有価証券報告書-第18期(令和2年8月1日-令和3年7月31日)

【提出】
2021/10/28 15:33
【資料】
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【項目】
108項目
(1)経営成績等の状況の概要
① 財政状態及び経営成績の状況
当事業年度におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染拡大に伴う緊急事態宣言の発出や外出の自粛要請により経済活動は大きく制限を受け、個人消費や企業活動が著しく停滞し、依然として先行き不透明な状況が続いております。
当社が属するウエディング業界におきましても、度重なる緊急事態宣言等の発出、酒類の提供禁止措置等の影響により、婚礼施行の延期、挙式・披露宴受注数や招待者数減少の影響が継続し、企業収益に打撃を受けております。
このような環境の中、当社は「新しい生活様式」に準拠した当社独自のガイドラインを策定し、お客様及び従業
員の健康と安全に十分配慮しながらサービスを提供してまいりました。当社のすべての会場は「1チャペル・1パ
ーティ会場・1オープンキッチン」で、館内すべてを貸切にすることができ、密になりにくい開放的な空間です。
また、「それぞれの新郎新婦にとって最高の結婚式を創る」との企業理念に基づき、当社の強みであるウエディングプランナー一貫制を活かして、新郎新婦と十分な意思疎通を図ることや意向に沿った対応、日程の延期等を希望される新郎新婦の想いを誠実に受け止め、柔軟な対応に努めてまいりました。
コロナ禍においても、2021年オリコン顧客満足度調査「ハウスウエディング部門」において総合第1位を獲得、4年連続で総合1位となるなど「いい結婚式」をつくる努力をしてまいりました。
しかしながら、度重なる緊急事態宣言等の発出による営業活動への制限を受け、当社を取り巻く経営環境は大変厳しいものになりました。このような状況においても、万全な感染拡大防止対策に取り組みながら施行を実施できたことにより、挙式・披露宴実施組数は2,573組(前年同期比29.0%増)となりました。
○当社店舗数、受注数及び施行数の推移
2017年7月期2018年7月期2019年7月期2020年7月期2021年7月期
店舗数(店)1819212323
受注数(組)2,4832,4873,0822,7582,352
施行数(組)2,4222,5212,6431,9952,573

売上原価の効率化の取り組みや、販管費においても配膳人員の最適化、設備投資計画の見直しなどあらゆる費用の削減を実施しており、できる限りの企業努力において損益分岐点の引き下げを図っております。一年を通して新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けましたが、第4四半期会計期間において過去最高の挙式・披露宴実施組数、営業利益及び経常利益を計上、最終損益では大きく挽回し、黒字着地となりました。
その結果、当事業年度における売上高は9,343,894千円(前事業年度比17.0%増)、営業利益327,802千円(前事業年度は営業損失989,951千円)、新型コロナウイルス感染症の影響に伴う特例措置による雇用調整助成金141,242千円を営業外収益に計上したことなどにより経常利益509,547千円(前事業年度は経常損失817,936千円)、法人税等調整額△53,823千円の計上、減損損失221,708千円を計上したことなどにより当期純利益169,612千円(前事業年度は当期純損失1,183,382千円)となりました。
なお、当社はウエディング事業の単一セグメントであり、セグメントごとの記載をしておりません。
② キャッシュ・フローの状況
当事業年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前事業年度末に比べ405,549千円増加し2,347,367千円となりました。当事業年度における各キャッシュ・フローの状況とその要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当事業年度において営業活動の結果得られた資金は1,458,233千円(前事業年度は790,641千円の収入)となりました。これは主に、税引前当期純利益を282,894千円、減価償却費を713,796千円、減損損失を221,708千円、仕入債務の増加額を251,790千円、未払消費税等の増加額を209,612千円、法人税等の還付額を250,663千円及び雇用調整助成金の受取額を245,219千円計上した一方、前受金の減少額を675,947千円計上したことによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当事業年度において投資活動の結果使用した資金は201,109千円(前事業年度は954,627千円の支出)となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出142,389千円によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当事業年度において財務活動の結果使用した資金は851,575千円(前事業年度は1,349,464千円の収入)となりました。これは主に、長期借入れによる収入800,000千円及び社債の発行による収入300,000千円により資金が増加した一方、短期借入金の純減額300,000千円及び長期借入金の返済による支出1,651,162千円等によるものであります。
③ 施行、受注及び販売の実績
a.施行実績
当事業年度における施行実績を示すと、次のとおりであります。
当事業年度
(自 2020年8月1日
至 2021年7月31日)
施行数(組)前年同期比(%)
ウエディング事業2,573129.0
合計2,573129.0

(注)当社の事業区分は「ウエディング事業」の単一セグメントであります。
b.受注実績
当事業年度における受注実績を示すと、次のとおりであります。
当事業年度
(自 2020年8月1日
至 2021年7月31日)
受注数(組)前年同期比(%)受注残高(組)前年同期比(%)
ウエディング事業2,35285.32,51187.0
合計2,35285.32,51187.0

(注)当社の事業区分は「ウエディング事業」の単一セグメントであります。
c.販売実績
当事業年度における販売実績を示すと、次のとおりであります。
当事業年度
(自 2020年8月1日
至 2021年7月31日)
金額(千円)前年同期比(%)
ウエディング事業9,343,894117.0
合計9,343,894117.0

(注)1.当社の事業区分は「ウエディング事業」の単一セグメントであります。
2.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において当社が判断したものであります。
① 財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容
a.経営成績等
1)財政状態
(流動資産)
当事業年度末における流動資産の残高は2,717,699千円(前事業年度末比120,958千円増)となりました。これは主に、未収還付法人税等(前事業年度末比234,323千円減)が減少したものの、新型コロナウイルス感染症の長期化に対する備えとして、資金の借入、社債の発行を実施し、現金及び預金(前事業年度末比405,552千円増)が増加したことによるものであります。
(固定資産)
当事業年度末における固定資産の残高は8,964,457千円(前事業年度末比759,971千円減)となりました。これは主に、減価償却費計上に伴い有形固定資産(前事業年度末比847,003千円減)が減少したことによるものであります。
(流動負債)
当事業年度末における流動負債の残高は4,081,177千円(前事業年度末比124,095千円減)となりました。これは主に、前事業年度において実施する予定であった挙式・披露宴が、当事業年度に施行された結果、前受金(前事業年度末比675,947千円減)が減少したこと及び借入金の返済により、短期借入金(前事業年度末比300,000千円減)が減少したものの、挙式・披露宴実施組数の増加に伴い買掛金(前事業年度末比251,790千円増)、未払消費税等(前事業年度末比209,612千円増)、未払法人税等(前事業年度末比167,102千円増)及び未払金(前事業年度末比83,036千円増)が増加したことによるものであります。
(固定負債)
当事業年度末における固定負債の残高は5,109,673千円(前事業年度末比684,529千円減)となりました。これは主に、社債の発行により、社債(前事業年度末比204,000千円増)が増加したものの、借入金の返済により長期借入金(前事業年度末比848,077千円減)が減少したことによるものであります。
(純資産)
当事業年度末における純資産の残高は2,491,305千円(前事業年度末比169,612千円増)となりました。これは、利益剰余金(前事業年度末比169,612千円増)が増加したことによるものであります。
2)経営成績
(売上高)
当事業年度の売上高は、挙式数が578組増加(前事業年度1,995組に対し、当事業年度2,573組)した結果、9,343,894千円(前事業年度比17.0%増)となり、1,355,975千円増加しました。これは主に、新型コロナウイルス感染拡大の影響により、前事業年度において実施する予定であった挙式・披露宴の一部が当事業年度に実施されたこと及び第4四半期会計期間において、延期組数が限定的になったことで過去最高の挙式・披露宴実施組数となったことによるものであります。
(売上総利益)
当事業年度の売上原価は3,230,294千円(前事業年度比11.5%増)となり、331,988千円増加しました。これは主に、挙式・披露宴実施組数が増加したこと及び売上原価の効率化の取り組みによるものであります。
この結果、売上総利益は6,113,599千円(前事業年度比20.1%増)となり、1,023,986千円増加しました。
(営業損益)
当事業年度の販売費及び一般管理費は5,785,796千円(前事業年度比4.8%減)となり、293,767千円減少しました。これは主に、販管費の削減により、備品・消耗品費を162,868千円、広告宣伝費を90,856千円及び設備投資計画の見直しにより、減価償却費を30,188千円、修繕費を20,267千円削減したことによるものであります。
この結果、当事業年度の営業利益は、327,802千円(前事業年度は営業損失989,951千円)となりました。
(経常損益)
当事業年度の経常利益は、509,547千円(前事業年度は経常損失817,936千円)となりました。なお、雇用調整助成金141,242千円を計上しております。
(当期純損益)
当事業年度の当期純利益は、169,612千円(前事業年度は当期純損失1,183,382千円)となりました。これは主に、西日本の1店舗について減損損失を221,708千円計上したことによるものであります。
b.経営成績に重要な影響を与える要因について
当社の経営成績に重要な影響を与える要因については、「2.事業等のリスク」をご参照ください。
② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に関する情報
a.キャッシュ・フローの状況の分析
キャッシュ・フローの分析は、「(1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載しております。
b.資本の財源及び資金の流動性
運転資金としては、食材等の仕入や人件費その他の販売費及び一般管理費に関する支出などがあります。また、継続的な成長を実現するため、既存店のリニューアルや国内の拠点数の拡大を行ってまいります。運転資金や設備投資に必要な資金は、営業活動から創出されるキャッシュ・フローと、金融機関からの借入により賄っております。
なお、新型コロナウイルス感染拡大とその長期化に対する備えとして、手許資金を厚く保持し、財務基盤の安定性をより一層高めることを目的に、8億円の資金の借入及び3億円の社債の発行を実施しております。
③ 重要な会計上の見積り及び当該見積に用いた仮定
当社の財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、第5 経理の状況 1.財務諸表等(1)財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)に記載のとおりであります。

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