有価証券報告書-第111期(2025/04/01-2026/03/31)

【提出】
2026/06/18 12:58
【資料】
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【項目】
167項目
②戦略
当社グループは、脱炭素社会の実現に向けて、気候変動に関する重要なリスクおよび機会を特定し、それらに対する対応策の検討と事業戦略への反映を進めています。具体的な取り組みとしては、省エネルギー活動の推進をはじめ、原材料や生産設備の低炭素化に向けた対応や、再生可能エネルギーの導入拡大などを加速させています。これらの施策を通じて、気候変動の緩和(排出削減)および適応(影響への対応)の両面からの対応を図り、事業の持続可能性の向上に取り組んでいます。
今後も、事業環境の変化や事業戦略の進展に応じて、気候関連リスクおよび機会の見直しを継続的に行い、サステナビリティ委員会にて審議のうえ、必要に応じて取締役会へ提言・報告を行ってまいります。
<リスクと機会>
気候変動関連リスク項目リスク機会
移行リスク
(1.5~2℃シナリオ分析)
政策・規制プラスチック規制・プラスチック規制によるプラスチック製品需要減および収益減
・バイオマスプラスチックへの切替えに伴うコスト増
・プラスチック代替材料での新規部品開発による競争力向上
・プラスチックリサイクルによる製造過程の効率化
・バイオマスプラスチックなどの新規材料の拡販による売上増
再エネ政策・再生可能エネルギー導入による投資コスト増
・エネルギー市場の構造変化による、エネルギー価格の不安定化
・エネルギーコスト低減による、競争力向上
・環境への配慮やエネルギー効率の向上による市場競争力向上
・社会的責任や企業の持続可能性向上による、ステークホルダーとの信頼関係構築
技術低炭素技術の進展・既存の製品・サービスが低炭素製品に置き換わることによる、既存の製品・サービスの需要低下・樹脂加工製品事業とケミカル事業の協業により、環境配慮型材料開発を行うことでの環境配慮型製品・材料の需要増加
・EV化に伴うビジネス機会の拡大
・低炭素設備の導入によるエネルギー効率向上とコストの削減
市場製品と
サービス
・資源循環型材料開発の遅れによる機会損失
・規制や環境変化によるプラスチック製品の使用制限
・原材料の調達や物流への影響による供給難
・新たな市場や顧客を開拓することでの事業拡大や事業多様化
・サプライチェーン全体での環境負荷削減への取り組みによる調達網構築
・消費者ニーズの変化への対応による収益増加
物理リスク
(4℃シナリオ分析)
急性異常気象の激甚化(台風、豪雨、土砂等)・異常気象による製造停止やサプライチェーンの遮断による代替品供給難航や材料コスト増・グローバル複数拠点での供給対応力を活かした調達リスク回避

気候変動関連リスク項目実施事項今後の対応策
移行リスク
(1.5~2℃シナリオ分析)
政策・規制プラスチック規制・マテリアルリサイクルプロセスの改善
・環境配慮型商材の拡販
・廃プラスチックのマテリアルリサイクル
・環境設計ガイドラインの策定による環境に優しい設計促進
・マテリアルリサイクルの促進
・環境配慮型商材の更なる拡販
・ノンコート肥料の販売拡大
・環境設計ガイドラインによる環境に優しい設計の適用拡大
再エネ政策・太陽光発電の増強、拡張
・CO2フリー電力の導入拡大
・自社拠点での蓄電池運用(太陽光由来の再エネ有効活用と独自運用)
・太陽光+蓄電池による再生可能エネルギーの長時間活用
・太陽光軽量化発電セルの導入
・蓄電池システムの拡張ならびに新設
・風力発電(PPA)の導入
技術低炭素技術の進展・環境配慮型材料開発とそれを利用した部品(試作品)の製造
・太陽光発電の増強、拡張
・自社拠点での蓄電池運用
・コージェネレーション設備の活用
・低炭素製造設備(油圧式から電気)への切り替え
・蒸気ボイラーの重油燃料からガスへのシフト
・環境配慮型商材の拡販
・化石燃料や電力消費の削減に繋がる発電インク技術の適用研究
・開発部品の量産へ向けた取り組み
・再生可能エネルギー導入拠点の拡大
・低炭素技術開発とイノベーションを促進するための投資拡大
・環境配慮型製品に繋がる技術開発(製品の更なる軽量化、資源の循環利用)
・環境配慮型商材の更なる拡販
・発電インク技術の適用研究促進
市場製品と
サービス
・サプライチェーンの可視化と評価(CSR調達)
・環境配慮型製品開発
(環境材30%のプラスチックを用いた部品開発)
・プラスチック資源循環法に則ったガイドライン策定
・加飾技術開発の進化による環境負荷低減
・マテリアルリサイクルの促進
・再生材の適用
・メッキ代替加飾による環境負荷低減
・未利用資源を活用した製品開発
(バイオ由来のバイオスティミュラント)
・化学物質の安全性や環境への影響評価
・持続可能な製品開発やイノベーションへの更なる投資
・更なる軽量化技術の開発および仕様の標準化
・サーキュラーエコノミーの推進による循環型ビジネスモデルの構築
・気候変動に対応・適応するための新たな商材の供給
・再生材の適用拡大
・メッキ代替加飾の部品適用拡大
・未利用資源を活用した製品開発継続
物理リスク
(4℃シナリオ分析)
急性異常気象の激甚化(台風、豪雨、土砂等)・BCPの構築による自然災害への備え
・太陽光発電+蓄電池活用による給電システム構築
・自然災害対策の更なる強化(各拠点の状況に合わせた安全対策強化)
・カーポートタイプ太陽光発電+蓄電池活用による重要設備への電源供給、近隣住民への給電

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