- #1 その他、財務諸表等(連結)
当事業年度における四半期情報等
(累計期間) | 第1四半期 | 第2四半期 | 第3四半期 | 当事業年度 |
売上高(千円) | 820,132 | 1,759,053 | 2,668,935 | 3,640,002 |
税引前四半期(当期)純利益(千円) | 99,823 | 280,736 | 442,891 | 507,777 |
2024/03/27 9:31- #2 サステナビリティに関する考え方及び取組(連結)
① 気候変動に関する指標及び目標
当社は、エコアクション21の活動として、代表的な温室効果ガスである二酸化炭素排出量(kg-CO2)の削減に取り組んでおり、売上原単位(二酸化炭素排出量(kg-CO2)/
売上高(百万円))が前事業年度の実績値を下回る、すなわちエネルギーの効率的な利用を目標としております。
指標 | 目標 | 実績 |
売上原単位 | | |
(二酸化炭素排出量(kg-CO2)/売上高(百万円) | 476 | 464 |
② 人的資本に関する指標及び目標
2024/03/27 9:31- #3 セグメント情報等、財務諸表(連結)
2.報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産、負債その他の項目の金額の算定方法
報告されている事業セグメントの会計処理の方法は、「重要な会計方針」における記載と概ね同一であります。
2024/03/27 9:31- #4 主な資産及び負債の内容(連結)
ヘ.仕掛品
品目 | 金額(千円) |
鋳造事業 仕掛品 | 73,056 |
CT事業 検査・測定サービス 仕掛品 | 1,874 |
合計 | 82,730 |
ト.原材料及び貯蔵品
区分 | 金額(千円) |
鋳造事業 貯蔵品 | 787 |
CT事業 貯蔵品 | 13,934 |
切手、印紙、作業着 | 7,322 |
② 流動負債
2024/03/27 9:31- #5 主要な顧客ごとの情報
(単位:千円)
顧客の氏名又は名称 | 売上高 | 関連するセグメント名 |
ファナック株式会社 | 1,400,546 | 鋳造事業 |
2024/03/27 9:31- #6 事業の内容
製造業におけるJMCという強固なブランドを確立するため、「MADE BY JMC」という企業理念及び「ものづくりに知性を。」というビジョンのもと、3次元CADデータ技術を用いて「樹脂を素材とする3Dプリンター」と「金属を素材とする砂型鋳造」の両成型法を利用、発展させながら、製造業を中心に幅広い業種の「試作品」から「最終製品」までの「ものづくり」をトータルサポートすることを主たる事業としております。
当社の事業は、3Dプリンター事業、鋳造事業及びCT事業から構成されており、報告セグメントの区分も当該事業によっております。3つの事業を持つことで、3次元CADデータのノウハウを共有するだけでなく、人員のローテーションや設備の共同利用など社内のハード・ソフト資源を有効に活用することが可能になります。
なお、当事業年度より、従来「3Dプリンター出力事業」としていた報告セグメントの名称を「3Dプリンター事業」に変更しております。この変更はセグメント名称の変更であり、セグメント情報に与える影響はありません。
2024/03/27 9:31- #7 事業等のリスク
① 特定経営者への依存について
当社の事業の推進者は、代表取締役社長兼CEOである渡邊大知及び専務取締役兼COOである鈴木浩之であります。両名は、当社の3Dプリンター事業、鋳造事業及びCT事業において、事業開始からの事業責任者であり、経営方針や戦略の決定をはじめ、営業、製造技術の各方面の事業推進において重要な役割を果たしており、その決定により当社の事業が左右される可能性があります。また、両名のいずれか又は両名が離職又は業務執行が困難となるような事態が生じた場合、当社の事業、経営成績及び財政状態に影響が及ぶ可能性があります。このため当社では、過度に両名に依存しない経営体制を構築すべく、役職者が一堂に会する経営会議制度、組織体制の整備や予算管理の高度化等の経営体制の構築を推進しております。
② 人材の確保・育成について
2024/03/27 9:31- #8 収益認識関係、財務諸表(連結)
前事業年度(自 2022年1月1日 至 2022年12月31日)
| (単位:千円) |
その他の収益 | - | - | - | - |
外部顧客への売上高 | 546,090 | 1,963,444 | 445,934 | 2,955,470 |
(注)その他・サービスには、CTスキャン、装置等の保守及び修理、デジタルコンテンツ売上が含まれております。
当事業年度(自 2023年1月1日 至 2023年12月31日)
2024/03/27 9:31- #9 報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産、負債その他の項目の金額の算定方法
- 告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産、負債その他の項目の金額の算定方法
報告されている事業セグメントの会計処理の方法は、「重要な会計方針」における記載と概ね同一であります。
報告セグメントの利益は、営業利益ベースの数値であります。
セグメント間の内部収益及び振替高は市場実勢価格を勘案して決定しております。2024/03/27 9:31 - #10 報告セグメントの概要
各セグメントに属する製品等の内容は以下のとおりであります。
報告セグメント | 主要製品等 |
鋳造事業 | アルミニウム、マグネシウムを用いた砂型鋳造法による試作品、各種部品・商品、量産用鋳造部品の製造、販売 |
CT事業 | ①産業用CTによる検査・測定サービス②産業用CT及び関連サービスの販売③産業用CT用ソフトウエアの販売 |
2024/03/27 9:31- #11 売上高、地域ごとの情報
- 売上高
本邦の外部顧客への売上高が損益計算書の売上高の90%を超えるため、記載を省略しております。2024/03/27 9:31 - #12 従業員の状況(連結)
セグメントの名称 | 従業員数(人) |
鋳造事業 | 106 | (20) |
CT事業 | 7 | (-) |
報告セグメント計 | 130 | (26) |
(注)1.従業員数は就業人員(当社から社外への出向者を除き、社外から当社への出向者を含む。)であり、平均臨時雇用者数(アルバイト、人材会社からの派遣社員を含む。)は、年間の平均人員を( )外数で記載しております。
2.平均年間給与は、賞与及び基準外賃金(通勤手当を除く。)を含んでおります。
2024/03/27 9:31- #13 沿革
当社設立以降、本書提出日現在までの沿革は次のとおりであります。
年月 | 概要 |
1992年12月1996年11月1999年9月2006年1月2008年11月2011年7月2011年7月2013年1月2014年5月2015年4月2015年6月2015年8月2016年11月2017年1月2017年4月2018年1月2018年11月2019年7月2020年2月 | 光造形の外部委託によるモデル作製と総合保険業を目的として、横浜市港北区に有限会社ジェイ・エム・シー設立(資本金3,000千円)横浜市港北区から横浜市港南区に本店を移転光造形によるモデル作製での業容拡大を目的として、株式会社ジェイ・エム・シーへ組織変更手術シミュレーション用頭蓋骨モデルの作製受託から作製工程を内製化し、3Dプリンター事業を開始横浜市港南区から横浜市南区に本店を移転試作品の受託範囲の拡大を目的として金属モデル作製を行う有限会社エス・ケー・イーを吸収合併し、砂型鋳造(注1)法による鋳造事業を開始鋳造事業で燃料電池自動車向けドア部品の試作品を受注し、自動車部品作製分野に進出横浜市南区から横浜市神奈川区に本店を移転鋳造事業において、長野県飯田市にコンセプトセンター(注2)(鋳造棟)を新設横浜市神奈川区から横浜市港北区に本店を移転コンセプトセンターに木型棟を新設コンセプトセンターに仕上棟を新設コーポレート・アイデンティティの構築とブランド戦略の導入を開始し、株式会社JMCに商号変更大学及び医療機関向けに心臓カテーテルシミュレーター「HEARTROID」(注3)発売開始金属製品の非破壊検査(注4)による品質検査強化を目的として産業用CT(注5)を導入コンセプトセンターに機械加工・検査棟を新設東京証券取引所マザーズ上場産業用CTによる検査・測定サービス(注6)を鋳造事業から分離しCT事業を開始産業用CT及び関連サービスの販売を開始コンセプトセンターに鋳造棟を増設フルカラー3Dプリンター及び関連サービスの販売を開始コンセプトセンターに、自動車分野や航空分野における高付加価値製品の製造に特化した工場棟を増設鋳造事業における機械加工工程の生産能力強化のため、静岡県浜松市浜名区にミーリングセンター(注7)を新設 |
2020年8月 | 3Dプリンター事業において、横浜市港北区にAMセンター(注8)を開設し、AM(Additive Manufacturing)サービスの提供を開始 |
(注)1.砂型鋳造
溶かした金属を砂で作った鋳型(砂型)に流し込んで鋳造品を作る工法です。砂型に流し込み作ることにより、形状が複雑な鋳造品の作製に向いています。
2024/03/27 9:31- #14 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等(連結)
このように従来の試作・少量量産品に加え、大型サイズの鋳造品、量産用鋳造部品の受注を増加させることで、高い品質を維持しつつ、非鉄砂型鋳造業界での圧倒的な生産キャパシティを誇る事業へ、さらに成長を加速させてまいります。
また、レストア用パーツの製造販売を行うプロジェクト「JMC BASE」においても、オートバイ用品メーカーとのアライアンス契約締結や、展示会への積極的な出展など、案件増加に向けた取り組みを継続的に実施しており、今後も売上高は増加すると見込んでおります。
(CT事業)
2024/03/27 9:31- #15 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析(連結)
3Dプリンター事業では、株式会社ケイズデザインラボ(東京都千代田区)と共同で、製造業向けに3Dプリンターによる小ロット生産確立と普及を支援する事業「デジタル製造プログラム(注4)」の一環として、樹脂3Dプリンター「Figure4」を新たに設置し、様々な樹脂を用いた積層品の量産に向けた提案を進めました。
この結果、当事業年度の経営成績は、売上高3,640,002千円(前期比23.2%増)、営業利益536,623千円(前期比52.8%増)、経常利益533,438千円(前期比39.9%増)、当期純利益363,695千円(前期比46.9%増)となり、売上高・利益の各項目で過去最高を達成しました。
セグメント別の経営成績は、次のとおりであります。
2024/03/27 9:31- #16 重要な会計方針、財務諸表(連結)
(4)製品保証引当金
製品の無償補修費用の支出に備えるため、過去の売上高に対する支出割合に基づき必要額を計上しております。
4.収益及び費用の計上基準
2024/03/27 9:31- #17 顧客との契約から生じる収益の金額の注記
※1 顧客との契約から生じる収益
製品売上高及び商品売上高については、顧客との契約から生じる収益及びそれ以外の収益を区分して記載しておりません。顧客との契約から生じる収益の金額は、財務諸表「注記事項(収益認識関係)1.顧客との契約から生じる収益を分解した情報」に記載しております。
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