有価証券報告書-第60期(平成25年4月1日-平成26年3月31日)

【提出】
2014/06/25 13:39
【資料】
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【項目】
128項目

対処すべき課題

当社グループを取り巻く経営環境は、国内の景気回復傾向や公共事業の拡大、企業の設備投資および個人消費の回復基調の継続が期待されるとともに、東京での開催が決定した2020年夏季オリンピックに向け、首都圏を中心に関連事業の需要が期待されるところです。一方、海外における地政学的リスクや新興国の成長鈍化など、引き続き海外情勢の影響による景気の下振れリスクを抱えつつ景況が推移するものと思われます。
情報通信分野におきましては、増加の一途を辿るデータ通信量に対応し、通信事業各社においてデータ通信サービスのブロードバンド化に向けた通信インフラ整備が継続的に進展する一方、光関連設備やモバイル設備の充足などにより、今後の事業環境は大きく変化するものと想定しております。
このような経営環境のなか、当社グループは企業理念「私たちは、すべてのお客様に『感動』していただくために、情熱をもって、信頼の技術と品質、サービスを提供します。」のもと、グループビジョン「ソリューション&エンジニアリング企業グループとしてビジネスの拡大を図り、さらなる成長を目指します。」の実現に向け、グループ一丸となって「売上高と利益の確保・拡大」「人財の育成と活力ある職場づくり」「安全・品質の追求」「グループ経営基盤の強化」の4つの基本方針に係る取り組みを推進してまいります。また、情報通信分野の中長期的な事業環境変化への対応として、総合設備事業分野やICTソリューション事業分野の受注拡大、さらには首都圏市場における事業拡大などの諸施策を推進し、当社グループのさらなる成長を通じて、今後も全力をあげて幅広く社会の発展に尽力してまいります。