四半期報告書-第17期第1四半期(令和3年1月1日-令和3年3月31日)

【提出】
2021/05/12 16:19
【資料】
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【項目】
29項目
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)経営成績に関する説明
新型コロナウイルス禍により大きく事業環境が変化する中、日本のみならず世界全体としてDX(デジタルトランスフォーメーション)推進の波が押し寄せ、本格的なデジタル・ソーシャル時代が到来しようとしています。また当社グループが事業を展開するマーケティング領域におきましてもDXの流れは一気に加速しております。
このような背景のもと、当社グループでは、企業のマーケティングDXへの対応を支援するため、自社開発のマーケティングSaaSツールの提供やSNS活用を中心としたソリューション提供といった『顧客企業と人をつなぐ』BtoBビジネスを展開しております。
当社グループは、中期テーマとして「マーケティングDX支援企業として圧倒的ポジションの確立」を掲げており、今期2021年12月期は中期テーマ達成のための第1ステージと位置づけ、『SaaSの強化とデジタル人材の拡充』を実施していく方針です。
新型コロナウイルスによる当社業績への影響につきましては、当第1四半期連結会計期間においては特段の悪影響はなく、コロナ禍をきっかけとしたマーケティングDXの需要拡大は当社の事業環境にとって追い風との認識をしております。しかしながら、緊急事態宣言の再発令等、コロナ情勢は依然として不透明であり、収束時期の見通しは立たない状況が続いております。当社グループではこのような状況は当連結会計年度中は一定期間続くものの、年度末にかけて緩やかに改善すると仮定しております。
しかしながら、かかる仮定は不確実性が高いことから、この仮定に変化が生じた場合には、将来における財政状態、経営成績に影響を及ぼす可能性があります。
当社の報告セグメントは、マーケティングDX支援事業の単一セグメントとしておりますが、事業区分ごとの概況は以下の通りであります。
なお、当社グループでは、経営管理指標として「粗利売上」(注)を設定しており、売上高と共に収益性を図る指標として管理しております。
(注)粗利売上=売上高-直接原価
①SaaS事業
自社開発のマーケティングSaaSツールの提供と、SaaSで補いきれないマーケティングDX施策の提供を合わせて提案することによって、顧客企業のマーケティングDX推進に貢献し、マーケティング人材の質的・量的な不足を補い、少ない広告予算でもより効果的な成果を上げるための支援を行っております。
当第1四半期連結累計期間におきましても、コロナ禍をきっかけとしたマーケティングDXの需要拡大が追い風となっており、ダイレクトマーケティングの成果向上を実現するツール『Letro(レトロ)』や2020年5月にリリースした動画作成ツール『LetroStudio(レトロスタジオ)』の月額課金型売上が順調に推移しております。また、ショット型売上は、TwitterやInstagramによるプロモーションを効率的に行うためのツール『echoes(エコーズ)』を利用したキャンペーン案件中心に順調に増加しました。
これらの結果、当第1四半期連結累計期間におきましては、売上高及び粗利売上ともに前年同期比で増加いたしました。
②海外SaaS事業
シンガポールの連結子会社であるCreadits Pte. Ltd.(以下、「Creadits」という。)は、欧米を中心としたグローバル市場において、デジタル広告制作を低コストで効率的に行いたい企業と、スキルの高い世界中のデザイナーをマッチングする、広告クリエイティブ制作に特化したグローバルプラットフォーム「CREADITS®」を提供しております。
当第1四半期連結累計期間におきましては、引き続きコロナ禍でのゲーム等の巣篭り需要関連の顧客を始めとした新規の月額課金顧客の獲得が好調であるほか、単価の高い3Dのクリエイティブ制作の需要の高まりに対する供給能力の増強により受注から売上までの期間が短縮化されたことなどにより、順調に推移いたしました。
これらの結果、当第1四半期連結累計期間におきましては、売上高及び粗利売上は前年同期比で増加いたしました。
③ソリューション事業
ファンの存在をマーケティングに活用し、ビジネスの成長を目指す概念が浸透しつつある中で、「SNS活用」や「ファン育成支援」をキーワードに、顧客企業のマーケティングDX課題において企画立案から施策の実行までを包括的に支援する事業を行っております。
当第1四半期連結累計期間におきましても、コロナ禍でのDX加速の流れを受けて、ファンとSNSを掛け合わせた施策が増加傾向となっております。発注が好調であることに加え、大型キャンペーンに伴う広告出稿の一時的要因も重なり、顧客あたりの受注額が増加いたしました。
これらの結果、当第1四半期連結累計期間におきましては、売上高、粗利売上ともに前年同期比で増加いたしました。
④中国進出支援事業
近年急速に市場が拡大している越境ECへの出店による中国進出をしたい日本企業等に対し、日本の商品に愛着のある在日中国人や中華圏で人気のある日本人インフルエンサーの発信力を活用したプロモーション等の支援を行っております。また、従前はインバウンド市場において訪日外国人をターゲットに商品やサービスを提供したい企業のうち、特に化粧品や健康食品、日用品等の日本の消費財メーカーに対する各種支援も行っておりましたが、新型コロナウイルス感染拡大に伴い人の往来が制限されていることから、インバウンド支援の需要については縮小しております。
当第1四半期連結累計期間におきましては、越境EC進出支援において、中国SNSアカウント運用とインフルエンサーによる拡散を合わせたビジネスモデルを強化したことにより安定収益を確保いたしました。
これらの結果、当第1四半期連結累計期間におきましては、売上高及び粗利売上は前年同期比で増加いたしました。
以上の結果、当第1四半期連結累計期間の売上高は1,611,864千円(前年同期比65.4%増)となり、売上高の増加に伴い売上総利益は657,917千円(前年同期比33.9%増)、営業利益は218,201千円(前年同期比1,301.3%増)となりました。また、前連結会計年度末に比して円安傾向となったことに伴い為替差益を計上したこと及び持分法投資利益を計上したこと等に伴い、経常利益は279,828千円(前年同期比4,915.0%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は253,853千円(前年同期は親会社株主に帰属する四半期純損失9,611千円)となりました。
前第1四半期連結累計期間
(自 2020年1月1日
至 2020年3月31日)
当第1四半期連結累計期間
(自 2021年1月1日
至 2021年3月31日)
前年同期比
売上高974,438千円1,611,864千円+65.4%
粗利売上567,365751,853+32.5%
売上総利益491,333657,917+33.9%
営業利益15,571218,201+1,301.3%

(2)財政状態に関する説明
(資産)
当第1四半期連結会計期間末における資産合計は、前連結会計年度末に比べて439,611千円増加し、3,638,956千円となりました。これは主に、現金及び預金が224,085千円及び受取手形及び売掛金が216,185千円それぞれ増加したこと等によるものであります。
(負債)
当第1四半期連結会計期間末における負債合計は、前連結会計年度末に比べて197,620千円増加し、1,620,991千円となりました。これは主に、買掛金が134,064千円及び未払法人税等が101,616千円増加した一方で、1年内返済長期借入金が54,897千円減少したこと等によるものであります。
(純資産)
当第1四半期連結会計期間末における純資産は、前連結会計年度末に比べて241,991千円増加し、2,017,964千円となりました。これは主に、親会社株主に帰属する四半期純利益を計上したことにより利益剰余金が253,853千円増加したこと等によるものであります。

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