有価証券報告書-第16期(2023/01/01-2023/12/31)
13.のれん及び無形資産
のれん及び無形資産の取得原価、償却累計額及び減損損失累計額の増減は、以下のとおりであります。
(1) 取得原価
(2) 償却累計額及び減損損失累計額
(3) 帳簿価額
(注)1.無形資産の償却費は、連結損益計算書の「売上原価」、「販売費及び一般管理費」及び「研究開発費」に含まれております。
2.減損損失の内容については、注記「14.資産の減損」をご参照ください。
3.無形資産の取得に関するコミットメントについては、注記「39.コミットメント」をご参照ください。
4.無形資産の取得原価に含めた重要な借入費用はありません。
5.当社の連結子会社である大鵬薬品工業株式会社は、2022年5月12日(日本時間)に、Cullinan Oncology社が保有するカリナンパール社(当社の持分法適用会社、既存資本持分20%)の全株式を取得し完全子会社とする契約を締結しました。
当社は、上記取引に関して、IFRS第3号「企業結合」の規定に基づき、集中度テストを実施した結果、取得した総資産の公正価値のほとんどすべてが単一の識別可能な資産(上皮成長因子受容体(EGFR)阻害剤であるTAS6417)に集中しており、取得した活動及び資産の統合された組み合わせは事業に該当しないと判断したため、資産の取得(仕掛研究開発 48,370百万円)として計上しております。
(4) 担保提供資産
該当事項はありません。
(5) 個別に重要な無形資産
連結財政状態計算書に計上されている主な無形資産は、2015年に実施されたアバニアファーマシューティカルズ Inc.の買収に伴い認識されたAVP-786の研究開発に係る権利であり、前連結会計年度及び当連結会計年度の帳簿価額はそれぞれ189,495百万円及び96,153百万円であります。なお、AVP-786につきましては、当連結会計年度に減損を計上しております。詳細につきましては注記「14.資産の減損」に記載しております。
のれん及び無形資産の取得原価、償却累計額及び減損損失累計額の増減は、以下のとおりであります。
(1) 取得原価
(単位:百万円) |
のれん | 無形資産 | |||||
仕掛研究開発 | 商標権及び 販売権等 | ソフトウエア | その他 | 計 | ||
2022年1月1日残高 | 300,896 | 370,777 | 296,620 | 68,175 | 52,905 | 788,479 |
取得 | - | 48,585 | 4,619 | 5,313 | 574 | 59,092 |
処分 | - | △53,365 | △64 | △7,210 | △378 | △61,019 |
振替 | - | △5,792 | 5,692 | △261 | 12 | △349 |
売却目的で保有する資産へ振替 | - | - | △1,952 | △32 | △19 | △2,004 |
為替換算差額 | 41,260 | 44,219 | 23,370 | 3,339 | 3,624 | 74,554 |
その他 | 50 | - | - | △0 | △37 | △37 |
2022年12月31日残高 | 342,208 | 404,425 | 328,284 | 69,323 | 56,681 | 858,715 |
取得 | - | 13,436 | 8,451 | 7,988 | 656 | 30,533 |
企業結合 | 37,427 | 7,963 | 22,828 | - | 4,015 | 34,807 |
処分 | - | △824 | △7 | △2,903 | △96 | △3,832 |
振替 | - | △67,769 | 67,769 | 245 | - | 245 |
売却目的で保有する資産へ振替 | - | - | - | △4 | - | △4 |
為替換算差額 | 22,776 | 16,218 | 18,644 | 2,500 | 3,011 | 40,375 |
その他 | - | - | - | 42 | △3 | 39 |
2023年12月31日残高 | 402,411 | 373,449 | 445,970 | 77,194 | 64,266 | 960,881 |
(2) 償却累計額及び減損損失累計額
(単位:百万円) |
のれん | 無形資産 | |||||
仕掛研究開発 | 商標権及び 販売権等 | ソフトウエア | その他 | 計 | ||
2022年1月1日残高 | △5,160 | △58,114 | △144,489 | △48,136 | △15,077 | △265,817 |
償却費 | - | - | △21,775 | △6,392 | △3,469 | △31,637 |
減損損失 | △1,602 | △8,137 | △12,151 | △13 | △237 | △20,539 |
処分 | - | 53,365 | 10 | 7,033 | 334 | 60,744 |
売却目的で保有する資産へ振替 | - | - | 1,003 | 28 | 3 | 1,035 |
為替換算差額 | △1 | △5,906 | △13,565 | △2,449 | △834 | △22,755 |
その他 | - | 268 | △268 | 2 | 37 | 40 |
2022年12月31日残高 | △6,765 | △18,524 | △191,235 | △49,926 | △19,243 | △278,928 |
償却費 | - | - | △22,083 | △6,226 | △4,216 | △32,526 |
減損損失 | △16,141 | △133,311 | △4,861 | △4 | △9,643 | △147,821 |
処分 | - | 709 | 6 | 2,667 | 6 | 3,390 |
為替換算差額 | △455 | △2,058 | △8,891 | △1,933 | △978 | △13,861 |
その他 | - | - | - | △163 | 3 | △160 |
2023年12月31日残高 | △23,362 | △153,184 | △227,066 | △55,587 | △34,072 | △469,909 |
(3) 帳簿価額
(単位:百万円) |
のれん | 無形資産 | |||||
仕掛研究開発 | 商標権及び 販売権等 | ソフトウエア | その他 | 計 | ||
2022年1月1日残高 | 295,735 | 312,663 | 152,131 | 20,039 | 37,828 | 522,662 |
2022年12月31日残高 | 335,442 | 385,901 | 137,049 | 19,397 | 37,438 | 579,786 |
2023年12月31日残高 | 379,048 | 220,265 | 218,904 | 21,606 | 30,194 | 490,971 |
(注)1.無形資産の償却費は、連結損益計算書の「売上原価」、「販売費及び一般管理費」及び「研究開発費」に含まれております。
2.減損損失の内容については、注記「14.資産の減損」をご参照ください。
3.無形資産の取得に関するコミットメントについては、注記「39.コミットメント」をご参照ください。
4.無形資産の取得原価に含めた重要な借入費用はありません。
5.当社の連結子会社である大鵬薬品工業株式会社は、2022年5月12日(日本時間)に、Cullinan Oncology社が保有するカリナンパール社(当社の持分法適用会社、既存資本持分20%)の全株式を取得し完全子会社とする契約を締結しました。
当社は、上記取引に関して、IFRS第3号「企業結合」の規定に基づき、集中度テストを実施した結果、取得した総資産の公正価値のほとんどすべてが単一の識別可能な資産(上皮成長因子受容体(EGFR)阻害剤であるTAS6417)に集中しており、取得した活動及び資産の統合された組み合わせは事業に該当しないと判断したため、資産の取得(仕掛研究開発 48,370百万円)として計上しております。
(4) 担保提供資産
該当事項はありません。
(5) 個別に重要な無形資産
連結財政状態計算書に計上されている主な無形資産は、2015年に実施されたアバニアファーマシューティカルズ Inc.の買収に伴い認識されたAVP-786の研究開発に係る権利であり、前連結会計年度及び当連結会計年度の帳簿価額はそれぞれ189,495百万円及び96,153百万円であります。なお、AVP-786につきましては、当連結会計年度に減損を計上しております。詳細につきましては注記「14.資産の減損」に記載しております。