有価証券報告書-第65期(平成28年4月1日-平成29年3月31日)
有報資料
(1)経営成績に関する分析
当連結会計年度における当社グループを取り巻く経営環境は、景気の先行きの不透明感から個人消費は力強さを欠き、節約志向が依然として根強い一方で、「ハレ・コト消費」が顕著化するなど、消費の二極化傾向が散見されました。また、インバウンド動向におきましては、訪日外客数が大幅に伸びている一方で、高額品を中心としたインバウンド需要の減速が見られはじめるなど、消費行動が刻々変化する状況で推移いたしました。
このような状況のもと、当社グループは、『WSR²(ダブルエスアール・ダブルエスアール)(※)』を経営スローガンに、当面の重点施策として掲げております「インバウンド対策の強化」、「海外展開」、「首都圏でのWSR化展開の推進」、「プレミアム・ギフトスイーツの創造と育成」の4つの重点施策を中心に、事業展開を推進いたしました。
この結果、当連結会計年度の連結業績につきましては、売上高は、重点施策の遂行が奏功したことに加え、平成28年1月に株式の取得により連結子会社となりました株式会社フランセが加わったことなどにより32,536百万円(前期比22.3%増)となり、6期連続で過去最高売上を更新いたしました。利益面におきましても、営業利益は3,847百万円(前期比17.4%増)、経常利益は3,898百万円(前期比17.2%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は2,572百万円(前期比11.6%増)となり、いずれも過去最高益を更新いたしました。
※ WSR(ダブルエスアール)とは、グループ経営基本方針として平成27年に掲げた経営スローガン『ワールド サプライジング リゾート(World Surprising Resort)宣言』の略称であり、商品・店舗・接客・営業活動など、あらゆるビジネスのシーンで「世界へ、ありえないほどの驚きの、非日常(超感動)を提供する」という意味が込められています。
セグメント別の業績は、次のとおりであります。
(注)フランセの前連結会計年度の売上高及び営業利益は、連結の範囲に含めた平成28年2月から3月までの2ヶ月間が計上されております。
① ケイシイシイ
「ルタオ」ブランドを擁するケイシイシイは、ハロウィン、クリスマスなど季節イベントにおける販促強化、インバウンド対策として国内国際線ターミナルでの展開強化に注力したほか、海外においては、台湾、韓国に加え、香港、シンガポールなど新たな地域への進出に取り組みました。商品面では、主力商品「ドゥーブル・フロマージュ」及び「小樽色内通りフロマージュ」並びに新商品「ビスキュイ・オ・フロマージュ」の販売強化に注力いたしました。また、平成28年12月、札幌ステラプレイスに「GLACIEL(グラッシェル)」を、新千歳空港国内線ターミナルに「ヌーベルバーグ ルタオ ショコラティエ」をそれぞれ新規出店いたしました。その結果、売上高は10,375百万円(前期比14.1%増)となり、営業利益は1,445百万円(前期比12.1%増)となりました。
② 寿製菓・但馬寿
寿製菓・但馬寿は、グループ各社及び代理店向けに新商品及び主力商品対策などの提案営業を推進するとともに、地元山陰では発売50周年を迎える名菓「因幡の白うさぎ」及びモンド・セレクション6年連続最高金賞受賞の「白ウサギフィナンシェ」の販売強化、「遊月亭の黒豆茶」の通信販売などに注力いたしました。その結果、売上高は9,634百万円(前期比8.7%増)となり、営業利益は1,065百万円(前期比58.7%増)となりました。
③ 販売子会社
販売子会社は、駅、空港、SA・PAなどの交通拠点チャネルでの主力商品のシェア拡大に注力し、東海地区では「小倉トーストラングドシャ」、福岡地区では「まっかな苺のラングドシャ」の販売強化に努めました。また、関西地区の販売子会社は、インバウンド対策として関西国際空港での営業を強化するとともに、首都圏での催事展開に注力いたしました。その結果、売上高は5,119百万円(前期比5.2%増)、営業利益は376百万円(前期比14.3%増)となりました。
④ シュクレイ
シュクレイは、季節イベントにおける販促強化、期間限定出店の積極展開、交通機関チャネルでの卸売を推進したほか、「東京ミルクチーズ工場」ブランドの海外展開などに注力いたしました。また、新ブランドによる新規出店では、平成28年4月、東京・JR新宿駅南口NEWoMan(ニュウマン)に「Butter Butler(バターバトラー)」を、東京・南青山に「GENDY(ジェンディー)」を、平成29年3月にJR東京駅構内に「Qudgeman Monaci(クッジマンモナシ)」をそれぞれ出店いたしました。その結果、売上高は5,501百万円(前期比44.1%増)、営業利益は742百万円(前期比70.4%増)となりました。
⑤ 九十九島グループ
九十九島グループは、発売65周年を迎えた「九十九島せんぺい」の販売強化、フレンチトースト専門店「Ivorish(アイボリッシュ)」による期間限定出店の推進、また、平成28年11月、長崎駅隣接の商業施設アミュプラザ長崎に新ブランド「Sugarf(シュガーフ)」を新規出店したものの、期初に発生した熊本地震の影響などによる落ち込みを補うことができず、低迷いたしました。その結果、売上高は3,287百万円(前期比7.5%減)、営業損失は130百万円(前期は営業利益85百万円)となりました。
⑥ フランセ
フランセは、製造ラインの統合及びラングドシャラインの新設などの工場改善に注力したほか、60周年を迎える「横濱フランセ」ブランドを一新し、新たに「フランセ」としてリニューアル、平成28年10月より新宿伊勢丹店及びラゾーナ川崎店の改装リニューアルを皮切りに、他店におきましても順次リブランド商品を投入するなどのブランドの再構築を図りました。その結果、売上高は3,774百万円、営業損失は131百万円となりました。
⑦ その他
その他は、損害保険代理業、健康食品事業、海外(台湾)における菓子事業が含まれており、売上高は277百万円(前期比22.5%増)、営業損失は75百万円(前期は営業損失44百万円)となりました。
(2)キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末の現金及び現金同等物(以下「資金」という。)の残高は、前連結会計年度末に比べ297百万円増加し、3,551百万円(前期比9.1%増)となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は、次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は、3,070百万円(前期比5.4%減)となりました。
主な要因は、税金等調整前当期純利益が3,850百万円となり、非資金項目であります減価償却費が879百万円及び仕入債務の増減額が190百万円となったことによる増加要因と、法人税等の支払額が1,357百万円及び売上債権の増減額が368百万円となったことによる減少要因によります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は、967百万円(前期比58.7%減)となりました。
主な要因は、定期預金の返戻による収入が200百万円及び投資有価証券の売却による収入が139百万円となったことによる増加要因と有形固定資産の取得による支出が1,068百万円となったことによる減少要因によります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は、1,809百万円(前期比537.1%増)となりました。
主な要因は、短期借入金の純増減額720百万円、長期借入金の返済による支出446百万円及び配当金の支払額622百万円などの減少要因によります。
当連結会計年度における当社グループを取り巻く経営環境は、景気の先行きの不透明感から個人消費は力強さを欠き、節約志向が依然として根強い一方で、「ハレ・コト消費」が顕著化するなど、消費の二極化傾向が散見されました。また、インバウンド動向におきましては、訪日外客数が大幅に伸びている一方で、高額品を中心としたインバウンド需要の減速が見られはじめるなど、消費行動が刻々変化する状況で推移いたしました。
このような状況のもと、当社グループは、『WSR²(ダブルエスアール・ダブルエスアール)(※)』を経営スローガンに、当面の重点施策として掲げております「インバウンド対策の強化」、「海外展開」、「首都圏でのWSR化展開の推進」、「プレミアム・ギフトスイーツの創造と育成」の4つの重点施策を中心に、事業展開を推進いたしました。
この結果、当連結会計年度の連結業績につきましては、売上高は、重点施策の遂行が奏功したことに加え、平成28年1月に株式の取得により連結子会社となりました株式会社フランセが加わったことなどにより32,536百万円(前期比22.3%増)となり、6期連続で過去最高売上を更新いたしました。利益面におきましても、営業利益は3,847百万円(前期比17.4%増)、経常利益は3,898百万円(前期比17.2%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は2,572百万円(前期比11.6%増)となり、いずれも過去最高益を更新いたしました。
※ WSR(ダブルエスアール)とは、グループ経営基本方針として平成27年に掲げた経営スローガン『ワールド サプライジング リゾート(World Surprising Resort)宣言』の略称であり、商品・店舗・接客・営業活動など、あらゆるビジネスのシーンで「世界へ、ありえないほどの驚きの、非日常(超感動)を提供する」という意味が込められています。
セグメント別の業績は、次のとおりであります。
| 区分 | 売上高 | 営業利益 | ||||
| 前連結 会計年度 (百万円) | 当連結 会計年度 (百万円) | 増減 (百万円) | 前連結 会計年度 (百万円) | 当連結 会計年度 (百万円) | 増減 (百万円) | |
| ケイシイシイ | 9,094 | 10,375 | 1,281 | 1,289 | 1,445 | 155 |
| 寿製菓・但馬寿 | 8,866 | 9,634 | 768 | 671 | 1,065 | 394 |
| 販売子会社 | 4,867 | 5,119 | 252 | 329 | 376 | 47 |
| シュクレイ | 3,817 | 5,501 | 1,683 | 435 | 742 | 306 |
| 九十九島グループ | 3,553 | 3,287 | △266 | 85 | △130 | △215 |
| フランセ | 917 | 3,774 | 2,857 | 129 | △131 | △260 |
| その他 | 226 | 277 | 51 | △44 | △75 | △30 |
| 小計 | 31,344 | 37,971 | 6,626 | 2,896 | 3,293 | 397 |
| (調整額) | △4,732 | △5,434 | △702 | 380 | 553 | 173 |
| 合計 | 26,612 | 32,536 | 5,923 | 3,276 | 3,847 | 570 |
(注)フランセの前連結会計年度の売上高及び営業利益は、連結の範囲に含めた平成28年2月から3月までの2ヶ月間が計上されております。
① ケイシイシイ
「ルタオ」ブランドを擁するケイシイシイは、ハロウィン、クリスマスなど季節イベントにおける販促強化、インバウンド対策として国内国際線ターミナルでの展開強化に注力したほか、海外においては、台湾、韓国に加え、香港、シンガポールなど新たな地域への進出に取り組みました。商品面では、主力商品「ドゥーブル・フロマージュ」及び「小樽色内通りフロマージュ」並びに新商品「ビスキュイ・オ・フロマージュ」の販売強化に注力いたしました。また、平成28年12月、札幌ステラプレイスに「GLACIEL(グラッシェル)」を、新千歳空港国内線ターミナルに「ヌーベルバーグ ルタオ ショコラティエ」をそれぞれ新規出店いたしました。その結果、売上高は10,375百万円(前期比14.1%増)となり、営業利益は1,445百万円(前期比12.1%増)となりました。
② 寿製菓・但馬寿
寿製菓・但馬寿は、グループ各社及び代理店向けに新商品及び主力商品対策などの提案営業を推進するとともに、地元山陰では発売50周年を迎える名菓「因幡の白うさぎ」及びモンド・セレクション6年連続最高金賞受賞の「白ウサギフィナンシェ」の販売強化、「遊月亭の黒豆茶」の通信販売などに注力いたしました。その結果、売上高は9,634百万円(前期比8.7%増)となり、営業利益は1,065百万円(前期比58.7%増)となりました。
③ 販売子会社
販売子会社は、駅、空港、SA・PAなどの交通拠点チャネルでの主力商品のシェア拡大に注力し、東海地区では「小倉トーストラングドシャ」、福岡地区では「まっかな苺のラングドシャ」の販売強化に努めました。また、関西地区の販売子会社は、インバウンド対策として関西国際空港での営業を強化するとともに、首都圏での催事展開に注力いたしました。その結果、売上高は5,119百万円(前期比5.2%増)、営業利益は376百万円(前期比14.3%増)となりました。
④ シュクレイ
シュクレイは、季節イベントにおける販促強化、期間限定出店の積極展開、交通機関チャネルでの卸売を推進したほか、「東京ミルクチーズ工場」ブランドの海外展開などに注力いたしました。また、新ブランドによる新規出店では、平成28年4月、東京・JR新宿駅南口NEWoMan(ニュウマン)に「Butter Butler(バターバトラー)」を、東京・南青山に「GENDY(ジェンディー)」を、平成29年3月にJR東京駅構内に「Qudgeman Monaci(クッジマンモナシ)」をそれぞれ出店いたしました。その結果、売上高は5,501百万円(前期比44.1%増)、営業利益は742百万円(前期比70.4%増)となりました。
⑤ 九十九島グループ
九十九島グループは、発売65周年を迎えた「九十九島せんぺい」の販売強化、フレンチトースト専門店「Ivorish(アイボリッシュ)」による期間限定出店の推進、また、平成28年11月、長崎駅隣接の商業施設アミュプラザ長崎に新ブランド「Sugarf(シュガーフ)」を新規出店したものの、期初に発生した熊本地震の影響などによる落ち込みを補うことができず、低迷いたしました。その結果、売上高は3,287百万円(前期比7.5%減)、営業損失は130百万円(前期は営業利益85百万円)となりました。
⑥ フランセ
フランセは、製造ラインの統合及びラングドシャラインの新設などの工場改善に注力したほか、60周年を迎える「横濱フランセ」ブランドを一新し、新たに「フランセ」としてリニューアル、平成28年10月より新宿伊勢丹店及びラゾーナ川崎店の改装リニューアルを皮切りに、他店におきましても順次リブランド商品を投入するなどのブランドの再構築を図りました。その結果、売上高は3,774百万円、営業損失は131百万円となりました。
⑦ その他
その他は、損害保険代理業、健康食品事業、海外(台湾)における菓子事業が含まれており、売上高は277百万円(前期比22.5%増)、営業損失は75百万円(前期は営業損失44百万円)となりました。
(2)キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末の現金及び現金同等物(以下「資金」という。)の残高は、前連結会計年度末に比べ297百万円増加し、3,551百万円(前期比9.1%増)となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は、次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は、3,070百万円(前期比5.4%減)となりました。
主な要因は、税金等調整前当期純利益が3,850百万円となり、非資金項目であります減価償却費が879百万円及び仕入債務の増減額が190百万円となったことによる増加要因と、法人税等の支払額が1,357百万円及び売上債権の増減額が368百万円となったことによる減少要因によります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は、967百万円(前期比58.7%減)となりました。
主な要因は、定期預金の返戻による収入が200百万円及び投資有価証券の売却による収入が139百万円となったことによる増加要因と有形固定資産の取得による支出が1,068百万円となったことによる減少要因によります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は、1,809百万円(前期比537.1%増)となりました。
主な要因は、短期借入金の純増減額720百万円、長期借入金の返済による支出446百万円及び配当金の支払額622百万円などの減少要因によります。