有価証券報告書-第118期(2024/01/01-2024/12/31)
当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要並びに経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。
(1) 経営成績
当連結会計年度におけるわが国経済は、インバウンド需要の回復や雇用・所得環境の改善などにより、緩やかな回復基調で推移しました。一方で、不安定な国際情勢を背景とする原材料・エネルギー価格の高騰や急激な為替相場の変動、物価上昇の長期化により、景気の先行きは不透明な状況が続いております。
このような経営環境の下、令和6年10月に創立100周年を迎えた当社グループは、グループの健全かつ持続的な成長と中長期的な企業価値の向上を図るべく、11月に長期ビジョン「NEXT100」及び「中期経営計画2028」を策定いたしました。長期ビジョン「NEXT100」では、10年後の令和16年度に「めざす姿」である、“堅実な経営を貫き然るべき利益を安定的に創出しつつ、社会が抱える課題の解決に貢献する企業へ”の実現に向けて、3つの重要課題「中核事業の競争力・収益力の強化」「新領域への挑戦」「ESG経営の推進」に取り組むことといたしました。併せて、「中期経営計画2028」において、当期から令和10年度までの5年間においてなすべき4本の柱として、「総合焼酎メーカーとしてのプレゼンス強化」「酒類輸出の販路拡大とスケールアップ」「販売用アルコールの安定収益確保」「酵素のラインアップ拡充・発酵受託ビジネスの拡大」を掲げ、これらを軸とした諸施策に取り組んでまいりました。
これらの結果、当連結会計年度の売上高は、84,104百万円(前期比1.0%減)となりました。利益面では、営業利益は3,448百万円(前期比3.8%減)、経常利益は3,629百万円(前期比2.0%減)となりました。また、親会社株主に帰属する当期純利益は2,729百万円(前期比19.6%減)となりました。
当社が重視する経営指標は次のとおりとなりました。
(注)令和6年12月期の1株当たりの配当金の内訳
普通配当8円 記念配当2円(創立100周年記念配当)
セグメント別の業績を示すと、次のとおりであります。
なお、当連結会計年度より、報告セグメントから「加工用澱粉事業」を除外しております。
<酒類事業>酒類事業につきましては、国内の人口減少や少子高齢化、飲酒機会の減少に加え、物価上昇による節約志向の高まりから、競争が益々激化しております。このような環境の下、売上高は78,715百万円(前期比0.1%減)となりました。また、利益面につきましては、2,296百万円の営業利益(前期比12.8%減)となりました。
和酒部門のうち焼酎につきましては、PB商品や甲類焼酎の「ビッグマン」シリーズが減少したものの、甲類乙類混和焼酎の「すごむぎ」「すごいも」シリーズや本格焼酎の「博多の華」シリーズが好調に推移したため、売上高は増加いたしました。
チューハイなどのRTD分野につきましては、日本各地の厳選素材を使用したチューハイ「NIPPON PREMIUM」シリーズや「直球勝負」シリーズなどのNB商品やパッカー事業が好調に推移したこと、下期にPB商品が復調したことにより、売上高は増加いたしました。「NIPPON PREMIUM」シリーズにおきましては、「山形県産ラ・フランス」を数量限定で発売するなど、ラインアップ強化を図っております。
清酒につきましては、「福徳長 米だけのす~っと飲めてやさしいお酒 純米吟醸酒」が好調に推移したものの、PB商品などの減少により、売上高は減少いたしました。
販売用アルコールにつきましては、工業用アルコール、酒類原料用アルコールともに減少したため、売上高は減少いたしました。
洋酒部門につきましては、炭酸水で割るだけで手軽に居酒屋の味わいを家で楽しむことができるチューハイの素などが好調に推移したほか、ハイボールに最適なウイスキー「香薫(こうくん)」、輸入ワインなどが伸張したことにより、売上高は増加いたしました。
<酵素医薬品事業>酵素医薬品事業につきましては、酵素部門における海外での販売が好調に推移したことや、国内の発酵受託が増加したため、売上高は4,155百万円(前期比19.1%増)、営業利益は534百万円(前期比62.9%増)となりました。
<不動産事業>不動産事業につきましては、前期に販売用不動産の売却があったことなどにより、売上高は1,144百万円(前期比7.0%減)、営業利益は604百万円(前期比2.3%減)となりました。
生産、受注及び販売の実績は、次のとおりであります。
①生産実績
生産実績をセグメント別アイテム(主要製品)別に示すと、次のとおりであります。
(注) 酵素医薬品事業については数量等の算定が困難であるため、記載しておりません。また、アルコールについては、他の酒類原料用も含んだ総生産数量であります。なお、不動産事業、その他の事業については生産実績がないため、記載しておりません。
②受注状況
当社グループは一部の製品について受注生産を行っておりますがウエイトも小さく、大部分の製品は販売計画に基づく生産計画に従った見込生産を主体としております。
③販売実績
販売実績をセグメント別アイテム(主要製品)別に示すと、次のとおりであります。
(注) 1 主な相手先別の販売実績及び総販売実績に対する割合
(2)財政状態
当連結会計年度の総資産につきましては、55,739百万円となり、有形固定資産が減少したものの、投資有価証券が増加したため、前連結会計年度末と比較し307百万円の増加となりました。
負債につきましては、31,260百万円となり、設備関係支払手形が増加したものの、短期借入金が減少したため、前連結会計年度末と比較して1,943百万円の減少となりました。
純資産につきましては、24,478百万円となり、前連結会計年度末と比較して2,251百万円の増加となりました。これは主に利益剰余金の増加によるものであります。
(3)キャッシュ・フロー
当連結会計年度における現金及び現金同等物の残高は882百万円となり、前連結会計年度末と比較して58百万円の増加となりました。
営業活動によるキャッシュ・フローにおける資金の増加額は、4,280百万円(前期比326百万円減)となりました。これは主に、法人税等の支払額895百万円、未払消費税等の減少額256百万円などがありましたものの、税金等調整前当期純利益3,592百万円、減価償却費1,916百万円などを計上したことによるものであります。
投資活動によるキャッシュ・フローについては、固定資産の取得による支出1,061百万円などがありましたので、1,304百万円(前期比1,315百万円減)の資金減少となりました。
財務活動によるキャッシュ・フローについては、短期借入金の減少額1,350百万円、長期借入金の返済による支出600百万円などがありましたので、2,917百万円(前期比1,770百万円増)の資金減少となりました。
(4)資本の財源及び資金の流動性の分析
①キャッシュ・フロー
「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (3)キャッシュ・フロー」に記載しております。
なお、当社グループのキャッシュ・フロー指標のトレンドは以下のとおりであります。
(注) 自己資本比率:自己資本/総資産
時価ベースの自己資本比率:株式時価総額/総資産
キャッシュ・フロー対有利子負債比率:有利子負債/営業キャッシュ・フロー
インタレスト・カバレッジ・レシオ:営業キャッシュ・フロー/利払い
※各指標は、いずれも連結ベースの財務数値により算出しております。
※株式時価総額は、期末株価終値×期末発行済株式数(自己株式控除後)により算出しております。
※営業キャッシュ・フローは、連結キャッシュ・フロー計算書の営業活動によるキャッシュ・フローを使用しております。有利子負債は、連結貸借対照表に計上されている負債のうち利子を支払っているすべての負債を対象としております。また、利払いについては、連結キャッシュ・フロー計算書の利息の支払額を使用しております。
②資金調達
当社グループは、資金計画に基づき、必要資金は銀行等金融機関からの借入により調達しております。一時的な余資は、預金等の流動性の高い金融資産に限定して運用し、また、短期的な運転資金を銀行等金融機関からの借入により、大型の設備投資資金の一部については複数の金融機関から相対借入により調達しております。
(5)重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。この連結財務諸表を作成するにあたって、資産、負債、収益及び費用の報告額に影響を及ぼす見積り及び仮定を用いておりますが、これらの見積り及び仮定に基づく数値は実際の結果と異なる可能性があります。
連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載しております。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。
(1) 経営成績
当連結会計年度におけるわが国経済は、インバウンド需要の回復や雇用・所得環境の改善などにより、緩やかな回復基調で推移しました。一方で、不安定な国際情勢を背景とする原材料・エネルギー価格の高騰や急激な為替相場の変動、物価上昇の長期化により、景気の先行きは不透明な状況が続いております。
このような経営環境の下、令和6年10月に創立100周年を迎えた当社グループは、グループの健全かつ持続的な成長と中長期的な企業価値の向上を図るべく、11月に長期ビジョン「NEXT100」及び「中期経営計画2028」を策定いたしました。長期ビジョン「NEXT100」では、10年後の令和16年度に「めざす姿」である、“堅実な経営を貫き然るべき利益を安定的に創出しつつ、社会が抱える課題の解決に貢献する企業へ”の実現に向けて、3つの重要課題「中核事業の競争力・収益力の強化」「新領域への挑戦」「ESG経営の推進」に取り組むことといたしました。併せて、「中期経営計画2028」において、当期から令和10年度までの5年間においてなすべき4本の柱として、「総合焼酎メーカーとしてのプレゼンス強化」「酒類輸出の販路拡大とスケールアップ」「販売用アルコールの安定収益確保」「酵素のラインアップ拡充・発酵受託ビジネスの拡大」を掲げ、これらを軸とした諸施策に取り組んでまいりました。
これらの結果、当連結会計年度の売上高は、84,104百万円(前期比1.0%減)となりました。利益面では、営業利益は3,448百万円(前期比3.8%減)、経常利益は3,629百万円(前期比2.0%減)となりました。また、親会社株主に帰属する当期純利益は2,729百万円(前期比19.6%減)となりました。
当社が重視する経営指標は次のとおりとなりました。
前連結会計年度 (令和5年12月期) | 当連結会計年度 (令和6年12月期) | 中期経営計画目標値 (令和10年12月期) | ||
売上高 | 84,947百万円 | 84,104百万円 | 93,000百万円 | |
経常利益 | 3,702百万円 | 3,629百万円 | 4,500百万円 | |
売上高経常利益率 | 4.4% | 4.3% | 4.8% | |
ROE | 17.3% | 12.1% | 10.0% | |
1株当たりの配当金 | 8円 | 10円 | 12円 |
(注)令和6年12月期の1株当たりの配当金の内訳
普通配当8円 記念配当2円(創立100周年記念配当)
セグメント別の業績を示すと、次のとおりであります。
なお、当連結会計年度より、報告セグメントから「加工用澱粉事業」を除外しております。
<酒類事業>酒類事業につきましては、国内の人口減少や少子高齢化、飲酒機会の減少に加え、物価上昇による節約志向の高まりから、競争が益々激化しております。このような環境の下、売上高は78,715百万円(前期比0.1%減)となりました。また、利益面につきましては、2,296百万円の営業利益(前期比12.8%減)となりました。
和酒部門のうち焼酎につきましては、PB商品や甲類焼酎の「ビッグマン」シリーズが減少したものの、甲類乙類混和焼酎の「すごむぎ」「すごいも」シリーズや本格焼酎の「博多の華」シリーズが好調に推移したため、売上高は増加いたしました。
チューハイなどのRTD分野につきましては、日本各地の厳選素材を使用したチューハイ「NIPPON PREMIUM」シリーズや「直球勝負」シリーズなどのNB商品やパッカー事業が好調に推移したこと、下期にPB商品が復調したことにより、売上高は増加いたしました。「NIPPON PREMIUM」シリーズにおきましては、「山形県産ラ・フランス」を数量限定で発売するなど、ラインアップ強化を図っております。
清酒につきましては、「福徳長 米だけのす~っと飲めてやさしいお酒 純米吟醸酒」が好調に推移したものの、PB商品などの減少により、売上高は減少いたしました。
販売用アルコールにつきましては、工業用アルコール、酒類原料用アルコールともに減少したため、売上高は減少いたしました。
洋酒部門につきましては、炭酸水で割るだけで手軽に居酒屋の味わいを家で楽しむことができるチューハイの素などが好調に推移したほか、ハイボールに最適なウイスキー「香薫(こうくん)」、輸入ワインなどが伸張したことにより、売上高は増加いたしました。
<酵素医薬品事業>酵素医薬品事業につきましては、酵素部門における海外での販売が好調に推移したことや、国内の発酵受託が増加したため、売上高は4,155百万円(前期比19.1%増)、営業利益は534百万円(前期比62.9%増)となりました。
<不動産事業>不動産事業につきましては、前期に販売用不動産の売却があったことなどにより、売上高は1,144百万円(前期比7.0%減)、営業利益は604百万円(前期比2.3%減)となりました。
生産、受注及び販売の実績は、次のとおりであります。
①生産実績
生産実績をセグメント別アイテム(主要製品)別に示すと、次のとおりであります。
セグメントの名称 | アイテム(主要製品) | 当連結会計年度 (自 令和6年1月1日 至 令和6年12月31日) | 前期比 (%) | |
酒類 | 焼酎 | 87,254 | (KL) | 101.0 |
チューハイ | 80,930 | (KL) | 93.6 | |
清酒 | 10,887 | (KL) | 94.2 | |
合成清酒 | 8,611 | (KL) | 100.3 | |
アルコール | 104,853 | (KL) | 93.4 | |
みりん | 1,536 | (KL) | 91.3 | |
洋酒 | 9,450 | (KL) | 103.8 | |
その他 | 4,977 | (KL) | 111.1 | |
計 | 308,496 | (KL) | 96.2 |
(注) 酵素医薬品事業については数量等の算定が困難であるため、記載しておりません。また、アルコールについては、他の酒類原料用も含んだ総生産数量であります。なお、不動産事業、その他の事業については生産実績がないため、記載しておりません。
②受注状況
当社グループは一部の製品について受注生産を行っておりますがウエイトも小さく、大部分の製品は販売計画に基づく生産計画に従った見込生産を主体としております。
③販売実績
販売実績をセグメント別アイテム(主要製品)別に示すと、次のとおりであります。
セグメントの名称 | アイテム(主要製品) | 当連結会計年度 (自 令和6年1月1日 至 令和6年12月31日) (百万円) | 前期比 (%) | |
酒類 | 和酒 | 焼酎 | 36,274 | 101.0 |
チューハイ | 16,933 | 100.8 | ||
清酒 | 3,638 | 98.1 | ||
合成清酒 | 1,897 | 97.7 | ||
販売用アルコール | 13,519 | 95.1 | ||
みりん | 400 | 93.0 | ||
72,664 | 99.5 | |||
洋酒 | 5,334 | 103.0 | ||
その他 | 717 | 116.7 | ||
78,715 | 99.9 | |||
酵素医薬品 | 4,155 | 119.1 | ||
不動産 | 1,144 | 93.0 | ||
その他 | 88 | 101.6 | ||
合 計 | 84,104 | 99.0 |
(注) 1 主な相手先別の販売実績及び総販売実績に対する割合
相手先 | 前連結会計年度 | 当連結会計年度 | |||
金額(百万円) | 割合(%) | 金額(百万円) | 割合(%) | ||
イオントップバリュ㈱ | 10,156 | 12.0 | 10,117 | 12.0 | |
三井食品㈱ | 8,513 | 10.0 | 7,882 | 9.4 |
(2)財政状態
当連結会計年度の総資産につきましては、55,739百万円となり、有形固定資産が減少したものの、投資有価証券が増加したため、前連結会計年度末と比較し307百万円の増加となりました。
負債につきましては、31,260百万円となり、設備関係支払手形が増加したものの、短期借入金が減少したため、前連結会計年度末と比較して1,943百万円の減少となりました。
純資産につきましては、24,478百万円となり、前連結会計年度末と比較して2,251百万円の増加となりました。これは主に利益剰余金の増加によるものであります。
(3)キャッシュ・フロー
当連結会計年度における現金及び現金同等物の残高は882百万円となり、前連結会計年度末と比較して58百万円の増加となりました。
営業活動によるキャッシュ・フローにおける資金の増加額は、4,280百万円(前期比326百万円減)となりました。これは主に、法人税等の支払額895百万円、未払消費税等の減少額256百万円などがありましたものの、税金等調整前当期純利益3,592百万円、減価償却費1,916百万円などを計上したことによるものであります。
投資活動によるキャッシュ・フローについては、固定資産の取得による支出1,061百万円などがありましたので、1,304百万円(前期比1,315百万円減)の資金減少となりました。
財務活動によるキャッシュ・フローについては、短期借入金の減少額1,350百万円、長期借入金の返済による支出600百万円などがありましたので、2,917百万円(前期比1,770百万円増)の資金減少となりました。
(4)資本の財源及び資金の流動性の分析
①キャッシュ・フロー
「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (3)キャッシュ・フロー」に記載しております。
なお、当社グループのキャッシュ・フロー指標のトレンドは以下のとおりであります。
令和4年12月期 | 令和5年12月期 | 令和6年12月期 | |
自己資本比率(%) | 32.0 | 38.6 | 42.4 |
時価ベースの自己資本比率(%) | 26.9 | 37.2 | 40.2 |
キャッシュ・フロー対有利子負債比率(年) | △13.9 | 1.7 | 1.3 |
インタレスト・カバレッジ・レシオ(倍) | △11.7 | 52.4 | 45.2 |
(注) 自己資本比率:自己資本/総資産
時価ベースの自己資本比率:株式時価総額/総資産
キャッシュ・フロー対有利子負債比率:有利子負債/営業キャッシュ・フロー
インタレスト・カバレッジ・レシオ:営業キャッシュ・フロー/利払い
※各指標は、いずれも連結ベースの財務数値により算出しております。
※株式時価総額は、期末株価終値×期末発行済株式数(自己株式控除後)により算出しております。
※営業キャッシュ・フローは、連結キャッシュ・フロー計算書の営業活動によるキャッシュ・フローを使用しております。有利子負債は、連結貸借対照表に計上されている負債のうち利子を支払っているすべての負債を対象としております。また、利払いについては、連結キャッシュ・フロー計算書の利息の支払額を使用しております。
②資金調達
当社グループは、資金計画に基づき、必要資金は銀行等金融機関からの借入により調達しております。一時的な余資は、預金等の流動性の高い金融資産に限定して運用し、また、短期的な運転資金を銀行等金融機関からの借入により、大型の設備投資資金の一部については複数の金融機関から相対借入により調達しております。
(5)重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。この連結財務諸表を作成するにあたって、資産、負債、収益及び費用の報告額に影響を及ぼす見積り及び仮定を用いておりますが、これらの見積り及び仮定に基づく数値は実際の結果と異なる可能性があります。
連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載しております。