四半期報告書-第9期第3四半期(令和4年5月1日-令和4年7月31日)

【提出】
2022/09/13 16:00
【資料】
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【項目】
31項目
文中の将来に関する事項は、当四半期会計期間の末日現在において当社が判断したものであります。なお、「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を第1四半期会計期間の期首から適用しております。詳細については、「第4.経理の状況 1.四半期財務諸表 注記事項 (会計方針の変更)」に記載のとおりであります。
(1)経営成績に関する説明
当第3四半期累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の感染者数再拡大の影響や、原油価格高騰等によるコスト増、為替変動の影響等もあり、依然として先行き不透明な状況が続いております。
一方で、当社が展開するサービスを取り巻く環境は、インターネット、スマートフォン、SNSの普及によりデジタルチャネルでの購買が一般化してきたこと、新型コロナウイルス感染症拡大によりオフラインでのマーケティング活動が制限されたこと等により、企業のマーケティング活動のデジタルシフトが続いており、当社が事業を展開するDXコンサルティングや「Keywordmap」シリーズ等のデジタルマーケティングを支援するサービスへの需要は引続き拡大傾向に有り、堅調な成長を続けております。また、さらなる成長に向けた人員強化も進めております。
このような経営環境のもと、当第3四半期累計期間の売上高は1,320,418千円(前年同期比41.6%増)、売上総利益は956,924千円(前年同期比44.3%増)、営業利益は213,314千円(前年同期比30.0%増)、経常利益は212,421千円(前年同期比30.4%増)、四半期純利益は139,883千円(前年同期比30.5%増)となりました。
セグメントごとの経営成績は以下のとおりになります。
報告セグメントごとの業績をより適切に評価するため、前第4四半期会計期間より共通費の配賦方法を変更しております。前年同期比較については前年同期の数値を変更後の算定方法に基づき作成したものを記載しております。
(ソリューション事業)
ソリューション事業においては、「Keywordmap」の営業部員の増員及び人材育成が進んだこと、展示会の出展、オウンドメディア「Keywordmap Academy」やウェビナーを活用したマーケティング施策などが順調に進捗しており、新規案件の獲得が堅調に推移しました。一方、カスタマーサクセスチーム1人当たりの担当件数が増加したことにより、十分なサポート・サクセス支援品質を提供できなかったことを要因として解約率が上昇していましたが、人員の拡充や業務効率化の施策が功を奏し、解約率は低下に転じました。
「Keywordmap for SNS」についても、営業部員の増員及び人材育成が進んだことにより、新規案件の獲得が順調に推移しました。また、解約案件減少のため、カスタマーサクセスチームの体制の強化を行いました。さらに、「全量ツイート分析投稿タイプ別分類機能」等、ユーザーの生産性向上及び成果創出に寄与する機能を実装しました。
その結果、当セグメントの売上高は646,255千円(前年同期比40.4%増)、セグメント利益は147,777千円(前年同期比70.0%増)となりました。
(アナリティクス事業)
アナリティクス事業においては、営業部員の増員及びウェビナーやSNSを活用したマーケティング施策が順調に推移したことにより、新規獲得案件が増加しました。また、コンサルタントやデータアナリストの人員増加や育成体制の強化が進んだことや、動画マーケティングコンサルサービスがYouTube ShortsやTikTokなどの短尺動画にも対応したことで、契約件数、月額顧客単価ともに増加しました。
その結果、当セグメントの売上高は685,701千円(前年同期比42.6%増)、セグメント利益は65,537千円(前年同期比15.0%減)となりました。
(2) 財政状態に関する説明
(資産)
当第3四半期会計期間末の資産につきましては、前事業年度末に比べて34,692千円増加し、1,924,067千円となりました。これは主に、受取手形及び売掛金の増加(前事業年度末比40,657千円の増加)によるものであります。
(負債)
当第3四半期会計期間末の負債につきましては、前事業年度末に比べて106,930千円減少し、487,645千円となりました。これは主に、借入金の減少(前事業年度比71,145千円の減少)、未払法人税等の減少(前事業年度比48,527千円の減少)によるものであります。
(純資産)
当第3四半期会計期間末の純資産につきましては、前事業年度末に比べて141,622千円増加し、1,436,422千円となりました。これは、利益剰余金の増加(前事業年度末比139,883千円の増加)によるものであります。
(3)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の「重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定」の記載について重要な変更はありません。
(4)経営方針・経営戦略等
当第3四半期累計期間において、当社が定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第3四半期累計期間において、当社が優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(6)研究開発活動
当第3四半期累計期間の研究開発費の総額は11,594千円(前年同期比22.2%減)であります。なお、当第3四半期累計期間において、当社の研究開発活動の状況に重要な変更はありません。