有価証券報告書-第66期(平成25年4月1日-平成26年3月31日)

【提出】
2014/06/27 12:19
【資料】
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【項目】
119項目

研究開発活動

当社グループ(当社及び連結子会社)は、当社研究開発機構を軸として、グループ各社の研究開発部門と連携し、多様化する消費者の嗜好や時代のニーズに合った食品の開発を目的として研究開発に取り組んでおります。
最近の消費者の傾向として、よりこだわりを持った高品質商品等を求めており、これらの商品の開発に力を入れるとともに、近年の健康志向の高まりに対応した商品の開発にも注力しております。
当連結会計年度においては、消費者の食品に対する「安全・安心」への意識がより一層高まる中、当社グループは「安全・安心」を第一に、素材本来のうまさを引き出すことにこだわりを持って商品開発を行ってまいりました。
研究開発活動の主な内容は、次のとおりであります。
水産食品事業は、水産加工により発生する未利用資源の有効利用の一環として、数の子を取り出したニシンも活用できるように、そぼろ状にした「おさかなそぼろ」等、今まで利用されていなかった原料を使い4品を開発し、商品化いたしました。また、コンシューマ向け商品として、秋鮭バジルソースやサバカレー煮等4品を商品化いたしました。
国内即席麺事業は、袋麺では、「マルちゃん正麺」が好調で、新たに「同 うどん」、「同 カレーうどん」、「同 ごまだれ冷し」を商品化いたしました。また、従来からの「同 味噌味」、「同 冷し中華」をリニューアルしブランド力向上を図りました。カップ麺では、「麺づくり」シリーズを、コクアップをキーワードにリニューアルいたしました。
低温食品事業は、家庭で茹でる時間を省いた簡便性食品の市場拡大を目指すことに注力しました。乾麺を茹で戻し、スパゲッティ本来の食感を再現した「ナポリタンスパゲッティ」が好評であったことから、新フレーバーの「ガーリックバターしょうゆ味スパゲッティ」を商品化いたしました。
加工食品事業は、フリーズドライ製品では、コンビニエンスストアを中心に定番化しております、1日に必要な野菜摂取量の1/3を使用した「7種の野菜を食べるスープ」について、「同 鶏だし中華」、「同 担担味」をリニューアルいたしました。米飯類では、レトルト米飯の「ふっくら赤飯」を改良し、同時に賞味期限を8ヶ月に延長し発売いたしました。
なお、当連結会計年度における研究開発費は1,495百万円であります。