四半期報告書-第32期第1四半期(平成26年4月1日-平成26年6月30日)

【提出】
2014/08/12 9:06
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27項目

財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。
(1)業績の状況
当第1四半期連結累計期間におけるわが国経済は、政府による経済・金融政策により景気は緩やかな回復基調となりましたが、当業界におきましては、消費税増税後の節約志向の高まりや、原料・燃料の高騰による価格上昇等の要因もあり、先行き不透明な状況が続いております。
このような状況の中、当社グループは、平成26年5月8日に中期経営計画の修正を行い、主力商品であるまいたけ・えりんぎ・ぶなしめじの茸3品の品質面・安全面での差別化の訴求と、新規顧客の開拓、物流・生産のコスト低減を図ってまいりました。
以上の結果、当第1四半期連結累計期間の売上高は55億円(前年同四半期比0.5%増)、営業損失は5億56百万円(前年同四半期は7億36百万円の損失)、経常損失は7億59百万円(前年同四半期は8億83百万円の損失)、四半期純損失は5億37百万円(前年同四半期は5億71百万円の損失)となりました。
セグメントの状況は次のとおりであります。
セグメント連結売上高(百万円)前年同四半期比(%)
まいたけ1,65299.8
えりんぎ720106.0
ぶなしめじ1,229105.9
その他生茸221144.6
生茸計3,824104.8
加工食品14078.1
茸計3,964103.5
もやし・カット野菜1,08798.6
その他食品30482.2
その他14484.4
その他計44882.9
合計5,500100.5

①茸
国内の生茸の販売は、消費税増税後一時的な販売単価の下落はみられたものの、その後持ち直し、当第1四半期連結累計期間においては前年を上回る推移をしました。また、高付加価値商品であるまいたけ「極」の拡販も順調に推移しております。
以上により、茸の売上高は39億64百万円(前年同四半期比3.5%増)となりました。
②もやし・カット野菜
もやし・カット野菜の販売は、不採算取引の見直しにより販売量が減少し、もやし・カット野菜の売上高は10億87百万円(前年同四半期比1.4%減)となりました。
③その他
その他につきましては、飲みやすく機能性を兼ね備えた「雪国まいたけが作った家族で飲める青汁」の販売が伸長したものの、納豆の販売が減少し、その他の売上高は4億48百万円(前年同四半期比17.1%減)となりました。
(2)財政状態の分析
当第1四半期連結会計期間末の総資産は、前連結会計年度末に比べ14億13百万円減少し、351億50百万円となりました。
流動資産は、前連結会計年度末に比べて9億12百万円減少し、60億17百万円となりました。これは主に、現金及び預金が3億12百万円、受取手形及び売掛金が5億68百万円及び仕掛品が2億30百万円減少し、繰延税金資産が2億82百万円増加したこと等によるものであります。
固定資産は、前連結会計年度末に比べて5億円減少し、291億28百万円となりました。これは主に、建物及び構築物が1億73百万円及び機械装置及び運搬具が1億63百万円減少したこと等によるものであります。
負債の部では、流動負債が前連結会計年度末に比べて4億56百万円減少し、209億27百万円となりました。これは主に、支払手形及び買掛金が1億42百万円、未払法人税等が1億9百万円、流動負債(その他)に含まれる設備関係支払手形が1億19百万円、同じく流動負債(その他)に含まれる未払金が2億30百万円及び同じく流動負債(その他)に含まれる未払消費税が1億52百万円減少し、短期借入金が3億72百万円増加したこと等によるものであります。
固定負債は、前連結会計年度末に比べて4億11百万円減少し、121億33百万円となりました。これは主に、社債が2億42百万円減少したこと等によるものであります。
純資産合計は、前連結会計年度末と比べて5億46百万円減少し、20億90百万円となりました。これは主に、利益剰余金が4億50百万円減少したこと等によるものであります。
(3)キャッシュ・フローの状況の分析
当第1四半期連結累計期間における現金及び現金同等物の四半期末の残高は、前年同四半期末と比較して3億32百万円減少し、6億38百万円となりました。
当第1四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は、次のとおりであります。
①営業活動によるキャッシュ・フロー
当第1四半期連結累計期間における営業活動による資金の支出は、75百万円(前年同四半期比89.4%減)となりました。これは主に、税金等調整前四半期純損失7億94百万円、仕入債務の減少額2億52百万円や減価償却費及びその他の償却費4億79百万円及び売上債権の減少額5億64百万円等によるものであります。
②投資活動によるキャッシュ・フロー
当第1四半期連結累計期間における投資活動による資金の支出は、1億15百万円(前年同四半期比224.0%増)となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出1億64百万円等によるものであります。
③財務活動によるキャッシュ・フロー
当第1四半期連結累計期間における財務活動による資金の支出は、1億2百万円(前年同四半期は3億28百万円の収入)となりました。これは主に、長期借入れによる収入12億円や長期借入金の返済による支出9億8百万円及び社債の償還による支出2億87百万円等によるものであります。
(4)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(5)研究開発活動
当第1四半期連結累計期間における当社グループ全体の研究開発活動の金額は29百万円であります。なお、当第1四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。