有価証券届出書(新規公開時)
沿革
当社の母体である㈱トライアルカンパニーの前身は、1974年4月に家電製品販売業「あさひ屋」として福岡市博多区において創業しました。1984年10月に「㈱トライアルカンパニー」に商号変更して以降、家電量販店の店舗拡大を経て、ディスカウント業態店舗の多店舗化を推進しました。
2015年9月に㈱トライアルカンパニーを中核事業会社とする企業グループ群の事業活動を管理することを目的に、㈱トライアルホールディングスとして純粋持株会社体制に移行しました。2018年11月にスマートショッピングカート(SSC)やAIカメラの開発を行うためグループ内のシステム関連会社を再編し、IT・AI関係の中間持株会社として㈱Retail AIを子会社として設立しております。
なお、当社設立までの沿革については、2015年9月に単独株式移転により当社の完全子会社となった㈱トライアルカンパニーの沿革を記載しております。
年月 | 概要 |
1974年4月 | 屋号「あさひ屋」として創業 |
1981年7月 | ㈱あさひ屋に改組 |
1984年10月 | ㈱トライアルカンパニーに商号変更 |
1992年10月 | ディスカウントストア トライアル1号店となる南ヶ丘店(福岡県大野城市)を開店し、ディスカウントストアへの転換を図る |
1993年4月 | 本社を福岡県福岡市中央区高砂に移転 |
1994年3月 | 柳川店(福岡県柳川市)を開店し、本格的に郊外型総合ディスカウントストアによる多店舗展開を開始 |
1996年11月 | スーパーセンター1号店となるトライアル北九州空港バイパス店(北九州市小倉南区)を開店 1989年4月から開発を行っていた自社開発PC-POSシステムを完成 |
2003年8月 | 本社を福岡県福岡市東区多の津に移転 |
2003年12月 | 中華人民共和国でのソフトウエア開発業を目的として、烟台創迹軟件有限公司を設立(現:連結子会社) フランチャイズ店舗の運営会社である㈱ナカヤを完全子会社化 |
2004年1月 | 物流機能の内製化を目的として㈱下田屋(現:㈱ティー・エル・エス、現:連結子会社)を株式交換により完全子会社化 |
2008年2月 | 九州・中国地方の物流拠点となる白鳥物流センター(福岡県田川市)を開設し、プロセスセンターの稼動を開始 |
2008年9月 | 北海道地区に小売店舗を展開していた㈱カウボーイとの業務提携により、北海道地区にトライアルが初出店 |
2009年6月 | ㈱カウボーイを子会社化 |
2010年1月 | ㈱カウボーイを吸収合併 |
2014年7月 | 日本国内への貿易事業を目的として上海翔迹企業管理有限公司(現:連結子会社)を設立 白鳥プロセスセンター(福岡県田川市)にてISO9001認証取得 |
2014年10月 | 店舗開発業務の効率化を図るため、㈱トライアル開発(現:連結子会社)を設立 |
2015年6月 | 生鮮事業を行うことを目的として、㈱トライアルフレッシュシステム(注1)を設立 本部事務を行うこと目的として、㈱トライアル・シェアードサービス(現:連結子会社)を設立 |
2015年7月 | システム部門の機動性及び専門性を高めることを目的として㈱ティー・アール・イー(現:㈱Retail AI X、現:連結子会社)を設立 |
2015年9月 | ㈱トライアルホールディングスを単独株式移転により設立、持株会社体制へ移行 |
2016年2月 | ㈱トライアルスーパーセンター(現:㈱トライアルストアーズ、現:連結子会社)、㈱トライアルメガセンターを設立 |
2016年4月 | 事業展開の迅速化を目的として㈱トライアルカンパニー(現:連結子会社)の28店の店舗運営業務を㈱トライアルスーパーセンター(現:㈱トライアルストアーズ、現:連結子会社)、3店舗の店舗運営業務を㈱トライアルメガセンターがそれぞれ分割承継 |
2016年9月 | ㈱トライアルフィナンシャルサービス(現:連結子会社)を設立 |
2016年10月 | 「食」の強化を目的として㈱明治屋を子会社化 |
年月 | 概要 |
2018年2月 | スマートショッピングカートやAIカメラ等のIoTデバイスを導入し、新しい買い物体験ができる日本初のスマートストア(注2)(当社調べ)である「スーパーセンタートライアル アイランドシティ店」(福岡市東区)を開店 |
2018年9月 | 主にスーパーセンターの運営会社であった㈱トライアルオペレーションズ(現:㈱トライアルストアーズ、現:連結子会社)が主にメガセンターの運営会社であった㈱トライアルメガセンターを吸収合併 ㈱トライアルカンパニー(現:連結子会社)、㈱トライアルオペレーションズ(現:㈱トライアルストアーズ、現:連結子会社)及び㈱トライウェル(注3)の生鮮部門を㈱メガ生鮮が分割承継 |
2018年10月 | オートピット㈱(現:㈱トライアルカーズ、現:連結子会社)を設立 |
2018年11月 | ㈱Retail AI(現:連結子会社)を設立 |
2019年3月 | ㈱トライアルカンパニー(現:連結子会社)のプロセスセンター惣菜製造事業を㈱明治屋(現:連結子会社)が分割承継 ㈱トライアルカンパニー(現:連結子会社)のプロセスセンター精肉事業・包材サービス事業を㈱メガ生鮮が分割承継 |
2019年4月 | トライアルグループの基幹店舗である新宮店(福岡県糟屋郡新宮町)をスマートストアに改装し、「メガセンタートライアル新宮店」として開店 |
2020年4月 | ㈱トライアル・インシュアランス・サービス(現:連結子会社)を設立 |
2020年6月 | リゾート事業を取り込むにあたり、リゾート事業の不動産を保有する㈱エヌ・ジー・ティー不動産管理(現:㈱サンリアルエステート、現:連結子会社)を子会社化 |
2020年9月 | ㈱河村佐藤デザイン(現:連結子会社)を設立 ㈱河村佐藤デザインが建築事業を㈱河村デザインより譲受 |
2020年10月 | プライベートブランド(PB)商品である『阿蘇くじゅうの天然水』などを生産する飲料由布工場(大分県由布市)を稼働開始 |
2020年12月 | リゾート事業の統括を目的として、㈱トライアルリアルエステート(現:連結子会社)を設立し、㈱neri resort(現:連結子会社)を子会社化 ㈱トライアルベネフィット(現:連結子会社)を設立 |
2021年7月 | 日本最大のリテールDX(小売のIT/AI化)の最先端基地を目指し、産官学のまちづくりとしてリモートワークタウン ムスブ宮若プロジェクトが本格始動 |
2022年4月 | ㈱トライアルオペレーションズ(現:連結子会社)が㈱メガ生鮮を吸収合併及び㈱トライアルクイックの小売店舗運営事業の権利義務の一部を分割承継 ㈱トライアルオペレーションズを㈱トライアルストアーズに商号変更 ㈱トライアルカンパニー(現:連結子会社)が㈱トライアルクイックを吸収合併 ㈱トライアルホールディングスの子会社として、㈱Fieldman(現:連結子会社)を設立 最先端のIT技術を導入した次世代型スマートストアとしてトライアルGO脇田店(福岡県宮若市)を開店 |
2022年6月 | ㈱トライアルリアルエステートが㈱サンリゾート(現:連結子会社)を子会社化 |
(注)1.㈱トライアルフレッシュシステムは、2016年9月に㈱メガ生鮮に商号変更し、2022年4月に㈱トライアルオペレーションズ(現:㈱トライアルストアーズ)を存続会社として吸収合併され解散しました。
2.「スマートストア」とは、タブレット決済機能付きのレジカートであるスマートショッピングカート及び棚状況の監視等のためのAIカメラが導入された店舗をいいます。
3.㈱トライウェルは、2013年2月に設立され、2019年9月に㈱トライアルクイックに商号変更し、2022年4月に㈱トライアルカンパニーを存続会社として吸収合併され解散しました。