四半期報告書-第68期第3四半期(令和3年10月1日-令和3年12月31日)
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。
(1) 経営成績
当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の拡大・長期化が個人消費や企業活動へ大きく影響し、依然として厳しい状況が続きました。感染対策に万全を期し、経済社会活動を継続していく中で、各種政策の効果や海外経済の改善もあって、景気の持ち直しが期待される一方で、新たな変異株による感染再拡大などにより、不透明な状況が続いています。今後も感染症による影響や供給面での制約、原油や原材料価格の動向による下振れリスクや金融資本市場の変動などの影響を注視する必要があります。世界経済においても、同様に未だ予断を許さない状況にあります。
当社グループを取り巻く環境におきましては、新型コロナウイルス感染症の拡大による消費活動および企業活動の停滞の長期化、それに伴う企業の経費削減の徹底や需要構造の変化による紙媒体の減少、人件費の上昇など、依然として厳しい状況が続いております。一方で、企業や行政機関のデジタルトランスフォーメーション(DX)の推進や非対面型ビジネスモデルの広がり、ワークスタイル変革などによる需要が一層高まりました。加えて各種の経済対策関連施策や新型コロナウイルスのワクチン接種など社会情勢に伴う案件も顕在化しています。
また働き方の多様化によるテレワークの拡大に伴う情報漏えいリスクや標的型攻撃などのサイバー攻撃による脅威が増大するなか、情報セキュリティ対策の重要性が高まりました。
このような状況のなか、当社グループは持続的な成長の実現に向け、従来型のソリューションと最先端のデジタル技術を掛け合わせることで、独自性の高い新たな価値を提供する「デジタルハイブリッド」を軸とした成長戦略を実行し、市場におけるプレゼンスをさらに確固たるものとするとともに、グループ全体の構造改革およびIT基盤の整備、社会課題解決を起点とした新事業の創出に取り組みました。
また事業戦略方針の明確化や選択と集中による経営資源配分の最適化、さらなる収益成長の実現に向け、事業セグメントを「デジタルビジネス事業」「インフォメーション・プロセス事業」「プロダクトソリューション事業」「グローバル事業」の4つに再定義しました。
今後の成長領域の中核として位置付けるデジタルソリューション分野では、AIやパーソナル動画などを活用したコミュニケーション分野に強みを持つlivepass株式会社を連結子会社化し、共通手続きプラットフォーム「AIRPOST(エアポスト)」やハイブリッド配信ソリューション「EngagePlus(エンゲージプラス)」などの強化を図りました。さらに行政のDXを支援するデジタル・ガバメント関連の取り組みへも注力しました。
これらの取り組みにより、経済対策関連の一部縮小やビジネスフォーム(BF)およびその他印刷物などの需要減、グローバル事業における減収、新型コロナウイルス感染症が各事業に与えたマイナス影響などはあったものの、ワクチン接種関連などのデータ・プリント・サービス(DPS)やBPOの拡販、デジタルソリューションおよびペイメントサービスの拡大、イベントや感染症対策に関連するIoTおよびサプライ・開発商品の取り込みに加え、構造改革や生産現場におけるコスト削減の影響などにより、売上高は前年並み、営業利益における収益性は前年をわずかに上回りました。
以上の結果、前年同四半期に比べ売上高は0.6%増の1,611億円、営業利益は1.4%増の64億円となりました。また未使用賃借料や公開買付関連費用の発生などの影響により経常利益は11.3%減の56億円、持分法適用会社だったlivepass社の株式を追加取得したことによる特別利益の計上や前期に計上した製造拠点再編に伴う減損損失がなくなったことなどの影響もあり、親会社株主に帰属する四半期純利益は20.8%増の29億円となりました。
セグメント別の業績を示すと、次のとおりであります。
デジタルビジネス事業 売 上 高 263億円(対前年同四半期 1.7%増)
セグメント利益(営業利益) 15億円(対前年同四半期 24.2%増)
デジタルビジネス事業のうちデジタルソリューションでは、保険業界など金融機関向けサービスの拡販に加え、製造業や通信業界向けの開発案件の取り込みなどが進み、前年から大幅な増収となりました。
ペイメントサービスは、飲料自動販売機や小売店、飲食店などを中心に決済プラットフォーム「シンカクラウド」の利用料収入が拡大したことにより、前年から大幅な増収となりました。
システム運用管理サービスでは、一部案件の契約満了や縮小などの影響により、前年から減収となりました。
IoTでは、医薬品関連の一時的な反動減や店舗での商品管理用ICラベルの発行数減少などがありましたが、新型コロナウイルス感染症関連や物流管理用のICタグの取り込みなどにより、前年から大幅な増収となりました。
カードでは、入退室管理ICカードやセキュリティ関連機器などの拡販はありましたが、新型コロナウイルス感染症による会員カード、ポイントカードの継続的な発行数減少により、前年から減収となりました。
以上の結果、デジタルビジネス事業全体の売上高はわずかに増収となりました。
なお「シンカクラウド」の利用料収入の増加やIoT・カードの生産性向上によるコスト削減などにより、営業利益における収益性は大幅に向上しました。
インフォメーション・プロセス事業
売 上 高 1,091億円(対前年同四半期 2.0%増)
セグメント利益(営業利益) 92億円(対前年同四半期 2.4%増)
インフォメーション・プロセス事業のうちDPSでは、ワクチン接種関連通知物の取り込みや、金融機関・通信販売を中心としたダイレクトメール(DM)需要の回復などがありましたが、電子化に伴う減少や経済対策関連の一部縮小などにより、前年からわずかに減収となりました。
BPOでは、ワクチン接種関連や経済対策関連案件の取り込みに加え、行政機関を中心としたアウトソーシング需要の拡大により、前年から大幅な増収となりました。
BFは、ワクチン接種関連帳票の取り込みや巣ごもり需要拡大に伴う運輸ラベルの増加はあったものの、金融機関を中心とした非対面手続きの促進などによる各種窓口帳票の減少や電子化に伴う数量減などの影響により、前年からわずかに減収となりました。
また各種パンフレットやカタログなど、その他の印刷物も前年から減収となりました。
以上の結果、インフォメーション・プロセス事業全体の売上高は増収となりました。
またIT費用の増加やDPSを中心に経済対策関連の一部縮小の影響などはありましたが、ワクチン接種関連のBPOの拡販やBFを中心とした構造改革による生産性の向上などの影響により、営業利益における収益性は向上しました。
プロダクトソリューション事業
売 上 高 182億円(対前年同四半期 3.6%減)
セグメント利益(営業利益) 0億円(対前年同四半期 54.6%減)
プロダクトソリューション事業では、イベントや感染症対策に関連するサプライ・開発商品の拡販、自治体向け機器の需要取り込みなどがありましたが、情報機器におけるスポット案件の反動減やサプライ・開発商品の低差益案件見直しに伴う売上減の影響などにより、前年から減収となりました。
なおサプライ・開発商品の低差益案件の見直しによる収益性の向上や納入運賃の削減などはありましたが、機器類の売上減少に伴う利益減などにより、営業利益における収益性は低下しました。
グローバル事業 売 上 高 72億円(対前年同四半期 11.7%減)
セグメント利益(営業利益) 0億円(対前年同四半期 96.2%減)
グローバル事業では、新型コロナウイルス感染症の影響や価格競争の激化に加え、タイにおける政府系IDカード案件の期ずれ影響、タイ・香港での金融系カード関連の数量減、デジタル化の進展に伴うシンガポールでのBF・DPS関連の受注減などの影響により、前年から大幅な減収となりました。
なお売上減に伴う利益減などの影響により、営業利益における収益性は大幅に低下しました。
(2) 財政状態
当第3四半期連結会計期間末の財政状態は、前連結会計年度末に比べ資産合計は79億円減の2,166億円、負債合計は90億円減の425億円、純資産合計は10億円増の1,740億円となりました。この結果、自己資本比率は78.9%となりました。
(3) 研究開発活動
当第3四半期連結累計期間の研究開発費の総額は1,297百万円であります。
(1) 経営成績
当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の拡大・長期化が個人消費や企業活動へ大きく影響し、依然として厳しい状況が続きました。感染対策に万全を期し、経済社会活動を継続していく中で、各種政策の効果や海外経済の改善もあって、景気の持ち直しが期待される一方で、新たな変異株による感染再拡大などにより、不透明な状況が続いています。今後も感染症による影響や供給面での制約、原油や原材料価格の動向による下振れリスクや金融資本市場の変動などの影響を注視する必要があります。世界経済においても、同様に未だ予断を許さない状況にあります。
当社グループを取り巻く環境におきましては、新型コロナウイルス感染症の拡大による消費活動および企業活動の停滞の長期化、それに伴う企業の経費削減の徹底や需要構造の変化による紙媒体の減少、人件費の上昇など、依然として厳しい状況が続いております。一方で、企業や行政機関のデジタルトランスフォーメーション(DX)の推進や非対面型ビジネスモデルの広がり、ワークスタイル変革などによる需要が一層高まりました。加えて各種の経済対策関連施策や新型コロナウイルスのワクチン接種など社会情勢に伴う案件も顕在化しています。
また働き方の多様化によるテレワークの拡大に伴う情報漏えいリスクや標的型攻撃などのサイバー攻撃による脅威が増大するなか、情報セキュリティ対策の重要性が高まりました。
このような状況のなか、当社グループは持続的な成長の実現に向け、従来型のソリューションと最先端のデジタル技術を掛け合わせることで、独自性の高い新たな価値を提供する「デジタルハイブリッド」を軸とした成長戦略を実行し、市場におけるプレゼンスをさらに確固たるものとするとともに、グループ全体の構造改革およびIT基盤の整備、社会課題解決を起点とした新事業の創出に取り組みました。
また事業戦略方針の明確化や選択と集中による経営資源配分の最適化、さらなる収益成長の実現に向け、事業セグメントを「デジタルビジネス事業」「インフォメーション・プロセス事業」「プロダクトソリューション事業」「グローバル事業」の4つに再定義しました。
今後の成長領域の中核として位置付けるデジタルソリューション分野では、AIやパーソナル動画などを活用したコミュニケーション分野に強みを持つlivepass株式会社を連結子会社化し、共通手続きプラットフォーム「AIRPOST(エアポスト)」やハイブリッド配信ソリューション「EngagePlus(エンゲージプラス)」などの強化を図りました。さらに行政のDXを支援するデジタル・ガバメント関連の取り組みへも注力しました。
これらの取り組みにより、経済対策関連の一部縮小やビジネスフォーム(BF)およびその他印刷物などの需要減、グローバル事業における減収、新型コロナウイルス感染症が各事業に与えたマイナス影響などはあったものの、ワクチン接種関連などのデータ・プリント・サービス(DPS)やBPOの拡販、デジタルソリューションおよびペイメントサービスの拡大、イベントや感染症対策に関連するIoTおよびサプライ・開発商品の取り込みに加え、構造改革や生産現場におけるコスト削減の影響などにより、売上高は前年並み、営業利益における収益性は前年をわずかに上回りました。
以上の結果、前年同四半期に比べ売上高は0.6%増の1,611億円、営業利益は1.4%増の64億円となりました。また未使用賃借料や公開買付関連費用の発生などの影響により経常利益は11.3%減の56億円、持分法適用会社だったlivepass社の株式を追加取得したことによる特別利益の計上や前期に計上した製造拠点再編に伴う減損損失がなくなったことなどの影響もあり、親会社株主に帰属する四半期純利益は20.8%増の29億円となりました。
セグメント別の業績を示すと、次のとおりであります。
デジタルビジネス事業 売 上 高 263億円(対前年同四半期 1.7%増)
セグメント利益(営業利益) 15億円(対前年同四半期 24.2%増)
デジタルビジネス事業のうちデジタルソリューションでは、保険業界など金融機関向けサービスの拡販に加え、製造業や通信業界向けの開発案件の取り込みなどが進み、前年から大幅な増収となりました。
ペイメントサービスは、飲料自動販売機や小売店、飲食店などを中心に決済プラットフォーム「シンカクラウド」の利用料収入が拡大したことにより、前年から大幅な増収となりました。
システム運用管理サービスでは、一部案件の契約満了や縮小などの影響により、前年から減収となりました。
IoTでは、医薬品関連の一時的な反動減や店舗での商品管理用ICラベルの発行数減少などがありましたが、新型コロナウイルス感染症関連や物流管理用のICタグの取り込みなどにより、前年から大幅な増収となりました。
カードでは、入退室管理ICカードやセキュリティ関連機器などの拡販はありましたが、新型コロナウイルス感染症による会員カード、ポイントカードの継続的な発行数減少により、前年から減収となりました。
以上の結果、デジタルビジネス事業全体の売上高はわずかに増収となりました。
なお「シンカクラウド」の利用料収入の増加やIoT・カードの生産性向上によるコスト削減などにより、営業利益における収益性は大幅に向上しました。
インフォメーション・プロセス事業
売 上 高 1,091億円(対前年同四半期 2.0%増)
セグメント利益(営業利益) 92億円(対前年同四半期 2.4%増)
インフォメーション・プロセス事業のうちDPSでは、ワクチン接種関連通知物の取り込みや、金融機関・通信販売を中心としたダイレクトメール(DM)需要の回復などがありましたが、電子化に伴う減少や経済対策関連の一部縮小などにより、前年からわずかに減収となりました。
BPOでは、ワクチン接種関連や経済対策関連案件の取り込みに加え、行政機関を中心としたアウトソーシング需要の拡大により、前年から大幅な増収となりました。
BFは、ワクチン接種関連帳票の取り込みや巣ごもり需要拡大に伴う運輸ラベルの増加はあったものの、金融機関を中心とした非対面手続きの促進などによる各種窓口帳票の減少や電子化に伴う数量減などの影響により、前年からわずかに減収となりました。
また各種パンフレットやカタログなど、その他の印刷物も前年から減収となりました。
以上の結果、インフォメーション・プロセス事業全体の売上高は増収となりました。
またIT費用の増加やDPSを中心に経済対策関連の一部縮小の影響などはありましたが、ワクチン接種関連のBPOの拡販やBFを中心とした構造改革による生産性の向上などの影響により、営業利益における収益性は向上しました。
プロダクトソリューション事業
売 上 高 182億円(対前年同四半期 3.6%減)
セグメント利益(営業利益) 0億円(対前年同四半期 54.6%減)
プロダクトソリューション事業では、イベントや感染症対策に関連するサプライ・開発商品の拡販、自治体向け機器の需要取り込みなどがありましたが、情報機器におけるスポット案件の反動減やサプライ・開発商品の低差益案件見直しに伴う売上減の影響などにより、前年から減収となりました。
なおサプライ・開発商品の低差益案件の見直しによる収益性の向上や納入運賃の削減などはありましたが、機器類の売上減少に伴う利益減などにより、営業利益における収益性は低下しました。
グローバル事業 売 上 高 72億円(対前年同四半期 11.7%減)
セグメント利益(営業利益) 0億円(対前年同四半期 96.2%減)
グローバル事業では、新型コロナウイルス感染症の影響や価格競争の激化に加え、タイにおける政府系IDカード案件の期ずれ影響、タイ・香港での金融系カード関連の数量減、デジタル化の進展に伴うシンガポールでのBF・DPS関連の受注減などの影響により、前年から大幅な減収となりました。
なお売上減に伴う利益減などの影響により、営業利益における収益性は大幅に低下しました。
(2) 財政状態
当第3四半期連結会計期間末の財政状態は、前連結会計年度末に比べ資産合計は79億円減の2,166億円、負債合計は90億円減の425億円、純資産合計は10億円増の1,740億円となりました。この結果、自己資本比率は78.9%となりました。
(3) 研究開発活動
当第3四半期連結累計期間の研究開発費の総額は1,297百万円であります。