訂正有価証券報告書-第91期(平成25年4月1日-平成26年3月31日)

【提出】
2018/06/04 9:05
【資料】
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【項目】
136項目

財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析


文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。
(1) 重要な会計方針及び見積り
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたって、重要な会計方針については、「第5 経理の状況 1連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」に記載のとおりであります。
なお、連結決算日における資産及び負債の連結貸借対照表上の金額及び連結会計年度における収益及び費用の連結損益計算書の金額の算定には、将来に関する判断、見積りを行う必要があり、当社グループは過去の実績や状況等を勘案し、合理的に判断しておりますが、今後の環境、条件等の変動により、当社グループの連結財務諸表に影響を及ぼす可能性があります。
(2) 当連結会計年度の経営成績の分析
「1 業績等の概要 (1) 業績」をご参照ください。
(3) 資本の財源及び資金の流動性についての分析
① 資産・負債・純資産の状況
当連結会計年度末の総資産は、前連結会計年度末比119億円の減少の1,645億円となりました。これは、たな卸資産の減少80億円、有形固定資産の減少78億円、繰延税金資産の増加34億円(流動資産・固定資産合計)などによるものであります。
負債については、前連結会計年度末比47億円の減少の1,198億円となりました。これは、長短借入金の減少62億円などによるものであります。
純資産については、利益剰余金の減少82億円、為替換算調整勘定の増加18億円などにより、前連結会計年度末比71億円減少して446億円となりました。
② キャッシュ・フロー
「1 業績等の概要 (2) キャッシュ・フロー」をご参照ください。
③ 財務政策
当社グループは、フェロシルト問題発生に伴い急増した有利子負債を、できるだけ早期に適正水準まで削減することを財務上の重要な課題としておりますが、研究開発投資が高水準で推移する中、短期的に必要な資金需要には適切に対応しつつ、中期的にこの課題に取り組んでいきたいと考えております。
当連結会計年度末の有利子負債残高は、設備投資の抑制と酸化チタン原料鉱石市況の沈静化に伴う運転資金負担の軽減などから、前連結会計年度末と比べ短期借入金(1年内返済予定の長期借入金を含む)が75億円減少し、長期借入金が12億円増加しております。