四半期報告書-第48期第1四半期(平成27年4月1日-平成27年6月30日)

【提出】
2015/08/07 16:05
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27項目

有報資料

文中の将来に関する事項は、本四半期報告書提出日現在において当社グループが判断したものであります。
(1) 業績の状況
当第1四半期連結累計期間における世界経済につきましては、米国経済は緩やかな拡大を続け、欧州経済も改善の動きが見られました。中国では減速しながらも一定の成長を確保し、その他新興国では景気持ち直しの動きは緩やかなものにとどまりました。
原油市況につきましては、WTI原油価格の期中平均は、1バレル当たり前年同期比45.4ドル下落し57.9ドルとなりました。昨年秋口から急落したWTI原油価格は、平成27年3月17日に1バレル当たり43.4ドルと平成21年3月11日以来6年ぶりの安値をつけた後上昇に転じ、5月以降は60ドル前後で推移しました。
原油価格の下落の影響により、世界全体の海洋掘削リグの稼働率(注1)は前年同期比9.8ポイント減の74.1%、その内競争市場リグ(注2)は前年同期比10.1ポイント減の75.3%となりました。その結果、日割作業料率(デイレート)もさらに低下の傾向を強めました。
このような市況の中、国立研究開発法人海洋研究開発機構(以下JAMSTEC)が保有する地球深部探査船「ちきゅう」を除く当社運用リグ7基の稼働率は、前年同期比31.6ポイント改善して99.1%となりました。これは前年同期においては「HAKURYU-5」及び「SAGADRIL-1」の2基が整備・アップグレード工事により不稼働でありましたが、当第1四半期連結累計期間は両リグとも期を通じて稼働したことによるものです。
① 当第1四半期連結累計期間における主要な事業の概況は次のとおりであります。
a.海洋掘削事業
リグ別の操業実績
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・「HAKURYU-5」(セミサブマーシブル型)は、マレーシア・サラワク州沖において、同国の国営石油会社Petronas(Petroliam Nasional Berhad)傘下のPetronas Carigali Sdn. Bhd.(以下PCSB社)の掘削工事に従事いたしました。なお、当社連結子会社JDC Offshore Malaysia Sdn. Bhd.は、本リグの保有会社である当社連結子会社Hakuryu 5, Inc.から本リグを傭船し、PCSB 社との掘削契約当事者であるPetronnic Sdn. Bhd.に対して掘削業務サービスを提供しております。
・「SAGADRIL-1」(ジャッキアップ型)は、アラブ首長国連邦・アブダビ沖において、Bunduq Company Limited(以下Bunduq社)の掘削工事に従事いたしました。なお、Bunduq社との掘削契約当事者である当社は、本リグの保有会社である当社連結子会社Sagadril, Inc.から本リグを傭船して操業しております。
・「SAGADRIL-2」(ジャッキアップ型)は、アラブ首長国連邦の造船所において整備工事を実施した後、4月上旬からアラブ首長国連邦・シャルジャ沖において、Dana Gas Exploration FZE(以下Dana Gas社)の掘削工事に従事いたしました。なお、Dana Gas社との掘削契約当事者である当社は、本リグの保有会社である当社連結子会社Sagadril 2, Inc.から一旦Sagadril, Inc.へ傭船された本リグをSagadril, Inc.から傭船して操業しております。
・「HAKURYU-10」(ジャッキアップ型)は、インドネシア・東カリマンタン州沖においてTotal E&P Indonesie(以下Total E&P社)の掘削工事に従事いたしました。その間、本リグは4月中旬から下旬まで同国バリクパパンで船底検査を受けました。なお、Total E&P社との掘削契約当事者である当社連結子会社P.T. Japan Drilling Indonesia(以下JDI社)は、本リグの保有会社である当社連結子会社Japan Drilling(Netherlands) B.V.(以下JDN社)から本リグを傭船して操業しております。
・「HAKURYU-11」(ジャッキアップ型)は、インドネシア・ナツナ島沖において、Premier Oil Natuna Sea B.V.(以下Premier Oil社)の掘削工事に従事いたしました。なお、Premier Oil社との掘削契約当事者であるJDI社は、当社が本リグの保有会社であるJDN社からリースにて借り受けた本リグを傭船して操業しております。
・「HAKURYU-12」(ジャッキアップ型)は、3月中旬から南米に向けて移動しておりましたが、5月中旬からスリナム沖において、Teikoku Oil(Suriname) Co., Ltd.(以下Teikoku Oil(Suriname)社)の掘削工事に従事いたしました。なお、Teikoku Oil(Suriname)社との掘削契約当事者である当社は、JDN社が本リグの保有会社である東銀リース株式会社の連結子会社Maple Maritime S.A.からリースにて借り受けた本リグを傭船して操業しております。
・当社持分法適用関連会社UMW JDC Drilling Sdn. Bhd. (以下UJD社)が運用する「NAGA 1」(セミサブマーシブル型)は、マレーシア海域においてPCSB社の掘削工事に従事しました。その間、本リグは4月中旬から6月上旬まで同国ラブアンで船底検査を受け、次期工事に向けての準備工事を実施いたしました。なお、UJD社は、本リグの保有会社である当社連結子会社JDC Panama,Inc.とUMW Oil & Gas Corporationの連結子会社UMW Drilling Co.,Ltd.から本リグを傭船して操業しております。当社は、同社に対し経営スタッフ及びリグ要員を派遣しているほか、掘削技術面、設備保全管理面で同社の業務を支援しております。
・JAMSTECが保有する「ちきゅう」(ドリルシップ)は、インド東海岸沖において同国の国営石油会社Oil and Natural Gas Corporation Limited(ONGC社)のメタンハイドレート・ボーリング調査のための掘削工事に従事いたしました。
b.運用・管理受託事業
当社連結子会社である日本マントル・クエスト株式会社は、JAMSTECから「ちきゅう」の科学掘削に係る運用・管理業務を受託しておりますが、当第1四半期連結累計期間において科学掘削は実施されませんでした。当社は経営スタッフ及びリグ要員を派遣し、同社操業を支援しております。
c.その他の事業
海洋掘削、運用・管理受託以外のその他の事業につきましては、エンジニアリングサービスを中心とする掘削技術事業及び海洋掘削技術を土木の分野に応用した水平孔掘削事業を実施いたしました。
以上の結果、当第1四半期連結累計期間の業績につきましては、売上高は前年同期に比べて89.5%増の15,364百万円となりました。この増収の主な要因は、「ちきゅう」による商業掘削の作業日数増加、新造リグの「HAKURYU-12」が掘削工事を開始したことによる作業収入増加、及び前年同期は整備・アップグレード工事を実施していた「HAKURYU-5」、「SAGADRIL-1」が掘削工事を再開したことによる作業収入の増加等であります。
売上原価につきましては、増収の主な要因となりました「ちきゅう」、「HAKURYU-12」、「HAKURYU-5」及び「SAGADRIL-1」の作業増に伴う操業関連費用増加等により、同84.6%増の11,693百万円となりました。その結果、営業利益は同249.7%増の2,948百万円となりました。
経常利益は、前年同期の為替差損に対して、為替差益となりましたものの、持分法による投資利益が減少したこと等により営業外収益が減少し、同72.9%増の3,169百万円となりました。
税金等調整前四半期純利益は、前年同期にGulf Drilling International Ltd.株式の売却益780百万円を特別利益に計上しましたが、当第1四半期連結累計期間は特別利益が発生していないため、同21.8%増の3,158百万円となり、親会社株主に帰属する四半期純利益は、同28.9%増の2,165百万円となりました。
② セグメントの業績は次のとおりであります。
a.海洋掘削事業
「海洋掘削」セグメントの売上高は、前年同期に比べて114.0%増の14,581百万円となり、セグメント利益は同265.5%増の3,021百万円となりました。この増収・増益の主な要因は、「ちきゅう」による商業掘削の作業日数が増加したこと、新造リグの「HAKURYU-12」が掘削工事を開始したこと、及び前年同期は整備・アップグレード工事を実施していた「HAKURYU-5」及び「SAGADRIL-1」が掘削工事を再開したこと等であります。
b.運用・管理受託事業
「運用・管理受託」セグメントの売上高は、当第1四半期連結累計期間は、「ちきゅう」による科学掘削作業がなく、次期科学掘削に備えた準備期間となりましたことから、前年同期に比べて56.8%減の414百万円となり、セグメント利益は同89.3%減の11百万円となりました。
c.その他の事業
「その他」セグメントの売上高は、前年同期に比べて10.5%増の368百万円となり、セグメント損失は17百万円(前年同期は18百万円のセグメント損失)となりました。
(注1) 世界全体の海洋掘削リグの稼働率は、世界の海洋掘削リグ総数のうち、稼働しているリグ数の割合をいいます。また、当社のリグの稼働率は、対象期間のうち、当社が運用する7基のリグが稼働している期間の割合をいいます。なお、稼働とは当該リグが掘削契約下にある状態をいいます。
(注2) 競争市場リグとは、国営石油会社が運用するなど顧客や操業海域が限定されているリグを除き、受注競争下にあるリグをいいます。
(2) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(3) 研究開発活動
当第1四半期連結累計期間における主な研究開発活動の実績としては、海洋掘削事業における海洋掘削リグの新造及び改造に係わる研究開発等が挙げられます。
なお、当第1四半期連結累計期間の研究開発費は2百万円であります。
(4) 受注の実績
受注状況
当第1四半期連結累計期間における受注状況をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
セグメントの名称当第1四半期連結累計期間
(自 平成27年4月1日
至 平成27年6月30日)
受注高
(百万円)
前年同四半期比
(%)
受注残高
(百万円)
前年同四半期比
(%)
海洋掘削--13,76479.1
運用・管理受託----
その他--215-
合計--13,97980.3

(注)1.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
2.海洋掘削における受注高及び受注残高は、標準的な契約日割作業料率、契約日数及び契約残日数、期末日の為替レートによって算定しております。
3.海洋掘削の受注高には、長期契約のうち、受注高の算定が合理的に見積ることができない部分は含まれておりません。
4.運用・管理受託は、業務の進捗に応じて金額が確定する受注形態であることから、受注高及び受注残高は記載しておりません。

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