以上から、当社は、バイオシミラー事業で収益の安定化を図りつつ、細胞治療事業(再生医療)及びバイオ新薬事業で、更なる企業価値向上に向け、その成長性を追求しております。当社は、2022年5月12日に公表しました中期経営計画-KWB2.0-を推進しながら、上述の各事業における今後の具体的な戦略方針と成果目標をコミットし、さらなる成長に向けて活動を強化しております。
当第3四半期累計期間における当社の業績につきましては、売上高1,566,742千円(前年同四半期比 9.3%減)、研究開発費807,465千円(前年同四半期比 39.4%増)、営業損失667,025千円(前年同四半期は135,523千円の営業損失)、経常損失712,858千円(前年同四半期は194,023千円の経常損失)、四半期純損失747,400千円(前年同四半期は194,930千円の四半期純損失)となりました。売上高につきましては、前年同四半期ではマスターセルバンク完成による一時的な収入が発生していたことに加えて、GBS-001(フィルグラスチムバイオシミラー)を始めとした既存の上市品の原薬販売等の納品が先行していたため、前年同四半期比で減収となっております。売上総利益につきましても、上述に記載の売上高と同様の要因により、前年同四半期比で減益となっております。損益につきましては、研究開発費において乳歯歯髄幹細胞(SHED)の研究開発、特に後述の臨床研究開始に向けた順調な事業推進、及び東京研究所の設立に伴う費用の発生を主な理由として、増加したこと等により、営業損失、経常損失、四半期純損失ともに赤字幅が増加となりましたが、開発活動を含めた事業全般は順調に推移しており、加えて今後、原薬製造等における原材料費等の高騰や為替影響も懸念されるため収益改善を図って参ります。
当第3四半期累計期間における各事業の進捗状況は以下のとおりであります。
2024/02/14 15:31