有価証券報告書-第59期(平成25年4月1日-平成26年3月31日)

【提出】
2014/06/27 10:47
【資料】
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【項目】
82項目

対処すべき課題

当社が関連いたします広告業界は回復傾向にあるものの、印刷業界におきましては依然厳しい経営環境が続いております。
当社におきましては、折込広告を主体とする総合印刷会社から各種広告を含めたサービスをお客様にサポートすることで、販売促進におけるすべてを提案できる企業を目指します。そのために折込広告に掲載されている情報を活用し、インターネットやモバイルでの情報提供、キャンペーンやイベントの開催、店内プロモーションや商品に貼付されるシール、ノベルティグッズ、ショッピングバッグ等、全ての販売促進活動をサポートする体制を確立するため製造部門をより強化してまいりました。
今後は更に、営業面におきましては、既存顧客のシェアアップを図る一方、顧客のニーズに応じたあらゆる販売促進活動に繋がる企画の提案を行い、折込広告以外の販売促進物の受注割合を高め、売上品目の平準化を図ってまいります。
企画面におきましては、市場の動向や情報等を密に情報収集しながら営業担当者と連携し、顧客の販売促進活動全般を有益なものにすべく企画の作成を目指してまいります。
製造面におきましては、製造コストの効率化を求め、各製造部門における数値分析や数値管理において、作業時間の短縮やwebを活用した制作処理を進めるとともに、受注に応じた作業方法を他部署との連携、協力により追求し、生産性、作業効率の向上を目指してまいります。
また、これらを実現する上で、顧客が取り扱っている商品知識を有する営業担当、企画力のあるデザイナー、情報関連機器の活用、印刷機械の技術者等、各部門において人材の育成強化が不可欠と考えております。
原材料の仕入につきましては、適正在庫を維持することを目指し、また、現物取引によって仕入の実在性を確保し、倉庫保管料や運送費などの維持管理費用においても考慮した仕入計画を立て、これに基づいたコスト管理に努め、受注に見合ったコストの実現を目指します。
全社的には規範意識の強化として、「企業理念」、「行動指針」を策定しております。
また、全従業員に対するコンプライアンス研修を継続的に行います。
財務基盤の強化につきましては、自己資本の充実を図るために、業績回復によるキャッシュ・フローの安定的な創出、投融資管理の強化、計画的な返済、自己資本強化策などを総合的且つ効果的に行うことで改善を図ってまいります。