四半期報告書-第35期第3四半期(令和3年1月1日-令和3年3月31日)

【提出】
2021/05/13 9:52
【資料】
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【項目】
34項目
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)経営成績の状況
当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症拡大の影響により企業収益や雇用環境が大幅に悪化し、厳しい環境が続きました。変異株の出現による感染の再拡大など、未だにその収束時期は見通せておらず、依然として先行き不透明な状況が続いております。
このような状況の中、当社グループにおきましては、自社品種「夏瑞/なつみずき」(品種登録名「ペチカほのか」)の生食用販売、業務用販売を中心に、いちご果実及びその他青果物の販売に注力してまいりました。
この結果、当第3四半期連結累計期間の業績は、売上高2,350,493千円(前年同期比1.7%減少)、営業利益74,097千円(前年同期比252.0%増加)、経常利益76,215千円(前年同期比237.3%増加)、親会社株主に帰属する四半期純利益65,905千円(前年同期比263.8%増加)となりました。
セグメントの業績は次のとおりであります。
(いちご果実・青果事業)
いちご果実・青果事業の主力商品は業務用いちご果実であります。当第3四半期連結累計期間においては、夏秋期は「夏瑞/なつみずき」(品種登録名「ペチカほのか」)、「コア」(品種登録名「ペチカエバー」)などの自社開発品種と輸入いちごを、その後は国産促成いちご(とちおとめ、紅ほっぺなど)を主に販売しております。
夏秋期におきましては、6~7月にかけて曇天、低温が続いたことで、自社品種いちごの生育が停滞気味となり、出荷のピークがずれこむなど、例年にない出荷の流れとなりました。他品種も同様の傾向で、想定していない時期に出荷数量が増加したことに加え、新型コロナウイルス感染症の再拡大による需要減少の影響も重なり、販売に苦戦いたしました。出荷ピークのずれこみにより、10月以降の出荷量の回復も遅れたために、十分な販売数量を確保することができませんでした。
12月のクリスマス期におきましては、7月の長雨とその後の高温による促成いちごの病気の多発や定植時期の遅れが影響し、例年になく生育が遅れることとなりました。このことにより、弊社が主に取扱う業務用サイズの入荷数量が例年になく少ない状況が続き、また、取引先のいちご果実の使用量が減少したことで、販売数量が減少いたしました。また、12月上旬より市場相場価格が高値で推移し、固定価格での販売先に対する利益が大幅に減少いたしました。
年明け以降の1~2月は、いちご市場相場価格が高騰した前年に対し、今年は前年よりも安値で推移し、固定価格での販売先に対する利益が改善いたしました。
その他の青果物の販売は、コンビニエンスストアをはじめとした既存取引先において、フルーツを使用したアイテムの減少に伴い、使用量が減少いたしました。
以上により、当第3四半期連結累計期間のいちご果実・青果事業の売上高は前年同期を下回りましたが、業務の効率化により運送費や人件費などの経費削減を図り、利益は前年同期を上回りました。
この結果、いちご果実・青果事業の売上高は2,100,302千円(前年同期比3.1%減少)、営業利益は159,950千円(前年同期比16.3%増加)となりました。
(種苗事業)
種苗事業は、自社いちご品種の「ペチカほのか」(商品名「夏瑞/なつみずき」)と「ペチカエバー」(商品名「コア」)を生産販売しております。栽培方法には、秋に苗を定植し翌年春から秋にかけて果実を生産する秋定植と、春に苗を定植し夏から秋にかけて果実を生産する春定植の、概ね2体系の作型があります。当第3四半期連結会計期間においては、秋定植用苗の販売を終え、春定植用苗の販売を行っております。
当第3四半期連結累計期間におきましては、契約生産者数の減少により自社品種の種苗売上高は微減いたしました。一方で、弊社の四季成りいちご(夏秋いちご)の栽培・育種技術が北海道以外の地域や海外でも有用性が認められ、それらに関わる業務を受託したことにより、種苗事業の売上高、利益は増加いたしました。
この結果、種苗事業の売上高は55,306千円(前年同期比49.7%増加)、営業利益は23,616千円(前年同期比599.3%増加)となりました。
(馬鈴薯事業)
馬鈴薯事業は、主に種馬鈴薯の生産販売、仕入販売と、青果馬鈴薯の仕入販売からなります。主要売上品である種馬鈴薯には、秋から春にかけて販売する春作と夏に販売する秋作の2体系がありますが、そのメインは春作種馬鈴薯です。当第3四半期連結会計期間におきましては、主に春作種馬鈴薯の販売を行っております。
春作の種馬鈴薯の販売において、産地の日照不足などの天候不順の影響で、オリジナル品種、一般品種ともに生産量が大幅に減少いたしました。しかしながら、仕入数量の確保に努め、採算性を重視した販売に注力したことで、売上高、利益ともに前年同期を上回りました。
この結果、馬鈴薯事業の売上高は127,245千円(前年同期比7.3%増加)、営業利益は6,077千円(前年同期は営業損失3,743千円)となりました。
(運送事業)
運送事業は、株式会社エス・ロジスティックスが行っております。関東圏を中心とした事業展開で当社の商品配送を中核としつつ、一般荷主からの配送業務受託も行っております。当第3四半期連結累計期間におきましては、新型コロナウイルス感染症の影響により、配送の中止を余儀なくされるところがありました。新規配送の獲得で売上高の増加を図るとともに、一般荷主の配送を自社配送へ切り替え、売上原価の抑制を行いました。併せて経費削減に努めることで、利益の確保を図ってまいりましたが、配送休止に伴う収益の不足を補えず売上高、利益ともに前年同期を下回る結果となりました。
この結果、運送事業の売上高は67,639千円(前年同期比0.8%減少)、営業利益は6,105千円(前年同期比21.5%減少)となりました。
(2)財政状態に関する説明
(流動資産)
流動資産は、前連結会計年度末と比較して95,585千円減少し、当第3四半期連結会計期間末で767,777千円となりました。これは現金及び預金が増加したものの、売掛金が減少したことが主因であります。
(固定資産)
固定資産は、前連結会計年度末と比較して7,297千円増加し、当第3四半期連結会計期間末で114,550千円となりました。これは有形固定資産が増加したことが主因であります。
(流動負債)
流動負債は、前連結会計年度末と比較して146,402千円減少し、当第3四半期連結会計期間末で222,212千円となりました。これは短期借入金が減少したことが主因であります。
(固定負債)
固定負債は、前連結会計年度末と比較し8,176千円減少し、当第3四半期連結会計期間末で125,297千円となりました。これは長期借入金が減少したことが主因であります。
(純資産)
純資産は、前連結会計年度末と比較して66,290千円増加し、当第3四半期連結会計期間末で534,818千円となりました。なお、自己資本比率は前連結会計年度末の48.3%から60.6%となっております。
(3)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
(4)経営方針・経営戦略等
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(6)研究開発活動
当第3四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は18,729千円であります。なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。

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