有価証券届出書(新規公開時)

【提出】
2019/05/23 15:00
【資料】
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【項目】
84項目
(2) 【手取金の使途】
上記の差引手取概算額395,720千円については、「1 新規発行株式」の(注)3.に記載の第三者割当増資の手取概算額上限987,252千円と合わせた、手取概算額合計上限1,382,972千円について、設備投資、商品開発、チャネル開発・顧客開発に充当することを予定しております。また、上記調達資金は、具体的な充当時期までは、安全性の高い金融商品等で運用していく方針であります。
① 設備投資
設備投資については、情報システムの「効率化」、「事業拡大」、「セキュリティ強化」を進める予定です。
調達資金のうち600,000千円を令和2年9月期に充当する計画です。
「効率化」の具体的な内容について、効率的なデータベースマーケティングの運用とコールセンターの入電対応効率化を目的としたデータベース統合・機能強化や基幹システムの機能強化等に319,000千円を充当する予定です。また、事業成長を支えるITインフラの構築と強化に150,000千円を充当する予定です。「事業拡大」を目的とした新規投資としては、当社が保有する顧客データベースプラットフォームを活用した新たな事業の創出に向けたスマホアプリ開発等に91,000千円を充当する予定です。「セキュリティ強化」については、ネットワークセキュリティの強化やモバイルデバイス管理、暗号化等のための設備投資に40,000千円を充当する予定です。
(注) 設備投資の内容については、「第二部 企業情報 第3 設備の状況 3 設備の新設、除却等の計画」の項をご参照下さい。
② 商品開発
商品開発については、化粧品はパーフェクトワンのブランド開発、新商品開発、コラーゲン研究を計画、ヘルスケアは機能性表示食品・医薬品等に関する商品開発、新たなスタンダード(定番)商品やサービスの開発を計画しております。
調達資金のうち515,000千円を令和2年9月期に充当する計画です。
当社は中期的な経営戦略において、①パーフェクトワンブランドのさらなるスタンダード(定番)化、②ヘルスケア領域での新たなスタンダード(定番)の提案という方針を掲げております。「One to One health & beauty-care.」という事業領域において、継続的な事業成長を実現するため、化粧品及びヘルスケアの両カテゴリーにおいて新商品、新サービス開発を強化する必要があり、調達資金を商品開発に充当する予定です。
(注)中期的な経営戦略については、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 (2) 経営環境及び経営戦略」の項をご参照下さい。
③ チャネル開発・顧客開発
「チャネル開発・顧客開発」について、ECで購入いただくお客さまを増やすための施策として、EC利用層に対するSNSなどの新たな広告媒体の開発や顧客開発に調達資金を充当する予定です。直営店舗販売・卸売販売は免税店やドラッグストア等の新業態への出店等新たな販路開発を計画しており、広告費や人件費等に調達資金を充当する予定です。また、海外は新規エリアへ進出するにあたって実施するフィージビリティスタディ(実行可能性調査)にかかる広告投資等の費用や、新規の顧客開発に取り組んでまいります。
調達資金のうち上記①、②の残額を令和2年9月期に充当する計画です。