有価証券届出書(新規公開時)

【提出】
2018/08/23 15:00
【資料】
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【項目】
89項目

研究開発活動

(1)研究開発の目的(研究開発方針)
当社では「職人さんが手でおこなってきた仕事の省力化・自動化」という経営理念の下、当社の原点であるプロフェッショナルセグメントで、壁紙糊付機や内装施工機器、コンピュータ式畳製造システム等の機器において、競合他社製品と差別化した製品開発に注力してきた結果、「裁断」「検尺」「塗布」「縫製」「剥離」「折畳」「測定」という機能において当社独自のコア技術を蓄積しております。現在では、そのコア技術をプロフェッショナルセグメントのほか、インダストリーセグメントにおける顧客仕様による産業用製造装置や、飲食店向けディスペンサーの開発など、今後更なる成長が期待される市場での製品拡大もはかっております。
また、設計・開発からのアウトプットについて、営業部門と品質保証部も加えた全社一体でレビューすることで、機能、品質の両面の要求事項を満たした新製品を効率的に開発する体制を構築しております。
(2)研究体制
研究開発本部は次の5部で構成しております。
①企画部
規程の制定・改廃、知的財産権の対応・管理、研究開発本部内のISO推進等の業務をおこなっております。
②開発1部
プロフェッショナルセグメントである壁紙糊付機をはじめとするインテリア関係の機器工具の開発業務、副資材の開発業務(甲種危険物取扱主任者、水質関係第一種公害防止管理者資格を有する者を専任で従事させております)、コンシューマセグメントの通販関係の製品の開発業務をおこなっております。
③開発2部
インダストリーセグメントの開発業務をおこなっております。
畳床の縫製や畳を製造するための省力化ラインをはじめとする畳製造装置関係の開発業務、インダストリーセグメントの食品機器関係の開発業務の製品の開発業務をおこなっております。
④開発3部
インダストリーセグメントの開発業務をおこなっております。
当社の「裁断」「検尺」「塗布」「縫製」「剥離」「折畳」「測定」というコア技術を駆使して、大手エンジニアリング会社とも協力し、特殊生産装置、省力・省人・合理化プラント、ロボット、専用機、試験・検査機等々の工場設備や特殊機械の開発業務を展開しております。
⑤開発4部
開発1部から開発3部において設計された機械の電気制御、制御プログラムの開発業務をおこなっております。またさらに、プロフェッショナルセグメントであるインテリア内装業界、畳業界等に特化したパソコンのパッケージソフトの開発業務(第2種情報処理技術者、応用情報技術者いずれかの資格保有の者が従事しております)もおこなっております。
(3)研究開発金額
第69期事業年度(自 平成28年10月1日 至 平成29年9月30日)
当事業年度における研究開発費の総額は195百万円であります。セグメント別の内訳は、プロフェッショナルセグメント73百万円、コンシューマセグメント2百万円、インダストリーセグメント120百万円であります。
第70期第3四半期累計期間(自 平成29年10月1日 至 平成30年6月30日)
当第3四半期累計期間における研究開発活動の金額は、148百万円であります。
なお、当第3四半期累計期間において、当社の研究開発活動の状況に重要な変更はありません。