四半期報告書-第5期第2四半期(平成30年6月1日-平成30年8月31日)

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2018/10/11 15:30
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四半期連結財務諸表注記事項(IFRS)

1.報告企業
株式会社コメダホールディングス(以下、「当社」という。)は日本(登記簿上の住所:愛知県名古屋市)に所在する企業であります。当社の2018年8月31日に終了する第2四半期の要約四半期連結財務諸表は、当社及びその子会社(以下、「当社グループ」という。)により構成されております。
当社グループの事業内容は、珈琲所コメダ珈琲店等のフランチャイズ(以下、「FC」という。)チェーンの運営であり、FC加盟店に対して出店物件選定、店舗運営指導、食資材の製造・供給、店舗建物・内装等の設計施工及び店舗建物の転貸等を行っております。また、FC加盟店の研修施設及びモデル店として、FC事業を補完することを目的に直営店を出店しております。
2.作成の基礎
(1) IFRSに準拠している旨
当社グループの要約四半期連結財務諸表は、IAS第34号「期中財務報告」に準拠して作成しております。
当社は、四半期連結財務諸表等規則第1条の2に掲げる「指定国際会計基準特定会社」の要件を満たすことから、同第93条の規定を適用しております。
当社グループの要約四半期連結財務諸表は、年次連結財務諸表で要求されている全ての情報が含まれていないため、2018年2月28日に終了した前連結会計年度の連結財務諸表と併せて利用されるべきものであります。
なお、本要約四半期連結財務諸表は、2018年10月10日に取締役会によって承認されております。
(2) 測定の基礎
当社グループの要約四半期連結財務諸表は、公正価値で測定されている特定の金融商品等を除き、取得原価を基礎として作成しております。
(3) 機能通貨及び表示通貨
当社グループの要約四半期連結財務諸表は、当社の機能通貨である日本円を表示通貨としており、千円未満を四捨五入して表示しております。
3.重要な会計方針
当社グループが本要約四半期連結財務諸表において適用する重要な会計方針は、以下を除き、前連結会計年度に係る連結財務諸表において適用した会計方針と同一であります。
なお、当第2四半期連結累計期間の法人所得税費用は、見積年次実効税率を基に算定しております。
当社グループが第1四半期連結会計期間より適用している基準は、次のとおりであります。
基準書基準名新設・改訂の概要
IFRS第15号顧客との契約から生じる収益収益認識に関する会計処理の改訂

当社グループは、IFRS第15号「顧客との契約から生じる収益」(2014年5月公表)及び「IFRS第15号の明確化」(2016年4月公表)(以下、合わせて「IFRS第15号」)を第1四半期連結会計期間から適用しております。IFRS第15号の適用にあたって、経過措置として認められている、本基準の適用による累積的影響を適用開始日に認識する方法を採用しております。
IFRS第15号の適用に伴い、次の5ステップアプローチに基づき、収益を認識しております。
ステップ1:顧客との契約を識別する。
ステップ2:契約における履行義務を識別する。
ステップ3:取引価格を算定する。
ステップ4:取引価格を契約における履行義務に配分する。
ステップ5:履行義務の充足時に(又は充足するにつれて)収益を認識する。
上記の5ステップアプローチに基づき、顧客との契約における履行義務の識別を行ったことにより、従来、売上原価又は販売費及び一般管理費等として会計処理していた販売促進費等の一部を売上収益から控除しております。
なお、IFRS第15号の適用による要約四半期連結財務諸表に与える影響は軽微であります。
4.重要な会計上の見積り及び見積りを伴う判断
IFRSに準拠した要約四半期連結財務諸表の作成において、経営者は、会計方針の適用並びに資産、負債、収益及び費用の金額に影響を及ぼす判断、見積り及び仮定の設定を行うことが要求されております。そのため、実際の業績は、これらの見積りとは異なる場合があります。
見積り及びその基礎となる仮定は継続して見直されます。会計上の見積りの見直しによる影響は、見積りを見直した会計期間及びそれ以降の将来の会計期間において認識されます。
本要約四半期連結財務諸表に重要な影響を与える判断及び見積りの方法は、前連結会計年度に係る連結財務諸表と同様であります。
5.セグメント情報
当社グループは、喫茶店のFC事業の単一セグメントであるため、記載を省略しております。
6.のれん
当社は、毎第4四半期会計期間中又は減損の兆候がある場合には、その都度減損テストを実施しております。
当第2四半期連結累計期間における増加(40,632千円)は企業結合によるものであり、処分及び減損の兆候はありません。
7.資本及びその他の資本項目
2018年4月11日開催の取締役会決議に基づき、当第2四半期連結累計期間において自己株式を465,100株(1,000,076千円)取得しております。また、当社の取締役並びに当社子会社の取締役及び執行役員に対する譲渡制限付株式報酬として自己株式を4,990株(10,729千円)処分しております。
8.売上収益
当社グループの売上収益は、IAS第17号に基づくリース収益を除き、すべて顧客との契約から生じたものであり、財又はサービスの種類別に分類した売上収益の内訳は次のとおりであります。
(単位:千円)
前第2四半期連結累計期間当第2四半期連結累計期間
(自 2017年3月1日(自 2018年3月1日
至 2017年8月31日)至 2018年8月31日)
卸売9,133,6749,871,293
直営店売上820,4051,609,879
店舗開発収入742,234507,862
リース収益1,466,9151,549,027
その他824,4241,312,104
合計12,987,65214,850,163

(単位:千円)
前第2四半期連結会計期間当第2四半期連結会計期間
(自 2017年6月1日(自 2018年6月1日
至 2017年8月31日)至 2018年8月31日)
卸売4,676,5295,251,476
直営店売上416,310819,324
店舗開発収入320,298393,339
リース収益732,362783,810
その他430,115628,176
合計6,575,6147,876,125

FC加盟店に対する食材等の卸売や直営店売上については、物品の引渡時点もしくはサービスが提供された時点において顧客が支配を獲得し履行義務が充足されると判断しており、当該時点で収益を認識しております。店舗開発収入については、工事請負契約に基づく一定の期間にわたり義務を充足し収益を認識しております。その他に含まれるロイヤリティについては、FC加盟店との契約に基づく義務を履行した時点で収益を認識しております。また、収益は顧客との契約において約束された対価から、値引、割戻等及び消費税等の第三者のために回収した税金等を控除した金額で測定しております。

9.金融商品の公正価値
金融商品の公正価値ヒエラルキーは、レベル1からレベル3までを次のように分類しております。
レベル1:活発な市場における無調整の相場価格により測定された公正価値
レベル2:レベル1に含まれる相場価格以外のインプットのうち、直接又は間接に観察可能なものを使用して算出された公正価値
レベル3:重要な観察可能でないインプットにより算出された公正価値
(1) 公正価値で測定される金融商品
経常的に公正価値で測定される資産の公正価値ヒエラルキーは、次のとおりであります。なお、非経常的に公正価値で測定する資産又は負債はありません。
前連結会計年度(2018年2月28日)
(単位:千円)
レベル1レベル2レベル3合計
その他の金融資産
ヘッジ手段として指定された金利スワップ-12,041-12,041
その他-6,857-6,857
合計-18,898-18,898

当第2四半期連結会計期間(2018年8月31日)
(単位:千円)
レベル1レベル2レベル3合計
その他の金融資産
ヘッジ手段として指定された金利スワップ-15,287-15,287
その他-7,300-7,300
合計-22,587-22,587

レベル2の公正価値測定について
金利スワップの公正価値は、取引先金融機関等から提示された価格等に基づき算定しております。
レベル3の公正価値測定について
有価証券の主な内容は、航空機・船舶のリース事業を目的とする匿名組合への出資であります。有価証券の公正価値は、投資先の事業計画を基に、割引キャッシュ・フロー法により測定しており、当該公正価値の算定結果については、経理責任者がレビュー及び承認しております。なお、事業計画に織り込まれている事項としては、リース収入、航空機・船舶の売却価額、支払利息であり、市場の動向や為替等によってこれらの金額が変動し、公正価値に影響を及ぼす可能性があります。
前第2四半期連結累計期間におけるレベル3に分類された金融商品の増減は、次のとおりであります。
(単位:千円)
前第2四半期連結累計期間
(自 2017年3月1日
至 2017年8月31日)
期首残高147,910
純損益に認識した金額(注)4,522
購入-
売却、償還△150,475
四半期連結会計期間末残高1,957

(注)要約四半期連結損益計算書の「金融収益」に含まれております。
なお、前第2四半期連結会計期間末に保有している資産及び負債に関する未実現損益の変動に起因する金額は162千円です。
(2) 公正価値で測定されない金融商品
要約四半期連結財政状態計算書において公正価値で測定しないものの、公正価値の開示が要求される資産及び負債は次のとおりです。なお、当該金融商品の帳簿価額が公正価値の合理的な近似値となっている場合には、開示を省略しています。
前連結会計年度(2018年2月28日)
(単位:千円)
帳簿価額レベル1レベル2レベル3合計
営業債権
リース債権3,847,433-5,142,033-5,142,033
その他の金融資産
差入保証金1,211,302-1,200,840-1,200,840
建設協力金1,253,662-1,237,356-1,237,356
借入金
長期借入金(注)23,327,656-23,500,725-23,500,725
その他の金融負債
リース債務1,438,315-1,977,697-1,977,697
預り保証金3,275,841-3,082,688-3,082,688
建設協力金2,737,883-2,700,481-2,700,481

(注)1年以内返済予定の残高を含んでいます。
当第2四半期連結会計期間(2018年8月31日)
(単位:千円)
帳簿価額レベル1レベル2レベル3合計
営業債権
リース債権3,827,831-5,161,416-5,161,416
その他の金融資産
差入保証金1,477,996-1,462,231-1,462,231
建設協力金1,279,353-1,258,138-1,258,138
借入金
長期借入金(注)25,094,691-25,250,399-25,250,399
その他の金融負債
リース債務1,442,018-1,922,009-1,922,009
預り保証金3,425,911-3,210,991-3,210,991
建設協力金2,759,119-2,746,348-2,746,348

(注)1年以内返済予定の残高を含んでいます。
(公正価値の算定方法)
・リース債権の公正価値については、元利金の合計額を、新規に同様のリース取引を行った場合に想定される利率で割り引いた現在価値により算定しております。
・差入保証金及び建設協力金(その他の金融資産)の公正価値については、その将来キャッシュ・フローを市場金利等で割引いた現在価値により算定しております。
・長期借入金の公正価値については、元利金の合計額を、新規に同様の借入を行った場合に想定される利率で割り引いた現在価値に基づき算定しております。
・リース債務の公正価値については、元利金の合計額を、新規に同様のリース取引を行った場合に想定される利率で割り引いた現在価値により算定しております。
・預り保証金及び建設協力金(その他の金融負債)の公正価値については、その将来キャッシュ・フローを市場金利等で割引いた現在価値により算定しております。
10.配当金
(1) 配当金の支払額
前第2四半期連結累計期間(自 2017年3月1日 至 2017年8月31日)
決議日株式の種類配当金の
総額
(千円)
1株当たり
配当額
(円)
基準日効力発生日配当の原資
2017年5月30日
定時株主総会
普通株式1,105,15125.002017年2月28日2017年5月31日利益剰余金

当第2四半期連結累計期間(自 2018年3月1日 至 2018年8月31日)
決議日株式の種類配当金の
総額
(千円)
1株当たり
配当額
(円)
基準日効力発生日配当の原資
2018年4月18日
取締役会
普通株式1,128,06425.002018年2月28日2018年5月14日利益剰余金

(2) 基準日が当第2四半期連結累計期間に属する配当のうち、配当の効力発生日が当第2四半期連結会計期間の末日後となるもの
前第2四半期連結累計期間(自 2017年3月1日 至 2017年8月31日)
決議日株式の種類配当金の
総額
(千円)
1株当たり
配当額
(円)
基準日効力発生日配当の原資
2017年10月11日
取締役会
普通株式1,120,29025.002017年8月31日2017年11月27日利益剰余金

当第2四半期連結累計期間(自 2018年3月1日 至 2018年8月31日)
決議日株式の種類配当金の
総額
(千円)
1株当たり
配当額
(円)
基準日効力発生日配当の原資
2018年10月10日
取締役会
普通株式1,127,56025.002018年8月31日2018年11月26日利益剰余金

11.1株当たり利益
前第2四半期連結累計期間
(自 2017年3月1日
至 2017年8月31日)
当第2四半期連結累計期間
(自 2018年3月1日
至 2018年8月31日)
親会社の所有者に帰属する四半期利益(千円)2,358,2352,499,353
発行済普通株式の期中加重平均株式数(株)44,370,69645,007,886
希薄化効果のある株式数
ストック・オプション1,203,087592,615
希薄化効果のある株式数を考慮した後の期中加重平均株式数(株)45,573,78345,600,501
基本的1株当たり四半期利益(円)53.1555.53
希薄化後1株当たり四半期利益(円)51.7554.81

前第2四半期連結会計期間
(自 2017年6月1日
至 2017年8月31日)
当第2四半期連結会計期間
(自 2018年6月1日
至 2018年8月31日)
親会社の所有者に帰属する四半期利益(千円)1,145,2821,256,147
発行済普通株式の期中加重平均株式数(株)44,548,79144,945,951
希薄化効果のある株式数
ストック・オプション1,179,797467,366
希薄化効果のある株式数を考慮した後の期中加重平均株式数(株)45,728,58845,413,317
基本的1株当たり四半期利益(円)25.7127.95
希薄化後1株当たり四半期利益(円)25.0927.66

12.後発事象
当社の連結子会社である株式会社コメダは、2018年9月21日開催の取締役会において、好食國際投資股份有限公司との間で中華民国(台湾)に合弁会社を設立することを決議いたしました。なお、当該合弁会社は、資本金の額が当社の資本金の額の100分の10以上に相当するため、当社の特定子会社(孫会社)に該当することとなります。
(1) 設立の目的
台湾における直営店の運営及びフランチャイズによるフルサービス型店舗の拡大を目的としております。
(2) 設立する子会社の概要
① 名称 :Komeda Yummy Co., Ltd
② 住所 :台湾台北市中山區南京東路3段
③ 事業の内容 :フルサービス型の直営店の運営及びフランチャイズビジネス
④ 資本金 :20百万台湾ドル(約72百万円)
⑤ 設立の時期 :2018年10月(予定)
⑥ 出資比率 :株式会社コメダ 51%、好食國際投資股份有限公司 49%