半期報告書-第17期(2025/09/01-2026/08/31)

【提出】
2026/04/13 12:17
【資料】
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【項目】
32項目
文中の将来に関する事項は、当中間連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1) 経営成績の状況
世界の生成AI市場は、技術的な可能性を探る実証実験のフェーズを終え、企業の基幹業務に統合し、具体的な投資対効果を生み出す「本格実装」の段階へと移行しました。この大きな変化の中で、市場のニーズは二つの潮流に集約されつつあります。一つは、パブリッククラウドを活用し、最新のAIモデルを迅速かつ柔軟に利用したいという流れ、もう一つは、特に政府官公庁や金融機関において重要視される、データを外部に出さず自社の管理下でAIを運用したいという「データ主権(デジタル・ソブリンティ)」を確保する流れです。
当社グループは、これら二つの潮流は相反するものではなく、日本のエンタープライズDXを加速させるためには、両者の要件に同時に応えることが重要であると捉えております。この認識に基づき、当社は従来のプロジェクト型サービス中心の事業構造から、クラウド(GaiXer)とオンプレミス(Sovereign GaiXer)の両輪で継続的な収益を生み出すビジネスモデルへの転換を推進しております。
当中間連結会計期間においては、これまで収益に寄与してきた一部の大規模案件(万博関連等)の終了の影響を受け、プロジェクト型サービスの売上高は293百万円、リセール売上高は789百万円、マネージドサービス売上高は318百万円となりました。
一方で、事業変革の中核と位置付けるAGIプラットフォーム「GaiXer」の顧客基盤は拡大しており、累計導入実績は205社を突破しました。これを背景に、SaaS売上高は159百万円となりました。特に医療分野においては、新サービス「AI医事課長」のリリースや、大学病院等における「GaiXer Medical Agent」の新機能提供を開始するなど、事業ポートフォリオの転換に向けた取り組みを進めております。
このような事業構造の転換期において、当社グループは次世代の収益の柱の構築に向け、戦略的な投資を継続しております。その主要施策として、オンプレミス環境で動作するAIプラットフォーム「Sovereign GaiXer(ソブリンガイザー)」の開発を本格化しており、収益化に向けた準備を進めております(注:本製品は、開発段階では「GaiXer ThinkStation」として公表しておりましたが、正式提供に向け名称を変更したものです)。
以上の結果、当中間連結会計期間の経営成績は、売上高1,563百万円、売上総利益27百万円、営業損失1,273百万円、経常損失1,268百万円、親会社株主に帰属する中間純損失1,247百万円となりました。
この営業損失は主に、一部の大規模案件の終了に伴う売上および利益の減少に加え、ビジネスモデルの転換および「Sovereign GaiXer」をはじめとする次世代AIプラットフォームへの研究開発投資によるものです。
これらに加え、人件費の抑制の観点から新卒および中途採用の見直しを行うとともに、外注費のコントロールを含めたコスト構造の見直しを進めており、今後の損益改善に努めてまいります。
当社グループは、この変革期における先行投資が中長期的な企業価値の向上に資するものと考えており、引き続き高付加価値なプロダクト開発を推進してまいります。
なお、当社グループはクラウドサービス事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載はしておりません。
(2) 財政状態の分析
(資産)
当中間連結会計期間末における総資産は3,207百万円となり、前連結会計年度末に比べて1,285百万円減少しました。主な要因は、仕掛品が60百万円、売掛金及び契約資産が19百万円増加した一方で、現金及び預金が1,412百万円減少したことによるものであります。
(負債)
当中間連結会計期間末における負債は669百万円となり、前連結会計年度末に比べて16百万円減少しました。主な要因は、買掛金が43百万円増加した一方で、賞与引当金が31百万円減少したことによるものであります。
(純資産)
当中間連結会計期間末における純資産は2,537百万円となり、前連結会計年度末に比べて1,269百万円減少しました。これは主に、親会社株主に帰属する中間純損失1,247百万円を計上したことによるものであります。
(3) キャッシュ・フローの状況
当中間連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、1,672百万円となりました。当中間連結会計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当中間連結会計期間の営業活動の結果、支出した資金は1,416百万円となりました。これは主に、税金等調整前中間純損失が1,268百万円、棚卸資産の増加額が60百万円あったことによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当中間連結会計期間の投資活動の結果、支出した資金は11百万円となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出が11百万円あったことによるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当中間連結会計期間の財務活動の結果、獲得した資金は16百万円となりました。これは主に、短期借入れによる収入が17百万円あったことによるものであります。
(4) 会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
前連結会計年度の有価証券報告書に記載した「経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容」中の「重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定」の記載について重要な変更はありません。
(5) 経営方針・経営戦略等
当中間連結会計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(6) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当中間連結会計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(7) 研究開発活動
該当事項はありません。

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