有価証券報告書-第72期(平成30年4月1日-平成31年3月31日)

【提出】
2019/06/28 9:28
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【項目】
132項目
(1) 経営成績等の概要
当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用関連会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。
①財政状態及び経営成績の状況
当社グループは、中期3ヵ年計画に則り、更なる安全と工事品質の向上、原価管理の強化に取り組みつつ、一方で今後の市場動向を見据えた組織改正を実施し、受注拡大に向けた積極的な営業活動を展開いたしました結果、受注工事高は38,697百万円(前連結会計年度比130.9%)、売上高につきましては、28,280百万円(前連結会計年度比95.0%)となりました。
当連結会計年度の利益につきましても、グループを挙げてより利益を意識した受注に努めるとともに、工事原価の一層の縮減に取り組んだ結果、経常利益は1,225百万円(前連結会計年度比90.9%)、親会社株主に帰属する当期純利益は856百万円(前連結会計年度比93.4%)となりました。
セグメントの経営成績を示すと、次のとおりであります。
(電気設備工事事業)
電気設備工事事業につきましては、受注工事高は38,697百万円(前連結会計年度比130.9%)、売上高につきましては、28,076百万円(前連結会計年度比95.0%)となり、営業利益は1,031百万円(前連結会計年度比86.7%)となりました。
(不動産賃貸事業)
不動産賃貸事業につきましては、売上高204百万円(前連結会計年度比102.1%)となり、営業利益は168百万円(前連結会計年度比100.4%)となりました。
財政状態につきましては、総資産は、前連結会計年度末に比べ、566百万円増加して30,555百万円となりました。流動資産は、未成工事支出金が690百万円増加しましたが、受取手形・完成工事未収入金等が821百万円減少したこと等により、前連結会計年度末に比べ94百万円減少の20,700百万円となりました。
有形固定資産、無形固定資産は軽微な増加、投資その他の資産は、投資有価証券が時価評価額の上昇、株式購入等により634百万円増加し、結果、固定資産全体としては660百万円増加の9,854百万円となりました。
負債合計は、前連結会計年度末に比べ537百万円減少の11,595百万円となりました。流動負債は、未成工事受入金が346百万円増加しましたが、未払費用が367百万円、未払法人税等が490百万円減少した結果、477百万円減少の10,086百万円となりました。
固定負債は、長期借入金の返済等により、59百万円減少の1,508百万円となりました。
純資産合計は、前連結会計年度末に比べ1,103百万円増加の18,959百万円になりました。
利益剰余金は、配当により118百万円減少しましたが、856百万円の親会社株主に帰属する当期純利益を計上したことにより、前連結会計年度末に比べ737百万円増加し、13,285百万円となりました。
これらの結果、1株当たり純資産は、前連結会計年度末に比べ111.09円増加し、1,897.70円となり、自己資本比率は前連結会計年度末の59.01%から61.51%となりました。
②キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度における現金及び現金同等物は5,877百万円と対前期と比べ158百万円の増加となりました。
営業活動によるキャッシュ・フローは、「税金等調整前当期純利益」が1,217百万円(前連結会計年度は1,345百万円)の計上があり、減少要因として未成工事支出金の増加690百万円(前連結会計年度は710百万円の増加)、未払賞与の減少314百万円(前連結会計年度は711百万円の増加)があるものの、売上債権の減少823百万円(前連結会計年度は1,048百万円の増加)、未成工事受入金の増加346百万円(前連結会計年度は276百万円の減少)などの増加要因により、結果669百万円の収入(前連結会計年度は632百万円の収入)となりました。
投資活動によるキャッシュ・フローは、有形固定資産の取得、投資有価証券の取得による支出等により、230百万円の支出(前連結会計年度は262百万円の支出)となりました。
財務活動によるキャッシュ・フローは、借入金の返済による支出と、株主配当金の支払等により、280百万円の支出(前連結会計年度は231百万円の支出)となりました。
③生産、受注及び販売の状況
a. 受注実績
セグメントの名称前連結会計年度
(自2017年4月1日
至2018年3月31日)
(千円)
当連結会計年度
(自2018年4月1日
至2019年3月31日)
(千円)
電気設備工事事業29,554,07538,697,354(前連結会計年度比130.9%)
29,554,07538,697,354(前連結会計年度比130.9%)

b. 売上実績
セグメントの名称前連結会計年度
(自2017年4月1日
至2018年3月31日)
(千円)
当連結会計年度
(自2018年4月1日
至2019年3月31日)
(千円)
電気設備工事事業29,563,26828,076,528(前連結会計年度比95.0%)
不動産賃貸事業199,751204,013(前連結会計年度比102.1%)
29,763,01928,280,541(前連結会計年度比95.0%)

(注) 1 当社グループでは、不動産賃貸事業については、受注実績を記載しておりません。
2 当社グループでは生産実績を定義することが困難であるため「生産の状況」は記載しておりません。
3 上記金額には消費税等は含まれておりません。
4 売上実績に対する割合が100分の10以上の相手先別の売上高及びその割合は、次のとおりであります。
前連結会計年度ソフトバンク㈱6,432,065千円21.6%
当連結会計年度ソフトバンク㈱7,032,706千円24.9%

なお、参考のため提出会社個別の事業の状況は次のとおりであります。
建設業における受注工事高及び施工高の状況
c. 受注工事高、完成工事高、繰越工事高及び施工高
期別工事別前期繰越
工事高
(千円)
当期受注
工事高
(千円)

(千円)
当期売上高
又は当期
完成工事高
(千円)
次期繰越工事高当期施工高
(千円)
手持工事高
(千円)
うち施工高
比率
(%)
金額(千円)
前事業年度
(自2017年4月1日
至2018年3月31日)
電気
設備
工事
事業
情報通信工事1,093,1477,679,4838,772,6307,281,5321,491,09844.7665,8677,810,980
鉄道工事4,419,9359,635,49714,055,4328,973,9215,081,51117.5889,0819,245,216
設備工事3,307,8675,191,4808,499,3486,242,4132,256,9341.942,7716,146,463
その他1,0831,0831,0831,083
小計8,820,95022,507,54531,328,49522,498,9508,829,54418.11,597,71923,203,743
不動産賃貸
事業
199,751
合計8,820,95022,507,54531,328,49522,698,7028,829,54418.11,597,71923,203,743
当事業年度
(自2018年4月1日
至2019年3月31日)
電気
設備
工事
事業
情報通信工事1,491,0988,172,5719,663,6698,330,3221,333,34654.8730,3218,394,777
鉄道工事5,081,51111,542,16816,623,6799,338,5377,285,14214.81,080,0459,529,502
設備工事2,256,93411,696,20513,953,1403,332,38710,620,7532.2236,0303,525,646
その他1,3831,3831,3831,383
小計8,829,54431,412,32840,241,87321,002,63119,239,24110.62,046,39721,451,309
不動産賃貸
事業
204,013
合計8,829,54431,412,32840,241,87321,206,64419,239,24110.62,046,39721,451,309

(注) 1 前事業年度以前に受注した工事で、契約の変更により請負金額の増減がある場合は、当期受注工事高及び当期完成工事高にその増減額を含めております。
2 次期繰越工事高の施工高は支出金により手持工事高の施工高を推定したものであります。
3 当期施工高は電気設備工事事業の(当期完成工事高+次期繰越施工高-前期繰越施工高)に一致します。
d. 受注工事高の受注方法別比率
工事の受注方法は、公開と特命と競争に大別されます。
期別区分公開(%)特命(%)競争(%)計(%)
情報通信工事0.344.255.5100
前事業年度鉄道工事0.064.335.7100
(自2017年4月1日
至2018年3月31日)
設備工事0.033.966.1100
その他0.0100.00.0100
情報通信工事0.444.754.9100
当事業年度鉄道工事0.154.945.0100
(自2018年4月1日
至2019年3月31日)
設備工事0.014.985.1100
その他0.0100.00.0100

(注) 百分比は請負金額比であります。
e. 完成工事高
期別区分JR各社他
(千円)
ソフトバンク他
(千円)
電力会社他
(千円)
官公庁
(千円)
民間会社
(千円)

(千円)
前事業年度
(自2017年4月1日
至2018年3月31日)
情報通信工事2,790,520437,7434,053,2687,281,532
鉄道工事3,398,415100,7925,474,7148,973,921
設備工事984,6805,257,7326,242,413
その他1,0831,083
3,398,4152,790,520437,7431,085,47214,786,79922,498,950
当事業年度
(自2018年4月1日
至2019年3月31日)
情報通信工事3,488,770686,9924,154,5598,330,322
鉄道工事3,865,827118,6645,354,0469,338,537
設備工事691,5802,640,8073,332,387
その他1,3831,383
3,865,8273,488,770686,992810,24412,150,79621,002,631

(注) 1 完成工事のうち主なものは、次のとおりであります。
前事業年度 請負金額2億円以上の主なもの(なお、下記の工事はすべて工事進行基準適用による完成工事であります)
東京地下鉄(株)有楽町線及び副都心線列車無線装置改良工事
日本再生可能エネルギー(株)NRE野辺地太陽光発電所建設工事
津市2014年度営産ス継第62号
津市産業・スポーツセンター電気設備工事

当事業年度 請負金額2億円以上の主なもの(なお、下記の工事はすべて工事進行基準適用による完成工事であります。)
飯能ケーブルテレビ(株)FTTH工事
日本再生可能エネルギー(株)NRE矢板太陽光発電所建設工事
東京地下鉄(株)有楽町線及び副都心線列車無線装置改良その2工事


2 完成工事高総額に対する割合が100分の10以上の相手先別の完成工事高及びその割合は、次のとおりであります。
前事業年度日本再生可能エネルギー㈱
ソフトバンク㈱
2,942,403千円
2,790,557千円
13.1%
12.4%
当事業年度ソフトバンク㈱3,488,770千円16.6%

f. 手持工事高(2019年3月31日現在)
区分JR各社他
(千円)
ソフトバンク

(千円)
電力会社他
(千円)
官公庁
(千円)
民間会社
(千円)

(千円)
情報通信工事590,7764,065738,5051,333,346
鉄道工事3,220,0444,065,0977,285,142
設備工事708,2789,912,47510,620,753
3,220,044590,7764,065708,27814,716,07719,239,241

(注) 手持工事のうち請負金額3億円以上の主なものは、次のとおりであります。(なお、「九州新幹線(西九州)、40k6・56k1間電力設備」については、工事進行基準適用による次期繰越工事であります。)
パシフィコ・エナジー赤穂(同)パシフィコ・エナジー赤穂メガソーラー発電所建設工事2021年4月完成予定

(独)鉄道建設・運輸施設整備支援機構九州新幹線(西九州)、40k6・56k1間電力設備2022年3月完成予定

東日本高速道路(株)東京外環自動車道 大泉JCT~三郷南IC間CCTV設備工事2020年12月完成予定


(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。
①重要な会計方針及び見積り
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。連結財務諸表の作成にあたって、特に次の重要な会計上の見積りについては、経営者として留意しております。
a.繰延税金資産の回収可能性については、将来の課税所得を見積り判断しております。
b.有価証券の減損処理にあたっては、当該有価証券の時価と帳簿価格との乖離状況等を勘案し、回復可能性がないと判断したものについて減損処理を行っております。
c.「固定資産の減損に係る会計基準」の適用に関しては、グルーピングの方法、将来に渡る営業損益の見積り及び個々の資産の正味売却価額等を判断して見積っております。
②当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
当社グループの当連結会計年度の経営成績等は、受注工事高につきましては、九州新幹線(西九州ルート)及び大型太陽光発電設備工事の受注もあり、前連結会計年度に比べ9,143百万円増加の38,697百万円となりました。また、売上高につきましては、太陽光発電設備工事の減少により、前連結会計年度に比べ1,482百万円減少の28,280百万円となりました。
また、営業利益は、前連結会計年度に比べ204百万円減少の1,048百万円となりました。経常利益は、前連結会計年度に比べ122百万円減少の1,225百万円になりました。主な要因は、より利益を意識した受注に努めるとともに、工事原価の一層の縮減に取り組んだものの、売上高が前連結会計年度に比べ1,482百万円減少したことによるものであります。
当社グループの主要な資金需要は、電気設備工事事業のための材料費、労務費、外注費、経費、販売費及び一般管理費等の営業費用並びに当社グループの人材育成・教育と設備新設・改修等に係る投資であります。
これらの資金需要につきましては、営業活動によるキャッシュ・フロー及び自己資金のほか、金融機関からの借入による資金調達にて対応していくこととしております。
手許の運転資金につきましては、連結子会社の余剰資金を当社へ集中し、資金効率の向上を図っております。この他、機動的な資金調達を目的に、当座貸越契約を締結し、流動性リスクに備えております。
セグメントごとの財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容は、次のとおりであります。
(電気設備工事事業)
電気設備工事事業につきましては、受注工事高は38,697百万円(前連結会計年度比130.9%)、売上高につきましては、28,076百万円(前連結会計年度比95.0%)となり、営業利益は1,031百万円(前連結会計年度比86.7%)となりました。
(不動産賃貸事業)
不動産賃貸事業につきましては、売上高204百万円(前連結会計年度比102.1%)となり、営業利益は168百万円(前連結会計年度比100.4%)となりました。

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