有価証券報告書-第98期(平成31年3月26日-令和2年3月25日)

【提出】
2020/06/19 13:12
【資料】
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【項目】
154項目
当連結会計年度の当社グループに関する財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要並びに経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は、以下のとおりであります。
なお、文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。
(1)経営成績
当連結会計年度におけるわが国経済は、米中貿易摩擦の長期化や消費税率引き上げによる消費減退、相次ぐ台風等の自然災害の影響や新型コロナウィルス感染症が世界的な広がりをみせる等、国内景気の下押し要因が相次いで顕在化いたしました。
特に新型コロナウィルス感染拡大については、どの程度の期間で収束に向かうのかはまだ不透明であり、世界的規模での大きな景気後退局面入りの可能性を含んでいます。
このような状況のもとで、当社グループ紡績部門におきましては、主力商品である杢糸がスポーツ衣料へのトレンドの高まりやイージーケア等の機能性素材への流行に押され、当社の売上低迷の大きな要因となりました。杢糸に加え、環境に配慮したオーガニックコットンやボタニカルダイ等の販路拡大に務めておりますが、厳しい状況は続いています。また、タイ販売子会社においては日本向け輸出販売の低迷に加えて、バーツ高の影響を受け、利益面で苦戦となりました。この結果、同部門の売上高は26億98百万円となり、前連結会計年度比5億20百万円(16.2%)の減収となりました。テキスタイル・製品部門におきましては、デザイナーを活用したODM販売やスポーツブランドとの取組みが順調に推移していましたが、暖冬の影響や新型コロナウィルス感染拡大に端を発した店頭での販売不振、オーダーのキャンセル等で足下は厳しい状況が続いており、同部門の売上高は13億78百万円となり、前連結会計年度比3億63百万円(20.9%)の減収となりました。
以上の結果、当連結会計年度の当社グループの業績は、売上高は40億77百万円(前連結会計年度比17.8%減)、営業損失は85百万円(前年同期は営業利益0百万円)、経常損失は78百万円(前年同期は経常利益10百万円)、親会社株主に帰属する当期純損失は2億13百万円(前年同期は親会社株主に帰属する当期純利益0百万円)となりました。
なお、当社グループは、繊維事業およびこれに付帯する事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載を省略しております。
(2)財政状態
(資産)
当連結会計年度末の総資産は、41億57百万円となり、前連結会計年度末に比べ4億81百万円の減少となりました。これは主に、現金及び預金、売上債権の減少等によるものであります。
(負債)
当連結会計年度末の負債は、16億17百万円となり、前連結会計年度末に比べ2億43百万円の減少となりました。これは主に、仕入債務、設備関係支払手形の減少等によるものであります。
(純資産)
当連結会計年度末の純資産は、25億40百万円となり、前連結会計年度末に比べ2億37百万円の減少となりました。これは主に、利益剰余金の減少によるものであります。その結果、自己資本比率は前連結会計年度末に比べ1.2ポイント増加し、60.9%となりました。
(3)キャッシュ・フロー
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ1億42百万円減少し、当連結会計年度末には1億73百万円となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果使用した資金は、7百万円(前連結会計年度は3億20百万円の獲得)となりました。
これは主として、売上債権の減少額(3億59百万円)等による増加とたな卸資産の増加額(99百万円)、仕入債務の減少額(1億93百万円)等による減少によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は、1億41百万円(前連結会計年度は26百万円の使用)となりました。
これは主として、有形固定資産の取得による支出(1億36百万円)、無形固定資産の取得による支出(5百万円)等による減少によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果獲得した資金は、3百万円(前連結会計年度は1億3百万円の使用)となりました。
これは主として、短期借入金の純増額(42百万円)等による増加と、配当金の支払額(39百万円)等による減少によるものであります。
(4)生産、受注及び販売の実績
①生産実績
当社グループは、繊維事業の単一セグメントであり、当連結会計年度の生産実績を事業の種類別に示すと、次のとおりであります。
種別当連結会計年度
(自 2019年3月26日
至 2020年3月25日)
前年同期比(%)
金額(千円)
紡績部門2,616,25593.8
テキスタイル・製品部門1,080,14576.5
合計3,696,40188.0

(注)1.金額は製造原価によっております。
2.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
②受注実績
見込み生産のため、該当事項はありません。
③販売実績
当社グループは、繊維事業の単一セグメントであり、当連結会計年度の販売実績を事業の種類別に示すと、次のとおりであります。
種別当連結会計年度
(自 2019年3月26日
至 2020年3月25日)
前年同期比(%)
金額(千円)
紡績部門2,698,77383.8
テキスタイル・製品部門1,378,51279.1
合計4,077,28682.2

(注)上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
(5)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
①重要な会計方針及び見積り
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたって、必要と思われる見積りは、合理的な基準に基づいて実施しております。
なお、当社グループの連結財務諸表で採用する重要な会計方針は、第5[経理の状況]1[連結財務諸表等](1)[連結財務諸表]「注記事項(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」に記載のとおりであります。
②当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
経営成績の分析
(売上高、営業損失)
当連結会計年度の売上高は、40億77百万円(前連結会計年度比8億83百万円の減少)、また、営業損失は85百万円(前年同期は営業利益0百万円)となりました。主な要因は、紡績部門については、主力商品である杢糸がスポーツ衣料へのトレンドの高まりやイージーケア等の機能性素材への流行に押され、当社の売上低迷の大きな要因となりました。杢糸に加え、環境に配慮したオーガニックコットンやボタニカルダイ等の販路拡大に務めておりますが、厳しい状況は続いています。また、タイ販売子会社においては日本向け輸出販売の低迷に加えて、バーツ高の影響を受け、利益面で苦戦となりました。テキスタイル・製品部門については、デザイナーを活用したODM販売やスポーツブランドとの取組みが順調に推移していましたが、暖冬の影響や新型コロナウィルス感染拡大に端を発した店頭での販売不振、オーダーのキャンセル等で足下は厳しい状況が続いております。
なお、部門別の業績詳細は、「(1)経営成績」に記載のとおりであります。
(経常損失)
当連結会計年度の営業外収益は、前連結会計年度に比べ3百万円減少の14百万円となりました。また、営業外費用は、前連結会計年度に比べ0百万円減少の6百万円となりました。
この結果、当連結会計年度の経常損失は、78百万円(前年同期は経常利益10百万円)となりました。
(親会社株主に帰属する当期純損失)
当連結会計年度の特別利益は、固定資産売却益を計上したことにより2百万円となりました。また、特別損失は、固定資産除売却損等を計上したことにより3百万円となりました。
また、法人税等合計は、1億33百万円(前年同期は13百万円)となりました。
この結果、当連結会計年度の親会社株主に帰属する当期純損失は、2億13百万円(前年同期は親会社株主に帰属する当期純利益0百万円)となりました。
財政状態の分析
当連結会計年度の財政状態の分析につきましては、「(2)財政状態」に記載のとおりであります。
キャッシュ・フローの分析
当連結会計年度のキャッシュ・フローの分析につきましては、「(3)キャッシュ・フロー」に記載のとおりであります。
当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因につきましては、第2[事業の状況]2[事業等のリスク]に記載のとおりであります。
当社グループの資本の財源及び資金の流動性につきましては、以下のとおりであります。
当社グループの運転資金需要のうち主なものは、商品の仕入のほか、製造費用、販売費及び一般管理費等の営業費用であります。また、投資を目的とした資金需要は、設備投資によるものであります。
当社グループは、財務の健全性や資本効率の向上を追求しながら、株主への適性な利益還元を実施するとともに、事業運営上必要な資金の流動性と資金の源泉を安定的に確保することを基本方針としております。
短期運転資金、設備投資につきましては自己資金及び金融機関からの短期借入金での調達によるものであります。
なお、当連結会計年度末における有利子負債の残高は1億90百万円となっております。また、当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は1億73百万円となっております。

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