訂正有価証券報告書-第31期(平成25年4月1日-平成26年3月31日)

【提出】
2014/07/15 10:22
【資料】
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【項目】
126項目

財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

(1)財政状態の分析
当連結会計年度末の総資産は、前連結会計年度末に比べて18億50百万円減少し、365億64百万円となりました。
流動資産は、前連結会計年度末に比べて18億93百万円減少し、69億30百万円となりました。これは主に、現金及び預金が12億85百万円、受取手形及び売掛金が2億63百万円及び商品及び製品が3億4百万円減少したこと等によります。固定資産は、前連結会計年度末とほぼ同じく推移し、296億29百万円となりました。
負債の部では、流動負債が前連結会計年度末に比べて12億33百万円増加し、213億83百万円となりました。これは主に、短期借入金が27億88百万円増加し、支払手形及び買掛金が3億39百万円、未払金が9億円及び流動負債その他に含まれる「1年内償還予定の社債」が3億90百万円減少したこと等によります。
固定負債は、前連結会計年度末に比べて48億10百万円減少し、125億44百万円となりました。これは主に、社債が9億74百万円、長期借入金が31億61百万円、リース債務が3億29百万円及び固定負債その他に含まれる「長期未払金」が2億56百万円減少したこと等によります。
純資産合計は、前連結会計年度末に比べて17億26百万円増加し、26億36百万円となりました。これは主に、利益剰余金が13億56百万円及び為替換算調整勘定が3億41百万円増加したこと等によります。
(2)キャッシュ・フローの分析
キャッシュ・フローの分析については、第2[事業の状況]1[業績等の概要](2)キャッシュ・フローの状況の項目をご参照ください。
(3)経営成績の分析
① 売上高
当連結会計年度における売上高は、前連結会計年度と比較して23億19百万円増加し、288億29百万円(前連結会計年度比8.8%増)となりました。この主な要因は、まいたけ及びぶなしめじの売上高が前連結会計年度比で増加となったためであります。
② 売上総利益
当連結会計年度における売上原価は、前連結会計年度と比較して2億47百万円増加し、200億16百万円(前連結会計年度比1.3%増)となりました。この主な要因は、売上高の増加に伴う製造原価の増加であります。
以上の結果、売上総利益は、前年連結会計年度と比較して20億72百万円増加し、88億12百万円となりました。
③ 営業損益
当連結会計年度における販売費及び一般管理費は、前連結会計年度と比較して1億15百万円減少し、68億36百万円(前連結会計年度比1.7%減)となりました。この主な要因は、報酬及び給料手当の減少によるものであります。
以上の結果、営業利益は19億76百万円(前連結会計年度は2億11百万円の損失)となりました。
④ 営業外損益
当連結会計年度における営業外損益は、8億51百万円の損失(純額)(前連結会計年度は9億13百万円の損失(純額))となりました。この主な要因は、支払利息の増加によるものであります。
⑤ 当期純損益
当連結会計年度における特別利益は、前連結会計年度と比較して1億19百万円増加し、2億17百万円(前連結会計年度比123.1%増)となりました。この主な要因は、受取賠償金の発生によるものであります。
特別損失は、前連結会計年度と比較して3億31百万円増加し、4億90百万円(前連結会計年度比207.9%増)となりました。この主な要因は、固定資産除却損及び減損損失並びに委託金返還損の発生によるものであります。
以上の結果、税金等調整前当期純損益は8億51百万円(前連結会計年度は11億86百万円の損失)となりました。また、繰延税金資産の回収可能性について慎重に見直しを行った結果、将来の合理的な見積もり期間を5年に延長したことにより、法人税等調整額は△6億1百万円(前連結会計年度は5億25百万円計上)を計上しました。これらにより、当期純損益は13億56百万円(前連結会計年度は17億95百万円の損失)となりました。
(4)経営者の問題意識と今後の方針について
当社グループを取り巻く経営環境は、食料品の低価格化、国内における少子高齢化、気候の温暖化等厳しい環境が見込まれております。また、当社グループは3期ぶりに最終黒字を計上しましたが、財務面での健全性の確保が喫緊の課題であります。
このような環境下、当社グループは、国内の茸3品(まいたけ、えりんぎ、ぶなしめじ)に関し、更なる品質改善及びコストダウンを図ることで、業績の伸長を目指します。それと同時に、不採算事業の見直しを徹底的に進め、自己資本の充実、有利子負債の削減に取り組んでまいります。