有価証券報告書-第74期(令和2年1月1日-令和2年12月31日)
当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要並びに経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
また、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。
(1) 経営成績等の状況の概要
当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の経営成績等の状況の概要は次のとおりであります。
① 経営成績の状況
当連結会計年度におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症が世界規模で拡大しており、日本国内においても、経済・社会活動が制限され、景気後退及び先行きの不透明な状況が続いております。
このような経済状況におきまして、当社グループは、積極的な高付加価値製品の販売促進活動を実施するとともに、生産性の向上にも努めました。既存事業につきましては、機能製品事業が取引先の生産量減少の影響を受け需要が減少した一方、光学シート事業はリモートワーク・リモートラーニングの促進による影響で需要が増加しました。また、開発事例として、自動車部品用特殊フィルムの販売開始や、医療用工程フィルムの市場開拓に取り組んでおります。
なお、市場環境の変化に対応するため、機能製品分野の再構築に取り組んでまいりましたが、このたびSATC K-Site(旧九州工場)での生産品目を滋賀アドバンストテクノセンターに移管することになりました。本件に伴う費用として、固定資産の減損損失を当期の特別損失として計上しております。
この結果、当社グループの当連結会計年度の売上高は14,735百万円(前期比6.9%減)、営業利益は1,102百万円(前期比18.0%増)、経常利益996百万円(前期比5.4%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は740百万円(前期比7.0%増)となりました。
なお、セグメントごとの経営成績は次のとおりであります。
[光学シート事業]
新型コロナウイルス感染症の影響により第1四半期に一時需要減少がありましたが、3月以降回復しその後も堅調に推移しました。スマートフォンに代表される小型液晶ディスプレイは、個人消費の低迷により需要が減少しましたが、当社のターゲットである高級セグメントは、安定的に推移いたしました。タブレットやノートPC等中型ディスプレイは、リモートワーク・リモートラーニングの世界的普及促進により需要が増加しております。
この結果、売上高9,770百万円(前期比1.0%減)、セグメント利益2,839百万円(前期比17.0%増)となりました。
[機能製品事業]
機能製品分野では、新型コロナウイルス感染症の影響により、いずれの分野も受注減となりました。利益の少ない販売品目の整理や生産体制の計画的集約などに取り組んでおります。なお、生産要員は光学シート事業への異動を開始しております。
この結果、売上高4,965百万円(前期比16.7%減)、セグメント利益55百万円(前期比2,050.4%増)となりました。
② 財政状態の状況
(資産)
当連結会計年度末における総資産は17,655百万円となり、前連結会計年度末に比べ2,394百万円増加いたしました。これは主に、現金及び預金が1,184百万円、有形固定資産が1,035百万円、それぞれ増加したことによるものであります。
(負債)
当連結会計年度末における負債は10,441百万円となり、前連結会計年度末に比べ179百万円増加いたしました。これは主に、営業外電子記録債務が907百万円増加したものの支払手形及び買掛金が387百万円、未払金が249百万円それぞれ減少したこと等によるものであります。
(純資産)
当連結会計年度末における純資産は7,213百万円となり、前連結会計年度末に比べ2,214百万円増加いたしました。これは主に、資本金が794百万円、資本剰余金が794百万円、利益剰余金が640百万円、それぞれ増加したこと等によるものであります。
この結果、自己資本比率は40.9%(前連結会計年度末32.8%)となりました。
③ キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末より1,186百万円増加し、3,832百万円となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度における営業活動によるキャッシュ・フローは、1,224百万円の収入(前期は1,733百万円の収入)となりました。主な要因としては、税金等調整前当期純利益926百万円、減価償却費1,092百万円による収入があった一方で、仕入債務の減少額396百万円などの支出があったことによります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度における投資活動によるキャッシュ・フローは、1,679百万円の支出(前期は1,046百万円の支出)となりました。主な要因としては、有形固定資産の取得による支出1,641百万円などの支出があったことによります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度における財務活動によるキャッシュ・フローは、1,593百万円の収入(前期は278百万円の収入)となりました。主な要因としては、株式の発行による収入1,588百万円、長期借入れによる収入1,500百万円があった一方で、長期借入金の返済による支出1,354百万円などの支出があったことによります。
当連結会計年度末における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末より1,186百万円増加し、3,832百万円となりました。
(2) 生産、受注及び販売の状況
① 生産実績
当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
(注) 1.金額は、標準原価によっております。
2.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
② 受注実績
当連結会計年度における受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
(注) 上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
③ 販売実績
当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
(注) 1.主な相手別の販売実績及び総販売実績に対する割合は次のとおりであります。
2.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
(3) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
① 重要な会計方針及び見積り
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたって採用している重要な会計方針は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」に記載しております。
なお、見積りの評価については、過去の実績や状況に応じ合理的と考えられる様々な要因に基づき行っておりますが、見積り特有の不確実性があるため、実際の報告数値と異なる可能性があります。また、会計上の見積りに対する新型コロナウイルス感染症の影響については、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 追加情報」に記載しております。
② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源および資金の流動性についての分析
当連結会計年度におけるキャッシュ・フローの概況については、「第2 事業の状況 3 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」記載のとおりです。
主として、原材料の購入費用、製造費、販売費及び一般管理費等の営業費用として必要となる運転資金の調達にあたっては、自己資金及び金融機関からの短期借入を基本としております。また、当社は、貸出コミットメントライン契約および当座貸越契約を取引銀行と締結し、フレキシブルな資金調達手段を確保することで、流動性リスクを適切にコントロールしております。
設備資金の調達にあたっては、自己資金及び金融機関からの長期借入に加え、公募増資等の直接金融手段を検討してまいります。健全な財務バランスを維持しつつ、生産設備や研究開発投資を通じた企業価値向上を実現するため、引き続き、資金調達の多様化を図ってまいります。
③ 経営成績に重要な影響を与える要因について
「第2 事業の状況 2.事業等のリスク」をご参照ください。
④ 経営成績等の状況に関する認識および分析・検討内容
当社グループは、営業利益を経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標としており、顧客に貢献する高付加価値製品の製造・販売に集中し、省力化や歩留の改善を更に進めることにより、営業利益を向上させることを目指しております。
a 売上高
当連結会計年度における売上高は、14,735百万円(前期比93.1%)となりました。光学シート事業では、スマートフォンに代表される小型液晶ディスプレイは、個人消費の低迷により需要が減少しましたが、タブレットやノートPC等中型ディスプレイは、リモートワーク・リモートラーニングの世界的普及促進により需要が増加し、売上高は9,770百万円(前期比99.0%)となりました。機能製品事業では、新型コロナウイルス感染症の影響により、いずれの分野も受注減となり、売上高は4,965百万円(前期比83.3%)となりました。
b 売上総利益
当連結会計年度における売上原価は10,502百万円(前期比88.5%)となり、売上総利益は、より付加価値の高い製品へのシフト、生産効率の向上、コスト削減等により4,233百万円(前期比107.0%)となりました。売上原価率は高性能製品の販売構成割合の上昇、前期から引き続き高い歩留まりを維持したこと等により、前連結会計年度の75.0%に対し、71.3%と3.7ptの低下となり、売上総利益率は28.7%(前連結会計年度は25.0%)と向上しております。
c 販売費及び一般管理費、営業利益
販売費及び一般管理費は、3,130百万円(前期比103.6%)となり、売上高に対する比率は、前連結会計年度の19.1%に対し、21.2%と2.1ptの上昇となりました。この結果、営業利益は1,102百万円(前年度は934百万円の利益)となりました。
d 経常利益
当連結会計年度における営業外損益は、主として為替差損の計上により、106百万円の損失(前連結会計年度は10百万円の利益)となりました。この結果、経常利益は996百万円(前年度は945百万円の利益)となりました。
e 特別損益
当連結会計年度における特別損益は、69百万円の損失(前連結会計年度0百万円の利益)となりました。これは主に、減損による損失を105百万円計上したことによるものです。
f 税金等調整前当期純利益
当連結会計年度における税金等調整前当期純利益は926百万円(前連結会計年度は945百万円の利益)となりました。
g 法人税等
当連結会計年度における法人税、住民税及び事業税と法人税等調整額は186百万円(前連結会計年度は253百万円)となりました。
h 親会社株主に帰属する当期純利益
当連結会計年度における親会社株主に帰属する当期純利益は740百万円(前連結会計年度は692百万円の利益)となりました。
⑤ 経営者の問題認識と今後の方針について
当社グループが今後も高品質な製品やサービスを継続的に提供していくためには、「第2 事業の状況 1.経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載の経営課題に対処することが必要であると認識しております。
具体的には、当社グループが掲げる“自然と産業の調和を創造する”という経営理念を念頭に、以下の5項目に注力してまいります。
a 新規事業の創出
b コーポレート・ガバナンス及びコンプライアンスの強化
c 人材の確保及び育成
d 生産性を高める人事戦略
e 経営基盤の強化
また、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。
(1) 経営成績等の状況の概要
当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の経営成績等の状況の概要は次のとおりであります。
① 経営成績の状況
当連結会計年度におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症が世界規模で拡大しており、日本国内においても、経済・社会活動が制限され、景気後退及び先行きの不透明な状況が続いております。
このような経済状況におきまして、当社グループは、積極的な高付加価値製品の販売促進活動を実施するとともに、生産性の向上にも努めました。既存事業につきましては、機能製品事業が取引先の生産量減少の影響を受け需要が減少した一方、光学シート事業はリモートワーク・リモートラーニングの促進による影響で需要が増加しました。また、開発事例として、自動車部品用特殊フィルムの販売開始や、医療用工程フィルムの市場開拓に取り組んでおります。
なお、市場環境の変化に対応するため、機能製品分野の再構築に取り組んでまいりましたが、このたびSATC K-Site(旧九州工場)での生産品目を滋賀アドバンストテクノセンターに移管することになりました。本件に伴う費用として、固定資産の減損損失を当期の特別損失として計上しております。
この結果、当社グループの当連結会計年度の売上高は14,735百万円(前期比6.9%減)、営業利益は1,102百万円(前期比18.0%増)、経常利益996百万円(前期比5.4%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は740百万円(前期比7.0%増)となりました。
なお、セグメントごとの経営成績は次のとおりであります。
[光学シート事業]
新型コロナウイルス感染症の影響により第1四半期に一時需要減少がありましたが、3月以降回復しその後も堅調に推移しました。スマートフォンに代表される小型液晶ディスプレイは、個人消費の低迷により需要が減少しましたが、当社のターゲットである高級セグメントは、安定的に推移いたしました。タブレットやノートPC等中型ディスプレイは、リモートワーク・リモートラーニングの世界的普及促進により需要が増加しております。
この結果、売上高9,770百万円(前期比1.0%減)、セグメント利益2,839百万円(前期比17.0%増)となりました。
[機能製品事業]
機能製品分野では、新型コロナウイルス感染症の影響により、いずれの分野も受注減となりました。利益の少ない販売品目の整理や生産体制の計画的集約などに取り組んでおります。なお、生産要員は光学シート事業への異動を開始しております。
この結果、売上高4,965百万円(前期比16.7%減)、セグメント利益55百万円(前期比2,050.4%増)となりました。
② 財政状態の状況
(資産)
当連結会計年度末における総資産は17,655百万円となり、前連結会計年度末に比べ2,394百万円増加いたしました。これは主に、現金及び預金が1,184百万円、有形固定資産が1,035百万円、それぞれ増加したことによるものであります。
(負債)
当連結会計年度末における負債は10,441百万円となり、前連結会計年度末に比べ179百万円増加いたしました。これは主に、営業外電子記録債務が907百万円増加したものの支払手形及び買掛金が387百万円、未払金が249百万円それぞれ減少したこと等によるものであります。
(純資産)
当連結会計年度末における純資産は7,213百万円となり、前連結会計年度末に比べ2,214百万円増加いたしました。これは主に、資本金が794百万円、資本剰余金が794百万円、利益剰余金が640百万円、それぞれ増加したこと等によるものであります。
この結果、自己資本比率は40.9%(前連結会計年度末32.8%)となりました。
③ キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末より1,186百万円増加し、3,832百万円となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度における営業活動によるキャッシュ・フローは、1,224百万円の収入(前期は1,733百万円の収入)となりました。主な要因としては、税金等調整前当期純利益926百万円、減価償却費1,092百万円による収入があった一方で、仕入債務の減少額396百万円などの支出があったことによります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度における投資活動によるキャッシュ・フローは、1,679百万円の支出(前期は1,046百万円の支出)となりました。主な要因としては、有形固定資産の取得による支出1,641百万円などの支出があったことによります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度における財務活動によるキャッシュ・フローは、1,593百万円の収入(前期は278百万円の収入)となりました。主な要因としては、株式の発行による収入1,588百万円、長期借入れによる収入1,500百万円があった一方で、長期借入金の返済による支出1,354百万円などの支出があったことによります。
当連結会計年度末における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末より1,186百万円増加し、3,832百万円となりました。
(2) 生産、受注及び販売の状況
① 生産実績
当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
| セグメントの名称 | 生産高(千円) | 前年同期比(%) |
| 光学シート事業 | 5,850,405 | 92.9 |
| 機能製品事業 | 3,578,284 | 75.2 |
| 合計 | 9,428,689 | 85.3 |
(注) 1.金額は、標準原価によっております。
2.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
② 受注実績
当連結会計年度における受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
| セグメントの名称 | 受注高(千円) | 前年同期比(%) | 受注残高(千円) | 前年同期比(%) |
| 光学シート事業 | 11,927,631 | 102.1 | 1,295,673 | 120.9 |
| 機能製品事業 | 5,313,067 | 84.9 | 356,089 | 149.9 |
| 合計 | 17,240,698 | 96.1 | 1,651,762 | 126.2 |
(注) 上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
③ 販売実績
当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
| セグメントの名称 | 販売高(千円) | 前年同期比(%) |
| 光学シート事業 | 9,770,402 | 99.0 |
| 機能製品事業 | 4,965,534 | 83.3 |
| 合計 | 14,735,937 | 93.1 |
(注) 1.主な相手別の販売実績及び総販売実績に対する割合は次のとおりであります。
| 相手先 | 前連結会計年度 | 当連結会計年度 | |||
| 金額(千円) | 割合(%) | 金額(千円) | 割合(%) | ||
| 瑞儀光電股份有限公司 | 1,848,166 | 11.7 | 2,610,749 | 17.7 | |
| 雲軒国際有限公司 | 2,171,498 | 13.7 | 1,523,136 | 10.3 | |
2.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
(3) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
① 重要な会計方針及び見積り
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたって採用している重要な会計方針は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」に記載しております。
なお、見積りの評価については、過去の実績や状況に応じ合理的と考えられる様々な要因に基づき行っておりますが、見積り特有の不確実性があるため、実際の報告数値と異なる可能性があります。また、会計上の見積りに対する新型コロナウイルス感染症の影響については、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 追加情報」に記載しております。
② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源および資金の流動性についての分析
当連結会計年度におけるキャッシュ・フローの概況については、「第2 事業の状況 3 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」記載のとおりです。
主として、原材料の購入費用、製造費、販売費及び一般管理費等の営業費用として必要となる運転資金の調達にあたっては、自己資金及び金融機関からの短期借入を基本としております。また、当社は、貸出コミットメントライン契約および当座貸越契約を取引銀行と締結し、フレキシブルな資金調達手段を確保することで、流動性リスクを適切にコントロールしております。
設備資金の調達にあたっては、自己資金及び金融機関からの長期借入に加え、公募増資等の直接金融手段を検討してまいります。健全な財務バランスを維持しつつ、生産設備や研究開発投資を通じた企業価値向上を実現するため、引き続き、資金調達の多様化を図ってまいります。
③ 経営成績に重要な影響を与える要因について
「第2 事業の状況 2.事業等のリスク」をご参照ください。
④ 経営成績等の状況に関する認識および分析・検討内容
当社グループは、営業利益を経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標としており、顧客に貢献する高付加価値製品の製造・販売に集中し、省力化や歩留の改善を更に進めることにより、営業利益を向上させることを目指しております。
a 売上高
当連結会計年度における売上高は、14,735百万円(前期比93.1%)となりました。光学シート事業では、スマートフォンに代表される小型液晶ディスプレイは、個人消費の低迷により需要が減少しましたが、タブレットやノートPC等中型ディスプレイは、リモートワーク・リモートラーニングの世界的普及促進により需要が増加し、売上高は9,770百万円(前期比99.0%)となりました。機能製品事業では、新型コロナウイルス感染症の影響により、いずれの分野も受注減となり、売上高は4,965百万円(前期比83.3%)となりました。
b 売上総利益
当連結会計年度における売上原価は10,502百万円(前期比88.5%)となり、売上総利益は、より付加価値の高い製品へのシフト、生産効率の向上、コスト削減等により4,233百万円(前期比107.0%)となりました。売上原価率は高性能製品の販売構成割合の上昇、前期から引き続き高い歩留まりを維持したこと等により、前連結会計年度の75.0%に対し、71.3%と3.7ptの低下となり、売上総利益率は28.7%(前連結会計年度は25.0%)と向上しております。
c 販売費及び一般管理費、営業利益
販売費及び一般管理費は、3,130百万円(前期比103.6%)となり、売上高に対する比率は、前連結会計年度の19.1%に対し、21.2%と2.1ptの上昇となりました。この結果、営業利益は1,102百万円(前年度は934百万円の利益)となりました。
d 経常利益
当連結会計年度における営業外損益は、主として為替差損の計上により、106百万円の損失(前連結会計年度は10百万円の利益)となりました。この結果、経常利益は996百万円(前年度は945百万円の利益)となりました。
e 特別損益
当連結会計年度における特別損益は、69百万円の損失(前連結会計年度0百万円の利益)となりました。これは主に、減損による損失を105百万円計上したことによるものです。
f 税金等調整前当期純利益
当連結会計年度における税金等調整前当期純利益は926百万円(前連結会計年度は945百万円の利益)となりました。
g 法人税等
当連結会計年度における法人税、住民税及び事業税と法人税等調整額は186百万円(前連結会計年度は253百万円)となりました。
h 親会社株主に帰属する当期純利益
当連結会計年度における親会社株主に帰属する当期純利益は740百万円(前連結会計年度は692百万円の利益)となりました。
⑤ 経営者の問題認識と今後の方針について
当社グループが今後も高品質な製品やサービスを継続的に提供していくためには、「第2 事業の状況 1.経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載の経営課題に対処することが必要であると認識しております。
具体的には、当社グループが掲げる“自然と産業の調和を創造する”という経営理念を念頭に、以下の5項目に注力してまいります。
a 新規事業の創出
b コーポレート・ガバナンス及びコンプライアンスの強化
c 人材の確保及び育成
d 生産性を高める人事戦略
e 経営基盤の強化