四半期報告書-第99期第2四半期(平成28年7月1日-平成28年9月30日)

【提出】
2016/11/14 15:20
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31項目

財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

(1)業績の状況
当第2四半期連結累計期間における我が国経済は、雇用・所得環境の改善が続くなど緩やかな回復基調に
ありますものの、設備投資の動きや企業収益の改善に足踏みがみられ、依然個人消費は伸び悩むとともに、中国をはじめとする新興国経済の減速や英国のEU離脱による影響が懸念される等、先行き不透明な状況にて推移いたしました。
このような状況において、スパリゾートハワイアンズにつきましては、前年同期に比べ日帰り・宿泊ともに利用者数は減少いたしました。
燃料商事事業につきましては、石油部門の販売数量の減少及び販売単価の下落により減収となり、製造
関連事業及び運輸業につきましても、それぞれ減収となりました。
この結果、当第2四半期連結累計期間の売上高は185億6百万円(前年同期比11億21百万円、5.7%減)、営業利益は10億58百万円(前年同期比5億66百万円、34.9%減)、経常利益は9億30百万円(前年同期比5億75百万円、38.2%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は、固定資産(投資不動産)にかかる減損損失10億39百万円を計上したものの、繰延税金資産の計上及び減損損失等に伴う繰延税金負債取崩しによる法人税等調整額(△は利益)△9億94百万円の計上等により、7億65百万円(前年同期比5億73百万円、42.8%減)となりました。
セグメント別の業績は、次のとおりであります。
なお、第1四半期連結累計期間より、セグメント「卸売業」の名称を「燃料商事事業」に変更しております。
[観光事業]
スパリゾートハワイアンズにつきましては、春休みからのロングランイベント「チームラボアイランド-
学ぶ未来の遊園地- in ハワイアンズ」、ゴールデンウィークにリアル恐竜ライブショー「ディノアライブ in
ハワイアンズ」、夏休みに「ファインディングドリー公開記念プールランド in ハワイアンズ」・「恐竜
アドベンチャーワールド inハワイアンズ」等様々なイベントを実施するほか、7月には国内唯一のファイヤーナイフダンスチーム『Siva Ola(シバオラ)』による単独ショー『Amata“Siva Ola”』をスタートさせる
とともに、昼のポリネシアンレビューを「ポリネシアン・サンライトカーニバル『Aloha RapaNui』」に全面
リニューアルいたしました。
日帰り部門につきましては、昨年の50周年記念事業及び太平洋・島サミット開催の話題性による集客効果
には及ばず、また流れるアクアリウムプール「フィッシュゴーランド」の話題性が一巡したこと等もあり、利用人員は811千人(前年同期比59千人、6.9%減)となりました。
宿泊部門につきましては、お客様満足の向上を図るべく4月にホテルハワイアンズレストランを
「the Pacific」としてリニューアルオープンし、オープン記念特別商品の販売を実施しましたが、団体客の
減少等により利用人員は235千人(前年同期比11千人、4.7%減)となりました。
クレストヒルズゴルフ倶楽部は、地元圏の集客に努めるとともに、スパリゾートハワイアンズとの親和性を高めるため本年6月1日に「スパリゾートハワイアンズ・ゴルフコース」と名称を変更しました。地元圏の
集客は堅調に推移しましたものの、首都圏からの宿泊ゴルフパック利用が減少し、利用人員は28千人(前年
同期比0千人、2.7%減)となりました。
この結果、日帰り・宿泊両部門の利用者数の減少や消費単価の下落等により、当部門の売上高は、70億99百万円(前年同期比5億53百万円、7.2%減)、営業利益は12億92百万円(前年同期比4億77百万円、27.0%減)
となりました。
[燃料商事事業]
石炭部門につきましては、一般産業向け販売数量の増加により堅調に推移したものの、石油部門に
つきましては、主力納入先である電力会社向け販売数量の大幅な減少及び販売価格の下落により、減収と
なりました。
この結果、当部門の売上高は、97億91百万円(前年同期比3億45百万円、3.4%減)、営業利益は59百万円(前年同期比19百万円、50.1%増)となりました。
[製造関連事業]
主に中国・北米の需要減に伴い、船舶用及び産業用モーターの販売数量の減少により減収となりました。
この結果、当部門の売上高は7億91百万円(前年同期比1億24百万円、13.6%減)、営業利益は69百万円(前年同期比51百万円、42.7%減)となりました。
[運輸業]
港湾運送部門につきましては、セメント関連輸送が減少し、石油小売部門につきましては販売数量が
減少し、販売単価も下落いたしました。
この結果、当部門の売上高は、8億24百万円(前年同期比98百万円、10.7%減)、営業利益は5百万円
(前年同期比38百万円、88.5%減)となりました。
(2)財政状況
当第2四半期連結会計期間末における総資産は、前連結会計年度末に比べ27億2百万円増加し、571億4百万円となりました。これは主に、投資不動産が減少したものの、受取手形及び売掛金が増加したことによるものであります。負債につきましては、前連結会計年度末に比べ20億9百万円増加し、426億30百万円となりました。これは主に、支払手形及び買掛金が増加したことによるものであります。純資産につきましては、前連結会計年度末に比べ6億93百万円増加し、144億73百万円となりました。これは主に、親会社株主に帰属する四半期純利益計上により利益剰余金が増加したことによるものであります。
(3)キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結累計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、77億71百万円と前連結会計年度末に比べ7億49百万円増加いたしました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結累計期間における営業活動の結果得られた資金は、20億25百万円(前年同期は16億34百万円の獲得)となりました。これは主に、税金等調整前四半期純損失1億49百万円の計上、売上債権の増加額21億28百万円、たな卸資産の増加額5億31百万円があったものの、減価償却費7億40百万円、減損損失10億39百万円、仕入債務の増加額22億22百万円があったことによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結累計期間における投資活動の結果使用した資金は、3億79百万円(前年同期は4億91百万円の使用)となりました。これは主に、固定資産の取得による支出4億19百万円によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結累計期間における財務活動の結果使用した資金は、8億94百万円(前年同期は9億78百万円の使用)となりました。これは主に、長期借入れによる収入4億79百万円があったものの、長期借入金の返済による支出10億14百万円、ファイナンス・リース債務の返済による支出1億85百万円があったことによるものであります。
(4)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループの事業上及び財務上の対処すべき課題についての重要な変更はありません。
(5)研究開発活動
該当事項はありません。
(6)生産、受注及び販売の実績
当第2四半期連結累計期間において、生産、受注及び販売の実績に著しい変動はありません。