訂正有価証券報告書-第13期(令和3年4月1日-令和4年3月31日)

【提出】
2022/12/22 17:06
【資料】
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【項目】
158項目

企業結合等関係

(企業結合等関係)
農薬の製造販売事業に関する会社分割及び株式譲渡
当社の医薬品セグメントの連結子会社であるMeiji Seika ファルマ㈱(以下、「Meiji Seika ファルマ」)が、Meiji Seika ファルマの完全子会社として新たに設立した㈱MMAG(以下、「MMAG」)に対して、Meiji Seika ファルマが行っている農薬の製造販売事業(以下、「本事業」)を吸収分割(以下、「会社分割」)の方法で承継させた上で、当該MMAGの全株式を、三井化学㈱の完全子会社である三井化学アグロ㈱(以下、「三井化学アグロ」といい、三井化学㈱と合わせて以下、「三井化学グループ」)に譲渡すること(会社分割と合わせて以下、「本取引」)を2021年9月10日の取締役会において決議しました。これに基づき、2022年1月4日に本取引を実施しました。
(1) 事業分離の概要
① 会社分割による事業分離先企業の名称及び株式譲渡先企業の名称
イ.会社分割による事業分離先企業の名称 MMAG
ロ.株式譲渡先企業の名称 三井化学アグロ
② 分離した事業の内容
農薬の製造販売事業
③ 事業分離を行った主な理由
Meiji Seika ファルマの本事業は、殺菌剤「オリゼメート」、除草剤「ザクサ」に加え、自社開発した有望な4つの農薬原体により海外展開を目指しており、さらなる成長のためには、積極的な投資が欠かせない状況であります。一方で、Meiji Seika ファルマは、感染症領域のトップメーカーであり、未だ終息の兆しが見えないコロナ禍において、医療用医薬品事業の事業基盤の強化と新薬の創出に向けた経営資源の集中が急務となっております。
このような状況を踏まえ、農薬分野で豊富な実績と経営資源を持ち、本事業の成長戦略を尊重する三井化学グループに本事業を譲渡して手許資金を確保し、医療用医薬品事業に経営資源の集中を図るため本取引を実行しました。
④ 事業分離日
イ.会社分割日 2022年1月4日
ロ.株式譲渡日 2022年1月4日
⑤ 法的形式を含むその他取引の概要に関する事項
イ.会社分割 Meiji Seika ファルマを吸収分割会社とし、MMAGを吸収分割承継会社とする吸収分
割方式(簡易・略式吸収分割)
ロ.株式譲渡 受取対価を現金等の財産のみとする株式譲渡
(2) 実施した会計処理の概要
① 移転損益の金額
関係会社株式売却益 32,703百万円
② 移転した事業に係る資産及び負債の適正な帳簿価額並びにその主な内訳
流動資産 6,185百万円
固定資産 3,884百万円
資産合計 10,069百万円
流動負債 1,378百万円
固定負債 860百万円
負債合計 2,238百万円
③ 会計処理
株式譲渡契約に基づき、価額調整後の株式の譲渡価額から移転した事業に係る株主資本相当額等との差
額を移転損益として認識しております。
(3) 分離した子会社の事業が含まれていた報告セグメント
医薬品
(4) 当連結会計年度の連結損益計算書に計上されている分離した事業に係る損益の概算額
売上高 3,206百万円
営業損益 △1,343百万円