有価証券報告書-第46期(平成31年4月1日-令和2年3月31日)

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2020/06/26 12:10
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(1)経営成績等の状況の概要
当事業年度における当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次の通りであります。
① 財政状態及び経営成績の状況
当事業年度における我が国の経済環境は、雇用・所得環境の改善が続く中、個人消費動向は緩やかな回復が続くことが期待されておりましたが、2019年10月の消費税増税後以降の鈍化と2020年1月以降の世界的な新型コロナウイルスの感染拡大により、個人消費動向及び景気の先行きにつきましては依然として不透明な状況が続いております。
当社におきましても、個人消費の伸び悩みや国政による人件費増加など、厳しい経営環境が続いております。
主たる事業であるイエローハット事業では、異常気象による自然災害をはじめ、季節の節目が曖昧になりつつある昨今、気候変動に影響されない安定した収益体質の構築が最優先課題となっております。
そのような環境の中、当社におきましては、会社方針に『プロセス主義』を掲げ、前々期から着手しております徹底した「経費削減」と「売上総利益率改善計画」の最終年度を迎え、その実現に向けた「過程」を重要視することにより「結果」に結びつけるべく、全社一丸となって取り組んで参りました。
2019年7月に宮城県仙台市宮城野区にあるTSUTAYA田子店を退店し、同年9月に宮城県宮城郡利府町にイエローハット利府店、TSUTAYA利府店及びコメダ珈琲店利府店の新規出店を行い、当事業年度末の店舗数は、イエローハットが88店舗(前事業年度比1店舗増)、TSUTAYAが9店舗、アップガレージが7店舗、カーセブンが3店舗、ダイソーが2店舗、自遊空間が1店舗、宝くじ売場が5店舗、コメダ事業が1店舗(前事業年度比1店舗増)、セガが1店舗の合計117店舗となっております。
この結果、当事業年度の財政状態及び経営成績は以下の通りとなりました。
[財政状態]
当事業年度末の資産合計は、前事業年度末に比べ467百万円増加し、14,530百万円となりました。
当事業年度末の負債合計は、前事業年度末に比べ248百万円増加し、7,968百万円となりました。
当事業年度末の純資産合計は、前事業年度末に比べ219百万円増加し、6,562百万円となりました。
[経営成績]
当事業年度の業績は、売上高は21,216百万円となり、前事業年度比175百万円(前事業年度比0.8%増)の増収となりました。経常利益につきましては637百万円となり、前事業年度比94百万円(前事業年度比13.0%減)の減益となりました。当期純利益は275百万円となり、前事業年度比100百万円(前事業年度比26.7%減)の減益となりました。増収の要因は主として、主たる事業であるイエローハット事業における増税前の駆け込み特需が上半期にあったことによるものであり、減益の要因は主として、新規出店店舗に関わる費用増加と第4四半期の暖冬及び新型コロナウイルスの感染拡大により、客足が鈍化し、冬季用品、カーメンテナンスサービス及び趣味嗜好品等高粗利商品の需要が低迷したことによるものとなっております。
セグメント別の業績は次の通りであります。
[イエローハット]
当社の主たる事業であるイエローハット事業におきましては、2019年9月に宮城県宮城郡利府町にイエローハット利府店の新規出店を行いました。
前事業年度より引き続き、車検を中心にカーメンテナンスサービスやハウスカード会員の拡大を強化し、気候変動に影響されない安定した利益を確保することに注力して参りました。
上半期に増税前の駆け込みによるスタッドレスタイヤ及びドライブレコーダー等の特需がありましたが、2019年10月以降の個人消費の鈍化により売上高は横ばいを維持するも、利益確保策が思うように結果を出せない状況となりました。
この結果、当事業年度の経営成績は、売上高17,081百万円(前事業年度比1.6%増)、セグメント利益(営業利益)は838百万円(前事業年度比1.2%減)となっております。
[TSUTAYA]
TSUTAYA事業におきましては、2019年7月に宮城県仙台市宮城野区にあるTSUTAYA田子店の退店と、同年9月に宮城県宮城郡利府町にTSUTAYA利府店の新規出店を行いました。
書籍の品揃え、レンタル旧作売り場の見直しを実施し、粗利確保策に注力して参りました。新型コロナウイルスの感染拡大に伴う小学校等休業により、2020年2月末よりゲーム及び書籍を中心に需要が増加しましたが、それ以前の書籍の定期購読獲得及び新作レンタルが低迷並びに出退店のタイムラグにより、売上高は低調に推移致しました。
この結果、当事業年度の経営成績は、売上高2,185百万円(前事業年度比3.4%減)、セグメント損失(営業損失)は13百万円(前事業年度は10百万円のセグメント利益(営業利益))となっております。
[アップガレージ]
アップガレージ事業におきましては、長期在庫の拡販及び中古カー用品の買取を強化し、欠品対策に注力して参りました。2019年9月には若干の増税前の駆け込み需要がありましたが、中古夏タイヤの販売が低迷し、売上高は低調に推移致しました。
この結果、当事業年度の経営成績は、売上高970百万円(前事業年度比7.5%減)、セグメント利益(営業利益)は87百万円(前事業年度比20.4%減)となっております。
[その他]
2019年9月に宮城県宮城郡利府町にコメダ事業の第1号店となるコメダ珈琲店利府店の新規出店を行い、出店費用が増加したものの、売上高は想定より好調に推移致しました。
ダイソー事業、保険事業並びに不動産賃貸事業におきましては、売上高は概ね横ばいで推移致しました。
カーセブン事業、自遊空間事業、セガ事業並びに宝くじ事業におきましては、売上高は低調に推移致しました。
この結果、当事業年度の経営成績は、売上高980百万円(前事業年度比6.1%増)、セグメント利益(営業利益)は105百万円(前事業年度比15.0%減)となっております。
② キャッシュ・フローの状況
当事業年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、820百万円となりました。
当事業年度末における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は、次の通りであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は、443百万円(前事業年度は585百万円の収入)となりました。
これは主に、法人税等の支払額が290百万円あったものの、税引前当期純利益469百万円及び減価償却費322百万円を計上したことによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は、784百万円(前事業年度は246百万円の支出)となりました。
これは主に、有形固定資産の取得による支出が749百万円あったことによるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果得られた資金は292百万円(前事業年度は936百万円の支出)となりました。
これは主に、長期借入金の返済による支出が722百万円あったものの、長期借入れによる収入が500百万円及び短期借入金の純増減額が600百万円増加したことによるものであります。
③ 生産、受注及び販売の実績
a.生産実績
当社は生産活動を行っておりませんので、該当事項はありません。
b.商品仕入実績
当事業年度の商品仕入実績をセグメントごとに示すと、次の通りであります。
セグメントの名称当事業年度
(自 2019年4月1日
至 2020年3月31日)
仕入実績(千円)前年同期比(%)
イエローハット9,352,785101.9
TSUTAYA1,609,274100.0
アップガレージ428,54290.7
その他599,943101.5
合計11,990,546101.2

(注)1.上記の金額には消費税等は含まれておりません。
2.セグメント間の取引については、相殺消去しております。
c.販売実績
当事業年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次の通りであります。
セグメントの名称当事業年度
(自 2019年4月1日
至 2020年3月31日)
販売実績(千円)前年同期比(%)
イエローハット17,081,086101.6
TSUTAYA2,185,09496.6
アップガレージ970,35492.5
その他980,381106.1
合計21,216,917100.8

(注)1.上記の金額には消費税等は含まれておりません。
2.セグメント間の取引については、相殺消去しております。
3.当社は小売業であるため、主要な販売先は一般顧客となっております。
(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次の通りであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において判断したものであります。
① 財政状況及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容
a.財政状況
ⅰ.資産
当事業年度における流動資産の残高は103百万円増加し、7,273百万円(前事業年度末7,169百万円)となりました。これは主に、現金及び預金が46百万円、未収入金が96百万円減少したものの、商品が272百万円増加したことによるものであります。
また、固定資産の残高は363百万円増加し、7,257百万円(前事業年度末6,893百万円)となりました。これは主に、有形固定資産及び無形固定資産について129百万円の減損損失を特別損失に計上したものの、新規出店に伴い建物が299百万円、土地が112百万円増加したことによるものであります。
この結果、総資産残高は14,530百万円(前事業年度末14,063百万円)となりました。
ⅱ.負債
当事業年度における流動負債の残高は227百万円増加し、5,698百万円(前事業年度末5,470百万円)となりました。これは主に、未払費用が149百万円、1年内返済予定の長期借入金が117百万円減少したものの、短期借入金が600百万円増加したことによるものであります。
また、固定負債の残高は20百万円増加し、2,270百万円(前事業年度末2,249百万円)となりました。これは主に、長期借入金が104百万円減少したものの、退職給付引当金が129百万円増加したことによるものであります。
この結果、負債合計残高は7,968百万円(前事業年度末7,720百万円)となりました。
ⅲ.純資産
当事業年度における純資産の残高は219百万円増加し、6,562百万円(前事業年度末6,343百万円)となりました。これは、当期純利益を275百万円計上したことによるものであります。
b.経営成績
当事業年度の業績は、売上高は21,216百万円となり、前事業年度比175百万円(前事業年度比0.8%増)の増収となりました。経常利益につきましては637百万円となり、前事業年度比94百万円(前事業年度比13.0%減)の減益となりました。当期純利益は275百万円となり、前事業年度比100百万円(前事業年度比26.7%減)の減益となっております。増収の要因は主として、主たる事業であるイエローハット事業における増税前の駆け込み特需が上半期にあったことによるものであり、減益の要因は主として、新規出店店舗に関わる費用増加と第4四半期の暖冬及び新型コロナウイルスの感染拡大により、客足が鈍化し、冬季用品、カーメンテナンスサービス及び趣味嗜好品等高粗利商品の需要が低迷したことによるものとなっております。
当事業年度においては、売上総利益率の目標値である45.6%に達している必要がありましたが、実績としては44.9%の着地となり、0.7%の未達となりました。
この要因としては、主たる事業であるイエローハット事業においては、第43期の44.2%から第46期は46.7%と2.5%の上昇したものの、TSUTAYA事業におけるレンタル部門の不振で粗利の高い部門の売上構成比を高めることができず、1.0%の減少となり全社的には未達となりました。
② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報
当社資金の収入は主として営業店舗による売上と借入によるものとなっております。
当事業年度においては、費用関係支出は昨年より増加しているのに対し、売上による収入は横ばいであったこと並びに新規出店投資による支出が大きくなったこともあり、借入による収入により不足する手元資金を賄っております。
なお、当事業年度のキャッシュ・フローの分析につきましては、「(1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載の通りであります。
当社の所要資金の調達につきましては、以下の方針にて対応しております。
A.運転資金
原則として、手持資金(売上による収入から費用等支出を差引した利益等の内部留保資金)で賄っております。主に、商品等の仕入、人件費を含めた販売費及び一般管理費等の営業費用に係るものであります。月により不足が生じた場合は短期借入金で調達を行っております。
B.季節資金
夏季賞与、冬季賞与、春先のタイヤ仕入、秋口のタイヤ仕入及び決算納税資金については、季節資金として、不足が生じた場合に限り、短期借入金で調達を行っております。
C.設備資金
設備投資計画に基づき、案件ごとに手持資金及び長期借入金にて調達を行っております。主に、店舗設備の修繕や新規出店等の設備投資に係るものであります。
③ 重要な会計方針の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当社の財務諸表は我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されており、重要な会計方針につきましては、「第5 経理の状況 1 財務諸表等 (1)財務諸表 注記事項 重要な会計方針」に記載している通りであります。この財務諸表の作成にあたっては、一定の会計基準の範囲内で見積りがなされ、必要に応じて見直しを行っておりますが、不確実性があるため、実際の結果が見積りと異なる場合があります。
特に、減損会計の適用につきましては、認識の要否を検討する際の将来キャッシュ・フローの予測に、不確実性が伴う場面が多いものの、合理的に見積もることに留意しております。
なお、当事業年度における新型コロナウイルス感染症の影響に関しては、「第5 経理の状況 1 財務諸表等 (1)財務諸表 注記事項 損益計算書関係」に記載している通りであります。

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