有価証券報告書-第102期(平成27年4月1日-平成28年3月31日)

【提出】
2016/06/28 13:52
【資料】
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【項目】
106項目

財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

(1)財政状態の分析
①流動資産
当連結会計年度末における流動資産の残高は、前連結会計年度末に比し2,765百万円減少し、15,824百万円となりました。これは、主に売上債権及び流動資産のその他等が減少したことによるものであります。
②固定資産
当連結会計年度末における固定資産の残高は、前連結会計年度末に比し495百万円増加し、16,899百万円となりました。これは、主に設備投資等による増加等が減価償却額及び投資有価証券等の減少を上回ったことによるものであります。
③流動負債
当連結会計年度末における流動負債の残高は、前連結会計年度末に比し4,650百万円減少し、13,174百万円となりました。これは、主に短期借入金及び流動負債のその他等が減少したことによるものであります。
④固定負債
当連結会計年度末における固定負債の残高は、前連結会計年度末に比し2,021百万円増加し、6,274百万円となりました。これは、主に長期借入金等の増加が退職給付に係る負債の減少を上回ったことによるものであります。
⑤純資産
当連結会計年度末における純資産の残高は、前連結会計年度末に比し359百万円増加し、13,275百万円となりました。これは、主に親会社株主に帰属する当期純利益の増加が支払配当金等による減少を上回ったことによるものであります。
(2)経営成績の分析
①売上高
当連結会計年度における売上高は32,871百万円と、前連結会計年度に比し4,423百万円(前年同期比11.9%減)の減少となりました。これは、主に合成石英粉、電子工業用高純度薬品等の販売が増加したものの、アンモニア系製品、ホルマリン・木材加工用接着剤、TAIC®(ゴム、プラスチック架橋助剤)等の販売の減少及びエンジニアリング事業の工事受注が減少したこと等によるものであります。
②営業利益
当連結会計年度における営業利益は1,112百万円と、前連結会計年度に比し662百万円(前年同期比37.3%減)の減少となりました。これは、主に合成石英粉、電子工業用高純度薬品等の販売が堅調に推移したものの、アンモニア系製品、ホルマリン・木材加工用接着剤、TAIC®(ゴム、プラスチック架橋助剤)、エンジニアリング事業等の販売が減少したこと等によるものであります。
③経常利益
当連結会計年度における経常利益は1,567百万円と、前連結会計年度に比し1,084百万円(前年同期比40.9%減)の減少となりました。これは、主にアンモニア系製品、ホルマリン・木材加工用接着剤、TAIC®(ゴム、プラスチック架橋助剤)、エンジニアリング事業等の販売が減少したこと等により減益となったことに加え、受取配当金等が減少したことによるものであります。
④親会社株主に帰属する当期純利益
当連結会計年度における親会社株主に帰属する当期純利益は895百万円と、前連結会計年度に比し386百万円(前年同期比30.1%減)の減少となりました。これは、主に投資有価証券売却益を特別利益として計上したものの、固定資産処分損を特別損失として計上したこと、また、前連結会計年度に比し営業利益及び経常利益において収益が減少したことによるものであります。
(3)資本の財源及び資金の流動性についての分析
キャッシュ・フローの状況につきましては、第2(事業の状況)1(業績等の概要)(2) キャッシュ・フローの分析に記載のとおりであります。