有価証券報告書-第15期(2023/01/01-2023/12/31)
(1) 経営成績等の状況の概要
当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。
① 経営成績の状況
当連結会計年度におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症による影響も限定的となり、個人消費の持ち直しやインバウンド需要の増加等により社会・経済活動は回復基調となりました。一方、長期化する不安定な国際情勢は継続しており、これらによる資源価格の高騰、円安による物価上昇の影響等から依然として先行きは不透明な状況であります。
このような状況の下、当連結会計年度の経営成績は、売上高2,900,886千円(前連結会計年度比13.5%増)、営業利益178,605千円(前連結会計年度比129.4%増)、経常利益179,108千円(前連結会計年度比129.7%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は103,944千円(前連結会計年度比104.7%増)となりました。
法人企業向けサービスにつきましては、順調に新規のお客様との契約が進みました。また、新サービス「ベネフィット社宅」の提供を開始し、これまでパートナーとの関係強化に取り組んできた「社宅推進プロジェクト」を本格始動しました。不動産会社向けサービスにつきましては、ライフラインのサポート件数が順調に進捗し、一部のお取引先様との取引条件を見直すことで、利益率の改善も行いました。引越事業者向けサービスである引越しのプラットフォーム「HAKOPLA(ハコプラ)」につきましては、「引越会社の未来をつくる会」にて資材の共同購買をスタートし、その資材を活用してダンボールに広告の掲載ができる「HAKO-Ad(ハコアド)」のサービス提供を開始しました。
利益面におきましては、利益率の改善だけでなく業務効率化を行った結果、販管費を抑えることができました。親会社株主に帰属する当期純利益につきましては、積立保険解約による保険解約益の計上により増益となりました。
なお、当社グループは、移転者サポート事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載は省略しております。
② 財政状態の状況
(資産)
当連結会計年度末における流動資産は3,193,556千円となり、前連結会計年度末に比べ618,378千円増加しました。これは主に賃貸住宅転貸サービスにおける管理物件の増加に伴い前渡金が390,530千円、現金及び預金が73,111千円、売掛金が54,222千円、流動資産「その他」が127,486千円増加したことによるものであります。また、当連結会計年度末における固定資産は1,202,500千円となり、前連結会計年度末に比べ317,388千円増加しました。これは主に賃貸住宅転貸サービスにおける管理物件の増加に伴い敷金及び保証金が238,973千円、固定資産「その他」が66,836千円増加、自社システムの開発により無形固定資産が56,364千円増加、投資有価証券の一部について減損処理をしたことにより投資有価証券が105,201千円減少したこと等によるものであります。
この結果、当連結会計年度末における資産合計は4,396,057千円となり、前連結会計年度末に比べ935,766千円増加しました。
(負債)
当連結会計年度末における流動負債は1,557,775千円となり、前連結会計年度末に比べ542,037千円増加しました。これは主に賃貸住宅転貸サービスにおける管理物件の増加に伴い前受金が397,788千円、買掛金が41,063千円、未払法人税等が67,835千円増加したこと等によるものであります。また、当連結会計年度末における固定負債は943,849千円となり、前連結会計年度末に比べ391,813千円増加しました。これは主に賃貸住宅転貸サービスにおける管理物件の増加に伴い長期預り金が258,871千円、預り敷金及び保証金が135,330千円増加したこと等によるものであります。
この結果、当連結会計年度末における負債合計は2,501,624千円となり、前連結会計年度末に比べ933,851千円増加しました。
(純資産)
当連結会計年度末における純資産は1,894,432千円となり、前連結会計年度末に比べ1,915千円増加しました。これは新株予約権の権利行使により資本金及び資本剰余金がそれぞれ925千円増加し、親会社株主に帰属する当期純利益の計上等により利益剰余金が103,944千円、自己株式の取得により自己株式が103,864千円増加したこと等によるものであります。
③ キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末より73,111千円増加し、1,525,650千円となりました。当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動による資金の増加は、496,809千円(前連結会計年度は10,567千円の増加)となりました。これは主に当連結会計年度において税金等調整前当期純利益が139,554千円計上されたこと、賃貸住宅転貸サービスにおける管理物件の増加に伴い前受金が397,788千円、長期預り金が258,871千円増加し、未収入金が63,960千円、前渡金が390,530千円増加したこと、法人税等の還付額が30,593千円あったこと等によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動による資金の減少は、320,960千円(前連結会計年度は316,948千円の減少)となりました。これは主に賃貸住宅転貸サービスにおける管理物件の増加に伴い、敷金及び保証金の差入による支出が538,535千円、預り敷金及び保証金の返還による支出が307,494千円あったこと等によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動による資金の減少は、102,736千円(前連結会計年度は6,408千円の増加)となりました。これは主に自己株式の取得による支出が103,864千円あったこと等によるものであります。
④生産、受注及び販売の実績
a.生産実績
当社グループが提供するサービスの性格上、生産実績の記載になじまないため、記載を省略しております。
b.受注実績
当社グループが提供するサービスの性格上、受注実績の記載になじまないため、記載を省略しております。
c.販売実績
当連結会計年度の販売実績は次のとおりであります。なお、当社グループは移転者サポート事業の単一セグメントであるため、事業部門別に記載しております。
(注)不動産会社向けサービスには「新生活ラクっとNAVI」、法人企業向けサービスには「社宅ラクっとNAVI」「ワンコイン転勤社宅」「ヘヤワリ」が含まれており、引越会社向けサービスには「HAKOPLA(ハコプラ)」「引越しラクっとNAVI」が含まれております。
最近2連結会計年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりであります。
(2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において判断したものであります。
① 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたっては、決算日における財政状態、経営成績に影響を与えるような見積り・予測を必要としております。当社グループは、過去の実績や状況を踏まえ合理的と判断される前提に基づき、継続的に見積り・予測を実施しておりますが、見積りには不確実性が伴うため、実際の結果はこれらと異なる場合があります。
また、連結財務諸表作成にあたって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものは、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表等 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載しております。
② 経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
当連結会計年度においては、法人企業等及び不動産事業者向けの移転者サポートサービスの着実な利用拡大に注力し、不動産会社向けサービス「新生活ラクっとNAVI」は新型コロナウイルスの影響を受けたものの、提携社数は75社増加しました。法人企業向けサービス「社宅ラクっとNAVI」においては、登録社数が353社増加、サポート件数は前年に比べ7,061件増加しました。また、引越事業者向けサービスである引越しプラットフォーム「HAKOPLA(ハコプラ)」につきましては、ハコプラ参加事業者が前年に比べ13社増加し143社となりました。案件マッチング累計数は44,458件となり前年に比べ12,085件増加いたしました。
当連結会計年度の経営成績等の分析、検討内容は以下のとおりであります。
(売上高)
当連結会計年度における売上高は、2,900,886千円(前期比13.5%増)となりました。これは主に不動産会社向けサービスにおける登録社数が1,267社(同75社増)に増加、ユーザー数が168,507人(同5,584人増)に増加し、法人企業向けサービスにおける登録社数が3,246社(同353社増)、ユーザー数が32,584人(同5,499人増)に増加、引越会社向けサービスにおいては、ハコプラ参加引越会社が143社(同13社増)となり、段ボールの共同購買や新サービス「HAKO-Ad」の提供が開始したことによるものであります。
(売上原価、売上総利益)
当連結会計年度における売上原価は、440,393千円(前期比33.6%増)となりました。その主な内訳は、「新生活ラクっとNAVI」における不動産事業者のサービス依頼者に対するサービス利用者の依頼又は成約に応じた紹介手数料等が329,582千円(前期比35.0%増)、「社宅ラクっとNAVI」における販売代理店に対する外注費等が74,545千円(同1.1%増)、その他原価が36,265千円(同209.4%増)であります。
以上の結果、売上総利益は2,460,493千円(同10.6%増)となり、売上総利益率は84.8%となりました。
(販売費及び一般管理費、営業利益)
当連結会計年度における販売費及び一般管理費は、2,281,888千円(前期比6.3%増)となり、前連結会計年度に比べ134,355千円増加しました。これは主に、事業拡大に対応するための人員増加及び代理店施策に対応するための人員増加、並びに東京支店新設によるものです。
以上の結果、営業利益は178,605千円(同129.4%増)となり、営業利益率は6.2%となりました。
(営業外収益、営業外費用、経常利益)
当連結会計年度における営業外収益は、710千円となりました。これは主に取引先から受け取ったギフトカード等によるものであります。営業外費用は207千円となり、当座貸越契約による借入金に対する支払利息であります。
以上の結果、経常利益は179,108千円(前期比129.7%増)となり、経常利益率は6.2%となりました。
(特別利益、特別損失、法人税等、親会社株主に帰属する当期純利益)
当連結会計年度における特別利益は67,298千円となりました。これは積立保険解約による保険解約益の計上によるものであります。特別損失は106,852千円となりました。これは、投資有価証券の一部について、投資時における事業計画の数値と実績値との乖離があり、将来の回収可能性を検討した結果、減損処理による投資有価証券評価損を計上したことによるものであります。また、法人税、住民税及び事業税(法人税等調整額含む)は35,609千円となりました。
以上の結果、親会社株主に帰属する当期純利益は103,944千円(前期比104.7%増)となりました。
③ キャッシュ・フローの状況の分析
当社グループのキャッシュ・フローの状況の分析については、「(1) 経営成績等の状況の概要 ③キャッシュ・フローの状況」をご参照下さい。
④ 資本の財源及び資金の流動性についての分析
当社グループにおける主な資金需要は、事業規模の拡大に係る人件費、システム開発費用、賃貸物件転貸サービスにおける敷金及び保証金の差し入れとなります。事業活動に必要な資金は、自己資金又は金融機関からの借入及びエクイティファイナンス等による資金調達を考えております。なお、本書提出日現在において当社グループは、無借金であり、事業活動に必要な資金は自己資金で確保できているため、健全な財政体制であると判断しております。
⑤ 経営成績に重要な影響を与える要因について
経営成績に重要な影響を与える要因については、「3 事業等のリスク」に記載のとおりであります。
⑥ 経営者の問題認識と今後の方針について
当社の経営者は、当社グループが今後さらなる成長と発展を遂げるためには、厳しい環境の中で様々な課題に対処していくことが必要であると認識しており、「1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載のとおり、事業運営に努めてまいります。
当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。
① 経営成績の状況
当連結会計年度におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症による影響も限定的となり、個人消費の持ち直しやインバウンド需要の増加等により社会・経済活動は回復基調となりました。一方、長期化する不安定な国際情勢は継続しており、これらによる資源価格の高騰、円安による物価上昇の影響等から依然として先行きは不透明な状況であります。
このような状況の下、当連結会計年度の経営成績は、売上高2,900,886千円(前連結会計年度比13.5%増)、営業利益178,605千円(前連結会計年度比129.4%増)、経常利益179,108千円(前連結会計年度比129.7%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は103,944千円(前連結会計年度比104.7%増)となりました。
法人企業向けサービスにつきましては、順調に新規のお客様との契約が進みました。また、新サービス「ベネフィット社宅」の提供を開始し、これまでパートナーとの関係強化に取り組んできた「社宅推進プロジェクト」を本格始動しました。不動産会社向けサービスにつきましては、ライフラインのサポート件数が順調に進捗し、一部のお取引先様との取引条件を見直すことで、利益率の改善も行いました。引越事業者向けサービスである引越しのプラットフォーム「HAKOPLA(ハコプラ)」につきましては、「引越会社の未来をつくる会」にて資材の共同購買をスタートし、その資材を活用してダンボールに広告の掲載ができる「HAKO-Ad(ハコアド)」のサービス提供を開始しました。
利益面におきましては、利益率の改善だけでなく業務効率化を行った結果、販管費を抑えることができました。親会社株主に帰属する当期純利益につきましては、積立保険解約による保険解約益の計上により増益となりました。
なお、当社グループは、移転者サポート事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載は省略しております。
② 財政状態の状況
(資産)
当連結会計年度末における流動資産は3,193,556千円となり、前連結会計年度末に比べ618,378千円増加しました。これは主に賃貸住宅転貸サービスにおける管理物件の増加に伴い前渡金が390,530千円、現金及び預金が73,111千円、売掛金が54,222千円、流動資産「その他」が127,486千円増加したことによるものであります。また、当連結会計年度末における固定資産は1,202,500千円となり、前連結会計年度末に比べ317,388千円増加しました。これは主に賃貸住宅転貸サービスにおける管理物件の増加に伴い敷金及び保証金が238,973千円、固定資産「その他」が66,836千円増加、自社システムの開発により無形固定資産が56,364千円増加、投資有価証券の一部について減損処理をしたことにより投資有価証券が105,201千円減少したこと等によるものであります。
この結果、当連結会計年度末における資産合計は4,396,057千円となり、前連結会計年度末に比べ935,766千円増加しました。
(負債)
当連結会計年度末における流動負債は1,557,775千円となり、前連結会計年度末に比べ542,037千円増加しました。これは主に賃貸住宅転貸サービスにおける管理物件の増加に伴い前受金が397,788千円、買掛金が41,063千円、未払法人税等が67,835千円増加したこと等によるものであります。また、当連結会計年度末における固定負債は943,849千円となり、前連結会計年度末に比べ391,813千円増加しました。これは主に賃貸住宅転貸サービスにおける管理物件の増加に伴い長期預り金が258,871千円、預り敷金及び保証金が135,330千円増加したこと等によるものであります。
この結果、当連結会計年度末における負債合計は2,501,624千円となり、前連結会計年度末に比べ933,851千円増加しました。
(純資産)
当連結会計年度末における純資産は1,894,432千円となり、前連結会計年度末に比べ1,915千円増加しました。これは新株予約権の権利行使により資本金及び資本剰余金がそれぞれ925千円増加し、親会社株主に帰属する当期純利益の計上等により利益剰余金が103,944千円、自己株式の取得により自己株式が103,864千円増加したこと等によるものであります。
③ キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末より73,111千円増加し、1,525,650千円となりました。当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動による資金の増加は、496,809千円(前連結会計年度は10,567千円の増加)となりました。これは主に当連結会計年度において税金等調整前当期純利益が139,554千円計上されたこと、賃貸住宅転貸サービスにおける管理物件の増加に伴い前受金が397,788千円、長期預り金が258,871千円増加し、未収入金が63,960千円、前渡金が390,530千円増加したこと、法人税等の還付額が30,593千円あったこと等によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動による資金の減少は、320,960千円(前連結会計年度は316,948千円の減少)となりました。これは主に賃貸住宅転貸サービスにおける管理物件の増加に伴い、敷金及び保証金の差入による支出が538,535千円、預り敷金及び保証金の返還による支出が307,494千円あったこと等によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動による資金の減少は、102,736千円(前連結会計年度は6,408千円の増加)となりました。これは主に自己株式の取得による支出が103,864千円あったこと等によるものであります。
④生産、受注及び販売の実績
a.生産実績
当社グループが提供するサービスの性格上、生産実績の記載になじまないため、記載を省略しております。
b.受注実績
当社グループが提供するサービスの性格上、受注実績の記載になじまないため、記載を省略しております。
c.販売実績
当連結会計年度の販売実績は次のとおりであります。なお、当社グループは移転者サポート事業の単一セグメントであるため、事業部門別に記載しております。
| 事業部門の名称 | 当連結会計年度 (自 2023年1月1日 至 2023年12月31日) | |
| 金額 | 前年同期比 | |
| 不動産会社向けサービス | 1,394,553千円 | 105.8% |
| 法人企業向けサービス | 1,330,813千円 | 121.3% |
| 引越会社向けサービス | 175,520千円 | 126.4% |
| 合計 | 2,900,886千円 | 113.5% |
(注)不動産会社向けサービスには「新生活ラクっとNAVI」、法人企業向けサービスには「社宅ラクっとNAVI」「ワンコイン転勤社宅」「ヘヤワリ」が含まれており、引越会社向けサービスには「HAKOPLA(ハコプラ)」「引越しラクっとNAVI」が含まれております。
最近2連結会計年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりであります。
| 相手先 | 前連結会計年度 (自 2022年1月1日 至 2022年12月31日) | 当連結会計年度 (自 2023年1月1日 至 2023年12月31日) | ||
| 金額(千円) | 割合(%) | 金額(千円) | 割合(%) | |
| ソフトバンク株式会社 | 738,956 | 28.9 | 641,612 | 22.1 |
(2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において判断したものであります。
① 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたっては、決算日における財政状態、経営成績に影響を与えるような見積り・予測を必要としております。当社グループは、過去の実績や状況を踏まえ合理的と判断される前提に基づき、継続的に見積り・予測を実施しておりますが、見積りには不確実性が伴うため、実際の結果はこれらと異なる場合があります。
また、連結財務諸表作成にあたって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものは、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表等 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載しております。
② 経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
当連結会計年度においては、法人企業等及び不動産事業者向けの移転者サポートサービスの着実な利用拡大に注力し、不動産会社向けサービス「新生活ラクっとNAVI」は新型コロナウイルスの影響を受けたものの、提携社数は75社増加しました。法人企業向けサービス「社宅ラクっとNAVI」においては、登録社数が353社増加、サポート件数は前年に比べ7,061件増加しました。また、引越事業者向けサービスである引越しプラットフォーム「HAKOPLA(ハコプラ)」につきましては、ハコプラ参加事業者が前年に比べ13社増加し143社となりました。案件マッチング累計数は44,458件となり前年に比べ12,085件増加いたしました。
当連結会計年度の経営成績等の分析、検討内容は以下のとおりであります。
(売上高)
当連結会計年度における売上高は、2,900,886千円(前期比13.5%増)となりました。これは主に不動産会社向けサービスにおける登録社数が1,267社(同75社増)に増加、ユーザー数が168,507人(同5,584人増)に増加し、法人企業向けサービスにおける登録社数が3,246社(同353社増)、ユーザー数が32,584人(同5,499人増)に増加、引越会社向けサービスにおいては、ハコプラ参加引越会社が143社(同13社増)となり、段ボールの共同購買や新サービス「HAKO-Ad」の提供が開始したことによるものであります。
(売上原価、売上総利益)
当連結会計年度における売上原価は、440,393千円(前期比33.6%増)となりました。その主な内訳は、「新生活ラクっとNAVI」における不動産事業者のサービス依頼者に対するサービス利用者の依頼又は成約に応じた紹介手数料等が329,582千円(前期比35.0%増)、「社宅ラクっとNAVI」における販売代理店に対する外注費等が74,545千円(同1.1%増)、その他原価が36,265千円(同209.4%増)であります。
以上の結果、売上総利益は2,460,493千円(同10.6%増)となり、売上総利益率は84.8%となりました。
(販売費及び一般管理費、営業利益)
当連結会計年度における販売費及び一般管理費は、2,281,888千円(前期比6.3%増)となり、前連結会計年度に比べ134,355千円増加しました。これは主に、事業拡大に対応するための人員増加及び代理店施策に対応するための人員増加、並びに東京支店新設によるものです。
以上の結果、営業利益は178,605千円(同129.4%増)となり、営業利益率は6.2%となりました。
(営業外収益、営業外費用、経常利益)
当連結会計年度における営業外収益は、710千円となりました。これは主に取引先から受け取ったギフトカード等によるものであります。営業外費用は207千円となり、当座貸越契約による借入金に対する支払利息であります。
以上の結果、経常利益は179,108千円(前期比129.7%増)となり、経常利益率は6.2%となりました。
(特別利益、特別損失、法人税等、親会社株主に帰属する当期純利益)
当連結会計年度における特別利益は67,298千円となりました。これは積立保険解約による保険解約益の計上によるものであります。特別損失は106,852千円となりました。これは、投資有価証券の一部について、投資時における事業計画の数値と実績値との乖離があり、将来の回収可能性を検討した結果、減損処理による投資有価証券評価損を計上したことによるものであります。また、法人税、住民税及び事業税(法人税等調整額含む)は35,609千円となりました。
以上の結果、親会社株主に帰属する当期純利益は103,944千円(前期比104.7%増)となりました。
③ キャッシュ・フローの状況の分析
当社グループのキャッシュ・フローの状況の分析については、「(1) 経営成績等の状況の概要 ③キャッシュ・フローの状況」をご参照下さい。
④ 資本の財源及び資金の流動性についての分析
当社グループにおける主な資金需要は、事業規模の拡大に係る人件費、システム開発費用、賃貸物件転貸サービスにおける敷金及び保証金の差し入れとなります。事業活動に必要な資金は、自己資金又は金融機関からの借入及びエクイティファイナンス等による資金調達を考えております。なお、本書提出日現在において当社グループは、無借金であり、事業活動に必要な資金は自己資金で確保できているため、健全な財政体制であると判断しております。
⑤ 経営成績に重要な影響を与える要因について
経営成績に重要な影響を与える要因については、「3 事業等のリスク」に記載のとおりであります。
⑥ 経営者の問題認識と今後の方針について
当社の経営者は、当社グループが今後さらなる成長と発展を遂げるためには、厳しい環境の中で様々な課題に対処していくことが必要であると認識しており、「1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載のとおり、事業運営に努めてまいります。