有価証券報告書-第15期(平成30年3月1日-平成31年2月28日)

【提出】
2019/05/30 15:33
【資料】
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【項目】
102項目
(セグメント情報等)
【セグメント情報】
1.報告セグメントの概要
当社の報告セグメントは、当社の構成単位のうち分離された財務情報が入手可能であり、取締役会が経営資源の配分の決定及び業績を評価するために、定期的に検討を行う対象となっているものであります。当社の事業は、機械翻訳事業を中核に、周辺事業として翻訳受託事業、クラウドソーシング事業を展開しております。
(1)MT事業
MT(Machine Translation)事業は、「日本を言語の呪縛から解放する」という企業ミッションを掲げ、AI(人工知能)による機械翻訳サービスを提供しております。
(2)HT事業
HT(Human Translation)事業は、従来型の昔ながらの人間による翻訳/通訳/語学教育等の業務受託サービスを提供しております。
(3)クラウドソーシング事業
クラウドソーシング事業は、多言語翻訳、現地調査等のグローバルな仕事が依頼できるクラウドソーシングサイトを提供しております。
2.報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産その他の項目の金額の算定方法
当社の報告セグメントの会計処理の方法は、連結財務諸表作成のために採用している会計処理方針に基づく金額により記載しております。
報告セグメントの利益は、営業利益ベースの数値であり、セグメント間の内部売上高及び振替高は、市場実勢価格に基づいております。
3.報告セグメントの変更等に関する事項
当社グループは、GLOZE事業部を株式会社グローヴァに承継させる会社分割を行っており、これに伴い
当連結会計年度より従来の「GLOZE事業」、「翻訳・通訳事業」、「企業研修事業」を「HT事業」に統合し、「MT事業」「HT事業」「クラウドソーシング事業」の3つを報告セグメントとして
おります。
従来のGLOZE事業では、MT(機械翻訳)技術とHT(人間翻訳)との組み合わせによる、品質の標準化、コストダウン、納期短縮を図る受託翻訳サービスを提供してきました。
しかしながら、前連結会計年度において当社MTの精度が大幅に向上したことにより、現在の当社の経営課題は「完全自動化(MTによるHTの完全な代替)へのラストワンマイル」の段階に移行しており、もはや
GLOZE事業とグローヴァの翻訳事業とを区別する意味が希薄になったことから組織の合理化のために
再編するものであります。
なお、前連結会計年度(自 2017年3月1日 至 2018年2月28日)のセグメント情報については、変更後の区分方法により作成しております。
4.報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産その他の項目の金額に関する情報
前連結会計年度(自 2017年3月1日 至 2018年2月28日)
(単位:千円)
報告セグメント調整額
(注)
1,3,4
連結財務諸
表計上額
(注)2
MT事業HT事業クラウド
ソーシング
事業
売上高
外部顧客への売上高276,5081,518,187212,2872,006,984-2,006,984
セグメント間の内部売上高又は振替高39,60049,35612,063101,019△101,019-
316,1081,567,544224,3502,108,003△101,0192,006,984
セグメント利益
又は損失(△)
△304166,407△92,59473,509△86,259△12,750
セグメント資産477,221768,392375,5661,621,179468,3142,089,494
その他の項目
減価償却費71,69220,3342,35394,3805,739100,119
のれんの償却額--63,35963,3596,70970,069
減損損失--1,138,7891,138,789-1,138,789
有形固定資産及び無形固定資産の増加額306,4211,82945,305353,55545,449399,005

(注)1.セグメント利益の調整額△86,259千円には、セグメント間取引消去△5,115千円、報告セグメントに帰属しないのれんの償却額△6,709千円、及び全社費用△74,434千円が含まれております。全社費用は、主に報告セグメントに帰属しない親会社本社の管理部門に係る費用等であります。
2.セグメント利益又は損失は、連結損益計算書の営業利益と調整を行っております。
3.セグメント資産の調整額468,314千円は、報告セグメントに帰属しない全社資産であり、その主なものは、余資運用資金(現金及び預金)、のれん、繰延税金資産及び管理部門に係る資産等であります。
4.有形固定資産及び無形固定資産の増加額の調整額は、セグメント間取引消去であります。
当連結会計年度(自 2018年3月1日 至 2019年2月28日)
(単位:千円)
報告セグメント調整額
(注)
1,3
連結財務諸
表計上額
(注)2
MT事業HT事業クラウド
ソーシング
事業
売上高
外部顧客への売上高916,9081,593,020398,1132,908,042-2,908,042
セグメント間の内部売上高又は振替高4,165171,940245,095421,200△421,200-
921,0731,764,960643,2083,329,242△421,2002,908,042
セグメント利益
又は損失(△)
124,783258,50980,253463,546△125,502338,044
セグメント資産1,021,436694,349437,1282,152,914489,9362,642,850
その他の項目
減価償却費188,1906,2198,887203,298-203,298
のれんの償却額-1,07613,47514,5526,70921,262
有形固定資産及び無形固定資産の増加額703,97828,53977,814810,332-810,332

(注)1.セグメント利益の調整額△125,502千円には、セグメント間取引消去△69,796千円、報告セグメントに帰属しないのれんの償却額△6,709千円、及び全社費用△48,995千円が含まれております。全社費用は、主に報告セグメントに帰属しない親会社本社の管理部門に係る費用等であります。
2.セグメント利益又は損失は、連結損益計算書の営業利益と調整を行っております。
3.セグメント資産の調整額489,936千円は、報告セグメントに帰属しない全社資産であり、その主なものは、余資運用資金(現金及び預金)、のれん、繰延税金資産及び管理部門に係る資産等であります。
【関連情報】
前連結会計年度(自 2017年3月1日 至 2018年2月28日)
1.製品及びサービスごとの情報
セグメント情報に同様の情報を開示しているため、記載を省略しております。
2.地域ごとの情報
(1)売上高
本邦の外部顧客への売上が連結損益計算書上の売上高の90%を超えるため、記載を省略しております。
(2)有形固定資産
本邦以外に所在している有形固定資産がないため、該当事項はありません。
3.主要な顧客ごとの情報
外部顧客への売上高のうち、連結損益計算書上の売上高の10%以上を占める相手先がないため、記載はありません。
当連結会計年度(自 2018年3月1日 至 2019年2月28日)
1.製品及びサービスごとの情報
セグメント情報に同様の情報を開示しているため、記載を省略しております。
2.地域ごとの情報
(1)売上高
本邦の外部顧客への売上が連結損益計算書上の売上高の90%を超えるため、記載を省略しております。
(2)有形固定資産
本邦以外に所在している有形固定資産がないため、該当事項はありません。
3.主要な顧客ごとの情報
外部顧客への売上高のうち、連結損益計算書上の売上高の10%以上を占める相手先がないため、記載はありません。
【報告セグメントごとの固定資産の減損損失に関する情報】
前連結会計年度(自 2017年3月1日 至 2018年2月28日)
クラウドソーシング事業において、のれんの減損損失1,130,596千円及び有形・無形固定資産の減損損失
8,193千円、合計1,138,789千円を計上しております。
当連結会計年度(自 2018年3月1日 至 2019年2月28日)
該当事項はありません。
【報告セグメントごとののれんの償却額及び未償却残高に関する情報】
前連結会計年度(自 2017年3月1日 至 2018年2月28日)
(単位:千円)
MT事業HT事業クラウド
ソーシング事業
全社・消去合計
当期償却額--63,3596,70970,069
当期末残高--65,13245,643110,776

当連結会計年度(自 2018年3月1日 至 2019年2月28日)
(単位:千円)
MT事業HT事業クラウド
ソーシング事業
全社・消去合計
当期償却額-1,07613,4756,70921,262
当期末残高-4,30751,65733,54889,513

【報告セグメントごとの負ののれん発生益に関する情報】
該当事項はありません。