四半期報告書-第10期第1四半期(2023/04/01-2023/06/30)

【提出】
2023/08/14 15:00
【資料】
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【項目】
32項目
文中の将来に対する事項は、当四半期会計期間の末日現在において当社が判断したものであります。なお、当社は前第1四半期累計期間については四半期財務諸表を作成していないため、前年同四半期累計期間との比較分析は行っておりません。
(1) 経営成績の状況
当第1四半期累計期間(2023年4月1日~2023年6月30日)におけるわが国の経済は、感染症予防法における新型コロナウイルス感染症の分類が五類感染症となり、経済社会活動の正常化が進みつつありますが、ウクライナ情勢の長期化や米中貿易摩擦、世界的な半導体不足や原材料価格の高騰、さらには原油価格の急激な変動や円安の進行など、今後の動向や影響についての予測が困難な状況が続いております。
このような環境の中、新型コロナウイルス感染症が2023年5月8日より五類感染症に移行し、行動制限が無くなったことによる外出機会の増加などを受けて、サービス産業全体で持ち直しの兆しが見られ、引き続き回復が期待される状況です。
このような状況下において、「インスタベース」では、WEBマーケティングの有効活用やIoTサービスとの連携、大手企業とのアライアンスに継続的に取り組むとともに、各種ユーザー向けキャンペーンの展開など、ユーザー獲得の強化、ユーザーニーズの変化に対応したスペースの獲得や利便性向上および認知促進を図ってまいりました。また、2023年3月に提供を開始したスペース掲載時の紹介文AI自動生成機能を皮切りに、同年6月には国内レンタルスペース業界初(※1)となる「インスタベースChatGPTプラグイン(※2)」の提供を開始するなど、最先端技術を活用し掲載者の効率的な運営管理の実現、ユーザーに対するUI/UXの改善などを継続的に行なってまいりました。
以上の結果、当第1四半期累計期間における売上高は317,607千円、営業利益は61,234千円、経常利益は61,376千円、四半期純利益は39,975千円となりました。
(※1) 当社調べ(2023年6月20日時点でのレンタルスペース業界において)
(※2) 米OpenAI社の対話型AI「ChatGPT」向け機能拡張ツールを活用して「場所を探している人」がChatGPTに使いたいスペースの条件を入力するだけで、条件に合った最適なスペースを見つける・出会うことができるための機能
(2) 財政状態の状況
(資産)
当第1四半期会計期間末における資産合計は、前事業年度末と比較して11,269千円減少し、1,068,612千円となりました。これは主に、売掛金が18,497千円減少したこと、現金及び預金が7,524千円増加したことによるものであります。
(負債)
当第1四半期会計期間末における負債合計は、前事業年度末と比較して51,841千円減少し、287,189千円となりました。これは主に、「インスタベース」の事業拡大に伴うスペース掲載者への支払い予定額増加により預り金が10,932千円増加したこと、納税により未払法人税等が40,955千円減少したこと、その他流動負債が22,009千円減少したことによるものであります。
(純資産)
当第1四半期会計期間末における純資産合計は、前事業年度末と比較して40,572千円増加し、781,423千円となりました。これは主に、四半期純利益の計上により利益剰余金が39,975千円増加したことによるものであります。
(3) 会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
(4) 経営方針、経営戦略等
当第1四半期累計期間において、当社が定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(5) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第1四半期累計期間において、当社が優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(6) 研究開発活動
該当事項はありません。