有価証券報告書-第164期(令和2年4月1日-令和3年3月31日)
当社グループの経営方針・経営環境及び対処すべき課題等は、次のとおりであります。但し、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。
(1) 経営方針・経営戦略・経営指標等
当社グループの企業ビジョンは、KAYAKU spirit「最良の製品を不断の進歩と良心の結合により社会に提供し続けること」であります。当社グループは、KAYAKU spiritを実現し、すべてのステークホルダーの信頼に応えるため、中期CSR(Corporate Social Responsibility:企業の社会的責任)アクションプランを策定し、CSR経営に取組んでおります。中期CSRアクションプランの継続的な取組みによる経営資本の増大を通じて、企業価値の最大化と持続的な成長を図るとともに、持続可能な社会と環境に貢献してまいります。当社グループは、中期的な事業ビジョン「生命と健康を守り、豊かな暮らしを支える最良の製品・技術・サービスを提供し続ける」を定めており、生命と健康を守る医薬事業及びセイフティシステムズ事業、豊かな暮らしを支える機能化学品事業及びアグロ事業という複数の事業を有しております。効率の良いモノづくりのノウハウや、優秀な人材、堅実な財務力等をグループ全体で共有することが当社グループの価値の源泉となっており、グループ一体的に経営することにより、当社グループの企業価値増大を達成してまいります。
前連結会計年度より3ヵ年中期事業計画“KAYAKU Next Stage”をスタートさせました。新型コロナウイルス感染症や薬価改定、自動車業界の景気低迷の影響もあり、本中期事業計画最終年度である2022年3月期の数値目標の達成は困難な状況ですが、引き続き成長分野への投資や事業基盤の強化に取組み、早期に成長軌道へ回復してまいります。
(2) 経営環境、優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当連結会計年度(2020年4月1日から2021年3月31日まで)の世界経済は、新型コロナウイルス感染症の拡大防止に向けた経済活動の抑制等の影響により、景気は総じて減速傾向にありました。米国及び欧州では景気が急速に悪化したものの、各国の感染防止対策や経済対策等の下支えにより、個人消費や企業収益等に緩やかな持ち直しの動きがみられました。中国では経済活動の再開を受け、景気の回復傾向が続きました。日本経済は個人消費や企業収益等に持ち直しの動きがみられるものの、感染症の収束時期は見通せておらず、先行き不透明な状況が続きました。
機能性材料に関わる化学品産業においては、情報・通信分野における高速通信(5G)デバイス用の高機能材料、自動車の高度電装化による高機能材料・光学部材、印刷産業におけるデジタル印刷用途向けの各種色素材料のニーズが高まっております。また、世界的な省エネ・ 省資源の流れの中で、高強度・軽量化構造材料や化学反応用高性能触媒が求められております。
医薬品産業においては、『国民皆保険制度』の維持と難治疾患に優れた治療効果をもたらす薬を患者さんに届ける『イノベーションの推進』を両立することが求められております。社会保障費・医療費を考慮した医療制度改革とともに医療費の適正化のなかで、ジェネリック医薬品、バイオシミラー市場は大きく成長しております。バイオ医薬品・バイオシミラーは、産業育成の観点から国内製造が期待されております。
自動車産業においては、世界的な新型コロナウイルス感染症の拡大の影響により自動車生産の急激な減速があったものの、中国市場をはじめとして、年度後半からは欧州や米国市場も回復基調となりました。しかしながら、感染症の収束が依然不透明な状況にあり、自動車生産の回復スピードの鈍化がみられました。
各事業では、解決すべき以下の課題に注力し成長を目指してまいります。
<機能化学品事業>本事業では、情報・通信分野における高速通信(5G)の普及や自動車の高度電装化に向けた基板用高機能樹脂、炭素繊維強化プラスチック用エポキシ樹脂、半導体用クリーナー、産業用インクジェット用インク、イメージセンサー用材料、調光ガラス用二色性色素、省エネ・省資源に貢献するアクリル酸やメタクリル酸製造用高収率触媒、水素社会の実現に貢献する太陽光を利用した完全グリーンな水素製造用触媒、車載領域で求められるヘッドアップディスプレイ用高耐久偏光板、高出力のX線分析装置部材といった特徴ある製品の開発に取組んでまいります。
<医薬事業>本事業では、バイオ医薬品の新薬「ポートラーザ®」の市場浸透を図ってまいります。加えて、抗体バイオシミラーの「トラスツズマブBS」、「インフリキシマブBS」の更なる市場浸透、特徴あるジェネリック医薬品を含めたがん関連領域での製品ラインアップの拡充を重点課題として取組んでまいります。
<セイフティシステムズ事業>本事業では、エアバッグ用インフレータやシートベルトプリテンショナー用マイクロガスジェネレータ、スクイブ、歩行者保護ボンネット跳ね上げ装置用アクチュエータ等の新製品開発に努めてまいります。また、自動運転技術の急速な進化に対応した安全部品の開発にも注力してまいります。
<その他>アグロ事業では、製剤技術を活かした農薬を提供することで、事業を成長させてまいります。
当社グループは、持続的にすべてのステークホルダーにとって存在感をもって役に立ち、幸せや嬉しさを提供できる企業グループであり続けたいと考えております。そのため、各部門で「ありたい姿」を設定し、そのゴールに向けたシナリオを実現することによって、企業価値の最大化を達成してまいります。近年、当社グループの業績は、特に利益面で厳しい状況が続いております。先に述べた外部環境の影響に加え、競争の激化や代替技術の出現により、一部の製品が競争力を失いつつあることも事実です。一方、わたしたちは機能化学品・医療・モビリティという今後の成長が期待される分野に事業基盤を持ち、将来に向けた複数の開発テーマに取組むとともに、強固な財務基盤を有しております。「ありたい姿」を目指して、成長領域への投資をしっかりと行い、新製品を創出するとともに、コストダウンなど競争力を高めるための施策を推進してまいります。また、市場や技術が急速に変化する中、既存領域での成長に加え、当社事業とシナジーのあるM&Aや製品導入も今まで以上に積極的に実行してまいります。
(1) 経営方針・経営戦略・経営指標等
当社グループの企業ビジョンは、KAYAKU spirit「最良の製品を不断の進歩と良心の結合により社会に提供し続けること」であります。当社グループは、KAYAKU spiritを実現し、すべてのステークホルダーの信頼に応えるため、中期CSR(Corporate Social Responsibility:企業の社会的責任)アクションプランを策定し、CSR経営に取組んでおります。中期CSRアクションプランの継続的な取組みによる経営資本の増大を通じて、企業価値の最大化と持続的な成長を図るとともに、持続可能な社会と環境に貢献してまいります。当社グループは、中期的な事業ビジョン「生命と健康を守り、豊かな暮らしを支える最良の製品・技術・サービスを提供し続ける」を定めており、生命と健康を守る医薬事業及びセイフティシステムズ事業、豊かな暮らしを支える機能化学品事業及びアグロ事業という複数の事業を有しております。効率の良いモノづくりのノウハウや、優秀な人材、堅実な財務力等をグループ全体で共有することが当社グループの価値の源泉となっており、グループ一体的に経営することにより、当社グループの企業価値増大を達成してまいります。
前連結会計年度より3ヵ年中期事業計画“KAYAKU Next Stage”をスタートさせました。新型コロナウイルス感染症や薬価改定、自動車業界の景気低迷の影響もあり、本中期事業計画最終年度である2022年3月期の数値目標の達成は困難な状況ですが、引き続き成長分野への投資や事業基盤の強化に取組み、早期に成長軌道へ回復してまいります。
(2) 経営環境、優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当連結会計年度(2020年4月1日から2021年3月31日まで)の世界経済は、新型コロナウイルス感染症の拡大防止に向けた経済活動の抑制等の影響により、景気は総じて減速傾向にありました。米国及び欧州では景気が急速に悪化したものの、各国の感染防止対策や経済対策等の下支えにより、個人消費や企業収益等に緩やかな持ち直しの動きがみられました。中国では経済活動の再開を受け、景気の回復傾向が続きました。日本経済は個人消費や企業収益等に持ち直しの動きがみられるものの、感染症の収束時期は見通せておらず、先行き不透明な状況が続きました。
機能性材料に関わる化学品産業においては、情報・通信分野における高速通信(5G)デバイス用の高機能材料、自動車の高度電装化による高機能材料・光学部材、印刷産業におけるデジタル印刷用途向けの各種色素材料のニーズが高まっております。また、世界的な省エネ・ 省資源の流れの中で、高強度・軽量化構造材料や化学反応用高性能触媒が求められております。
医薬品産業においては、『国民皆保険制度』の維持と難治疾患に優れた治療効果をもたらす薬を患者さんに届ける『イノベーションの推進』を両立することが求められております。社会保障費・医療費を考慮した医療制度改革とともに医療費の適正化のなかで、ジェネリック医薬品、バイオシミラー市場は大きく成長しております。バイオ医薬品・バイオシミラーは、産業育成の観点から国内製造が期待されております。
自動車産業においては、世界的な新型コロナウイルス感染症の拡大の影響により自動車生産の急激な減速があったものの、中国市場をはじめとして、年度後半からは欧州や米国市場も回復基調となりました。しかしながら、感染症の収束が依然不透明な状況にあり、自動車生産の回復スピードの鈍化がみられました。
各事業では、解決すべき以下の課題に注力し成長を目指してまいります。
<機能化学品事業>本事業では、情報・通信分野における高速通信(5G)の普及や自動車の高度電装化に向けた基板用高機能樹脂、炭素繊維強化プラスチック用エポキシ樹脂、半導体用クリーナー、産業用インクジェット用インク、イメージセンサー用材料、調光ガラス用二色性色素、省エネ・省資源に貢献するアクリル酸やメタクリル酸製造用高収率触媒、水素社会の実現に貢献する太陽光を利用した完全グリーンな水素製造用触媒、車載領域で求められるヘッドアップディスプレイ用高耐久偏光板、高出力のX線分析装置部材といった特徴ある製品の開発に取組んでまいります。
<医薬事業>本事業では、バイオ医薬品の新薬「ポートラーザ®」の市場浸透を図ってまいります。加えて、抗体バイオシミラーの「トラスツズマブBS」、「インフリキシマブBS」の更なる市場浸透、特徴あるジェネリック医薬品を含めたがん関連領域での製品ラインアップの拡充を重点課題として取組んでまいります。
<セイフティシステムズ事業>本事業では、エアバッグ用インフレータやシートベルトプリテンショナー用マイクロガスジェネレータ、スクイブ、歩行者保護ボンネット跳ね上げ装置用アクチュエータ等の新製品開発に努めてまいります。また、自動運転技術の急速な進化に対応した安全部品の開発にも注力してまいります。
<その他>アグロ事業では、製剤技術を活かした農薬を提供することで、事業を成長させてまいります。
当社グループは、持続的にすべてのステークホルダーにとって存在感をもって役に立ち、幸せや嬉しさを提供できる企業グループであり続けたいと考えております。そのため、各部門で「ありたい姿」を設定し、そのゴールに向けたシナリオを実現することによって、企業価値の最大化を達成してまいります。近年、当社グループの業績は、特に利益面で厳しい状況が続いております。先に述べた外部環境の影響に加え、競争の激化や代替技術の出現により、一部の製品が競争力を失いつつあることも事実です。一方、わたしたちは機能化学品・医療・モビリティという今後の成長が期待される分野に事業基盤を持ち、将来に向けた複数の開発テーマに取組むとともに、強固な財務基盤を有しております。「ありたい姿」を目指して、成長領域への投資をしっかりと行い、新製品を創出するとともに、コストダウンなど競争力を高めるための施策を推進してまいります。また、市場や技術が急速に変化する中、既存領域での成長に加え、当社事業とシナジーのあるM&Aや製品導入も今まで以上に積極的に実行してまいります。