有価証券報告書-第73期(平成31年4月1日-令和2年3月31日)

【提出】
2020/06/26 13:00
【資料】
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【項目】
156項目

退職給付関係

(退職給付関係)
1 採用している退職給付制度の概要
当社及び国内連結子会社は、従業員の退職給付に充てるため、積立型・非積立型の確定給付制度を採用しております。連結決算日現在において、確定給付型の制度として、企業年金基金制度及び退職一時金制度を設けております。当社は2014年4月1日付にて企業年金基金制度の一部について確定拠出年金制度へ移行しております。また、一部の連結子会社は中小企業退職金共済制度(中退共)に加入しております。
企業年金基金制度(すべて積立型制度であります。)では、給与と勤務期間に基づいた一時金又は年金を支給します。退職一時金制度(非積立型制度ですが、退職給付信託を設定した結果、積立型制度となっているものがあります。)では、退職給付として、給与と勤務期間に基づいた一時金を支給します。また、従業員退職等に際して割増退職金を支払う場合があります。
一部の連結子会社が有する企業年金基金制度及び退職一時金制度は、簡便法により退職給付に係る負債または退職給付に係る資産及び退職給付費用を計算しております。
なお、退職給付信託は当社において設定しております。
2 確定給付制度(複数事業主制度を含む)
(1) 退職給付債務の期首残高と期末残高の調整表(簡便法を適用した制度を除く)
前連結会計年度
(自 2018年4月1日 至 2019年3月31日)
当連結会計年度
(自 2019年4月1日 至 2020年3月31日)
退職給付債務の期首残高12,815百万円12,389百万円
勤務費用420417
利息費用111106
数理計算上の差異の発生額△2455
退職給付の支払額△933△776
退職給付債務の期末残高12,38912,192

(2) 年金資産の期首残高と期末残高の調整表(簡便法を適用した制度を除く)
前連結会計年度
(自 2018年4月1日 至 2019年3月31日)
当連結会計年度
(自 2019年4月1日 至 2020年3月31日)
年金資産の期首残高18,989百万円18,884百万円
期待運用収益570566
数理計算上の差異の発生額△84△664
事業主からの拠出額116126
退職給付の支払額△744△641
その他37-
年金資産の期末残高18,88418,272

(3) 簡便法を適用した制度の退職給付に係る負債及び退職給付に係る資産の期首残高と期末残高の調整表
前連結会計年度
(自 2018年4月1日 至 2019年3月31日)
当連結会計年度
(自 2019年4月1日 至 2020年3月31日)
期首残高(退職給付に係る負債と退職給付に係る資産の純額)1,087百万円1,152百万円
退職給付費用145152
退職給付の支払額△159△68
連結範囲の変動に伴う増加97-
その他△18△64
期末残高(退職給付に係る負債と退職給付に係る資産の純額)1,1521,172
退職給付に係る負債の期末残高1,1521,172


(4) 退職給付債務及び年金資産の期末残高と連結貸借対照表に計上された退職給付に係る負債及び退職給付に係る 資産の調整表
前連結会計年度
(2019年3月31日)
当連結会計年度
(2020年3月31日)
積立型制度の退職給付債務11,499百万円11,250百万円
年金資産△18,884△18,272
△7,385△7,022
非積立型制度の退職給付債務2,0432,114
連結貸借対照表に計上された負債と資産の純額△5,342△4,907
退職給付に係る負債4,5664,713
退職給付に係る資産△9,908△9,621
連結貸借対照表に計上された負債と資産の純額△5,342△4,907

(注)簡便法を適用した制度を含んでおります。
(5) 退職給付費用及びその内訳項目の金額
前連結会計年度
(自 2018年4月1日 至 2019年3月31日)
当連結会計年度
(自 2019年4月1日 至 2020年3月31日)
勤務費用420百万円417百万円
利息費用111106
期待運用収益△570△566
数理計算上の差異の費用処理額△292△415
簡便法で計算した退職給付費用145152
その他626
確定給付制度に係る退職給付費用△178△279

(6) 退職給付に係る調整額
退職給付に係る調整額(税効果控除前)の内訳は次のとおりであります。
前連結会計年度
(自 2018年4月1日 至 2019年3月31日)
当連結会計年度
(自 2019年4月1日 至 2020年3月31日)
数理計算上の差異△352百万円△1,134百万円
合計△352△1,134

(7) 退職給付に係る調整累計額
退職給付に係る調整累計額に計上した項目(税効果控除前)の内訳は次のとおりであります。
前連結会計年度
(2019年3月31日)
当連結会計年度
(2020年3月31日)
未認識数理計算上の差異△1,992百万円△857百万円
合計△1,992△857


(8) 年金資産に関する事項
① 年金資産の主な内訳
年金資産合計に対する主な分類ごとの比率は、次のとおりであります。
前連結会計年度
(2019年3月31日)
当連結会計年度
(2020年3月31日)
債券38%39%
株式3634
生保一般勘定1515
オルタナティブ910
その他22
合計100100

(注) 年金資産合計には、企業年金基金制度及び退職一時金制度に対して設定した退職給付信託が前連結会計年度で15%、当連結会計年度で16%含まれております。
② 長期期待運用収益率の設定方法
年金資産の長期期待運用収益率を決定するため、現在及び予想される年金資産の配分と、年金資産を構成する多様な資産からの現在及び将来期待される長期の収益率を考慮しております。
(9) 数理計算上の計算基礎に関する事項
主要な数理計算上の計算基礎
前連結会計年度
(自 2018年4月1日 至 2019年3月31日)
当連結会計年度
(自 2019年4月1日 至 2020年3月31日)
割引率0.8~0.9%0.8~0.9%
長期期待運用収益率3.0%3.0%
予想昇給率7.6%7.6%

3 確定拠出制度
当社及び連結子会社の確定拠出制度への要拠出額は、前連結会計年度205百万円、当連結会計年度205百万円であります。