有価証券報告書-第51期(2024/04/01-2025/03/31)

【提出】
2025/06/26 12:23
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【項目】
129項目
(1)経営成績等の状況の概要
当事業年度における当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次の通りであります。
① 財政状態及び経営成績の状況
当事業年度における我が国の経済環境は、雇用・所得環境の改善や各種政策の効果により景気は緩やかな回復基調が続いている一方、物価上昇の継続が個人消費に及ぼす影響やアメリカの政策動向による影響等が、景気を下押しするリスクとなっており、先行きは依然として不透明な状況が続いております。
当社におきましても、人流の回復はみられるものの、仕入価格の高騰や人件費の上昇等コストの高止まりが続いており、また長引く物価高による消費者マインドの停滞も懸念され、厳しい状況が続いております。
そのような環境の中、会社方針に『一意専心(決めた目標のために、迷わず心を集中させる)』を掲げました。消費者の節約志向が高まる中、お客様一人ひとりにご満足いただき再来店していただくため、積極的な出店・移転及びイエローハット事業における車検指定工場化を推進することにより、「集客力の向上」「新規顧客の獲得」「リピーターの増加」に努めて参りました。
2024年5月に福島県南相馬市に「シャトレーゼ南相馬店」(グランドオープンは同年6月)を新規出店し、同一店舗内に「ダイソー南相馬原町店」(旧店舗名ダイソー原町店)を移転オープン致しました。同年6月には茨城県高萩市に「イエローハット高萩インター店」(旧店舗名イエローハット高萩店)を新築移転オープンし、宮城県角田市に「シャトレーゼ角田店」(グランドオープンは同年7月)を新規出店致しました。同年7月に秋田県秋田市にある「アップガレージ秋田店」の運営を㈱アップガレージグループに譲渡し、宮城県大崎市に「アップガレージ宮城古川店」を新規出店致しました。同年10月に宮城県仙台市宮城野区にある「TSUTAYAヨークタウン新田東店」を、同年11月岩手県奥州市にある「TSUTAYA水沢店」をそれぞれ退店しております。
また、貴金属やブランド品等の買取専門店「買取大吉」を展開する㈱エンパワーと新たにフランチャイズ契約を締結し、同年12月宮城県仙台市若林区にあるTSUTAYA仙台荒井店内に当社1号店となる「買取大吉TSUTAYA仙台荒井店」(セグメントは「その他」)を新規出店致しました。
当事業年度末の店舗数は、イエローハットが90店舗、TSUTAYAが6店舗(前事業年度比2店舗減)、アップガレージが8店舗、カーセブンが3店舗、ダイソーが6店舗、コメダ珈琲店が1店舗、シャトレーゼが4店舗(前事業年度比2店舗増)、買取大吉が1店舗(前事業年度比1店舗増)、宝くじ売場が5店舗の合計124店舗(前事業年度比1店舗増)となっております。
この結果、当事業年度の財政状態及び経営成績は、以下の通りとなりました。
[財政状態]
当事業年度末の資産合計は、前事業年度末に比べ481百万円増加し、16,368百万円となりました。
当事業年度末の負債合計は、前事業年度末に比べ204百万円増加し、8,981百万円となりました。
当事業年度末の純資産合計は、前事業年度末に比べ277百万円増加し、7,386百万円となりました。
[経営成績]
当事業年度の経営成績は、売上高は21,908百万円となり、前事業年度比910百万円(前事業年度比4.3%増)の増収となりました。経常利益につきましては731百万円となり、前事業年度比378百万円(前事業年度比107.3%増)の増益となりました。当期純利益は334百万円となり、前事業年度比129百万円(前事業年度比63.2%増)の増益となりました。増収増益の要因は主として、イエローハット事業とアップガレージ事業において、前事業年度末の春商戦が当事業年度にずれ込み、平年並みの降雪量と気温により主力季節商品であるスタッドレスタイヤと春先の夏タイヤの販売が好調に推移したことによるものとなっております。
セグメント別の経営成績は次の通りであります。
[イエローハット]
当社の主たる事業であるイエローハット事業におきましては、2024年6月に茨城県高萩市に「イエローハット高萩インター店」(旧店舗名イエローハット高萩店)を新築移転オープン致しました。主に対面接客による「タイヤの拡販」及び車検指定工場化の推進による「車検の拡販」に注力して参りました。前事業年度末の春商戦が当事業年度にずれ込み、平年並みの降雪量と気温により主力季節商品であるスタッドレスタイヤと春先の夏タイヤの需要が高まったことにより、当事業年度の売上高は好調に推移致しました。
この結果、当事業年度の経営成績は、売上高16,918百万円(前事業年度比4.9%増)、セグメント利益(営業利益)は984百万円(前事業年度比64.8%増)となっております。
[TSUTAYA]
TSUTAYA事業におきましては、2024年10月に宮城県仙台市宮城野区にある「TSUTAYAヨークタウン新田東店」を、同年11月岩手県奥州市にある「TSUTAYA水沢店」をそれぞれ退店しております。書籍、文具、コスメ等雑貨の商品展開を行い販売に注力したものの、2店舗退店の影響もあり、当事業年度の売上高は低調に推移致しました。
この結果、当事業年度の経営成績は、売上高1,466百万円(前事業年度比13.7%減)、セグメント損失(営業損失)は85百万円(前事業年度は76百万円のセグメント損失(営業損失))となっております。
[アップガレージ]
アップガレージ事業におきましては、2024年7月に秋田県秋田市にある「アップガレージ秋田店」を㈱アップガレージグループに譲渡し、宮城県大崎市に「アップガレージ宮城古川店」を新規出店致しました。イエローハット事業同様、前事業年度末の春商戦が当事業年度にずれ込み、平年並みの降雪量と気温により主力季節商品であるスタッドレスタイヤと春先の夏タイヤの需要が高まったこと、及び節約志向が続く中、中古タイヤホイールのニーズが高まったことにより、当事業年度の売上高は好調に推移致しました。
この結果、当事業年度の経営成績は、売上高1,121百万円(前事業年度比3.1%増)、セグメント利益(営業利益)は103百万円(前事業年度比14.2%増)となっております。
[その他]
その他の事業におきましては、2024年5月に福島県南相馬市に「シャトレーゼ南相馬店」(グランドオープンは同年6月)を新規出店し、同年6月同一店舗内に「ダイソー南相馬原町店」(旧店舗名ダイソー原町店)を移転オープン及び宮城県角田市に「シャトレーゼ角田店」(グランドオープンは7月)を新規出店致しました。
また、貴金属やブランド品等の買取専門店「買取大吉」を展開する㈱エンパワーと新たにフランチャイズ契約を締結し、同年12月宮城県仙台市若林区にあるTSUTAYA仙台荒井店内に当社1号店となる「買取大吉TSUTAYA仙台荒井店」(セグメントは「その他」)を新規出店致しました。
シャトレーゼ事業は、売上高は好調であったものの新規出店による費用の増加もあり、増収減益となっております。
ダイソー事業、コメダ事業、保険事業及び不動産賃貸事業におきましては、売上高は好調に推移致しました。
カーセブン事業及び宝くじ事業におきましては、売上高は低調に推移致しました。
この結果、当事業年度の経営成績は、売上高2,402百万円(前事業年度比15.6%増)、セグメント利益(営業利益)は104百万円(前事業年度比7.9%増)となっております。
② キャッシュ・フローの状況
当事業年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、1,072百万円となりました。
当事業年度末における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は、次の通りであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は、947百万円(前事業年度は734百万円の収入)となりました。
これは主に、法人税等の支払額が135百万円及び契約負債が123百万円減少したものの、税引前当期純利益515百万円、減価償却費438百万円及び減損損失214百万円を計上したことによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は、827百万円(前事業年度は1,149百万円の支出)となりました。
これは主に、有形固定資産の取得による支出が796百万円あったことによるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果得られた資金は、171百万円(前事業年度は307百万円の収入)となりました。
これは主に、長期借入金の返済による支出が457百万円あったものの、長期借入れによる収入が700百万円増加したことによるものであります。
③ 生産、受注及び販売の実績
a.生産実績
当社は生産活動を行っておりませんので、該当事項はありません。
b.商品仕入実績
当事業年度の商品仕入実績をセグメントごとに示すと、次の通りであります。
セグメントの名称当事業年度
(自 2024年4月1日
至 2025年3月31日)
仕入実績(千円)前年同期比(%)
イエローハット8,681,369103.5
TSUTAYA956,62283.0
アップガレージ499,95197.6
その他1,742,219120.1
合計11,880,163103.3

(注)セグメント間の取引については、相殺消去しております。
c.販売実績
当事業年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次の通りであります。
セグメントの名称当事業年度
(自 2024年4月1日
至 2025年3月31日)
販売実績(千円)前年同期比(%)
イエローハット16,918,246104.9
TSUTAYA1,466,90386.3
アップガレージ1,121,040103.1
その他2,402,507115.6
合計21,908,697104.3

(注)1.セグメント間の取引については、相殺消去しております。
2.当社は小売業であるため、主要な販売先は一般顧客となっております。
(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次の通りであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において判断したものであります。
① 財政状況及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容
a.財政状況
ⅰ.資産
当事業年度における流動資産の残高は290百万円増加し、7,782百万円(前事業年度末7,491百万円)となりました。これは主に、現金及び預金が280百万円増加したことによるものであります。
また、固定資産の残高は190百万円増加し、8,585百万円(前事業年度末8,394百万円)となりました。これは主に、敷金及び保証金が51百万円減少したものの、度重なる新規出店等により有形固定資産が142百万円及び投資有価証券が97百万円増加したことによるものであります。
この結果、資産合計残高は16,368百万円(前事業年度末15,886百万円)となりました。
ⅱ.負債
当事業年度における流動負債の残高は17百万円増加し、6,143百万円(前事業年度末6,125百万円)となりました。これは主に、未払費用が158百万円増加したものの、契約負債が123百万円減少したことによるものであります。
また、固定負債の残高は186百万円増加し、2,838百万円(前事業年度末2,651百万円)となりました。これは主に、長期借入金が178百万円増加したことによるものであります。
この結果、負債合計残高は8,981百万円(前事業年度末8,777百万円)となりました。
ⅲ.純資産
当事業年度における純資産の残高は277百万円増加し、7,386百万円(前事業年度末7,109百万円)となりました。これは、当期純利益を334百万円計上したことによるものであります。
b.経営成績
当事業年度の経営成績は、売上高は21,908百万円となり、前事業年度比910百万円(前事業年度比4.3%増)の増収となりました。経常利益につきましては731百万円となり、前事業年度比378百万円(前事業年度比107.3%増)の増益となりました。当期純利益は334百万円となり、前事業年度比129百万円(前事業年度比63.2%増)の増益となりました。増収増益の要因は主として、主たる事業のイエローハット事業の主力季節商品であるスタッドレスタイヤと春先の夏タイヤの販売が好調に推移したことによるものとなっております。
この結果、当事業年度の売上総利益率目標は45.7%(第43期の同率42.6%より3.0%向上)でしたが、実績として45.7%の着地となり達成致しました。
② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報
当社資金の収入は主として営業店舗による売上と借入によるものとなっております。
当事業年度においては、売上による収入及び長期借入金がそれぞれ増加したことにより、前事業年度より手元資金は291百万円増加しております。
なお、当事業年度のキャッシュ・フローの分析につきましては、「(1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載の通りであります。
当社の所要資金の調達につきましては、以下の方針にて対応しております。
A.運転資金
原則として、手持資金(売上による収入から費用等支出を差引した利益等の内部留保資金)で賄っております。主に、商品等の仕入、人件費を含めた販売費及び一般管理費等の営業費用に係るものであります。月により不足が生じた場合は短期借入金で調達を行っております。
B.季節資金
夏季賞与、冬季賞与、春先のタイヤ仕入、秋口のタイヤ仕入及び決算納税資金については、季節資金として、不足が生じた場合に限り、短期借入金で調達を行っております。
C.設備資金
設備投資計画に基づき、案件ごとに手持資金及び長期借入金にて調達を行っております。主に、店舗設備の修繕や新規出店等の設備投資に係るものであります。
③ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、「第5 経理の状況 1 財務諸表等 (1)財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載の通りであります。

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