半期報告書-第35期(2026/02/01-2027/01/31)
文中の将来に関する事項は、当中間連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。
(1)経営成績の状況
当中間連結会計期間における我が国の経済は、企業収益及び雇用・所得環境が改善する下で、景気は緩やかに回復基調で推移いたしました。景気の先行きについては、緩やかな回復が継続していくことが期待されますが、中東情勢、物価上昇や米国の通商政策、金融資本市場の変動に加え、半導体不足による供給制約等の影響には注意が必要な状況となっております。
当社グループが属するIT業界におきましては、ソフトウエア投資は増加傾向にあり、企業収益の改善や人手不足等を背景に、今後もITへの投資は堅調に推移することが期待されます。その反面、AI技術の急速な進歩がもたらす製品・サービスの競争環境は一段と激化しており、各社の対応力が問われる局面を迎えております。
このような状況の中、desknet's NEOにつきましては、インフォメーション機能やAppSuiteなど基本機能をさらに強化・改善したdesknet's NEOバージョン9.6を2026年5月にリリースいたしました。
AI関連分野においては、「neoAI Chat for desknet's」の販売及び活用支援を推進するとともに、AIエージェント関連サービス「LiveX AI」の展開を進めてまいりました。こうした取り組みの一環として、2026年3月にはZETA株式会社及びLIVEX AI Inc.との3社間において、AIを活用した実店舗におけるCX向上及びリテールメディア市場創出に向けた業務提携を締結するなど、幅広い領域におけるAI活用を推進しております。さらに、「LiveX AI」のスポーツ・エンターテインメント領域への展開にも取り組み、2026年5月にはサッカー・Jリーグクラブの徳島ヴォルティスのホームゲーム及びプロバスケットボールクラブの横浜エクセレンスのファン感謝祭において、AIアバターを活用したファン体験の実証実験を実施いたしました。両実証実験を通じてAIアバターを活用した新たなファン体験を提供し、スポーツ・エンターテインメント領域における「LiveX AI」の活用可能性を確認いたしました。
加えて、2026年2月よりブレインズテクノロジー株式会社との間で業務提携を進めていた、生成AI活用が可能な全文検索システムについて、2026年7月にオンプレミス型企業内全文検索システム「Neuron ES for desknet's」として提供を開始いたしました。同製品は、desknet's NEOに保管された文書に加え、社内のファイルサーバーやクラウドストレージ等に散在するデータを横断的かつ高速・高精度に検索することで、業務効率化及びナレッジ活用の高度化を支援するものです。2026年7月には大阪信用金庫において同製品の導入が決定するなど、販売拡大に向けた取り組みを進めております。
2026年5月にアイティクラウド株式会社のレビューサイト「ITreview」が主催する「Best Software in Japan 2026」においてdesknet's NEOが掲載された約15,000製品の中からTOP100の第10位に入賞、またカテゴリー別では「グループウェア」と「ワークフローシステム」の2部門で入賞いたしました。2026年7月には同サイトが主催する「ITreview Grid Award 2026 Summer」において当社主力3製品がそれぞれ5部門で最高位である「Leader」を受賞いたしました。desknet's NEOは2019年の受賞以来、今回の受賞で29回連続での受賞となりました。
また、2026年3月に経済産業省と日本健康会議が共同で実施する「健康経営優良法人 2026(大規模法人部門)」に認定されました。「健康経営優良法人」は7年連続の認定となります。さらに、2026年7月には仕事と育児の両立支援に関する取り組みが評価され、厚生労働大臣が認定する「プラチナくるみん認定」を当社として初めて取得いたしました。
以上の結果、当中間連結会計期間における売上高は4,226,783千円(前年同期比6.4%増)、営業利益は1,348,456千円(前年同期比7.9%増)、経常利益は1,389,862千円(前年同期比7.3%増)、親会社株主に帰属する中間純利益は947,503千円(前年同期比6.6%増)と堅調に推移いたしました。
当中間連結会計期間におけるセグメント別の経営成績は以下のとおりであります。
(ソフトウエア事業)
ソフトウエア事業は、当社と子会社であるDELCUI Inc.が展開する事業で構成されております。
売上区分別の状況は以下のとおりであります。
① クラウドサービス
クラウドサービスの主要サービス別の売上は以下のとおりであります。
(*1)セットプランにつきましては、各サービスのみを利用した場合の価格に基づき各サービスに按分した金額を集計しております。
desknet's NEOクラウド版の売上高は、セットプラン利用ユーザー数の増加等により前年同期比134,470千円増加し、1,877,965千円(前年同期比7.7%増)となりました。当中間連結会計期間における増加ユーザー数は、新規大規模クラウドユーザーの受注の影響もあり、値上げ前の2025年1月期と概ね同水準の増加数となりました。同サービスの1社当たりの平均利用ユーザー数は87ユーザーとなっております。また、月平均の解約率(*2)は0.31%(前年同期:0.34%)で従来の水準から大きな変動はありません。今後も引き続き解約率を低い水準に維持できるよう取り組んでまいります。
AppSuiteクラウド版の売上高は、利用ユーザー数の増加により前年同期と比較して67,443千円増加し、249,618千円(前年同期比37.0%増)と大幅な増加となりました。スタンダードプラン(*4)の売上が堅調に推移したこともあり、当中間連結会計期間末時点において同サービスの利用ユーザー数は、desknet's NEOクラウドのユーザー数の約23%と前年同期から約6%増加しております。今後もセットプランの訴求を高め利用ユーザー数の拡大に努めてまいります。
ChatLuckクラウド版の売上高は、前年同期と比較して7,123千円増加し、53,577千円(前年同期比15.3%増)となりました。売上高全体に占める割合は小さいもののdesknet's NEOとの同時利用によりユーザーの利便性が高まるサービスであることから、desknet's NEOとの同時利用ユーザー数の拡大に努めてまいります。その他月額売上につきましては、主に他社連携サービスの増加により前年同期と比較して15,520千円増加し、105,868千円(前年同期比17.2%増)となりました。その他役務作業等の売上高につきましては、ASP事業者向けのカスタマイズ案件の増加を主な要因として5,307千円増加し、33,405千円(前年同期比18.9%増)となりました。
以上の結果、クラウドサービス全体での売上高は前年同期比229,864千円増加し、2,320,434千円(前年同期比11.0%増)となりました。
(*2)desknet's NEOクラウドのユーザーにおける「当月の解約により減少したMRR(*3)÷前月末のMRR」の当中間連結会計期間の平均で算出しております。
(*3)MRR(Monthly Recurring Revenue)は対象月の月末時点における継続課金ユーザーにかかる月額料金、もしくは年額料金の1/12の合計額で算出しております。
(*4)desknet's NEOクラウド版とAppSuiteクラウド版を併用可能なセットプラン。
② プロダクト
プロダクト(オンプレミス型ライセンス及び関連役務等)の主要製品別の売上は以下のとおりであります。
desknet's NEOライセンスの売上高につきましては、前年同期と比較して5,000ユーザー以上の大規模新規ライセンスが増加した一方、1,000ユーザー超の中規模ライセンスが減少したことを主な要因として16,671千円減少し、84,692千円(前年同期比16.4%減)となりました。半導体不足によるサーバー納期遅延等の影響で導入予定時期が変更された案件などの影響もあり当初計画の9割程度の進捗となっております。
AppSuiteライセンス及びChatLuckライセンスにつきましては、desknet's NEOライセンスとの同時購入をされることが多い傾向にあります。
AppSuiteのライセンス売上高につきましても、desknet's NEOライセンスと同様に前年同期と比較して5,000ユーザー以上の大規模新規ライセンスが増加したことを主な要因として3,945千円増加し、50,426千円(前年同期比8.5%増)となり、当初の計画を上回り推移しております。
ChatLuckライセンスの売上高につきましては、前年同期と比較して5,000ユーザー以上の大規模新規ライセンスが増加したことを主な要因として前年同期比46,568千円増加し、53,593千円(前年同期比662.9%増)となり、当初の計画を上回り推移しております。
サポートサービスの売上高は、前年同期比21,932千円増加し、555,846千円(前年同期比4.1%増)となりました。これは主に、desknet's NEOのサポートサービスの売上高が前年同期比13,681千円増加し、452,691千円(前年同期比3.1%増)となったことによるものであります。また、カスタマイズの売上高は、前年同期と比較して中規模な案件が増加したことを主な要因として19,565千円増加し、51,733千円(前年同期比60.8%増)となりました。その他役務作業等の売上高は、他社製品であるID統合管理システムの販売及び役務作業の減少を主な要因として、24,790千円減少し64,807千円(前年同期比27.7%減)となりました。
以上の結果、プロダクト全体での売上高は前年同期比49,148千円増加し、863,867千円(前年同期比6.0%増)となりました。
③ 技術開発
技術開発につきましては、積極的に受託開発を行う方針ではありませんが、主に従来からの継続案件の規模縮小に伴う売上減少により、売上高は前年同期比39,600千円減少し、36,000千円(前年同期比52.4%減)となりました。
以上の結果、ソフトウエア事業の売上高は3,220,302千円(前年同期比8.0%増)、セグメント利益は1,367,255千円(前年同期比8.3%増)となりました。
(システム開発サービス事業)
システム開発サービス事業は、子会社である株式会社Pro-SPIREが展開する事業で構成されており、同社が長年培ってきたクラウドインテグレーション、システムインテグレーションのノウハウを基礎に技術者の育成を図り、先端技術を活用し新たな顧客ニーズを満たすシステムエンジニアリングサービスを主に提供しております。
当中間連結会計期間の売上高は、既存取引先のプロジェクト規模拡大などにより前年同期と比較して33,634千円増加し996,686千円となりました。売上原価は人員増により外注費を抑制した一方、人件費の増加がこれを上回ったことなどにより全体で10,663千円増加いたしました。また、販売費及び一般管理費は、人件費等の増加により前年同期比22,641千円増加いたしました。
以上の結果、システム開発サービス事業の売上高は996,686千円(前年同期比3.5%増)、セグメント利益は29,449千円(前年同期比1.1%増)となりました。
(海外事業)
海外事業は、ASEAN地域の海外子会社3社の事業で構成されており、現地企業向けにdesknet's NEO及びAppSuiteのクラウドサービスの提供を中心に行っております。
海外事業においては、営業人員の育成による営業力強化、展示会への出展による認知度向上、販売代理店の開拓及び日系企業コミュニティへのアプローチ等に努めております。また、フィリピン子会社及びタイ子会社において前期に実施したマネジメント体制の変更、営業人員増強及びASEAN子会社間での協力体制の強化等の効果もあり、当中間連結会計期間の売上高は前年同期と比較して9,105千円増加し45,533千円となりました。今後も引き続き現地企業への浸透に注力してまいります。
以上の結果、海外事業の売上高は45,533千円(前年同期比25.0%増)、セグメント損失は48,621千円(前年同期はセグメント損失41,420千円)となりました。
(2)財政状態の分析
(資産)
当中間連結会計期間末における資産合計は前連結会計年度末より564,136千円増加し、11,257,673千円となりました。これは主に、現金及び預金が724,852千円増加した他、米ドル建債券の時価が円安の進行により増加したことにより有価証券及び投資有価証券が58,432千円増加した一方で、大口顧客1社の回収条件が変更されたことを主な要因として売掛金及び契約資産が266,451千円減少したことによるものであります。
(負債)
当中間連結会計期間末における負債合計は前連結会計年度末より13,324千円増加し、3,224,798千円となりました。これは主に、クラウドサービス等の契約負債が230,712千円増加した一方で、未払消費税等が41,383千円減少したことを主な要因として流動負債その他が91,135千円減少したことに加え、未払法人税等が82,173千円減少したこと、及び長期未払金が24,472千円減少したことを主な要因として固定負債その他が24,431千円減少したことによるものであります。
(純資産)
当中間連結会計期間末における純資産合計は前連結会計年度末より550,811千円増加し、8,032,875千円となりました。これは主に、親会社株主に帰属する中間純利益が947,503千円計上された一方で、434,554千円の剰余金の配当を実施したことにより利益剰余金が512,949千円増加したことによるものであります。
(3)キャッシュ・フローの状況
当中間連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末と比較して745,500千円増加し、7,177,481千円となりました。
当中間連結会計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動により獲得した資金は1,387,579千円(前中間連結会計期間は1,173,393千円の収入)となりました。これは主に、税金等調整前中間純利益の計上1,389,697千円、売上債権及び契約資産の減少266,301千円、契約負債の増加230,751千円により資金が増加した一方で、法人税等の支払522,010千円により資金が減少したことによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動により使用した資金は227,172千円(前中間連結会計期間は188,713千円の支出)となりました。これは主に、無形固定資産の取得による支出176,289千円及び有形固定資産の取得による支出28,618千円により資金が減少したことによるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動により使用した資金は436,286千円(前中間連結会計期間は362,994千円の支出)となりました。これは主に、配当金の支払434,492千円によるものであります。
(4)研究開発活動
当中間連結会計期間における研究開発費の総額は、40,799千円となっております。なお、当中間連結会計期間における当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(1)経営成績の状況
当中間連結会計期間における我が国の経済は、企業収益及び雇用・所得環境が改善する下で、景気は緩やかに回復基調で推移いたしました。景気の先行きについては、緩やかな回復が継続していくことが期待されますが、中東情勢、物価上昇や米国の通商政策、金融資本市場の変動に加え、半導体不足による供給制約等の影響には注意が必要な状況となっております。
当社グループが属するIT業界におきましては、ソフトウエア投資は増加傾向にあり、企業収益の改善や人手不足等を背景に、今後もITへの投資は堅調に推移することが期待されます。その反面、AI技術の急速な進歩がもたらす製品・サービスの競争環境は一段と激化しており、各社の対応力が問われる局面を迎えております。
このような状況の中、desknet's NEOにつきましては、インフォメーション機能やAppSuiteなど基本機能をさらに強化・改善したdesknet's NEOバージョン9.6を2026年5月にリリースいたしました。
AI関連分野においては、「neoAI Chat for desknet's」の販売及び活用支援を推進するとともに、AIエージェント関連サービス「LiveX AI」の展開を進めてまいりました。こうした取り組みの一環として、2026年3月にはZETA株式会社及びLIVEX AI Inc.との3社間において、AIを活用した実店舗におけるCX向上及びリテールメディア市場創出に向けた業務提携を締結するなど、幅広い領域におけるAI活用を推進しております。さらに、「LiveX AI」のスポーツ・エンターテインメント領域への展開にも取り組み、2026年5月にはサッカー・Jリーグクラブの徳島ヴォルティスのホームゲーム及びプロバスケットボールクラブの横浜エクセレンスのファン感謝祭において、AIアバターを活用したファン体験の実証実験を実施いたしました。両実証実験を通じてAIアバターを活用した新たなファン体験を提供し、スポーツ・エンターテインメント領域における「LiveX AI」の活用可能性を確認いたしました。
加えて、2026年2月よりブレインズテクノロジー株式会社との間で業務提携を進めていた、生成AI活用が可能な全文検索システムについて、2026年7月にオンプレミス型企業内全文検索システム「Neuron ES for desknet's」として提供を開始いたしました。同製品は、desknet's NEOに保管された文書に加え、社内のファイルサーバーやクラウドストレージ等に散在するデータを横断的かつ高速・高精度に検索することで、業務効率化及びナレッジ活用の高度化を支援するものです。2026年7月には大阪信用金庫において同製品の導入が決定するなど、販売拡大に向けた取り組みを進めております。
2026年5月にアイティクラウド株式会社のレビューサイト「ITreview」が主催する「Best Software in Japan 2026」においてdesknet's NEOが掲載された約15,000製品の中からTOP100の第10位に入賞、またカテゴリー別では「グループウェア」と「ワークフローシステム」の2部門で入賞いたしました。2026年7月には同サイトが主催する「ITreview Grid Award 2026 Summer」において当社主力3製品がそれぞれ5部門で最高位である「Leader」を受賞いたしました。desknet's NEOは2019年の受賞以来、今回の受賞で29回連続での受賞となりました。
また、2026年3月に経済産業省と日本健康会議が共同で実施する「健康経営優良法人 2026(大規模法人部門)」に認定されました。「健康経営優良法人」は7年連続の認定となります。さらに、2026年7月には仕事と育児の両立支援に関する取り組みが評価され、厚生労働大臣が認定する「プラチナくるみん認定」を当社として初めて取得いたしました。
以上の結果、当中間連結会計期間における売上高は4,226,783千円(前年同期比6.4%増)、営業利益は1,348,456千円(前年同期比7.9%増)、経常利益は1,389,862千円(前年同期比7.3%増)、親会社株主に帰属する中間純利益は947,503千円(前年同期比6.6%増)と堅調に推移いたしました。
当中間連結会計期間におけるセグメント別の経営成績は以下のとおりであります。
(ソフトウエア事業)
ソフトウエア事業は、当社と子会社であるDELCUI Inc.が展開する事業で構成されております。
売上区分別の状況は以下のとおりであります。
| 売上区分 | 前中間連結会計期間 (自 2025年2月1日 至 2025年7月31日) | 当中間連結会計期間 (自 2026年2月1日 至 2026年7月31日) | ||||
| 売上高(千円) | 構成比(%) | 売上高(千円) | 構成比(%) | 増減率(%) | ||
| クラウドサービス | 2,090,569 | 70.1 | 2,320,434 | 72.1 | 11.0 | |
| プロダクト | 814,719 | 27.3 | 863,867 | 26.8 | 6.0 | |
| 技術開発 | 75,600 | 2.6 | 36,000 | 1.1 | △52.4 | |
| 合計 | 2,980,889 | 100.0 | 3,220,302 | 100.0 | 8.0 | |
① クラウドサービス
クラウドサービスの主要サービス別の売上は以下のとおりであります。
| 前中間連結会計期間 (自 2025年2月1日 至 2025年7月31日) | 当中間連結会計期間 (自 2026年2月1日 至 2026年7月31日) | 増減額(千円) | 増減率(%) | ||
| 売上高(千円) | 売上高(千円) | ||||
| desknet's NEOクラウド(*1) | 1,743,495 | 1,877,965 | 134,470 | 7.7 | |
| AppSuiteクラウド(*1) | 182,174 | 249,618 | 67,443 | 37.0 | |
| ChatLuckクラウド(*1) | 46,453 | 53,577 | 7,123 | 15.3 | |
| その他月額売上 | 90,348 | 105,868 | 15,520 | 17.2 | |
| 月額売上合計 | 2,062,471 | 2,287,029 | 224,557 | 10.9 | |
| その他役務作業等 | 28,097 | 33,405 | 5,307 | 18.9 | |
| クラウドサービス合計 | 2,090,569 | 2,320,434 | 229,864 | 11.0 |
(*1)セットプランにつきましては、各サービスのみを利用した場合の価格に基づき各サービスに按分した金額を集計しております。
desknet's NEOクラウド版の売上高は、セットプラン利用ユーザー数の増加等により前年同期比134,470千円増加し、1,877,965千円(前年同期比7.7%増)となりました。当中間連結会計期間における増加ユーザー数は、新規大規模クラウドユーザーの受注の影響もあり、値上げ前の2025年1月期と概ね同水準の増加数となりました。同サービスの1社当たりの平均利用ユーザー数は87ユーザーとなっております。また、月平均の解約率(*2)は0.31%(前年同期:0.34%)で従来の水準から大きな変動はありません。今後も引き続き解約率を低い水準に維持できるよう取り組んでまいります。
AppSuiteクラウド版の売上高は、利用ユーザー数の増加により前年同期と比較して67,443千円増加し、249,618千円(前年同期比37.0%増)と大幅な増加となりました。スタンダードプラン(*4)の売上が堅調に推移したこともあり、当中間連結会計期間末時点において同サービスの利用ユーザー数は、desknet's NEOクラウドのユーザー数の約23%と前年同期から約6%増加しております。今後もセットプランの訴求を高め利用ユーザー数の拡大に努めてまいります。
ChatLuckクラウド版の売上高は、前年同期と比較して7,123千円増加し、53,577千円(前年同期比15.3%増)となりました。売上高全体に占める割合は小さいもののdesknet's NEOとの同時利用によりユーザーの利便性が高まるサービスであることから、desknet's NEOとの同時利用ユーザー数の拡大に努めてまいります。その他月額売上につきましては、主に他社連携サービスの増加により前年同期と比較して15,520千円増加し、105,868千円(前年同期比17.2%増)となりました。その他役務作業等の売上高につきましては、ASP事業者向けのカスタマイズ案件の増加を主な要因として5,307千円増加し、33,405千円(前年同期比18.9%増)となりました。
以上の結果、クラウドサービス全体での売上高は前年同期比229,864千円増加し、2,320,434千円(前年同期比11.0%増)となりました。
(*2)desknet's NEOクラウドのユーザーにおける「当月の解約により減少したMRR(*3)÷前月末のMRR」の当中間連結会計期間の平均で算出しております。
(*3)MRR(Monthly Recurring Revenue)は対象月の月末時点における継続課金ユーザーにかかる月額料金、もしくは年額料金の1/12の合計額で算出しております。
(*4)desknet's NEOクラウド版とAppSuiteクラウド版を併用可能なセットプラン。
② プロダクト
プロダクト(オンプレミス型ライセンス及び関連役務等)の主要製品別の売上は以下のとおりであります。
| 前中間連結会計期間 (自 2025年2月1日 至 2025年7月31日) | 当中間連結会計期間 (自 2026年2月1日 至 2026年7月31日) | 増減額(千円) | 増減率(%) | ||
| 売上高(千円) | 売上高(千円) | ||||
| desknet's NEO | 101,363 | 84,692 | △16,671 | △16.4 | |
| AppSuite | 46,480 | 50,426 | 3,945 | 8.5 | |
| ChatLuck | 7,025 | 53,593 | 46,568 | 662.9 | |
| その他ライセンス売上 | 4,169 | 2,768 | △1,401 | △33.6 | |
| ライセンス売上合計 | 159,038 | 191,480 | 32,441 | 20.4 | |
| サポートサービス | 533,914 | 555,846 | 21,932 | 4.1 | |
| カスタマイズ | 32,168 | 51,733 | 19,565 | 60.8 | |
| その他役務作業等 | 89,597 | 64,807 | △24,790 | △27.7 | |
| プロダクト合計 | 814,719 | 863,867 | 49,148 | 6.0 |
desknet's NEOライセンスの売上高につきましては、前年同期と比較して5,000ユーザー以上の大規模新規ライセンスが増加した一方、1,000ユーザー超の中規模ライセンスが減少したことを主な要因として16,671千円減少し、84,692千円(前年同期比16.4%減)となりました。半導体不足によるサーバー納期遅延等の影響で導入予定時期が変更された案件などの影響もあり当初計画の9割程度の進捗となっております。
AppSuiteライセンス及びChatLuckライセンスにつきましては、desknet's NEOライセンスとの同時購入をされることが多い傾向にあります。
AppSuiteのライセンス売上高につきましても、desknet's NEOライセンスと同様に前年同期と比較して5,000ユーザー以上の大規模新規ライセンスが増加したことを主な要因として3,945千円増加し、50,426千円(前年同期比8.5%増)となり、当初の計画を上回り推移しております。
ChatLuckライセンスの売上高につきましては、前年同期と比較して5,000ユーザー以上の大規模新規ライセンスが増加したことを主な要因として前年同期比46,568千円増加し、53,593千円(前年同期比662.9%増)となり、当初の計画を上回り推移しております。
サポートサービスの売上高は、前年同期比21,932千円増加し、555,846千円(前年同期比4.1%増)となりました。これは主に、desknet's NEOのサポートサービスの売上高が前年同期比13,681千円増加し、452,691千円(前年同期比3.1%増)となったことによるものであります。また、カスタマイズの売上高は、前年同期と比較して中規模な案件が増加したことを主な要因として19,565千円増加し、51,733千円(前年同期比60.8%増)となりました。その他役務作業等の売上高は、他社製品であるID統合管理システムの販売及び役務作業の減少を主な要因として、24,790千円減少し64,807千円(前年同期比27.7%減)となりました。
以上の結果、プロダクト全体での売上高は前年同期比49,148千円増加し、863,867千円(前年同期比6.0%増)となりました。
③ 技術開発
技術開発につきましては、積極的に受託開発を行う方針ではありませんが、主に従来からの継続案件の規模縮小に伴う売上減少により、売上高は前年同期比39,600千円減少し、36,000千円(前年同期比52.4%減)となりました。
以上の結果、ソフトウエア事業の売上高は3,220,302千円(前年同期比8.0%増)、セグメント利益は1,367,255千円(前年同期比8.3%増)となりました。
(システム開発サービス事業)
システム開発サービス事業は、子会社である株式会社Pro-SPIREが展開する事業で構成されており、同社が長年培ってきたクラウドインテグレーション、システムインテグレーションのノウハウを基礎に技術者の育成を図り、先端技術を活用し新たな顧客ニーズを満たすシステムエンジニアリングサービスを主に提供しております。
当中間連結会計期間の売上高は、既存取引先のプロジェクト規模拡大などにより前年同期と比較して33,634千円増加し996,686千円となりました。売上原価は人員増により外注費を抑制した一方、人件費の増加がこれを上回ったことなどにより全体で10,663千円増加いたしました。また、販売費及び一般管理費は、人件費等の増加により前年同期比22,641千円増加いたしました。
以上の結果、システム開発サービス事業の売上高は996,686千円(前年同期比3.5%増)、セグメント利益は29,449千円(前年同期比1.1%増)となりました。
(海外事業)
海外事業は、ASEAN地域の海外子会社3社の事業で構成されており、現地企業向けにdesknet's NEO及びAppSuiteのクラウドサービスの提供を中心に行っております。
海外事業においては、営業人員の育成による営業力強化、展示会への出展による認知度向上、販売代理店の開拓及び日系企業コミュニティへのアプローチ等に努めております。また、フィリピン子会社及びタイ子会社において前期に実施したマネジメント体制の変更、営業人員増強及びASEAN子会社間での協力体制の強化等の効果もあり、当中間連結会計期間の売上高は前年同期と比較して9,105千円増加し45,533千円となりました。今後も引き続き現地企業への浸透に注力してまいります。
以上の結果、海外事業の売上高は45,533千円(前年同期比25.0%増)、セグメント損失は48,621千円(前年同期はセグメント損失41,420千円)となりました。
(2)財政状態の分析
(資産)
当中間連結会計期間末における資産合計は前連結会計年度末より564,136千円増加し、11,257,673千円となりました。これは主に、現金及び預金が724,852千円増加した他、米ドル建債券の時価が円安の進行により増加したことにより有価証券及び投資有価証券が58,432千円増加した一方で、大口顧客1社の回収条件が変更されたことを主な要因として売掛金及び契約資産が266,451千円減少したことによるものであります。
(負債)
当中間連結会計期間末における負債合計は前連結会計年度末より13,324千円増加し、3,224,798千円となりました。これは主に、クラウドサービス等の契約負債が230,712千円増加した一方で、未払消費税等が41,383千円減少したことを主な要因として流動負債その他が91,135千円減少したことに加え、未払法人税等が82,173千円減少したこと、及び長期未払金が24,472千円減少したことを主な要因として固定負債その他が24,431千円減少したことによるものであります。
(純資産)
当中間連結会計期間末における純資産合計は前連結会計年度末より550,811千円増加し、8,032,875千円となりました。これは主に、親会社株主に帰属する中間純利益が947,503千円計上された一方で、434,554千円の剰余金の配当を実施したことにより利益剰余金が512,949千円増加したことによるものであります。
(3)キャッシュ・フローの状況
当中間連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末と比較して745,500千円増加し、7,177,481千円となりました。
当中間連結会計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動により獲得した資金は1,387,579千円(前中間連結会計期間は1,173,393千円の収入)となりました。これは主に、税金等調整前中間純利益の計上1,389,697千円、売上債権及び契約資産の減少266,301千円、契約負債の増加230,751千円により資金が増加した一方で、法人税等の支払522,010千円により資金が減少したことによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動により使用した資金は227,172千円(前中間連結会計期間は188,713千円の支出)となりました。これは主に、無形固定資産の取得による支出176,289千円及び有形固定資産の取得による支出28,618千円により資金が減少したことによるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動により使用した資金は436,286千円(前中間連結会計期間は362,994千円の支出)となりました。これは主に、配当金の支払434,492千円によるものであります。
(4)研究開発活動
当中間連結会計期間における研究開発費の総額は、40,799千円となっております。なお、当中間連結会計期間における当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。