四半期報告書-第100期第3四半期(平成29年10月1日-平成29年12月31日)

【提出】
2018/02/13 16:51
【資料】
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【項目】
28項目

財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

(1)業績の状況
当第3四半期連結累計期間における我が国経済は、各種政策の効果もあり、雇用・所得環境や企業収益の
改善を背景に、個人消費・設備投資は持ち直す等総じて堅調な状況が続きますものの、中国をはじめとする
新興国経済の先行きや米国の政策運営の動向、北朝鮮情勢を巡る地政学的リスク等海外経済の不確実性の影響により、先行き不透明な状況にて推移いたしました。
このような状況において、スパリゾートハワイアンズにつきましては、前年同期に比べ日帰り・宿泊ともに利用者数が増加いたしました。
燃料商事事業につきましては、主に石炭の販売数量が大幅に減少するなど厳しい状況が続き、製造関連事業及び運輸業につきましては、堅調に推移いたしました。
この結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は237億87百万円(前年同期比50億5百万円、17.4%減)と
なりましたものの、スパリゾートハワイアンズが堅調に推移したことにより、営業利益は13億52百万円(前年同期比2億40百万円、21.6%増)、経常利益は12億74百万円(前年同期比3億90百万円、44.2%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は、10億86百万円(前年同期比4億76百万円、78.0%増)となりました。
セグメント別の業績は、次のとおりであります。
[観光事業]
スパリゾートハワイアンズにつきましては、春休みに「春休み!よしもとワイワイカーニバル」、ゴールデンウィークにNHKの番組関連イベント「すイエんサー ぐるぐるつながる探検隊」、「おかあさんと
いっしょ ガラピコぷ~のワクワクステージ」、夏休みに「大人気キャラクター大集合!常夏ヒーロー・
ヒロイン祭り」、11月に「洋ランパーク2017」、年末には「家族みんなで年越しハワイアンズカウントダウン2017」等の各種イベントを実施する一方、7月に高低差・長さ日本一のボディスライダー「ビッグアロハ」をオープンいたしました。
日帰り部門につきましては、「ビッグアロハ」の累計利用人員が12月に12万人を超える等オープン効果も
あり、利用人員は1,119千人(前年同期比23千人、2.1%増)となりました。
宿泊部門につきましては、「ビッグアロハ」の話題性により、主に首都圏ファミリー層が堅調に推移
したことに加え、秋の団体旅行客の獲得等により利用人員は360千人(前年同期比8千人、2.5%増)となり
ました。
スパリゾートハワイアンズ・ゴルフコースにつきましては、首都圏からの宿泊ゴルフパックは堅調に推移
しましたものの、10月の台風の影響等により地元圏の利用者が減少し、利用人員は44千人(前年同期比0千
人、1.3%減)となりました。
この結果、当部門の売上高は、101億79百万円(前年同期比2億93百万円、3.0%増)、営業利益は17億76百万円(前年同期比3億17百万円、21.7%増)となりました。
[燃料商事事業]
石炭部門につきましては、電力会社及び一般産業向けともに販売数量が大幅に減少し、石油部門に
つきましては電力会社向け販売数量が大幅に減少しました。また発電事業につきましては、順調に進捗いたしました。
この結果、当部門の売上高は、109億88百万円(前年同期比54億93百万円、33.3%減)、営業利益は28百万円(前年同期比72百万円、71.5%減)となりました。
[製造関連事業]
船舶用モーターについては販売数量は減少しましたものの販売単価が増加し、また建設機械等の販売数量が増加したことにより、増収となりました。
この結果、当部門の売上高は、11億91百万円(前年同期比63百万円、5.6%増)、営業利益は86百万円(前年同期比6百万円、8.8%増)となりました。
[運輸業]
港湾運送部門につきましては、セメント関連輸送が増加し、石油小売部門につきましては販売単価が
上昇し、増収となりました。
この結果、当部門の売上高は、14億27百万円(前年同期比1億30百万円、10.1%増)、営業利益は25百万円(前年同期比15百万円、139.5%増)となりました。
(2)財政状態
当第3四半期連結会計期間末における総資産は、前連結会計年度末に比べ15億17百万円増加し、567億55百万円となりました。これは主に、たな卸資産が減少したものの、建物及び構築物、投資有価証券が増加したことによるものであります。負債につきましては、前連結会計年度末に比べ36百万円減少し、403億34百万円となりました。これは主に、流動負債のその他が減少したことによるものであります。純資産につきましては、前連結会計年度末に比べ15億54百万円増加し、164億21百万円となりました。これは主に、利益剰余金及びその他有価証券評価差額金が増加したことによるものであります。
(3)経営方針・経営戦略等
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(4)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループの事業上及び財務上の対処すべき課題について重要な
変更はありません。
(5)研究開発活動
該当事項はありません。