有価証券報告書-第161期(平成30年4月1日-平成31年3月31日)

【提出】
2019/06/26 14:06
【資料】
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【項目】
144項目

対処すべき課題

文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。
(1)経営方針
当社は「人を大切に、技を大切に」を企業理念として、株主、顧客、従業員、地域社会等のステークホルダーの方々にとって魅力のある価値ある企業であり続けることを経営の基本方針としております。
この方針のもとに、経済のグローバル化を背景に経営環境が大きく変革している中で、経営基盤を更に確実なものにするために、合理的な経営資源の配分を図るなど効率的な経営に努めます。また、多様化するニーズへの迅速な対応と体制の整備、環境問題への取り組みによる社会貢献等により、価値ある企業に向けての施策をすすめます。
(2)経営戦略等
2017年度からスタートしました中期経営計画(2017-2019)は、「持続的安定収益の実現に向けて」という大方針のもと、「重点分野への集中投資」「海外戦略の積極的展開」「経営基盤の強化」の3点を重点施策に掲げ、更に各施策を達成するための以下方策を設定し、鋭意取り組んでおります。
①重点分野への集中投資
・機能品事業の拡張
・次世代製品を取り込んだ新工場建設
・M&Aの推進
②海外戦略の積極的展開
・アジアマーケットへの積極的販売
・東南アジア生産拠点設立の検証と実現
・海外事業所の連携強化
③経営基盤の強化
・国内既存マーケットの巻き返し
・保有資産の有効活用
・人材育成の促進
(3)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等
当社グループは持続的安定収益の実現に向け、以下の表に示す中期経営計画の売上高と営業利益を目標値に掲げ、本業である営業活動の効率性を判断するために営業利益率を経営指標とし、その目標の達成に努めております。
中期経営計画
1年目目標
(2018年3月期)
中期経営計画
2年目目標
(2019年3月期)
中期経営計画
3年目目標
(2020年3月期)
売上高(億円)350360375
営業利益(億円)252829
営業利益率(%)7.17.77.7

(4)経営環境並びに事業上及び財務上の対処すべき課題
今後の見通しにつきましては、原材料価格の高止まりや海外経済の不確実性等により、厳しい事業環境が続くものと予想されます。このような状況のもと、当社グループは中期経営計画(2014-2016)で浮き彫りになった課題である売上拡大に対し、以下解決策と捉え、中期経営計画(2017-2019)において取り組んでおります。
・国内既存事業のシェア維持
・新規顧客開拓
・海外売上高の拡大
・新製品の早期化
・重点開発テーマへの集中投資