有価証券報告書-第55期(平成26年4月1日-平成27年3月31日)

【提出】
2015/06/19 10:05
【資料】
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【項目】
111項目

研究開発活動

当社グループは、市場が求める正確で新鮮かつ充実した「知・時空間情報」を継続的に供給するために、事業の根幹である地図データベース製作システムの機能向上に努めております。
また、急速なICT社会の発展に伴う事業環境の変化に適応したサービスの提案や、ITSが目指す「安心」・「安全」・「快適」、さらに「エコ」な車社会の実現に寄与するため、データ配信技術や、高精度・高鮮度地図データベースなどをテーマに研究開発に取り組んでおります。
なお、研究開発活動は、当社の研究開発室、開発本部及び㈱ジオ技術研究所(連結子会社)、㈱ゼンリンデータコム(連結子会社)を中心に推進しております。
当連結会計年度における当社グループの研究開発費合計額は647百万円であります。
主な研究開発活動は、次のとおりであります。
(地図データベース関連事業)
① 3D情報調査技術
測量用GPS、360度カメラ、高精度レーザー計測機器などを搭載した専用車両で収集したデータから、先進運転支援システムや近未来の自動運転車で使われる3D時空間情報を高精度・高鮮度かつ低コストで作成する技術の研究・開発を行っております。
② プローブ情報データベース
自動車の走行軌跡をはじめとするプローブ情報から、道路等の変化情報を検出するとともに、地図データの自動生成及び付加価値情報の取得を可能にする技術について研究・開発を行っております。
③ 次期GISプラットフォーム開発
ユーザーへ「知・時空間情報」および既存地図データを利用するGISアプリケーションを提供するため、拡張性のあるプラットフォームの研究・開発を行っております。
④ 東南アジア・東アジア向け動態管理サービス
東南アジア諸国や東アジアに展開している日系企業や現地企業向けに動態管理ソリューションを展開するため、現地ニーズや仕様の調査、プラットフォーム試作等の研究・開発を行っております。
一般印刷関連事業、その他に係る研究開発活動はありません。