有価証券報告書-第76期(2023/04/01-2024/03/31)
18.法人所得税
(1)法人所得税費用
① 法人所得税費用
(注)当期税金費用には、従来は未認識であった税務上の繰越欠損金、税額控除又は過去の期間の一時差異から生じた
便益の額が含まれております。これに伴う前連結会計年度における当期税金費用の減少額は、1,825百万円であり
ます。
② 法定実効税率の調整
日本においては令和5年度税制改正において、グローバル・ミニマム課税に対応する法人税が創設され、それに係る規定(以下「グローバル・ミニマム課税制度」という。)を含めた税制改正法(「所得税法等の一部を改正する法律」(令和5年法律第3号))(以下「改正法人税法」という。)が2023年3月28日に成立しております。改正法人税法では、BEPSのグローバル・ミニマム課税ルールのうち、所得合算ルール(IIR)が導入されており、2024年4月1日以後開始事業年度より、日本に所在する親会社の子会社等の税負担が最低税率(15%)に至るまで、日本に所在する親会社に対して追加で上乗せ課税されることになります。
当社グループにおいては、連結子会社が事業を行っている一部の国で、実際負担税率が15%を下回り、上乗せ課税の対象となる可能性があります。しかし当社グループは、IAS第12号「法人所得税」で定められる一時的な例外措置を適用しており、グローバル・ミニマム課税制度から生じる法人所得税に関する繰延税金資産及び負債を認識しておらず、また、開示金額にも含めておりません。
当連結会計年度に上乗せ課税が適用されると仮定した場合の連結財務諸表に与える影響は軽微であります。
(2)繰延税金資産及び繰延税金負債
① 繰延税金資産及び繰延税金負債
繰延税金資産及び繰延税金負債の発生の主な原因別の内訳及び増減は以下のとおりであります。
② 連結財政状態計算書における繰延税金資産及び繰延税金負債
(3)未認識の繰延税金資産
繰延税金資産を認識していない将来減算一時差異、税務上の繰越欠損金及び繰越税額控除の金額は、以下のとおりであります。
繰延税金資産を認識していない税務上の繰越欠損金の失効日は以下のとおりであります。
(4)繰延税金負債を認識していない、子会社及び関連会社に対する投資に係る一時差異
前連結会計年度及び当連結会計年度において繰延税金負債を認識していない子会社に対する投資に係る将来加算一時差異の合計額は、280,697百万円及び343,165百万円であります。
(1)法人所得税費用
① 法人所得税費用
| (単位:百万円) | ||
| 前連結会計年度 (自 2022年4月1日 至 2023年3月31日) | 当連結会計年度 (自 2023年4月1日 至 2024年3月31日) | |
| 当期税金費用 | ||
| 当期利益にかかる税金費用 | 12,132 | 17,065 |
| 当期税金費用合計 | 12,132 | 17,065 |
| 繰延税金費用 | ||
| 一時差異の発生と解消 | 349 | 1,132 |
| 未認識の繰延税金資産の増減 | △2,913 | - |
| 繰延税金費用合計 | △2,563 | 1,132 |
| 合計 | 9,568 | 18,197 |
(注)当期税金費用には、従来は未認識であった税務上の繰越欠損金、税額控除又は過去の期間の一時差異から生じた
便益の額が含まれております。これに伴う前連結会計年度における当期税金費用の減少額は、1,825百万円であり
ます。
② 法定実効税率の調整
| (単位:%) | ||
| 前連結会計年度 (自 2022年4月1日 至 2023年3月31日) | 当連結会計年度 (自 2023年4月1日 至 2024年3月31日) | |
| 法定実効税率 | 30.62 | 30.62 |
| 持分法投資利益 | △4.23 | △5.19 |
| 税額控除 | △1.74 | △2.19 |
| 受取配当金等永久に益金に算入されない項目 | △0.61 | △0.51 |
| 未認識の繰延税金資産の増減 | △6.77 | 1.27 |
| その他 | △0.76 | △0.34 |
| 平均実際負担税率 | 16.51 | 23.66 |
日本においては令和5年度税制改正において、グローバル・ミニマム課税に対応する法人税が創設され、それに係る規定(以下「グローバル・ミニマム課税制度」という。)を含めた税制改正法(「所得税法等の一部を改正する法律」(令和5年法律第3号))(以下「改正法人税法」という。)が2023年3月28日に成立しております。改正法人税法では、BEPSのグローバル・ミニマム課税ルールのうち、所得合算ルール(IIR)が導入されており、2024年4月1日以後開始事業年度より、日本に所在する親会社の子会社等の税負担が最低税率(15%)に至るまで、日本に所在する親会社に対して追加で上乗せ課税されることになります。
当社グループにおいては、連結子会社が事業を行っている一部の国で、実際負担税率が15%を下回り、上乗せ課税の対象となる可能性があります。しかし当社グループは、IAS第12号「法人所得税」で定められる一時的な例外措置を適用しており、グローバル・ミニマム課税制度から生じる法人所得税に関する繰延税金資産及び負債を認識しておらず、また、開示金額にも含めておりません。
当連結会計年度に上乗せ課税が適用されると仮定した場合の連結財務諸表に与える影響は軽微であります。
(2)繰延税金資産及び繰延税金負債
① 繰延税金資産及び繰延税金負債
繰延税金資産及び繰延税金負債の発生の主な原因別の内訳及び増減は以下のとおりであります。
| (単位:百万円) | ||||
| 前連結会計年度期首 (2022年4月1日) | 純損益で 認識された額 | その他の包括利益で認識された額 | 前連結会計年度 (2023年3月31日) | |
| 繰延税金資産 | ||||
| 退職給付に係る負債 | 1,028 | 26 | △928 | 125 |
| 未払金 | 3,351 | 1,062 | - | 4,414 |
| 未払賞与 | 1,687 | 134 | - | 1,821 |
| 長期未払金 | 149 | 11 | - | 160 |
| 有形固定資産及び無形資産 | 5,073 | △63 | - | 5,010 |
| 連結子会社の繰越欠損金 | 0 | 1,239 | - | 1,240 |
| その他 | 7,724 | 595 | - | 8,320 |
| 繰延税金資産 合計 | 19,016 | 3,005 | △928 | 21,093 |
| 繰延税金負債 | ||||
| 有形固定資産及び無形資産 | △7,405 | 315 | - | △7,089 |
| その他の金融資産 | △13,967 | - | 4,282 | △9,684 |
| 繰延税金負債 合計 | △21,372 | 315 | 4,282 | △16,774 |
| 繰延税金資産及び負債の純額 | △2,356 | 3,321 | 3,354 | 4,318 |
| (単位:百万円) | ||||
| 前連結会計年度 (2023年3月31日) | 純損益で 認識された額 | その他の包括利益で認識された額 | 当連結会計年度 (2024年3月31日) | |
| 繰延税金資産 | ||||
| 退職給付に係る負債 | 125 | △153 | 1,346 | 1,318 |
| 未払金 | 4,414 | 428 | - | 4,842 |
| 未払賞与 | 1,821 | 536 | - | 2,358 |
| 長期未払金 | 160 | △0 | - | 160 |
| 有形固定資産及び無形資産 | 5,010 | 177 | - | 5,187 |
| 連結子会社の繰越欠損金 | 1,240 | △1,133 | - | 106 |
| その他 | 8,320 | △43 | - | 8,276 |
| 繰延税金資産 合計 | 21,093 | △188 | 1,346 | 22,250 |
| 繰延税金負債 | ||||
| 有形固定資産及び無形資産 | △7,089 | △260 | - | △7,350 |
| その他の金融資産 | △9,684 | - | △5,003 | △14,688 |
| 繰延税金負債 合計 | △16,774 | △260 | △5,003 | △22,039 |
| 繰延税金資産及び負債の純額 | 4,318 | △449 | △3,657 | 211 |
② 連結財政状態計算書における繰延税金資産及び繰延税金負債
| (単位:百万円) | ||
| 前連結会計年度 (2023年3月31日) | 当連結会計年度 (2024年3月31日) | |
| 繰延税金資産 | 13,737 | 16,619 |
| 繰延税金負債 | △9,418 | △16,408 |
| 純額 | 4,318 | 211 |
(3)未認識の繰延税金資産
繰延税金資産を認識していない将来減算一時差異、税務上の繰越欠損金及び繰越税額控除の金額は、以下のとおりであります。
| (単位:百万円) | ||
| 前連結会計年度 (2023年3月31日) | 当連結会計年度 (2024年3月31日) | |
| 将来減算一時差異 | 14,050 | 20,932 |
| 繰越欠損金 | 14,159 | 12,746 |
| 繰越税額控除 | 203 | 165 |
| 合計 | 28,413 | 33,845 |
繰延税金資産を認識していない税務上の繰越欠損金の失効日は以下のとおりであります。
| (単位:百万円) | ||
| 前連結会計年度 (2023年3月31日) | 当連結会計年度 (2024年3月31日) | |
| 1年目 | 957 | 1,226 |
| 2年目 | 1,181 | 867 |
| 3年目 | 836 | 672 |
| 4年目 | 649 | 662 |
| 5年超 | 10,533 | 9,317 |
| 合計 | 14,159 | 12,746 |
(4)繰延税金負債を認識していない、子会社及び関連会社に対する投資に係る一時差異
前連結会計年度及び当連結会計年度において繰延税金負債を認識していない子会社に対する投資に係る将来加算一時差異の合計額は、280,697百万円及び343,165百万円であります。