有価証券報告書-第43期(平成27年4月1日-平成28年3月31日)

【提出】
2016/06/21 15:51
【資料】
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【項目】
115項目

財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において当社グループが判断したものであります。
(1) 重要な会計方針及び見積り
当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般的に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたっては、一定の会計基準の範囲内で見積りが行われている部分があり、資産・負債や収益・費用の数値に反映されております。これらの見積りについては、過去の実績等を勘案し、一定の会計基準の範囲内にて合理的に判断しておりますが、見積り特有の不確実性により、実際の結果は見積りとは異なることがあります。
詳細につきましては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 (連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」に記載しております。
(2) 経営成績の分析
当連結会計年度における当社グループの業績は、受注高は前連結会計年度に比べ4.0%減少の1,125億14百万円となり、売上高は前連結会計年度に比べ3.6%減収の1,030億98百万円となりました。なお、セグメントの経営成績につきましては、「第2 事業の状況 1 業績等の概要 (1) 業績」に記載のとおりであります。
売上原価は、前連結会計年度に比べ、1.3%減少の840億36百万円となりました。販売費及び一般管理費は前連結会計年度に比べ0.6%増加の136億62百万円となりました。
これらの結果、営業利益は前連結会計年度に比べ34.3%減益の53億99百万円となりました。また、経常利益は前連結会計年度に比べ37.4%減益の51億44百万円となりました。特別損失の計上はありません。以上により税金等調整前当期純利益は51億44百万円となり、前連結会計年度に比べ29億20百万円の減益となりました。これらの結果親会社株主に帰属する当期純利益は前連結会計年度に比べ44.3%減益の27億78百万円となりました。
(3) 財政状態の分析
当連結会計年度末の総資産は、前連結会計年度末に比べ66億7百万円増加し、1,208億65百万円となりました。
流動資産は、受取手形及び売掛金が増加したものの、有価証券が減少したことなどから、前連結会計年度末に比べ21億18百万円減少し、1,028億4百万円となりました。
固定資産は、Aqua-Aerobic Systems, Inc.の買収に伴いのれんが増加したことなどから、前連結会計年度末に比べ87億26百万円増加し、180億60百万円となりました。
流動負債は、未払法人税等が減少したものの、買掛金及び前受金が増加したことなどから、前連結会計年度末に比べ24億83百万円増加し、508億60百万円となりました。
固定負債は、Aqua-Aerobic Systems, Inc.の買収に伴い長期借入金が増加したことなどから、前連結会計年度末に比べ37億35百万円増加し、218億43百万円となりました。
純資産は、親会社株主に帰属する当期純利益の計上及び配当金の支払いにより、前連結会計年度末に比べ3億88百万円増加し、481億61百万円となりました。
(4) キャッシュ・フローの分析
当社グループの主な資金需要は、運転資本、設備投資、研究開発、IT投資に対するものであり、それらは内部留保資金及び借入金により賄われております。
なお、詳細は「第2 事業の状況 1 業績等の概要 (2) キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。
(5)経営成績に重要な影響を与える要因について
当社グループは、「第2 事業の状況 4 事業等のリスク」に記載されているとおり、市場環境の変化、事業環境の変化、法令等への抵触、事故及び災害、調達等に伴うリスク、製品・サービスに関する欠陥等、様々なリスクが、当社グループの経営成績に重要な影響を与える可能性があると認識しております。