有価証券報告書-第7期(2023/09/01-2024/08/31)

【提出】
2024/11/29 15:34
【資料】
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【項目】
104項目
(1)経営成績等の状況の概要
当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。
① 経営成績の状況
当事業年度における当社の業績としてのパイプラインの開発進捗は以下の通りとなりました。
CLK阻害薬CTX-712については、新型コロナウイルス感染症への対応が継続している中においても、治験実施医療機関の協力のもとで患者登録を継続し、日本における臨床第1相試験の症例登録を滞りなく進めることが出来ております。あわせて、米国における血液がんにおいて、臨床試験受託機関(CRO)や治験責任医師と協議を進めることによって臨床試験計画を策定し、米国食品医薬品局(FDA)から再発又は難治性の急性骨髄性白血病もしくは骨髄異形成症候群の患者を対象に第1/2相臨床試験を開始することの承認を受け、当該試験内容について、ClinicalTrials.gov(NCT05732103)にて公開をいたしました。2024年8月末時点では、20人の患者への投与を完了し、更なる症例登録を進めているところでございます。共同研究としては、新たに国立大学法人京都大学、富士通株式会社とデータから新たな発見の手がかりを提示する富士通の AI である因果発見技術を用いて、がんの新薬開発における臨床試験の成功確率向上や期間短縮につながるバイオマーカーを発見するための実証実験を開始しました。
MALT1阻害薬CTX-177については、2020年12月に小野薬品工業株式会社と締結したライセンス契約に基づき、小野薬品工業株式会社が米国において再発又は難治性の非ホジキンリンパ腫もしくは慢性リンパ性白血病の患者を対象に第1相臨床試験を開始し、2023年2月に開発マイルストン25億円を受領いたしました。また、今後の開発の進捗及び売上高に応じたマイルストンとして最大496億円を受領することになっており、加えて全世界での売上高に応じたロイヤリティを受領する権利も有しております。
現在前臨床段階にあるCDK12阻害薬CTX-439については、臨床試験開始に向けての安全性試験や治験薬の製造に着手し、現在準備を進めております。
CLK阻害薬CTX-712及びMALT1阻害薬CTX-177であげた成果に関しては、2022年12月10~13日に米国ニューオーリンズで開催の第64回米国血液学会(ASH)年次総会にて3件の報告を行いました。特にCLK阻害薬CTX-712については、国内第1相臨床試験の血液がんを対象としたコホートにおいて、急性骨髄性白血病及び骨髄異形成症候群の患者8例にて4例のCR(Complete remission:完全寛解)と1例のCRi(好中球未回復の完全寛解)が認められ、臨床試験におけるPOC(Proof of Concept(概念実証))が確認できたことについての報告を行っております。
以上の結果、当事業年度の事業収益は該当ありませんでした(前事業年度は2,500百万円)。事業費用につきましては、研究開発費が1,499百万円(前事業年度比で24.9%減少)、販売費及び一般管理費が301百万円(前事業年度比で3.6%増加)となりました。
この結果、営業損失は1,801百万円(前事業年度は営業利益212百万円)、経常損失は1,824百万円(前事業年度は経常利益225百万円)、当期純損失は1,827百万円(前事業年度は当期純利益223百万円)となりました。
なお、当社は医薬品事業のみの単一セグメントであるため、セグメント別の経営成績を記載しておりません。
② 財政状態の状況
(資産)
当事業年度末における資産合計は4,632百万円となり、前事業年度末と比較して276百万円減少しました。このうち、流動資産の残高は4,605百万円となり、前事業年度末と比較して286百万円減少しました。これは主として、現金及び預金が469百万円減少したことによるものであります。また、固定資産の残高は26百万円となり、前事業年度末と比較して9百万円増加しました。
(負債)
当事業年度末における負債合計は471百万円となり、前事業年度末と比較して62百万円増加しました。このうち、流動負債の残高は471百万円となり、前事業年度末と比較して62百万円増加しました。これは主として、未払金が133百万円増加したことによるものであります。また、固定負債は該当ありません。
(純資産)
当事業年度末における純資産合計は4,161百万円となり、前事業年度末と比較して339百万円減少しました。これは主として、資本金及び資本剰余金がそれぞれ755百万円増加した一方、当期純損失を計上したことにより利益剰余金が1,827百万円減少したことによるものであります。
③ キャッシュ・フローの状況
当事業年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)の残高は4,329百万円となり、前事業年度末から469百万円減少しました。当事業年度におけるキャッシュ・フローの状況は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当事業年度において営業活動の結果使用した資金は1,937百万円(前事業年度獲得した資金は543百万円)となりました。これは主として、税引前当期純損失1,824百万円の計上によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当事業年度において投資活動の結果使用した資金は10百万円(前事業年度獲得した資金は345百万円)と少額の発生にとどまりました。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当事業年度において財務活動の結果獲得した資金は1,478百万円(前事業年度は該当なし)となりました。これは主として、株式の発行による収入1,464百万円があったことによるものであります。
④ 生産、受注及び販売の実績
a.生産実績
該当事項はありません。
b.受注実績
該当事項はありません。
C.販売実績
当事業年度の販売実績は、次のとおりであります。
当事業年度
(自 2023年9月1日
至 2024年8月31日)
金額(千円)前年同期比
--%

(注)1.当社の事業セグメントは医薬品事業のみの単一セグメントであるため、セグメント別の販売実績の記載はしておりません。
2.第6期事業年度販売実績の前年同期比が1000%以上の増加率となっていることから記載しておりません。
3.最近2事業年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次の通りであります。
相手先前事業年度
(自 2022年9月1日
至 2023年8月31日)
当事業年度
(自 2023年9月1日
至 2024年8月31日)
金額
(千円)
割合
(%)
金額
(千円)
割合
(%)
小野薬品工業株式会社2,500,000100.0--

(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次の通りであります。なお、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において判断したものであります。
① 財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容
当社の財政状態は、「(1)経営成績等の状況の概要②財政状態の状況」をご参照ください。経営成績の状況については、「(1)経営成績等の状況の概要①経営成績の状況」をご参照ください。経営成績に重要な影響を与える要因については、「3 事業等のリスク」をご参照ください。
② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報
当社の運転資金については、自己資金により充当しています。第7期事業年度末における現金及び現金同等物は4,329百万円であり、充分な流動性を確保しています。
キャッシュ・フローの状況については、「(1)経営成績等の状況の概要 ③ キャッシュ・フローの状況」をご参照ください。
③ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについて
は、「第5 経理の状況 1 財務諸表等 (1) 財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。

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