大うつ病を対象としたフェーズⅡ試験を実施中。
(スマトリプタン)
AVP-825
アバニア社を2015年1月に買収し、獲得した開発品であり、現在の開発状況は以下のとおりです。
<米国>・急性片頭痛の適応症でFDAに申請中。
がん・がんサポーティブ領域「ロンサーフ」
TAS-102
<米国>・結腸/直腸がんの適応症で2015年2月に承認申請が受理されました。
<欧州>・結腸/直腸がんの適応症で2015年2月に承認申請しました。
<日本>・結腸/直腸がんの効能効果一部変更承認を2015年3月に取得しました。
(guadecitabine)
SGI-110
<米国・欧州>・急性骨髄性白血病のフェーズⅢ試験を2015年3月に開始しました。
<日本>・急性骨髄性白血病のフェーズⅠ試験を2015年1月に開始しました。
TAS-117<日本>・固形がんのフェーズⅠ試験を2015年2月に開始しました。

領域「製品名」
(一般名)
または開発コード
状況
がん・がんサポーティブ領域TAS-118<日本>・胃がんのフェーズⅢ試験を2015年1月に開始しました。
(トラベクテジン)
ET-743
<日本>・悪性軟部腫瘍の適応症で2015年1月に承認申請しました。
循環器領域「サムスカ」
(トルバプタン)
<欧州>・欧州医薬品庁(EMA)からADPKD(常染色体優性多発性のう胞腎)の承認勧告を2015年2月に受領しました。

② 診断薬分野
慢性骨髄性白血病の治療効果モニタリングマーカーとして『Major BCR-ABL mRNA測定キット「オーツカ」』は、日本で2014年11月に発売し、2015年4月より保険適応となりました。
医療関連事業における研究開発費は42,279百万円です。
(ニュートラシューティカルズ関連事業)
当事業においては、医療関連事業で培ったノウハウを活かし、日々の健康の維持・増進をサポートする機能性食品・飲料を中心に世界に通用する製品の研究開発に取り組んでいます。
大津スキンケア研究所では、2015年3月に「ウル・オス 薬用リフレッシュシート」をリニューアルし、身体・顔の各部位に応じた2つのふき取りシート、「ウル・オス 大人のボディシート」「ウル・オス 大人のフェイスシート」を新発売し、現在全8種類16品目のラインアップとなりました。
ニュートラシューティカルズ関連事業における研究開発費は、1,272百万円です。
(消費者関連事業)
当事業においては、生活に身近な食品や飲料の分野でオリジナルかつユニークな製品の研究開発に取り組んでいます。
消費者関連事業における研究開発費は、101百万円です。
(その他の事業)
当事業においては、機能化学品やファインケミカルの分野で研究開発に取り組んでいます。
その他の事業における研究開発費は、1,047百万円です。
(5) 主要な設備
当第1四半期連結累計期間において、大塚ケミカルアメリカ Inc.を連結の範囲に含めたことにより新たに確定した重要な設備の新設の計画は、次のとおりであります。
会社名
事業所名
所在地セグメントの名称設備の内容投資予定金額資金調達方法着手及び完了予定
年月
完成後の増加能力
総額
(百万円)
既支払額
(百万円)
着手完了
大塚ケミカルアメリカ Inc.アメリカ合衆国
ジョージア州
その他の事業生産設備2,7071,852自己資金及び借入金2014年
2月
2015年
6月
テラセス2,000t/年

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