訂正四半期報告書-第95期第1四半期(平成29年4月1日-平成29年6月30日)

【提出】
2018/06/04 10:14
【資料】
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【項目】
28項目

財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。
(1) 業績の状況
当第1四半期連結累計期間における売上高は前年同期比13億円減の261億円、営業利益は前年同期比4億円増の12億円となりました。営業外では、前期末から当第1四半期末にかけてユーロが円安基調に推移し、為替差損益が改善したことなどから経常利益は12億円(前年同期は4億円の経常損失)、親会社株主に帰属する四半期純利益は9億円(前年同期は6億円の親会社株主に帰属する四半期純損失)となりました。
(無機化学事業)
酸化チタンは、中国で環境規制の強化により減産が相次ぐなど海外メーカーの操業調整の影響を受け世界的に需給バランスが引き締まる中、国内外の販売量は前年同期を上回り、売上高は107億円(前年同期比17億円増)となりました。
機能材料は、電子部品向けを中心に各種製品の販売が総じて好調に推移したことなどから、売上高は30億円(前年同期比3億円増)となりました。
この結果、当事業の売上高は138億円(前年同期比21億円増)、営業利益は22億円(前年同期比10億円増)となりました。
(有機化学事業)
農薬は、国内、アジア、米州での販売が前年同期並みとなる一方で、欧州では、昨年好調であった殺虫剤の減少や流通在庫の影響を受けて除草剤の減少があった他、出荷時期ずれによる影響も重なり、売上高は前年同期を下回りました。
受託製造する医薬原末は、前期から当第1四半期にずれ込んだ出荷により、売上高は増加しました。
この結果、当事業の売上高は116億円(前年同期比33億円減)、営業損失は4億円(前年同期は8千万円の営業利益)となりました。
(その他の事業)
売上高は6億円(前年同期比1億円減)、営業損失は1百万円(前年同期は6千万円の営業利益)となりました。
(2) 財政状態の分析
当第1四半期連結会計期間末における総資産は、前連結会計年度末に比べて46億円減少して1,521億円となりました。流動資産は、40億円減少し1,000億円となりました。これは、受取手形及び売掛金が31億円増加しましたが、たな卸資産が69億円減少したことなどによるものです。固定資産は、前連結会計年度末に比べて6億円減の521億円となりました。これは、有形固定資産が11億円減少したことなどによるものです。
負債については、前連結会計年度末に比べて54億円減少し884億円となりました。これは、長短借入金が44億円、支払手形及び買掛金が18億円それぞれ減少したことなどによるものです。
純資産については、前連結会計年度末に比べて7億円増加し637億円となりました。これは親会社株主に帰属する四半期純利益9億円を計上したことなどによるものです。
(3) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第1四半期連結累計期間において、当社グループの事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(4) 研究開発活動
当第1四半期連結累計期間の研究開発費の総額は2,310百万円であります。
なお、当第1四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。