有価証券報告書-第71期(平成29年6月1日-平成30年5月31日)
(1)経営成績等の状況の概要
当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。
① 財政状態及び経営成績の状況
(経営成績の状況)
当連結会計年度におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善や堅調な企業収益など、明るさは継続している一方、足元では歩み寄りの動きが見られるものの、依然予断を許さない北朝鮮情勢、鉄鋼製品に高い関税をかけるなどとした米国トランプ政権の措置から懸念される貿易摩擦問題など、海外情勢が国内経済に及ぼす影響は不透明な状況となっております。
国内農業の状況は、少子高齢化による食料消費の減少や農家の後継者不足等の従前からの課題に加え、冬場の低温による農作物の作柄不良、秋に中間選挙を控えたトランプ政権が強硬に農産物市場開放を迫ってくる懸念が大きいなどマイナス面が多々見られ、また、今年より廃止されるコメの減反についても影響が見通せない状況です。
このような状況のなか当社グループの業績は、施設材事業等での販売伸長により売上高は591億2百万円で前年同期比12億54百万円(2.2%)の増収となりました。利益面では、人件費の増加や物流費の高騰などにより販売費及び一般管理費が増加したことから、営業利益17億47百万円で前年同期比2億68百万円(13.3%)減、経常利益18億91百万円で前年同期比2億24百万円(10.6%)減となり、一支店において収益性の低下や市場価格の著しい下落により減損損失を計上したことから、親会社株主に帰属する当期純利益は9億78百万円で前年同期比5億10百万円(34.3%)減となりました。
セグメントの業績は、次のとおりであります。
種苗事業
種苗事業においては、野菜種子の国内販売は、昨年秋までの天候不順と年初の寒波などの影響で、ホウレンソウなどの葉菜類の販売は不振でしたが、ニンジンなどの根菜類は比較的順調でした。春作については、気温が高めに推移したこともあり、スイートコーン、カボチャ、また、イモ類でサツマイモ苗及びナガイモの種イモ等が伸長し、増収となりました。
野菜種子の輸出でも、東南アジア向けキャベツ、チンゲンサイの販売は減少いたしましたが、欧米向けカボチャ、東アジア・南米向けニンジンが好調で、売上高は増加いたしました。
牧草種苗関係は、飼料用トウモロコシの輸出、災害復旧用の芝種子、緑肥種子の販売は伸長いたしましたが、東北地方の芝苗需要が減少したことなどから減収となりました。
種苗事業全体として売上高78億55百万円で前年同期比0.3%増となり、利益面においても、海外向け野菜種子売上増による採算性向上などから、セグメント利益12億34百万円で前年同期比4.6%増となりました。
花き事業
花き事業においては、営利栽培農家向けの花種子及び家庭園芸用花苗・野菜苗の販売が増加したものの、球根・家庭園芸用資材の需要低迷に加え、販売先の園芸事業からの撤退、大手チェーン店の統合により既存商品の納入が他社へ移る等で、売上高91億69百万円で前年同期比5.4%減となり、セグメント利益も1億81百万円で前年同期比27.0%減となりました。
農材事業
農材事業においては、新規薬剤の普及拡販や茎葉除草剤の伸長に加え、関東地区においては、土壌消毒剤も順調に推移いたしました。また、オリジナル被覆肥料ベストマッチは米麦用の販売が増加し、売上高267億65百万円で前年同期比2.2%増となりました。利益面では、人員の増加に伴う人件費、物流経費の増加等に伴い、セグメント利益8億15百万円で前年同期比18.2%減となりました。
施設材事業
施設材事業においては、農業用フィルムの拡販と新規得意先開拓が功を奏したことや、小ロットや長尺な農業資材の配送にもタイムリーに対応できる当社配送体制の優位さが、運送物流事情悪化の影響でより鮮明となり、販売先の支持が得られたことなどから、売上高147億40百万円で前年同期比6.9%増となりました。利益面では、養液栽培プラントの受注減が利益率の低下につながるなどして、セグメント利益4億68百万円で前年同期比12.4%減となりました。
造園事業
造園事業においては、工事完工高伸長等に伴い売上高5億71百万円で前年同期比61.9%増となり、セグメント利益も13百万円(前年同期はセグメント損失1百万円)と改善いたしました。
(財政状態の状況)
当連結会計年度末における「資産の部」の残高は、449億95百万円で前年同期比16億26百万円(3.8%)増となりました。これは、利益計上に伴い現金及び預金が増加したことや、天候不順により野菜種子の作柄が安定しないことに備え在庫を積み増したこと、また、株式相場の上昇に伴い投資有価証券が増加したことなどによるものであります。
また、「負債の部」の残高は、262億72百万円で前年同期比5億89百万円(2.3%)増となりました。これは主に、支払手形及び買掛金が増加したことによるものであります。
「純資産の部」の残高は、187億22百万円で前年同期比10億36百万円(5.9%)増となりました。これは利益計上などに伴うものであります。
② キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度と比較して5億42百万円増加し、49億11百万円となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況は以下のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果獲得した資金は、15億16百万円(前年同期比11.1%減)となりました。
これは主に、売上債権が1億66百万円及びたな卸資産が3億88百万円増加したことや、法人税等を7億18百万円支払うなどで資金を使用したものの、税金等調整前当期純利益を15億67百万円計上及び仕入債務が7億15百万円増加したこと等により資金を獲得したことや、減損損失3億20百万円及び減価償却費を2億27百万円計上したことによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は、6億58百万円(前年同期比2,287.7%増)となりました。
これは主に、有形固定資産の取得により6億16百万円支出したことなどによるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は、3億7百万円(前年同期比75.7%減)となりました。
これは主に、配当金の支払などによるものであります。
③ 生産、受注及び販売の実績
a.生産実績
該当事項はありません。
b.受注実績
該当事項はありません。
c.仕入実績
当連結会計年度の仕入実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
(注)1.セグメント間の取引については相殺消去しております。
2.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
d.販売実績
当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
(注)1.セグメント間の取引については相殺消去しております。
2.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。
① 重要な会計方針及び見積り
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づいて作成されております。この連結財務諸表の作成にあたりまして、必要と思われる見積りは合理的な基準に基づいて実施しております。詳細につきましては、「第5 経理の状況」「1.連結財務諸表等」の「連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」をご参照ください。
② 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
a.経営成績等
当連結会計年度の売上高は591億2百万円で前年同期比12億54百万円(2.2%)増、売上総利益は92億44百万円で前年同期比34百万円(0.4%)増となりました。販売費及び一般管理費74億97百万円を差引いた営業利益は、17億47百万円で前年同期比2億68百万円(13.3%)減となりました。
売上高につきましては、施設材事業や農材事業が順調に推移したことにより、前年同期比増収となりました。
施設材事業においては、農業用フィルムの拡販と新規得意先開拓が功を奏したことや、小ロットや長尺な農業資材の配送にもタイムリーに対応できる当社配送体制の優位さが、運送物流事情悪化の影響でより鮮明となり、販売先の支持が得られたことなどから増収となり、農材事業においては、新規薬剤の普及拡販や茎葉除草剤の伸長に加え、関東地区においては、土壌消毒剤も順調に推移いたしました。
売上総利益については、利益率の高い種苗事業は順調に利益増に貢献したものの、花き事業の販売低迷、施設材事業においては養液栽培プラントの受注減、施設材事業と農材事業に共通した状況として競争激化が、いずれも利益率の低下要因となり、売上総利益は微増に終わりました。
販売費及び一般管理費につきましては、前年同期比3億2百万円(4.2%)増となりました。人員増に伴う人件費の増加や物流費の高騰、種子病害に対応するための種子検査費用などにより販売費及び一般管理費が増加したことなどによるものであります。
営業外損益につきましては前年同期と比べ大きな変動はなく、営業外収益が営業外費用を上回り、経常利益18億91百万円で前年同期比2億24百万円(10.6%)減となりました。
特別損益につきましては、一支店において業績低迷及び不動産価格の下落により減損損失を計上したことから、利益減少要因となりました。
親会社株主に帰属する当期純利益につきましては、9億78百万円で前年同期比5億10百万円(34.3%)減となりました。
なお、当連結会計年度のキャッシュ・フローの状況につきましては、「(1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。
b.経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因につきましては、「第2 事業の状況 2 事業等のリスク」に記載のとおりであります。
c.資本の財源及び資金の流動性
資金需要
当社グループの事業活動における運転資金需要の主なものは、営業債権及び在庫のための費用及び販売費及び一般管理費であります。
また、設備資金需要といたしましては、本社及び支店の事務所及び倉庫の改修や建替え等があります。
財務政策
運転資金及び設備資金につきましては、内部資金の活用及び金融機関からの短期借入金によっております。
d.セグメントごとの財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容
(a)財政状態の状況
(種苗事業)
セグメント資産は、主に野菜種子の在庫積み増しに伴う商品の増加により、69億82百万円で前年同期比2億81百万円(4.2%)増となりました。
(花き事業)
セグメント資産は、主に売上高の減少に伴う売上債権の減少により、39億39百万円で前年同期比2億77百万円(6.6%)減となりました。
(農材事業)
セグメント資産は、主に売上高の増加に伴う売上債権の増加により、153億36百万円で前年同期比3億19百万円(2.1%)増となりました。
(施設材事業)
セグメント資産は、主に売上高の増加に伴う売上債権の増加により、59億74百万円で前年同期比3億80百万円(6.8%)増となりました。
(造園事業)
セグメント資産は、主に売上高の増加に伴う売上債権の増加により、1億56百万円で前年同期比24百万円(18.2%)増となりました。
(b)経営成績の状況
セグメントごとの経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容は、「(1)経営成績等の状況の概要」「①財政状態及び経営成績の状況」「(経営成績の状況)」に記載のとおりであります。
当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。
① 財政状態及び経営成績の状況
(経営成績の状況)
当連結会計年度におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善や堅調な企業収益など、明るさは継続している一方、足元では歩み寄りの動きが見られるものの、依然予断を許さない北朝鮮情勢、鉄鋼製品に高い関税をかけるなどとした米国トランプ政権の措置から懸念される貿易摩擦問題など、海外情勢が国内経済に及ぼす影響は不透明な状況となっております。
国内農業の状況は、少子高齢化による食料消費の減少や農家の後継者不足等の従前からの課題に加え、冬場の低温による農作物の作柄不良、秋に中間選挙を控えたトランプ政権が強硬に農産物市場開放を迫ってくる懸念が大きいなどマイナス面が多々見られ、また、今年より廃止されるコメの減反についても影響が見通せない状況です。
このような状況のなか当社グループの業績は、施設材事業等での販売伸長により売上高は591億2百万円で前年同期比12億54百万円(2.2%)の増収となりました。利益面では、人件費の増加や物流費の高騰などにより販売費及び一般管理費が増加したことから、営業利益17億47百万円で前年同期比2億68百万円(13.3%)減、経常利益18億91百万円で前年同期比2億24百万円(10.6%)減となり、一支店において収益性の低下や市場価格の著しい下落により減損損失を計上したことから、親会社株主に帰属する当期純利益は9億78百万円で前年同期比5億10百万円(34.3%)減となりました。
セグメントの業績は、次のとおりであります。
種苗事業
種苗事業においては、野菜種子の国内販売は、昨年秋までの天候不順と年初の寒波などの影響で、ホウレンソウなどの葉菜類の販売は不振でしたが、ニンジンなどの根菜類は比較的順調でした。春作については、気温が高めに推移したこともあり、スイートコーン、カボチャ、また、イモ類でサツマイモ苗及びナガイモの種イモ等が伸長し、増収となりました。
野菜種子の輸出でも、東南アジア向けキャベツ、チンゲンサイの販売は減少いたしましたが、欧米向けカボチャ、東アジア・南米向けニンジンが好調で、売上高は増加いたしました。
牧草種苗関係は、飼料用トウモロコシの輸出、災害復旧用の芝種子、緑肥種子の販売は伸長いたしましたが、東北地方の芝苗需要が減少したことなどから減収となりました。
種苗事業全体として売上高78億55百万円で前年同期比0.3%増となり、利益面においても、海外向け野菜種子売上増による採算性向上などから、セグメント利益12億34百万円で前年同期比4.6%増となりました。
花き事業
花き事業においては、営利栽培農家向けの花種子及び家庭園芸用花苗・野菜苗の販売が増加したものの、球根・家庭園芸用資材の需要低迷に加え、販売先の園芸事業からの撤退、大手チェーン店の統合により既存商品の納入が他社へ移る等で、売上高91億69百万円で前年同期比5.4%減となり、セグメント利益も1億81百万円で前年同期比27.0%減となりました。
農材事業
農材事業においては、新規薬剤の普及拡販や茎葉除草剤の伸長に加え、関東地区においては、土壌消毒剤も順調に推移いたしました。また、オリジナル被覆肥料ベストマッチは米麦用の販売が増加し、売上高267億65百万円で前年同期比2.2%増となりました。利益面では、人員の増加に伴う人件費、物流経費の増加等に伴い、セグメント利益8億15百万円で前年同期比18.2%減となりました。
施設材事業
施設材事業においては、農業用フィルムの拡販と新規得意先開拓が功を奏したことや、小ロットや長尺な農業資材の配送にもタイムリーに対応できる当社配送体制の優位さが、運送物流事情悪化の影響でより鮮明となり、販売先の支持が得られたことなどから、売上高147億40百万円で前年同期比6.9%増となりました。利益面では、養液栽培プラントの受注減が利益率の低下につながるなどして、セグメント利益4億68百万円で前年同期比12.4%減となりました。
造園事業
造園事業においては、工事完工高伸長等に伴い売上高5億71百万円で前年同期比61.9%増となり、セグメント利益も13百万円(前年同期はセグメント損失1百万円)と改善いたしました。
(財政状態の状況)
当連結会計年度末における「資産の部」の残高は、449億95百万円で前年同期比16億26百万円(3.8%)増となりました。これは、利益計上に伴い現金及び預金が増加したことや、天候不順により野菜種子の作柄が安定しないことに備え在庫を積み増したこと、また、株式相場の上昇に伴い投資有価証券が増加したことなどによるものであります。
また、「負債の部」の残高は、262億72百万円で前年同期比5億89百万円(2.3%)増となりました。これは主に、支払手形及び買掛金が増加したことによるものであります。
「純資産の部」の残高は、187億22百万円で前年同期比10億36百万円(5.9%)増となりました。これは利益計上などに伴うものであります。
② キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度と比較して5億42百万円増加し、49億11百万円となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況は以下のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果獲得した資金は、15億16百万円(前年同期比11.1%減)となりました。
これは主に、売上債権が1億66百万円及びたな卸資産が3億88百万円増加したことや、法人税等を7億18百万円支払うなどで資金を使用したものの、税金等調整前当期純利益を15億67百万円計上及び仕入債務が7億15百万円増加したこと等により資金を獲得したことや、減損損失3億20百万円及び減価償却費を2億27百万円計上したことによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は、6億58百万円(前年同期比2,287.7%増)となりました。
これは主に、有形固定資産の取得により6億16百万円支出したことなどによるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は、3億7百万円(前年同期比75.7%減)となりました。
これは主に、配当金の支払などによるものであります。
③ 生産、受注及び販売の実績
a.生産実績
該当事項はありません。
b.受注実績
該当事項はありません。
c.仕入実績
当連結会計年度の仕入実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
| セグメントの名称 | 金額(千円) | 前年同期比(%) |
| 種苗事業 | 4,324,451 | 8.9 |
| 花き事業 | 7,900,864 | △3.6 |
| 農材事業 | 24,322,254 | 3.5 |
| 施設材事業 | 13,203,868 | 9.4 |
| 造園事業 | 498,546 | 43.6 |
| 合計 | 50,249,983 | 4.5 |
(注)1.セグメント間の取引については相殺消去しております。
2.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
d.販売実績
当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
| セグメントの名称 | 金額(千円) | 前年同期比(%) |
| 種苗事業 | 7,855,677 | 0.3 |
| 花き事業 | 9,169,911 | △5.4 |
| 農材事業 | 26,765,185 | 2.2 |
| 施設材事業 | 14,740,876 | 6.9 |
| 造園事業 | 571,145 | 61.9 |
| 合計 | 59,102,794 | 2.2 |
(注)1.セグメント間の取引については相殺消去しております。
2.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。
① 重要な会計方針及び見積り
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づいて作成されております。この連結財務諸表の作成にあたりまして、必要と思われる見積りは合理的な基準に基づいて実施しております。詳細につきましては、「第5 経理の状況」「1.連結財務諸表等」の「連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」をご参照ください。
② 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
a.経営成績等
当連結会計年度の売上高は591億2百万円で前年同期比12億54百万円(2.2%)増、売上総利益は92億44百万円で前年同期比34百万円(0.4%)増となりました。販売費及び一般管理費74億97百万円を差引いた営業利益は、17億47百万円で前年同期比2億68百万円(13.3%)減となりました。
売上高につきましては、施設材事業や農材事業が順調に推移したことにより、前年同期比増収となりました。
施設材事業においては、農業用フィルムの拡販と新規得意先開拓が功を奏したことや、小ロットや長尺な農業資材の配送にもタイムリーに対応できる当社配送体制の優位さが、運送物流事情悪化の影響でより鮮明となり、販売先の支持が得られたことなどから増収となり、農材事業においては、新規薬剤の普及拡販や茎葉除草剤の伸長に加え、関東地区においては、土壌消毒剤も順調に推移いたしました。
売上総利益については、利益率の高い種苗事業は順調に利益増に貢献したものの、花き事業の販売低迷、施設材事業においては養液栽培プラントの受注減、施設材事業と農材事業に共通した状況として競争激化が、いずれも利益率の低下要因となり、売上総利益は微増に終わりました。
販売費及び一般管理費につきましては、前年同期比3億2百万円(4.2%)増となりました。人員増に伴う人件費の増加や物流費の高騰、種子病害に対応するための種子検査費用などにより販売費及び一般管理費が増加したことなどによるものであります。
営業外損益につきましては前年同期と比べ大きな変動はなく、営業外収益が営業外費用を上回り、経常利益18億91百万円で前年同期比2億24百万円(10.6%)減となりました。
特別損益につきましては、一支店において業績低迷及び不動産価格の下落により減損損失を計上したことから、利益減少要因となりました。
親会社株主に帰属する当期純利益につきましては、9億78百万円で前年同期比5億10百万円(34.3%)減となりました。
なお、当連結会計年度のキャッシュ・フローの状況につきましては、「(1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。
b.経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因につきましては、「第2 事業の状況 2 事業等のリスク」に記載のとおりであります。
c.資本の財源及び資金の流動性
資金需要
当社グループの事業活動における運転資金需要の主なものは、営業債権及び在庫のための費用及び販売費及び一般管理費であります。
また、設備資金需要といたしましては、本社及び支店の事務所及び倉庫の改修や建替え等があります。
財務政策
運転資金及び設備資金につきましては、内部資金の活用及び金融機関からの短期借入金によっております。
d.セグメントごとの財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容
(a)財政状態の状況
(種苗事業)
セグメント資産は、主に野菜種子の在庫積み増しに伴う商品の増加により、69億82百万円で前年同期比2億81百万円(4.2%)増となりました。
(花き事業)
セグメント資産は、主に売上高の減少に伴う売上債権の減少により、39億39百万円で前年同期比2億77百万円(6.6%)減となりました。
(農材事業)
セグメント資産は、主に売上高の増加に伴う売上債権の増加により、153億36百万円で前年同期比3億19百万円(2.1%)増となりました。
(施設材事業)
セグメント資産は、主に売上高の増加に伴う売上債権の増加により、59億74百万円で前年同期比3億80百万円(6.8%)増となりました。
(造園事業)
セグメント資産は、主に売上高の増加に伴う売上債権の増加により、1億56百万円で前年同期比24百万円(18.2%)増となりました。
(b)経営成績の状況
セグメントごとの経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容は、「(1)経営成績等の状況の概要」「①財政状態及び経営成績の状況」「(経営成績の状況)」に記載のとおりであります。